もち米情勢について - JA全農にいがた

No.1
平成27年8月10日
発行:
もち米情勢について
1. 本県の現 状につい て
(1)26 年産生産面積、生産者数
JA委託者の生産面積は 3,560ha(5 年間で 1,200ha 減少)、生産者数は 5,550 人(5 年間
で 2,580 人減少)となっております。
表1:JA委託者の生産面積・生産者の推移
年産
26年産
25年産
24年産
23年産
単位:a、人
22年産
生産面積
355,940
389,845
465,858
498,715
475,930
生産者数
5,550
6,298
7,174
7,714
8,133
一人当たり
生産面積
64
62
65
65
59
※JAに出荷契約がある生産者の面積・人数。集荷リサーチデータより作成。
(2)26 年産検査数量
検査数量は 23,260 トンと、この 5 年間で最大 8,540 トン減少しました。
表2:検査数量の推移
26年産
25年産
24年産
新潟
23,258
25,114
31,798
全国
182,410
191,215
233,062
※農水省公表値より。26年産は平成27年3月31日現在。
23年産
31,512
231,413
単位:t
22年産
28,515
214,773
2. 本県もち 米需要者 について
(1)新潟県は、古くから全国有数の米どころであったことなどから、餅製造メーカーや米菓製
造メーカーが発展し、全国第1位のもち米消費地となっています。
(2)本県もち米需要者の国産もち米購入数量は、40,000 トンを越えるものと推定されます。
3. 本県の課 題につい て
(1)40,000 トン以上の需要があるなか、直近の新潟県産もち米の検査数量が 23,260 トンであ
るため、17,000 トン程度は県外産を使用しているものと推定されます。
(2)その理由は、需要者が求めている加工用もち米を十分に供給できていないことにあります。
4. 28年産 以降のも ち米生産 に向けて
(1)需要者ニーズに対応し、新潟県産もち米のシェアを拡大するべく、加工用もち米の生産拡
大にご協力をお願いします。
以 上
(全農新潟県本部
米穀部
米穀販売課)
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