2015 年 6 月 29

2015 年 6 月 30 日
株式会社アイキャスト 第 19 回番組審議委員会 議事録
■日 時:
2015 年 6 月 29 日(月)14:00~15:00
■場 所:
サンシャイン 60
■出席者:
番組審議委員
板谷 駿一 様(委員長)
中島 洋 様(副委員長)
加藤 裕一 様
金子 淳平 様
中島 央 様
野原 佐和子 様
橋本 志穂 様
細貝 淳一 様
山崎 宇充 様
アイキャスト
板東 浩二(代表取締役社長)
沼尻 孝(取締役副社長)
永田 勝美(取締役)
寺嶋 貴樹(取締役サービス本部長)
赤穂谷 匡広(取締役経営企画本部長)
松酒 行仁(経営企画部 書記)
NTTぷらら
小林 智(サービス本部 ビジネス戦略部長)
■議事内容
1.「ひかりTV」サービス概況の報告 ~4K に対する取り組み~
2.番組審議
(1)
『THE LIGHT ~中村修二が灯した光』について
①中村教授に密着したドキュメンタリー番組を撮影することにより、中村教授の素顔
を知ることができ、視聴者、中村教授双方にとって良い、好感度の高い番組だった。
②風景を多く織り交ぜた、4K 映像でしか表現できない、素晴らしい映像番組だと感じ
た。
③番組の内容が難しいということは感じたものの、全体を通して、教育的要素が強く
大変勉強になる良い番組だったと感じた。若い世代がこの番組で影響を受け、将来
科学者になりたいと夢を描くような子供が出てきたら良いと思う。
④今後、このようなクオリティーの高いドキュメンタリー番組をさらに製作し、より
充実した番組構成を目指してほしいと思う。
⑤番組は、テンポが速く、科学的専門用語が多い難しい内容であったため、解説を多
くし、よりわかり易い番組構成となっていたら、なお素晴らしい番組になると感じ
た。また、対象年代ごとに番組構成を作り替え、番組を制作してみるということも
試してみる価値があると感じた。
⑥未来が青色発光ダイオードの発明によりどのように変わっていく可能性があるの
か、具体的に新しい発明品について紹介されていれば、なお視聴者に発明の素晴ら
しさが伝わると感じた。
⑦一部差別的用語ともとられかねない発言が含まれていたため、番組編集にて削除等
対応をすべきであったと思う。
(2)
『美術館のある風景 ~オルセー美術館』について
①絵画鑑賞を楽しむ人はどんな筆感で描かれたのかを見るのが楽しみであり、4K とい
う高精細な映像で絵画を見れば見るほど、より楽しめるようになると感じた。
②オルセー美術館をしっかり映像化した素晴らしい番組構成であって、かつ 4K の素
晴らしさと今後の映像の可能性を感じられる素晴らしい番組だった。
③番組の内容が専門的過ぎず、わかり易い構成となっており、良い紀行番組だと感じた。
④オルセー美術館を 4K で撮影したのは、世界初の貴重な映像だと思う。
⑤4K の高精細映像により、その場所を身近に感じることができ、作品の方向性を
うまく定めることができれば、その映像化された地方の大きな観光 PR になりうる
と感じた。
⑥4K 映像の作品と考えると、絵画主体の番組構成として、より絵画を鑑賞したいと感じた。
⑦30 分番組では、オルセー美術館の良さを視聴者に伝えるには時間が短いと感じた。
VOD にした場合に、多種な視聴者に対応できるよう 120 分バージョンなど、別のバ
ージョンがあっても良いと感じた。
⑧4K 映像による紀行番組は、よりその地域を感じることができ、現地に行きたくなる
人が増えると思われる。その場合に、その地域情報を得られるのような番組構成、
あるいはインターネットなどへの誘導で情報を補足できれば、視聴者にとっても、
現地の人々の地方創生などにも役立つと感じた。
⑨タイトルが「美術館のある風景」だったので、オルセー美術館周辺の街並みの紹介
がもっとあってもよかったと思う。タイトルと内容に違和感を感じた。
⑩4K 映像の高精細化により、肉眼で見たときの絵画と映像で見たとき絵画のイメージ
ギャップが余計に気になった。絵画に対し、どこからどのように撮影すべきかとい
う課題は、高精細であるがゆえにより難しくなり、撮影側の配慮がより必要になっ
ていくと感じた。
以
上