店 頭 プ ロ モ ー シ ョ ン 防虫剤 V.I.P.陳列コンテスト」で見事、 V.I.P.大賞を獲得したのは、 ヒラキ㈱（兵 庫県神戸市） ディスカウント事業部のヒラ キ岩岡店である。新免善文店長は 「驚きま したが、 とても光栄です」 と喜びを表現す る。陳列したのは今年2月1日から4月30日 M E T H O D KINCHO 目立つ催事スペースで展開 今春、開催された 「第42回 KINCHO C A S E 第42 回 KINCHO 防虫 剤 V.I.P. 陳 列コンテスト V.I.P. 大 賞 ヒラキ㈱ ヒラキ岩岡店 （兵庫県神戸市） までの61日目。店舗を入っ Webチラシで広く告知したことも奏功し、 売上高は対前年同期比70％増と好調に 推移した。 視覚にも安さ、 新商品をアピール ヒラキは靴の製造販売で知られ、徹底 したコストコントロールによる、品質と低価 格を両立させたオリジナル商品で多くの ファンを獲得している。通 てすぐの催事スペースで 信販売を主力にするが、兵 売場をつくり、多くの来店 庫県内ではリアル店舗を 客にアピールした。 計4店展開する。そのうち 「タンスにゴンゴン ク 岩岡店は本部と同じ施設 ローゼット用」 「ゴンゴンア 内にあり、オープンは昭和 ロマ 洋服ダンス用」 など、 1983年。現在、すべての 同シリーズの主力アイテム 生産拠点は海外にあるが、 を、量感を持たせ積み上げ かつてこの場所にあった工 た。上部には「ヒラキ岩岡 場の一角に靴の直売所を 店×金鳥 ゴンゴンさくらま 設けたのが岩岡店の始ま つり」 と記した大型パネル り。その後、消費者の要望 を据え付けたほか、足元に などを受け、靴だけでなく は「ゴンゴンは来年の春ま 日用品や加工食品、 さらに でしっかり防 虫！」という 生鮮食品なども販売する キャッチコピーも添えた。陳 ようになった。 列は幅3m、奥行き1.8m、高さ2mと迫力 オープン前には行列ができるなど地域 があり、期間中の注目度は高かった。同店 から強く支持されているが、一方では徐々 はこれまでもキンチョウのコンテストに参 に競合店が増加する傾向にある。主力の 加したことがあり、上位入賞も数度経験し 靴は、今も圧倒的な競争力を誇るが、日 ている。ただ最高賞の受賞は今回が初め 用品や雑貨、食品をめぐる競争環境は激 化しつつある。 てとあり、喜びもひとしおのようだ。 「昨秋の同コンテストで優秀賞をいただ ヒラキ岩岡店 この中、陳列コンテストに取り組む意義 いた。だが『せっかくチャレンジするのだか を、新免店長は次のように説明する。 「当 ら、次は1番をめざそう』 と皆で高い目標を 社はディスカウンターを志向、価格は地域 設定した」 と新免店長は明かす。陳列の 一番をめざしている。ただ近年はライバル 準備は今年1月からスタート、入念にアイ 店も増え、安い商品をただ陳列するだけ デアを練ったという。実際に売場で陳列 では買ってもらえない。コンテストに参加 に携わったのは、岩岡店の岩瀬敬寛課長 することで、安さや新商品情報をお客さま 代理、竹中敏明フロアー長を中心とする の視覚にも伝えたい」。 メンバー。パートタイマーの女性の意見も 取り入れながら、和気あいあいとした雰囲 左から竹中敏明フロアー長、新免善文店長、厳樫 （いずかし） 充課長代理 岩岡店では今後も、陳列コンテストに 参加する方針だ。春は防虫剤だったが、夏 気で作業を行った。 を出すことを意識した」 と話す。 さらにこの にはより需要の大きい殺虫剤を大きく打 竹中フロアー長は 「とくにボリューム感 陳列は、販促担当の厳樫充課長代理が ち出す。新免店長は 「売場を大幅に拡大 ボリューム感を持たせた陳列で大賞を獲得 するなど力を入れる。できるなら次回も1 番をねらいたい」 と意欲的だ。
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