Ⅰ 学校自己評価表「(平成26年度) 学校法人トリストラム学園 プ ー ル 幼 稚 園 1.本園の教育目標 ―今の時を豊かに生きるー =人と出会い 自然と出会い 神様と出会う= 保育方針 1.遊びを中心とした園生活 2.年齢に相応しい経験や活動 3.出会いを大切に 4.子ども達の力を信じて待つ 5.一人ひとりと丁寧に向き合う 2.本年度重点的に取り組む目標・計画 目 標 「愛と文化を伝える園=共に生きる」 3つの柱①文化を伝える(音楽や・絵本の世界・異文化等) ②支援の必要な子ども達と共に ③自然と関わる喜び・不思議さ 目標の設定理由 本園は「私があなたを愛したように あなたがたも互いに愛しあいなさい」というキリスト教の根 本でもある“愛”という概念を中心に園生活を送りたいと願っている。 健常な子ども達も支援の必要な子ども達もあるがままを受け容れて貰う事によって自尊心が育まれ ることを丁寧に向き合う事によって育てたい。 又、子ども達の為に豊かな文化も伝えていきたい。 特別支援教育は、これからも避けては通れない事柄だと感じているので、職員全員のキャリアを培 う事も目標にしたい。 目標の計画 計画の進め方 1.週に一度の職員会議の時に今年度のテーマについての情報交換も併せて実施 2.2週間に一度、特別支援の必要な子ども達の為の会議を実施 指導計画の反省と今後の課題等 3.園内研修は出来る限り時間を見つけて実施した=26年度は7回実施 4.机上の概念ではなく実体験を通してイメージを広げる為に外部宿泊研修を計画・実施(自然 研修) 4.外部研修に参加した場合は次回の職員会議で内容を報告し合う 3.評価項目と取組状況 取組状況 1.外部研修は職員がそれぞれ課題をもって、研修を選び参加 2.園内研修は主に園の教育目標にそって今年度大切にしたい事柄に照準を当て実施 3.新卒の職員のクラスに支援の必要な子ども達が複数名いたので、フォローの先生の充実を 図ったフォローの先生も当園でのキャリアが長いので、フォローの先生方との話し合いを 持つ機会も多くした 4.小規模園であることから、職員・フォローの先生共に、情報を共有する時間がとれた 5.個人記録は担任、園全体の記録は主任が受け持った 項目別 1.文化を伝える *コンサート: 6月11日 ピアノ・クラリネット・声楽のトリオの演奏 10月22日 声楽 12月 3日 ヴァイオリンの演奏 *その他 : 7月 2日 バレエ鑑賞 2月25日 タップダンス鑑賞 2月27日 マーキスカ積み木 月に一度のわらべうた遊び *絵 本 :・毎日必ず子ども達自身が絵本に親しむ時間を持つ ・毎週金曜日は回覧図書の日 ・毎日必ず各クラスで絵本を少なくとも1冊は読んで貰う時間を設けている 2.支援の必要な子ども達と共に 支援を必要としている子ども達、一人ひとりの違いを認めながらケース会議 を多くもった。 職員も外部研修に出来るだけ参加して学ぶ機会を持ったが、専門の先生に来 て頂いて個々の子ども達を観察して頂いた後、サポートの仕方の確認など、 話し合いの時間を多くもった。 特別支援教育についての話し合いは、何時間あっても足りないくらいであっ たが、互いに理解を深め合う事はできた。 3.自然と関わる喜び・楽しさ 園内で植物や野菜の栽培をし収穫すること、収穫の後は収穫物で調理をしてみんなで食べる こと、緑がいっぱいの近くの公園へ散歩に出かけた時の子ども達の表情は生き生きと輝き出 す。 子ども達の表情を見ていると、食材に触れることや自然にふれることが子ども達には欠くこ との出来ない大切な経験のように思える。 特に自然の中に出掛けると子ども達がより自由に遊びを作りだし、保育者も注意を促すよう な言葉かけも不必要で大らかに遊びこむことができた。 自然の中で子ども達は驚きや不思議さにも出会っている。 自己評価 目標に結果が伴った時、保育者にとっては大きな自信となることを覚えて、いつも目標を意識の 中に留めて過ごすことを話し合った。 毎日をひたすらに過ごすのではなく、職員一人ひとりが項目にそったそれぞれの課題を見つける こと、その課題に自分で気付くことも大切ではないか・・・等、 互いに保育者としてスキルアップしたいと願いながら歩むことができたように思っている。 園児はクラス担任だけではなく、職員全員で協力しながら保育することができたことは、子ども 達に安心感を与えたと思っている。 4.情報公開 1.ホームページ 2.園の掲示板(外部用) 3.区の情報紙 4.園内情報は毎月地域の代表の方達に文書でお知らせ 5.総合的な結果・評価 職員の前向きな取り組みと積極的な話し合いは、保育の質を高める事になったのではないかと自負 している。 新卒の職員もフォローの先生や職員全員の協力があり、元気いっぱいのクラスであったが、落ち着 いて楽しく過ごす事が出来たようである。 園の情報も保護者の方達に機会があるごとに具体的に伝え、園の運営に関しても保護者の方達と 折にふれて話し合ってきたので、風通しよく気持ち良く保育ができた。 子ども達に直接体験として豊かな文化を伝える事も継続していきたいと思っている。 6.今後取り組むべき課題 次年度は創立50周年目を迎える特別の年なので、今 の保育によりダイナミックさを取り入れた いと思っている。 自然と関わって遊ぶことはまだ充分になされていないので、より充実した活動を考えていきたい。 外部評価 1.第三者評価 *子ども達が自由に遊んでいるのに驚いた。子ども達が伸び伸びしている *一人ひとりが遊びを見つけて楽しそうに遊んでいることが大人にも心地よい *保育に温かさがある *先生達が楽しんで保育をしていることが伝わる 2.学校関係者評価 *子ども時代に相応しい保育内容である *支援の必要な子ども達を受け容れていることは、大変だとは思うが大事なこと 組織としてこの子ども達をより良い形で支える仕組みがあれば、運営面でも上手くいくのではない か *人を大事にする保育は今後も続けて欲しいと願っている *新制度に関しては慌てなくても良いが、政府は新しい事業にお金を出しているのでそのことも併せ て考えたらいいのではないか *保育の中にキリスト教の理念は大事に今後も歩んでほしい Ⅱ.事業報告 1.法人の概要 名 称 学校法人トリストラム学園 代表者 理事長 大坪 栄子 住 所 大阪市東住吉区矢田3丁目2−18 電 話 06−6698−7700 FAX 06−6698−7290 役 員 理 事 6名 評議員 13名 監 事 2名 役員会 年2回 開催 評議員会 年2回 *両議会とも時に応じて上記以外にも開催 園児数 5月1日現在 3歳児 17名 4歳児 25名 5歳児 20名 3月末 64名(途中入園2名) 職員数 教職員 教諭 4名 職員 1名 園長 1名 補助教諭 4名 年間行事 4月 入園式・始業式 5月 親子遠足 6月 日曜参観 7月 夕涼み会・お泊まり保育・夏期保育 8月 プール開放・夏期保育 9月 敬老の日「お楽しみ会」 10月 運動会・秋の遠足・さつまいも掘り 11月 収穫感謝祭・子ども祝福式・バザー・田辺大根掘り 12月 クリスマス礼拝と祝会・卒園生のクリスマス会 2月 作品展・お別れ遠足 3月 お別れ会・卒園記念感謝礼拝・卒園式 その他:お誕生日会・子ども達のお料理会・月に一度の自由参観日 2.職員・理事の異動 退任理事1名・退任評議員1名 共に任期満了 就任理事1名・就任評議員1名 職 員 1名退職 1名採用 3.補助金 経常費補助金・特別支援教育補助金(大阪府・大阪市)就園奨励費 4.子ども子育て新システムについて 平成27年度は見送る・早くても平成28年度から移行予定とする 5.子育て支援 *未就園児2歳児クラス「にこにこらんど」 *お母さん講座 *ホームクラス 新規に土曜日のホームクラスを年間20回以上実施 土曜日の自由登園日は廃止 *未就園児園庭開放 月に3度実施(わらべうた遊び・園庭の遊び・製作) *教育相談(随時) 6.メンテナンスに関して *桜の木の根が水道管を持ち上げたことにより、水道管損傷 修繕をする *厨房の の取り換え *給湯機を買い替える *植木のメンテナンス(今年度から契約方法が変更) 7.財務に関して 財政的には少し余裕があるが単年度の運営は厳しい。無駄な経費は控える様に努力 するが、保育現場の経費や職員の学びに関する経費は費用経費とする Ⅲ 収支計算書 1.監査報告書 2.収支計算書 資金収支計算書 平成26年度 平成26年4月 1 日から 平成27年3月31日まで (単位 円) 収入の部 科目 予算 決算 差異 10282100 10284770 △2,670 寄付金収入 200000 92000 108000 補助金収入 29657900 29657900 0 400000 461002 △461,002 事業収入 5161650 5324774 △162,394 雑収入 5376200 5411858 △35,658 前受金収入 1020000 1020000 0 161000 113706 47294 △5,716,200 △6,214,200 498000 前年度繰越支払資金 39842194 39842194 収入の部合計 86384844 85994004 学生生徒等納付金収入 資産運用収入 その他の収入 資金収入調整勘定 390840 (単位 円) 支出の部 科目 予算 決算 差異 37152200 37036388 115812 教育研究経費支出 5371000 5403296 △32,296 管理経費支出 7364000 7497707 △133,707 設備関係支出 300000 83267 216733 資産運用支出 50000 151396 △101,396 その他の支出 111000 111000 0 △4,566,200 △4,566,200 0 次年度繰越支払資金 40602844 40277150 325694 支出の部合計 86384844 85994004 390840 人件費支出 資金支出調整勘定 消費収支計算書 平成26年度 平成26年4月 1 日から 平成27年3月31日まで (単位 円) 消費収入の部 科目 予算 決算 差異 10282100 10284770 △2,670 寄付金 200000 92000 △108,000 補助金 29657900 29657900 0 400000 461002 △461,002 事業収入 5161650 5324774 △162,394 雑収入 5376200 5411858 △35,658 帰属収入合計 51077850 51232304 △154,454 基本金組入額合計 △300,000 △92,664 △207,336 消費収入の部合計 50777850 51139640 △361,790 学校生徒等納付金 資産運用収入 (単位 円) 消費支出の部 科目 予算 決算 差異 37152200 37036388 △162,352 教育研究経費 5371000 5403296 166466 管理経費 7364000 7497707 △2,039 10000 15603 △25 55957200 56021106 5179350 4881466 前年度繰越消費収入超過額 12278307 12278307 翌年度繰越消費収入超過額 7098957 7396841 人件費 資産処分差額 消費支出の部合計 当年度消費支出超過額 3.貸借対照表 貸借対照表 平成27年3月31日 (単位 円) 資産の部 科目 本年度末 前年度末 増減 固定資産 270968954 276793006 △5,824,052 流動資産 45341350 39977194 △5,364,156 316310304 316770200 △459,896 資産の部合計 (単位 円) 負債の部 科目 本年度末 前年度末 増減 流動負債 5897860 1568954 4328906 負債の部合計 5897860 1568954 4328906 基本金の部 科目 本年度末 前年度末 増減 第1号基本金 298015603 297922939 92664 第4号基本金 5000000 5000000 0 303015603 302922939 92664 基本金の部合計 消費収支差額の部 科目 本年度末 前年度末 増減 翌年度繰越消費収入超過額 7396841 12278307 △4,881,466 消費収支差額の部合計 7396841 12278307 △4,881,466 科目 負債の部、基本金の部及び消費収支差額の部合計 本年度末 316310304 前年度末 316770200 増減 △459,896 4.財産目録 財産目録 (平成27年3月31日現在) (単位 円) 1.資産総額 316,310,304 内 (1) 基本財産 147,067,281 (2) 運用財産 169,243,023 2.負債総額 5,897,860 3.正味財産 310,412,444
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