複数画像からブロック玩具モデルを作る!! 分野・用途 三次元再構築、最適化手法、玩具 研究概要 目的 背景 特徴 初心者でも簡単に大きな立体作品を作 れる組立図の作成システムを提案する ブロック玩具は、3次元の 造形を楽しむことができ、 世界中で人気がある。 ブロック変換 モデル 大きな立体作品を作るこ とは難しく、試行錯誤で作 成していた。 2) 最適化処理により、高強度 でブロック数の少ない組立 図を作ることが可能。 組立図 ・ブロック数をなるべく少なくする。 ・強度の高いブロック配置にする。 ・わかりやすい組立図の作成 研究の流れ ・研究環境 全体形状取得 P モデル 1) カメラを用いているので、ど のようなモデルでも復元する ことが可能。 ・ブロック玩具の配置の決定 使用するブロック玩具 ( 7種類 ) Q 変換処理 カメラ ① 周辺のブロックとの合併 ② ブロックを小さいブロックへ分割 ③ ブロックの削除 ターンテーブル 異なる向きの画像を取得 任意の向きに対象物体固定し多視点画像を取得 ・3次元形状復元 ( Shape From Silhouette ) ② 多視点から得たvisual coneを交差させる 𝐸𝑑 : モデル表面からの距離 𝐸𝐻 : 水平方向の接続性 𝐸𝑑 Q 𝑤0‥3 : 𝑤𝑒𝑖𝑔ℎ𝑡𝑠 𝐸 𝑧 = 𝑤0 ∙ 𝐸𝑑 𝑧 + 𝑤1 ∙ 𝐸𝑉 (𝑧)+𝑤2 ∙ 𝐸𝐻 (𝑧)+𝑤3 ∙ 𝐸𝑚 (𝑧) ※立方体の集まりとして復元される ・2つのモデルP,Qの統合 P エネルギー関数 E(z) ③ 交差する共通部分の体積(visual hull)を取得 ③ 𝐸𝑉 : 垂直方向の接続性 𝐸𝑚 : ブロック間のモーメント 𝐸𝐻 𝐸𝑉 結果 1 1 ブロック変換 ・ブロック玩具色へ変換 Ei L bi a 2 v L L*:輝度 a*:赤み・緑み b*:黄み・青み ※背景色は無視する bi a b 2 v bi 2 v b ② 最適化手法を用いて、以下を最小にする ① シルエットとカメラ中心からvisual coneを取得 ② ① ① 𝐸𝑚 赤枠 : 下の層のブロック 青枠 : 現在の層のブロック 枠の内部色 : ブロックの色 2 2 3 i:(1,…,9)色 b:block v:voxel 3 全て1×1の単位ブロック 表面ブロックには色あり 内部ブロックには色なし 研究者からのメッセージ 大量のブロック玩具さえあれば、あなたも簡単に大きな立体作品を作れるよ!! 研究者:横浜国立大学 大学院工学研究院 教授 前川 卓 連絡先:研究推進部 産学連携課 (電話) 045-339-4447 (E-mail)[email protected] 組立図
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