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たまる会 秋月校区の巻
2015 年 9 月 30 日
午後 1 時より
元上秋月小学校跡に集合し、秋月地区で色々な分野で活動してある方々より秋
月地区の歴史、現在の活動についてお話を伺いました
そのまとめです。
○「朝倉市商工観光課係長隈部敏明氏」より
2 月 14 日予防接種の日(バレンタインデー)決定の経過説明を受ける
(本当は日本の予防接種歴史の話です)。
医師緒方俊朔、庄屋天野甚左衛門、
黒田秋月藩主
三者の繋がりが実を結び
人痘接種に成功したこと、その下地が有ったので、日本で牛痘接種が急速に広
まった。記念碑 2 塔(疱瘡塔、天野甚左右衞門顕彰碑・・写真参照)
○「秋月郷土館
館長鳥巣京一 氏」より
現在建築中の美術館の概要、従来の郷土館との違いの説明を受ける。新しい建
物はテーマに応じて、皆さんに見て貰うことが出来るように設計している。
鳥巣館長より美術館のあり方について、明解にかつ情熱的に説明して貰った。
特に小学生、中学生を歴史授業のコマとして、甘木歴史資料館、新しい美術館
を使って、郷土の歴史を知って欲しいと熱っぽく語られました。
○「秋月郷土館友の会
会長江頭安彦氏」より
友の会活動は郷土館の経済的支援を目的に設立した、開館時、財政は順調だっ
たが、段々と来館者が減少し当初の2%以下となり、それではいけないとのこ
とで、以下の対策を実施した。
1 現地専任館長の設置を朝倉市に要望
2 秋月の歴史に関する、講演会(例、葉室麟氏等)、ミニ講座を数多く開催
3 秋月在住に限らず友の会員の募集を行った。年会費 3000 円だが、
現在120名気持ちよく参加して貰っている。
4 桜ボランティアの募集、年 6 回の手入れ作業に 25 名が登録しているが、
有線放送で呼びかけると、「私も手伝うよ」と多くの方が参加される。
5 駐車場トイレ
秋月のトイレは日本一汚いとの悪評が立ったので、
これはいけないと 5 名トイレボランティを募集したところ、25 名の応募が
有り、現在観光シーズンは 1 日 2 回以上掃除をして、現在日本一美しいとの
評判を得ている。
朝倉市も遅ればせながらトイレ機器についても若干の援助をするようにな
った。
○筑前町秋月和紙処
店主
井上賢治氏より
昔は多くの和紙屋さんが紙すきをして居たが、現在は 1 軒で頑張っている。和
紙を使った玩具とか他の方とコラボしながら、新しい和紙作品を創作している。
コウゾを煮る大釜で説明を聞きながら、後ろを見ると、石垣で周りを囲った黄金
の田んぼ、清らかな小川を包む土手の石垣、田んぼの石垣は大きな石が組み込
まれて不揃いな無骨な組み方。井上さんの説明を聞くとこのあたりの田んぼは
武家屋敷跡で、大きな石は飾りとのこと、小雨模様の天気でしたが素晴らしい
心落ち着く風景でした、是非このあぜ道を歩いて下さい。
最終は秋月食堂で感想を述べ合い、楽しい時を過ごしました。
秋月地区 町おこし印象
1 自分達の力で行動する
2 郷土の歴史を知り、活用する
3 地域の日頃の手入れが観光資源だ
○ 次回は甘木地区、最終は朝倉地区を予定して居ます。
文責
一瀬
徹夫