上手にスポーツドリンクを活用しよう 丸岡中学校ヘルス部 私たちの体の65~70%は水分です。水分は体の中でとても重要な働きをしています。私たちが生き ていく上で、欠くことのできないとても大切なものです。 大量に汗をかく夏場や部活などの運動中には適切な水分補給をしないと、熱中症を引き起こし、命に 危険がおよぶこともあります。 ★ふだんの生活をしたり、少量の汗が出るくらいの時・・・ 水やお茶のこまめな補給をする。 ◎麦茶やほうじ茶など ・・・カフェインをふくんでいないのでおすすめ!! ★部活などで大量に汗をかく場合・・・ 熱中症予防のため、水分+塩分+糖分が必要。 水分 + 塩分 + 糖分 塩分濃度0.1~0.2%が良い。 (ナトリウムにすると40~80mg/100ml) 糖分は5%以下が望ましく、2.5%がベスト。 例えば、栄養成分表示100ml当たり「炭水化物 4g」とあれば、これは、糖分4%に相当する。 みなさんが飲んでいるスポーツドリンクの栄養成分表示を見てみよう! 食事から・・ 水分は汁物をはじめ、ごはんやおかずにもふくまれている ので、3回の食事からかなりの量がとれます。 朝ごはんにはぜひみそ汁やスープなどをとり、ミネラル (塩分など)補給をするとよいですね。 ナトリウムは49mgで40 ~80mgの範囲に入って いるのでよい。 スポーツの時は・・ 運動して大量の汗をかいた時は、こまめに水分補給しま しょう。たくさん汗をかくと塩分も失われている状態なので、 少量の塩分をふくんだ飲み物で補給します。 スポーツドリンクはジュース同様、糖分もたくさん入って いるので飲みすぎることのないようにしましょう。 栄養成分表示(100mlあたり) エネルギー 27kcal タンパク質 脂質 0g 炭水化物 6.7g ナトリウム 49mg カリウム 20mg カルシウム2mg 炭水化物が6.7gというこ とは糖分6.7%ということ になり、糖分が高すぎます。 飲み続けると糖分のとり すぎになる。 このスポーツドリンクをちょうどよいものにするためには・・・ 500mlを水でうすめて1Lにすると、糖度は3.35%で、まずまずですが、塩分濃度は0.05%(ナ トリウム24.5mg/100ml)になってしまうので、かなり薄くなります。そこで、1g~2gの塩を加え れば、0.1~0.2%の塩分濃度になり、ちょうど良い【水分+塩分+糖分】の補給ができます。 マイ スポーツドリンクをつくってみよう 清涼飲料の飲みすぎに注意!! つい飲んでしまいがちなジュースなどの清涼飲料は、糖分 をとりすぎたり、食欲を低下させ、夏バテの原因になりやす いので、水分補給にはむいていません。 (例) 材料 水 1リットル 砂糖 大さじ4 塩 小さじ半分 レモン汁 大さじ2 空のペットボトルや水筒に入れて、砂糖や塩が溶け るまでシェイクします。 ナトリウム・水分の吸収率がとってもよい飲み物にな ります。ただし保存料が入っていないので冷蔵庫など で冷やし、なるべく早く飲みきりましょう。
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