訴追請求(平成26年訴発第395号)に関連する追加 資料の提出について

訴追請求(平成26年訴発第395号)に関連する追加
資料の提出について
平成27年2月10日
裁判官訴追委員会
御中
訴追請求人の
住所
東京都足立区竹の塚
1-29-11
菅野ビル401
おおにし
(氏名)
(電話)
大西
ひでのぶ
秀宜
印
070-6969-9177
私の為している東京地方裁判所裁判官永谷典雄に関する訴追請求(訴発第
395号,408号など)に加えて,その背景として,裁判所を含む日本
政府関連のあらゆる組織が隠蔽に加担している内容について,
“平成26年(ネ)第5348号 債務不履行(情報開示)請求控訴事件
控訴人 準備書面 その2”
として纏めた。それら一式を資料15として添付し送付するものである。
また訴追請求人は,平成26年東京地裁(ワ)第1282号事件において,
舘内比佐志総括判事が東京地裁民事第31部から,判決日である昨年11
月20日時点において更迭された旨を主張していた。
その後官報において,舘内比佐志総括判事は本年1月1日付において,東
京地裁民事第3部総括判事となったらしき記載を確認した。
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然るにそうすると,舘内比佐志総括判事は,永谷典雄が転入してきた昨年
10月27日より昨年12月31日においてどのような権限を持ってい
たのかが不明となる。
舘内比佐志氏は少なくとも昨年11月20日時点において,東京地裁にお
いて,恐らく民事第31部に在籍し総括判事職にあったのであるから(そ
うでなければやはり事実上の更迭である),永谷典雄が代読せねばならな
かった理由は極めて希薄であり,このことからも,永谷典雄が憲法第76
条3項に規定する裁判官の独立に違反し,自ら判決文を作成した可能性が
極めて高いと,控訴人は主張する。
訴追請求人が官報を詳細にチェックすると,訴追請求人が平成26年11
月28日付訴追請求状にて指摘したとおり,資料6
6418号 P6
11月19日付官報
として,永谷典雄が昨年10月27日付にて民事31部
の総括判事に就任した後,東京地裁における人事異動は,資料16
本年
1月27日付官報6459号に記すとおり,本年1月1日付まで為されて
いないように読み取れる。
本年1月1日に,舘内比佐志総括判事が,民事3部の総括判事に任命され
たほか,東京地裁内部において担当部間の異動があったらしきことが確認
できる。
ちなみに,資料16を紐解くと,以下のような事実も確認できる。
古久保正人氏の異動に関しての記載に焦点を当てると,
-------------
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東京地方裁判所判事
古久保正人
仙台高等裁判所判事に補する
部の事務を総括する者に指名する
東京高等裁判所判事
小川秀樹
東京地方裁判所判事に補する
部の事務を総括する者に指名する(以上一月九日)
-------------
とあり,このように,古久保正人氏が東京地裁の総括判事から仙台高裁の
総括判事に転出し,代わりに小川秀樹氏が東京高裁からやってきて東京地
裁の総括判事になるという,人事上の出入りがあった。
古久保正人氏の異動は,東京と仙台という遠距離にもかかわらず1日で実
施されている。このことから,舘内比佐志総括判事の異動に関し,同じ東
京地裁内部の異動にもかかわらず,昨年10月27日より昨年12月31
日にわたる空白期間があるとすれば,極めておかしい。
ちなみに小川秀樹氏は,1月1日付けの東京高裁の総括判事の指名に関す
る名簿にないので,永谷典雄と同じく,転任に伴い役職のない判事から総
括判事に昇格したことが読み取れる。
また,古久保正人氏が仙台高裁の総括判事になったということは,もとい
た仙台高裁の総括判事がどこかに転出しているのが通常である。
訴追請求人が調べると,資料16において
-------------
仙台高等裁判所判事
佐藤陽一
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新潟家庭裁判所判事に補する
新潟家庭裁判所長を命ずる
(略)(以上一月二日)
-------------
との記載があり,この佐藤陽一氏は,下記の通り1日前である1月1日付
の欄に”部の事務を総括する者に指名する”と記載されている。
-------------
仙台高等裁判所判事
同
佐藤陽一
同
中山顕裕
同
嶋原文雄
中西茂
(略)
部の事務を総括する者に指名する(各通)
(略)(以上一月一日)
-------------
これらを総合すると,上の仙台高裁総括判事の異動の例は,すなわち7日
間の総括判事不在の空白期間があり,新たな総括判事が補充されたことが
読み取れる。
然るに,東京地裁民事31部への永谷典雄の転入に関しては,空白期間も
ないようであり,同一裁判所内に勤務していたと考えられる舘内比佐志総
括判事が,訴追請求人が原告として関わった判決文に署名をしているにも
関わらず,判決文を言い渡していないのは極めておかしい。
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訴追請求者は1回目の訴追請求状を記載した当初から,最高裁判所が下級
裁判所に対する人事に関し,憲法第76条3項に示す裁判官の独立に違反
した人事を為す可能性を訴えてきたが,資料15にて引用している甲第4
4号証には,最高裁事務総局人事局が恣意的な人事を行うことがあり得る
ことを,元裁判官の証言として明記してある。このことから,最高裁事務
総局人事局が憲法第76条3項に違反した恣意的な人事を行うことは,決
して訴追請求者のみが空想上において主張する世迷言などではない。
裁判官訴追委員会殿におかれては,これらの事実も考慮し,どうして平成
26年11月20日に為された東京地裁(ワ)1282号事件判決のとお
り,舘内比佐志総括判事が合議審とするべく判断したほどに慎重に審議せ
ねばならない内容にもかかわらず,事実関係に関する基本的な誤りや誤認
があり,さらには訴訟進行とは異なる判決となった原因について,最高裁
判所自らが憲法第76条3項に示す裁判官の独立に違反している可能性
が想起されるのであるから,真摯に検討いただくよう,訴追請求者は切に
要望する,
付属書類
資料15
平成26年(ネ)第5348号 債務不履行(情報開示)請求
控訴事件
資料16
控訴人 準備書面 その2
及びその付属資料一式
平成27年1月27日付官報6459号 P7~9
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写し
以
上
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