平成 24 年度第1回・旭川方面富良野警察署協議会議事概要 1 開催日時 平成 24 年6月 26 日(火) 2 開催場所 旭川方面富良野警察署 午前 11 時 00 分から午後0時 10 分までの間 2階大会議室 3 警察署協議会出席者(11 名) (1) 旭川方面公安委員会(1名) (2) 富良野警察署協議会(6名) (3) 警察署説明員(4名) 4 議事内容 (1) 富良野警察署協議会会長挨拶 これから富良野も観光期に入り忙しくなるが、これに伴い事件・事故も多くなる ると思う。今日は皆さんから、忌憚のない意見をお願いしたい。 (2) (3) 旭川方面公安委員長挨拶 警察署協議会委員の皆様には、警察署に対し適時適切な意見をいただいているが、 地域の安全・安心の為には非常に重要なことと考えている。 本日は委員の皆様の生の声を聞かせていただく貴重な場であり、今後の公安委員 会活動に生かしたいと考えている。 (4) 春期定期異動新任幹部挨拶 警務課長、刑事・生活安全課長が経歴や勤務地などを踏まえた自己紹介を実施。 警察署長業務説明 ア 警察活動の紹介について ・ 春の全国交通安全運動の実施(4/6 ∼ 5/31) ・ 春の地域安全運動の実施(5/11 ∼ 5/20) ・ 旭川信用金庫富良野支店における振り込め詐欺実演訓練(5/15) ・ JR石勝線第1ニウウトンネルにおける列車事故総合訓練(5/28) イ 事件・事故の概要について(H24.6.15 現在) ・ 刑法、特別法の認知件数、検挙件数 主な検挙事案の紹介 ・ 交通事故の発生状況 過去と比較した事故形態の説明(全道的に人身交通事故が増加傾向)。 ・ 不良行為少年の補導状況 ウ 重点対策事項について ・ 安全で安心な街作り 振り込め詐欺防止のための実演訓練の実施、コンビニにおける強盗致傷事件 件などの検挙。 ・ 交通死亡事故の抑止 小・中学校、事業所、老人会などにおける安全教室の開催。 エ 山岳遭難の防止について 道北地方山岳遭難防止対策委員会作成発行の「登山ガイド 2012」を配付し、山 岳遭難防止に関する説明を実施。 (5) 警備係長による十勝岳噴火対策などの説明 ア 十勝岳噴火対策について 十勝岳上空からのカラー写真を使用し、十勝岳噴火に伴う泥流流下範囲(第1 危険区域、第2危険区域)及び総合訓練など防災対策に関する説明を実施。 イ JR列車事故総合訓練について パワーポイントを使用し、5/28 に実施のJR列車事故総合訓練状況についての 説明を実施。 (6) 意見、要望について 【委 員】 山岳ガイドの配付については、非常に有り難い。 登山保険について、子供はこれまで 200 円だったが 1,000 円になるということで、 今後、保険を掛けないで登山をしたり登山をしなくなることも考えられる。 登山は体力増進に良い効果があるので、保険料が上がったことは残念に思う。 【委 員】 振り込め詐欺の信用金庫での実演訓練は、被害防止のためには非常に有効だと思 うので、今後も継続して訓練の実施をお願いしたい。 【署 長】 今後も訓練場所を変えながら継続して実施する予定です。 【委 員】 列車事故訓練の説明を受けた際、トンネル内に入る警察官が着用する特殊装備を 見せてもらったが、背負っているタンクには酸素が入っているのか。 【副署長】 タンクには、酸素ではなく圧縮した空気が入っています。また、現場にはタンク だけではなく、タンク内の空気を使い切った場合を考え圧縮空気を送り込む機械も 合わせて持ち込んでいます。 【委 員】 長いトンネルでの事故・火災などの対策はあるのか。 【副署長】 現在、トンネルがどの様にして造られているのかは分かりませんが、昔は、トンネ ルを造る際に火災などの事故を想定して造られてはいません。 【署 長】 トンネル内で火災が発生した場合、有害な煙が滞留し、呼吸が出来なくなります が、これに対応する有効な設備は設置されておりません。また、その時の風向きに よっても煙の流れが変わることとなるので、風向きにより逃げる方向も変わってく ることが考えられます。 【委 員】 コンビニの強盗致傷事件検挙の説明を受けた際、通常逮捕という話をされたが、 通常逮捕とはどの様な逮捕なのか。 【署 長】 逮捕の種別には、現行犯逮捕、通常逮捕、緊急逮捕の3種類がありますが、簡単 に説明すると、現行犯逮捕は発生間がない状況で犯罪の現場又は近接した場所での 逮捕、通常逮捕は証拠などから被疑者を明らかにし事前に裁判官の令状を得て行う 逮捕、緊急逮捕は被疑者が判明したが直ぐに逮捕する必要があり事前に裁判官の令 状を得る暇がない場合に行う逮捕になります。今回は被疑者が明らかになったこと から事前に裁判官から令状を得て、逮捕状により逮捕したということです。 【委 員】 12 日の夕方、中富良野で沢山のパトカーが集まっているのを見たが、何かあった のか。 【署 長】 交通取締り時における公務執行妨害の被疑者を逮捕した時と思われます。 被疑者を逮捕する際、被疑者の逃走防止などの観点から現場に多数の警察官を投 入することがあります。 5 富良野警察署協議会会長によるまとめ 色々な話を聞いて一番気になるのは十勝岳の噴火であり、自分の住宅も第2警戒区 域内にある。平成元年頃の話であるが、消防から避難指示があった際に泥流が来なか ったので避難をしなかった。大正噴火で泥流が来た時は、市街地に着くまで約 20 分か かったと聞いているが、当時はまだ十勝岳に大木があり、大木のない現在では約5分 で泥流が来ると言われている。 ニニウトンネルでの列車事故の処理についても警察は大変だと思う。警察官が忙し いのは問題であり、忙しくないことが良い。住民一人一人が気を遣うことも大切だと 思う。 6 旭川方面公安委員長講評 昨年は、交通死亡事故が多く発生し、大変であったと思うが、今年も夏場に向かう これからが大事だと思う。警察活動を行っていくには、住民の生の声が聞くことが大 切なので、今後もそうしていただきたい。 会長が話したように、警察が忙しくない状況が理想だと思う。 以 上
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