手帳専門委員会 みどり会総会

手帳専門委員会
みどり会総会
愛知製本みどり会通常総会
全製工連・手帳製本専門委員会
全製工連の手帳製本専門委員会(坂崎康宏委員長)が4月 19 日と 20 日の2日間、大阪で開か
れ、最近の市場動向についての情報交換や在阪の組合員企業2社の工場見学が行なわれた。夜
はナニワ情緒たっぷりの懇親会も催され、明日への英気を養った。
初日の 19 日は大阪製本会館で会議が行われ、東京工組6人、愛知工組2人、大阪工組7人
の計 15 人が出席。業界物故者黙祷のあと冒頭のあいさつに立った全製工連の手帳製本担当役
員の田中真文副会長は、
「昨年発行した『製本ビジョン2018』では愛知の伊藤手帳さんを取
材させていただいた。手帳は元気な会社が多いというのが私の印象だ」と述べ、各社各様の奮
闘ぶりにエールを送った。
開催工組の澤田政紀大阪工組理事長による歓迎のあいさつに続いて、同工組の田中尚寛常
務理事を座長としてフリートークと現況報告が行われた。
工場見学
愛知県製本工業組合の青年組織・愛知製本みどり会は5月22日、県製本会館で通常総会
を開き、平成27年度事業計画並びに収支予算などを原案通り承認した。
冒頭、有我明徳会長が「会員が少ない状況(8人)にあるが、会員同士で密接に意見を交わし
ながら、少人数でも充実した事業を進めていきたい」とあいさつ。
続いて来賓の岩﨑達夫愛知県製本工業組合理事長が「少人数でも頑張っていきたいという有
我会長の話を聞いて嬉しく思う。ぜひ精一杯の活動をしてほしい」と激励し、有我会長に平成
27年度補助金を手渡した。
議事では、①平成26年度事業報告②平成26年度会計報告③平成27年度事業計画④平成
27年度予算―について審議、いずれも原案通り承認した。
平成27年度事業計画は、例会で情報交換を行うほか、7月の全国製本誠友会福岡大会へ参
加し、全国の若手製本人と意見を交わす。
翌 20 日には、大阪工組の前理事長の清水常雄氏が社長を務める日本紙興(東大阪市菱江)
と田中手帳(大阪市住之江区、田中尚寛社長)の工場見学が行われた。当日は、伊藤手帳(愛知
県小牧市)
の社員6人も加わって総勢 18 人の参加となった。
最初の見学先となった日本紙興は大阪でも指折りの書籍製本会社として知られ、8ライン
の製本設備のうち2ラインはPUR製本
(ホットメルトと兼用)に対応している。
清水社長のあいさつのあと、坂口清隆常務からPUR製本の見本誌を手にとりながら技術
的解説を聞いたあと現場へ。あいにく、PUR製本の仕事は午後からということで、ホットメ
ルト製本を見学しながらPUR製本の仕組みを聞いた。
昼食をはさんで、午後から田中手帳の2つの工場を見学した。本社を兼ねた第一工場に
は、合理的な配置の製造ラインとともに、同社独自のインデックス加工(特許技術)のためのス
クリーン印刷機があり、見学者らは興味深そうに見入っていた。そのあと数百メートル離れた
第2工場に移動。そこはインデックス専用工場で、7台のマシンによる高生産かつ高品質の加
工が行われており、同社の特長がアピールされた。
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