第22回講演要旨 - 公益財団法人食品農医薬品安全性評価センター

Public Interest Incorporated Foundation
BioSafety Research Center
第 22 回 学 術 講 演 会
講
演 要 旨
2015 年 2 月 20 日(金)
ご
挨
拶
公益財団法人
食品農医薬品安全性評価センター
理事長(センター長) 林
真
公益財団法人食品農医薬品安全性評価センター主催の学術講演会を例
年通り開催させて頂くこととなりました.早いもので,東京での開催も6
度目となり,200名を超える講演会に成長してまいりました.これも,ひ
とえに演者,参加者の皆様方のおかげと考え,深く御礼申し上げるところ
です.今回もレギュラトリーサイエンスを軸に3名の先生方にご講演をお
願いしました.本講演会が,少しでもレギュラトリーサイエンスの発展に
寄与することが出来れば,主催者としてこれ以上の喜びはありません.
今回はHESIサイエンティフィック・アドバイザーであるイカルス・ジ
ャパンの武居綾子先生に「新しいリスクアセスメントの考え方」と題して,
ILSI/HESIが展開してきたRISK21について解説していただきます.RISK21
は合目的性と柔軟性を軸とした新しい考え方であり,今後の方向性を示し
ているものと考えております.
次に,内閣府食品安全委員会委員の佐藤洋先生に「重金属環境汚染物質
の食品健康影響の評価の経験から」と題して,食品安全委員会の有り様も
含めてお話しいただく予定です.わたくしも専門委員としてお手伝いさせ
ていただいておりますが,委員会が出来て10年余がたった今も,リスク評
価の難しさを痛感しております.対象が食品であることも,その重さを増
やしているのでしょうか.
最後の演者は,元国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究セン
ター長の林裕造先生をお招きし「食品等の安全性評価―リスクアセスメン
トとリスクアナリシス―」と題してご講演をお願いしました.「リスクア
セスメントは理屈合わせメントである」との名言を残しておられ,その本
質をお話しいただけるものと思います.リスクを考えるには,そのストー
リーを皆様に理解していただく必要があります.リスクコミュニケーショ
ンにも通じる話題であり,リスクの哲学を勉強できるまたとない機会であ
ると考えております.
ご
挨
拶
公益財団法人食品農医薬品安全性評価センター
理事長(センター長/運営管理者) 林
真
これまでにも申し上げてきましたように,本講演会を官学民が目的を一
つにし,レギュラトリーサイエンスを勉強する場とさせていただければ幸
いです.また,意見交換会では,立場の違いを超えてコミュニケーション
を図っていただければ幸いです.
(講演3で予定されておりました林裕造先生が,急遽,体調不良のために
ご講演をいただく事ができなくなりました.代わりまして,幣センター理
事長 林真が演者を務めさせていただきます.何卒ご理解を賜り,ご了承
のほどお願い申し上げます.)
※ 本日の講演資料は,下記 URL において 3 月 2 日より
ダウンロード可能となる予定です
http://www.anpyo.or.jp/world/
講 演 会 プ ロ グ ラ ム
Ⅰ.学術講演会
於
・開会挨拶
品川 コクヨホール
[ 13:30-13:35 ]
公益財団法人 食品農医薬品安全性評価センター
理事長
・講
演
林
真
[ 13:35-14:35 ]
座 長
田中 亮太
『新しいリスクアセスメントの考え方』
有限会社 イカルス・ジャパン 取締役社長
HESI サイエンティフィック・アドバイザー
武 居
《休
憩》
[ 14:35-15:00 ]
綾 子
先生
講 演 会 プ ロ グ ラ ム
・講
[ 15:00-16:00 ]
演
座 長
宮腰 昶宏
『重金属環境汚染物質の食品健康影響の評価の経験から』
内閣府食品安全委員会委員
佐 藤
・講
洋
[ 16:00-17:00 ]
演
先生
座 長
奈良間 功
『レギュラトリーサイエンスのむずかしさ』
公益財団法人
食品農医薬品安全性評価センター
林
Ⅱ.意見交換会
於
[ 17:20-19:00 ]
コクヨホール内
真
理事長
新しいリスクアセスメントの考え方
武 居
綾 子
有限会社イカルス・ジャパン 取締役社長
HESI サイエンティフィック・アドバイザー
21 世紀に入り,化学物質のリスクアセスメントは大きな変革期を迎え
ています.変革を推進している第一の要因として,既存の毒性評価手法や
アプローチの限界が挙げられます.行政判断における安全性評価は既存の
動物実験データに依存する度合いが強く,膨大な数の未評価既存化学物質
の評価を迅速に進めるには,化学物質のリスクと安全性の予測を向上する
新しい評価手法の開発が必須です.第二の要因は,分子生物学とコンピュ
ータ・サイエンスにおける科学技術の急速な進歩と応用の拡大です.ヒト
細胞系を用いたハイスループット In Vitro 試験,遺伝子解析データ,コン
ピュータを用いた毒性及び暴露予測モデル等,既存手法の限界を解消し,
化学物質のヒトへの影響をより精確,より迅速に評価する可能性を秘めた
新たなアプローチの開発が進められています.そして,第三の要因は実験
動物の使用削減を求める国際的な流れです.欧州における REACH の導入,
米国における TSCA 改正といった既存化学物質の評価・管理を加速する国
際的な行政の動きも変革の追い風となっています.
こういった,化学物質の毒性評価法とリスクアセスメントをめぐる大き
な変革が進行する中,米国ワシントン DC に事務局を置く非営利の科学研
究組織,ILSI Health and Environmental Sciences Institute(HESI)は,2009
年から 5 年間に亘り“Risk Assessment in the 21st Century (RISK21)”という
プロジェクトを実施してきました.このプロジェクトには 120 名を超える
研究者が,12 か国,15 行政研究機関,20 大学,ふたつの非政府機関及び
12 の私企業から参加,
「適用性,精確性を備え,限られたリソースを適正
に活用するアプローチをヒト健康リスクアセスメントに導入する」という
ミッションの下,21 世紀にふさわしい化学物質リスクアセスメントの枠
組み,アプローチを検討しました.プロジェクトは,「総合評価ストラテ
ジー」,「用量反応評価」,「In Vitro から In Vivo への外挿」,「暴露評価」及
び「複合リスク」の分科会に分かれて検討作業を進め,並行してこれらの
分科会にまたがる 2 件のケーススタディーが実施されました.その成果は
論文にまとめられ査読誌への投稿が進められており,既に下記の 3 報が公
表され,HESI のインターネットサイトから無償でダウンロードすること
ができます:
1) Pastoor TP et al., A 21st century roadmap for human health risk
assessment. Critical Reviews in Toxicology. 2014;44(S3): 1-5.
2) Embry MR et al., Risk assessment in the 21st century: Roadmap and
matrix. Critical Reviews in Toxicology, 2014;44(S3): 6-16.
3) Simon TW et al., The use of mode of action information in risk
assessment; Quantitative key event/dose-response framework for modeling
the dose-response for key events. Critical Reviews in Toxicology,
2014;44(S3): 17-43.
この講演では,プロジェクトの成果である RISK21 ロードマップ及びマ
トリックスを適用した新しい化学物質リスクアセスメントのアプローチ
をご紹介します.
Risk? Safety?
Mode of Action
In vivo
In vitro
Toxicity?
QSAR/
TTC
Biomonitoring
Probabilistic
Deterministic
Minimal
Info
Exposure?
Problem
Formulation
RISK21 ロードマップ及びマトリックス
Conclude
重金属環境汚染物質の食品健康影響の評価の経験から
佐 藤
洋
内閣府食品安全委員会委員
食べることは,人にとって不可欠なことであり,そのことによって健康
を脅かされるようなことがあって欲しくないと誰もが願うことであろう.
つまり,食品の安全性が確保されていなければならない.
食べ物の持つ健康に害をおよぼすかもしれない要因を「危害要因」ない
しは「ハザード(hazard)」という.汚染物質や化学物質ばかりでなく,
温度をはじめ食品保存条件や気道異物となり得るもの等もハザードとさ
れる.
食品は多様化し,流通圏も拡大し,生産や加工の過程で用いられる物質
や方法が増加している現在,「リスク分析(Risk Analysis)」と呼ばれる手
法で,食の安全を確保することが国際的なコンセンサスとなっている.リ
スク分析は,リスク評価・リスク管理・リスクコミュニケーションの三要
素からなる.その枠組みにおいて,食品安全委員会(以下食安委)は,食
品健康影響評価を行うリスク評価機関である.食安委は,平成 15(2003)
年 7 月 1 日に内閣府に設置され,約 1700 件以上(平成 27 年 1 月現在)の
リスク評価を行って来た.そのうち,環境汚染物質であるメチル水銀や鉛
のリスク評価をもとに,食の安全について考えてみたい.
水俣病では,原因物質であるメチル水銀が化学工場の廃液に含まれ,生
態系を汚染し食物連鎖を通して人が食する魚介類に蓄積し,それらを多食
した人々が神経症状を発症した.母親の胎内でばく露された出生児にも影
響はみられ,胎児性水俣病と言われる.水俣病やイラクのメチル水銀中毒
禍(メチル水銀で消毒した小麦種子が原因)から,胎児のメチル水銀に対
する感受性は成人より高いことが明らかになり,WHO(1990)は,
「妊娠
中の母親の毛髪水銀濃度*のピーク値が 10-20 ppm で胎児に対するリスク
がある」とした(*メチル水銀ばく露量の指標となる).
自然環境中に存在している水銀の一部はメチル水銀となり,生物濃縮で
大型の肉食魚や海棲哺乳類に蓄積する.通常の食事をしている日本人の毛
髪の水銀濃度として,1-3 ppm 程度,魚介類を多食する集団ではさらに高い.
評価要請を受けた食安委は,妊婦において 1 週当り 2.0 µg/kg 体重(Hg
として)というメチル水銀の耐容摂取量を答申した.根拠は,北海のフェ
ロー諸島とインド洋のセイシェル共和国における出生コホート調査であ
った.それらの調査結果から,妊娠中の母親の毛髪中総水銀濃度が 11 ppm
以下であれば,胎児期ばく露による出生後の発達への影響は認められない
とした.毛髪濃度から血中メチル水銀濃度を推定し,キネティクスモデル
でメチル水銀摂取量を算出し,不確実係数を 4(キネティクスモデルの定
数の個人差)として耐容週間摂取量が算出された.ハイリスクグループは
胎児,耐容摂取量の対象は妊婦(妊娠している可能性のある人も含む)に
限定した.
鉛は産業革命以降の化石燃料の燃焼や有鉛ガソリンの使用による大気
汚染,鉛鉱山や製錬所からの排出,鉛管,蓄電池,ハンダ,含鉛塗料等の
利用によって環境中に拡散した.空気中の粉塵類や飲料水及び器具・容器
包装によって汚染された食品を含む食物の摂取によってばく露される.職
業ばく露による鉛中毒はよく知られており,環境ばく露では,小児の中枢
神経系に対する影響が最も懸念されている.
食安委の化学物質・汚染物質専門調査会の 1 次報告におけるリスク評価
では,小児の血中鉛濃度と知能指数(IQ)等の神経行動学的発達への影響
との関連を調べたコホート研究及び横断的研究に基づき,小児の血中鉛濃
度が 4 µg/dL 以下であれば,有害影響は認められないととりまとめた.胎
児期ばく露と出生後ばく露の影響の違いは明らかでなく,胎児及び小児に
加え妊婦・授乳中の女性(母乳からのばく露を考慮)・妊娠可能な年齢層
の女性をハイリスクグループとした.近年の我が国における小児の血中鉛
濃度は,ほぼ 1 µg/dL 程度であり低いレベルにある.上記以外の一般成人
については,職業ばく露における疫学研究のデータを基に,ベンチマーク
ドース(BMD)法を用いて,神経系への影響の BMD の 95%信頼下限値
(BMDL)を算出し,血中鉛濃度 10 µg/dL 以下であれば有害影響は認めら
れないととりまとめた.
適切なモデルが得られず,血中鉛濃度から耐容摂取量を設定することは
出来ていない.食物以外の飲料水,大気,土壌,室内塵などからのばく露
量データは変動が大きく,食品の寄与についての見解も一致していない.
食品ないしは飲水が主要なばく露源となる環境汚染物質は,その他にも
カドミウムやヒ素,ダイオキシン・PCBs はじめ残留性有機汚染物質
(POPs)等がある.リスク評価にあたっては,毒性情報に加えて自然界
や生態系での動態やばく露の実態についての知見も重要になってくる.
レギュラトリーサイエンスのむずかしさ
林
真
公益財団法人食品農医薬品安全性評価センター
理事長
レギュラトリーサイエンスに関して先ず思い浮かぶのは,ハザード,リ
スク,安全,安心,コミュニケーションなどであろうか.これまで幣セン
ターの学術講演会として,レギュラトリーサイエンスを縦軸に 5 回開催さ
せていただきました.横軸は対象とする物質であったり,法律,ガイドラ
イン等の解説であったり,色々なテーマを取り上げてきました.今回は林
裕造先生が昔述べられた「リスクアセスメントは理屈合せメント」の神髄
をお話し頂く予定でしたが,先生のご体調がそれを許しませんでした.「そ
の理屈を如何にサイエンスで裏打ちするか」,私の好きな言葉になりまし
た.これもレギュラトリーサイエンスにとって,非常に重要な部分と考え
ます.
レギュラトリーサイエンスは文字通りサイエンスです.ただ,自然科学
だけでは不十分で,社会科学,心理学,哲学まで含めた総合科学だと考え
ます.このように複雑な科学大系の上に立つものと考えますが,自然科学
の部分だけでもまだまだ不十分な点があると思います.ハザードの同定に
関しても,種々国際的なガイドラインがあり,それなりに確立しているよ
うに思われがちですが,そこまで成熟しているでしょうか.遺伝毒性で医
薬品に関して ICH S2(R1) についてお話ししたことがあります.そこで問
題になったのが,人に対する安全性を考える場合に「意味のないハザード」
と言う考え方です。人に対する安全性を考えるとき,リスクの概念で考え
るのが適切と考えますが,リスクはハザードと人が現実に受ける曝露量,
勿論そのほかにも多くの要因がありますが,最も重要なものと考えます.
その第一歩であるリスクを考える上で意味のあるハザードでさえ,正確に
同定できるかどうか,方法論としても確立しているでしょうか.もちろん
新しい技術や,考え方,戦略も本日,武居先生がご紹介くださったように
進歩していると信じています.今後さらに,社会科学,人文科学等を取り
込んだ議論が必要であり,皆で考えることを推し進めていく必要があると
考えます.安全だけを考えるのであれば,太古の世界に戻ることが最善の
道かも知れません.「0」リスクはありません.意味の無い安全を強調する
方向に走りすぎれば,化学物質の恩恵を受けることもなく,我が国の産業
を衰退の方向に向かわせることにもなりかねないと思います.曖昧な意味
でのバランスを語るより,サイエンスとしてここまでは許容すべきだ,と
はっきり言えるレギュラトリーサイエンスを構築したいと考えます.
最後に,いつも通り寺田寅彦先生の言葉で締めくくりたいと思います.
『ものごとをこわがらなさ過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしい
が、正当に怖がることはなかなかむつかしいことだと思われた.〇〇の〇
〇〇〇に対するのでも△△の△△△△に対するのでも、やはりそんな気が
する。』
(公財)食品農医薬品安全性評価センター
多岐に渡る遺伝毒性試験から豊富な実績を誇るがん原性試験,充実した
毒性病理部門における評価系の擁立,さらにはメカニズム解析に至るまで,
確かな信頼と技術をベースに皆様の研究開発のパートナーを目指します.
● 各種 GLP 試験:医薬,農薬,化審,安衛等に対応
● 動物実験の外部評価・検証(公益財団法人ヒューマンサイエンス振
興財団)
● がん原性試験:豊富な実績で研究開発をサポート,100 試験以上に
のぼる国内随一の実績
● 遺伝毒性試験:充実した設備と技術力を提供
各種スクリーニング試験からトランスジェニック動物の突然変異試
験まで実施可能
● 多様な投与経路に対応:経口,経皮,経鼻腔,静脈内,皮内,腹腔
内,気管内
● SAS transport file の提供
● CTD(Common Technical Document)への取り組み,ICH による CTD
に関するガイドラインに対応
● 第三者機関による Peer Review
:EPL 社(Experimental Pathology Laboratories)との業務契約
● 最新の飼育設備を備えたバリアシステム
● コンサルティング業務:フォローアップ試験の設計作成,FDA 申請,
農薬抄録作成
受託試験項目
一般毒性試験,発がん性試験
● 単回投与(急性)毒性試験
● 反復投与(亜急性)毒性試験
● 慢性毒性試験
● がん原性(発がん性)試験
● 慢性・発がん性併合試験
● 免疫毒性試験
生殖発生毒性試験
● 妊娠前および妊娠初期投与試験(Seg-I/StudyA)
● 器官形成期投与試験(Seg-II/StudyC)
● 周産期および授乳期投与試験(Seg-III/StudyB)
● 催奇形性試験
● 繁殖試験
● Repro Tox
● 簡易生殖試験
● 発達神経毒性試験
短期特殊毒性試験
● 埋植試験
● 全身毒性試験
● 発熱性試験
● 溶血性試験
● 眼刺激性試験
● 皮膚刺激性試験
● 皮内反応刺激性試験
● 頬袋粘膜刺激性試験
● 抗原性試験
● PLNA
● 皮膚感作性試験
● LLNA
● 皮膚光毒性試験
● 皮膚光感作性試験
● 皮膚累積試験
(試験条件は要相談)
遺伝毒性試験
● 細菌を用いる復帰突然変異試験
● In vitro 遺伝子突然変異試験
● ほ乳類培養細胞を用いる染色体異常試験
● In vitro 小核試験
● 細胞形質転換試験
● 細胞毒性試験(コロニー形成阻害,MTT アッセイ)
● In vivo 不定期 DNA 合成試験
● In vivo コメットアッセイ
● トランスジェニック動物を用いる in vivo 遺伝子突然変異試験
● げっ歯類を用いる小核試験(マニュアル,フローサイトメトリ-)
● コンビネーション試験(コメットアッセイ+小核試験)
環境毒性試験
● 魚類急性毒性試験
● オオミジンコ繁殖試験
● オオミジンコ急性遊泳阻害試験
● Pseudokirchneriella subcapitata 生長阻害試験
コンサルテーション
● 試験計画・設計
● 試験結果の評価,解釈
● 統計処理
● 申請資料作成(ドシエ,SEND 等)
● 翻訳
その他
● 農薬一般薬理試験 ラット・マウス・イヌ・ウサギ・モルモット
● 核型分析
● 軟寒天コロニー形成試験
● 造腫瘍性試験
● In vitro 薬物動態試験
● 薬物代謝酵素誘導試験
● 担がん動物薬効試験
● 利用可能核種 3H, 14C, 32P , 125I, 51Cr, 35S, 45Ca
過 去 の 学 術 講 演 会
●第 17 回 2010 年 2 月 26 日(金)
於 大手町 サンスカイルーム
1.安全性評価における遺伝毒性-ICH S2(R1)の最近の動き-
財団法人 食品農医薬品安全性評価センター
センター長
林
真
2.残留農薬の安全性評価についての現状
日本獣医生命科学大学
教
授
鈴 木 勝 士 先生
3.化学物質のリスクアセスメントからリスクマネージメントまで
経済産業省 製造産業局 化学物質管理課 化学物質安全室
室
長
實 國 慎 一 先生
●第 18 回 2011 年 2 月 18 日(金)
於 大手町 サンスカイルーム
1.医薬品における遺伝毒性不純物の管理と安全性評価
国立医薬品食品衛生研究所 変異遺伝部
室
長
本 間 正 充 先生
2.医薬品の安全性確保の取り組み
厚生労働省 医薬食品局安全対策課
課
長
俵 木 登美子 先生
3.食品のリスクコミュニケーションの難しさ
東京大学
名誉教授
唐 木 英 明 先生
●第 19 回 2012 年 2 月 24 日(金)
於 大手町 サンスカイルーム
1.化学物質対策の展開-わが国及び国際機関の事例-
明治大学 理工学部 応用化学科
教
授
北 野
大 先生
2.食品・医薬品の安全と放射線等の微量含有成分
東北大学大学院 薬学研究科
教
授
山 添
康 先生
3.農薬のリスク評価-代謝物の扱いを中心に-
社団法人 日本植物防疫協会
技術顧問
上 路 雅 子 先生
講 演 会 プ ロ グ ラ ム
●第 20 回
2013 年 2 月 15 日(金)
於
品川 コクヨホール
1.残留農薬の安全性評価の現状と将来
国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター
センター長
西 川 秋 佳 先生
2.パネルディスカッション
リスクコミュニケーションを考える
-残留農薬の安全性を例として-
コーディネーター(司会進行):村尾 信尚
先生,林
真
パネリスト(原則は個人の立場)
・原 田 房 枝 先生(生産者の立場)
ライオン株式会社 研究開発本部
環境・安全性評価センター長
・林
真(毒性学者の立場)
公益財団法人 食品農医薬品安全性評価センター
理事長
・堀 部 敦 子 先生(リスクアセッサーの立場)
内閣府 食品安全委員会事務局 評価課
課長補佐
・板 倉 ゆか子 先生(消費者の立場)
消費生活アナリスト
・入 江 真 理 先生(リスクマネージャーの立場)
農林水産省 消費・安全局 農産安全管理課 農薬対策室
課長補佐
・村 尾 信 尚 先生(マスメディア・社会学者の立場)
NEWS ZERO メーンキャスター
関西学院大学大学院 教授
講 演 会 プ ロ グ ラ ム
●第 21 回 2014 年 2 月 21 日(金)
於 品川 コクヨホール
1.Tox21: A U.S. Federal Collaboration to Improve the Human Hazard
Characterization of Chemicals
Dr. Raymond R. Tice
Chief, Biomolecular Screening Branch
Division of the National Toxicology Program,
National Institute of Environmental Health Sciences
2.ものを作る側からのレギュラトリーサイエンス
武田薬品工業株式会社 医薬研究本部
薬剤安全性研究所
所
長
永 井 博 文 先生
3.HQ(ハザード比)でリスク評価ができるのか?
独立行政法人産業技術総合研究所
フェロー
中 西 準 子 先生
公益財団法人食品農医薬品安全性評価センター
〒437-1213 静岡県磐田市塩新田582-2
TEL 0538-58-1266
FAX 0538-58-1293
http://www.anpyo.or.jp
会 場 の ご 案 内