Page 1 矢崎総業株式会社 108-8333 東京都港区三田 1-4

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┵ 森╠
原町・森林組合と共同で木質ペレ
流通においても、相応の人員を要
ットの製造・流通工程を整備。主
する。つまり、地域に新たな雇用
要施設にバイオアロエースを導入
を生み出すと期待されるわけだ。
して、木質ペレットを核としたエ ﹁社会から必要とされる企業﹂を
ネルギーの地域内循環を実現した。 社是に掲げる矢崎総業ならではの
ソリューションと評価できる。
端材
﹁社会から
必要とされる企業﹂
の
社是を体現
製材所
どを加工して製造するカーボンニ
未利用資源
矢崎総業 環境エネルギー機器本部
環境システム事業部 事業推進部
庄子 努部長
ュートラルな燃料である。発熱量
木質ペレットの原料は、端材や
が比較的大きく、輸送効率もいい。
間伐材など。需要に応えるには森
燃焼を制御しやすいメリットもあ
林資源の活用が必要で、継続的な
ります﹂と、矢崎資源・環境シス
森林保全が不可欠となる。製造や
テム開発センターの頓宮伸二副セ
ンター長は明かす。そこ
で木質ペレットを焚いて
空調を行う﹁バイオアロ
エース﹂を開発した。す
べての熱エネルギーを活
用できる吸収式冷暖房機
の技術を応用した。冬の
みならず、夏においても
この夏には農業ハウス向けとし
て、木質ペレット焚温風機をリリ
ースの予定だ。﹁地元のエネルギー
を使った農産品は、環境時代の市
場に高く評価されるのでは﹂と、
庄子部長。家庭向けボイラーの開
発予定もあり、木質ペレット活用
のすそ野がさら
に拡大しそうだ。
多くの自治体が
梼原町を訪れる
など、地域振興
と環境保全を両
立する取り組み
に関心が高まっ
ている。
〒 108-8333 東京都港区三田 1-4-28
三田国際ビル 17F
http://www.yazaki-group.com
ペレット需要を喚起でき
矢崎総業株式会社 矢崎資源 環境システム開発センター
頓宮伸二副センター長
2
るわけだ。
排出量削減に大
森林はCO
さらに、未利用材を活
きな役割を果たす。日本では、
用するビジネスモデルを、
﹁循環と共生のまちづく
問い合わせ先
木質ペレット焚冷暖房機
「 バ イ オ ア ロ エ ー ス 」
排出量の約3・8%を森林が吸
収するとされる。森林の荒廃が
問題となっている。手入れされ
り﹂を標榜する高知県梼
原町に提案した。﹁当社の
自動車部品製造拠点の所
在する地域の活性化をお
手伝いしたいと考えたか
らです﹂と、矢崎総業環
境エネルギー機器本部の
庄子努部長は振り返る。
高知県の支援を得て、梼
里山の再生
∼教育・環境の場∼
矢崎総業
ない森林では、CO 2吸収力は
もとより、地盤の保水力も失わ
れていく。こうした森林の現状
を変えるためのビジネスモデル
を模索したのが、矢崎総業だ。
注目したのは、木質ペレット
である。﹁木質ペレットは、森林
整備で切り捨てした未利用材な
自然散策・エコツアー
∼森林セラピー∼
環境共生
∼空気・水・生物∼
木質ペレット工場
工場施設
一般施設
木質
ペレット
木質ペレッ
ト焚
バイオアロエース
(冷暖房機)
等
木質ペレッ
ト
ボイラー
木質ペレッ
ト焚
ハウス用温風機
建築
資材
園芸ハウス
燃焼灰
木質ペレットを核に
CO2削減と
地域振興を実現
矢崎総業が目指す木質バイオマス地域循環利用イメージ
主伐・
間伐材
CO2吸収効果の高い森林の荒廃を救う、
新しい取り組みが始まっている。高知県
梼原町で木質ペレット工場を稼働。矢崎
総業は消費機器として、冷暖房機「バイ
オアロエース」を開発した。この取り組
みを地域振興や森林保全を実現するモデ
ルにしたいと、全国の自治体も注目する。
環境プロダクツ
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