アジアで生まれる新たなCSRの潮流をどう理解するか- 日本企業はどう対応すればよいのか- アジアのCSRと日本のCSR 持続可能な成長のために何をすべきか 【主要内容】 西欧の価値観を押しつけようとするものとして CSRを排除していた中国の転換、BOP(ボト ム・オブ・サ・ピラミッド)ビジネスや社会的企業 が発展途上国の開発問題で注目を浴びる時 代の到来、ミレニアム開発目標の中間評価で 明るみになった世界の実態……。「企業による 公共政策」たるCSRの誕生から10年近くが経 過し、CSRは確固たる潮流となった。 前著「ヨーロッパのCSRと日本のCSR」でE U生まれのCSRをつぶさに解き明かした著者 が、今度は日本とアジアに焦点を当て、CSR の新潮流、そして、多様なアジアのCSRを解 き明かす。持続可能な成長のために何をすべ きか-。 藤井 敏彦著 新谷 大輔著 A5判224頁 定価 2730円(税込) ISBN978-4-8171-9287-5 ≪著者≫ 【主要目次】 第1章 日本のCSR再考:「企業の公共政策」としてのCSR 第2章 アジアのCSR 第3章 日本企業にとってのアジアとCSRの視点 第4章 ソーシャルビジネスとCSR 第5章 アフリカの成長と企業の役割 第6章 CSRを競争力につなげる道筋 第7章 日本のソフトパワーとしてのCSR 藤井敏彦(ふじい としひこ) 在欧日系ビジネス協議会の事務局長を勤め(00~04年)、日本の対EUロビイストの草分けとして活躍。EUステーク ホルダー会合への参加などCSRについても議論の出発点から関与。CSRのほか、欧州の環境規制やビジネス事 情などにつき講演、寄稿多数。主著に『ヨーロッパのCSRと日本のCSR-何が違い何を学ぶのか。』(日科技連出 版社、2005年)、『グローバルCSR調達-サプライチェーンマネジメントと企業の社会的責任』(日科技連出版社、 2006年、共編著)など。現在、経済産業省勤務、独立行政法人経済産業研究所コンサルティングフェロー兼務。 新谷大輔(しんたに だいすけ) (株)三井物産研究所研究員。大学院時代からNGOの可能性に着目。NGOの視点と企業の視点の両者を合わせ たCSR戦略の策定に取り組む。アジアの社会発展に企業とNGO/NPOが及ぼす影響に関心。専門分野は、 NPO/NGO、CSR、ソーシャル・キャピタル論など。同分野に関する論文、寄稿、講演等多数。立教大学大学院21 世紀社会デザイン研究科兼任講師、同大学ESD研究センター研究員、NPO法人社会的責任投資フォーラム運営 委員。主著に、『会社員のためのCSR入門』(第一法規、2008年、共著)など。
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