2-2 導水施設 2 今後 年間の取組 10 (1)整備の方向性 導水施設は、原水を浄水場に送る重要な施設です。しかし、その運用を停止し、 耐震化や更新のための工事を行うことができず、また、破損等による漏水事故が発 生した場合、浄水場が停止し、断水に直結する施設があります。 このため、こうした導水施設の二重化を図り、地震等の災害や事故時だけでなく、 更新等の工事の際にもバックアップ機能を確保します。 二重化に当たっては、老朽化の進行状況や機能停止時の影響度合いが大きいもの を優先して整備します。 また、代替浄水施設整備や浄水場更新に併せ、導水施設の二重化等の整備を行い ます。 <導水施設の整備(イメージ図)> 導水施設の 二重化 導水施設 浄水場 送水管 10 給水所 〈二重化〉 「第二 朝霞東村山線(仮称)」及び「第二 朝霞引入水路(仮称)」を整備します。 また、「第二 三園導水管(仮称)」の整備に着手します。 「東村山境線(仮称)」及び「上流部浄水場(仮称)関連導水管」を整備します。 < 10 年間の取組> 2 3 4 5 第二 朝霞東村山線(仮称) 第二朝霞東村山線(仮称) 第二 朝霞引入水路(仮称) 第二朝霞引入水路(仮称) 第二 三園導水管(仮称) 第二三園導水管(仮称) 東村山境線 (仮称) 東村山境線(仮称) 上流部浄水場 (仮称)関連導水管 上流部浄水場(仮称)関連導水管 ぜき 上流部(仮称) 5 小作 朝霞 村山・山口 口 池 貯水池 2 3 東村山 1 4 <第二 朝霞東村山線(仮称) (イメージ図)> ぜき せき せき せき 11 境 三郷 三園 金町 <第二 朝霞東村山線(仮称)整備状況(シールドトンネル)> 年間の取組 10 〈代替浄水施設関連〉 1 2 今後 (2)10 年間の取組 2 今後 年間の取組 10 ❶ 第二 朝霞東村山線(仮称) (1)整備による効果 既存の朝霞東村山線停止時においても 三郷 利根川水系と多摩川水系の原水の相互融 通機能を確保するため、「第二 朝霞東村 小作 山線(仮称)」を整備します。 朝霞 における約 170 万人の給水安定性が向上 境 (2)整備規模 東村山浄水場まで ・延 長 約 16km ・口 径 2,000mm 金町 江 戸 川 約170万人 します。 朝霞浄水場から 三園 東村山 これにより、東村山浄水場の給水区域 ・整備区間 荒 川 多 摩 川 【凡 例】 ・・・浄水場 ・・・導水施設 ・・・整備する導水施設 ・・・給水安定性が向上する区域 (3)スケジュール H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 第二 朝霞東村山線(仮称) 施工 ❷ 第二 朝霞引入水路(仮称) (1)整備による効果 既存の朝霞引入水路停止時においても朝 三郷 霞浄水場への導水機能を確保するため、 「第 小作 二 朝霞引入水路(仮称)」を整備します。 朝霞 荒 川 三園 東村山 これにより、朝霞浄水場及び東村山浄 水場の給水区域における約 490 万人の給 金町 境 江 戸 川 約490万人 水安定性が向上します。 多 摩 川 (参考)[朝霞引入水路] ・布設年度 昭和 41 年度 ・延 長 約 0.4km 【凡 例】 ・・・浄水場 ・・・導水施設 ・・・整備する導水施設 ・・・給水安定性が向上する区域 ・口 径 5,000mm (2)スケジュール H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 調査・設計 第二 朝霞引入水路(仮称) 施工 ※本ページ以降の「整備による効果」に示す給水安定性が向上する区域の人口は、東京水道の給水人口 ( 平成 25 年 10 月現在 )、浄水場の 施設能力及び給水所の計画配水量を基に算出したものです。 12 (1)整備による効果 三郷 既存の三園導水管停止時においても三 小作 「第二 三園導水管(仮称)」を整備します。 朝霞 東村山 これにより、三園浄水場の給水区域に おける約 60 万人の給水安定性が向上し 荒 川 三園 約60万人 10 江 金町 戸 川 境 ます。 (参考)[三園導水管] 多 摩 川 ・布設年度 昭和 45 年度 ・延 長 約 6km 【凡 例】 ・・・浄水場 ・・・導水施設 ・・・整備する導水施設 ・・・給水安定性が向上する区域 ・口 径 2,200mm (2)スケジュール H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 調査・設計 第二 三園導水管(仮称) 施工 ❹ 東村山境線(仮称) (1)整備による効果 第一村山線及び 第二村山線 再構築(代替浄水施設整備)する境浄 水場への導水機能を確保するため、「東村 小作 山境線(仮称)」を整備します。 これにより、境浄水場及び東村山浄水 場の給水区域における約 140 万人の給水 三郷 朝霞 東村山 約140万人 荒 川 三園 金町 境 江 戸 川 安定性が向上します。 (2)整備規模 多 摩 川 ・整備区間 第一村山線及び第二村山線 (東大和市多摩湖地内)から 【凡 例】 ・・・浄水場 ・・・代替浄水施設 ・・・導水施設 ・・・整備する導水施設 ・・・給水安定性が向上する区域 境浄水場まで ・延 長 約 11km ・口 径 2,600mm (3)スケジュール H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 東村山境線(仮称) 調査・設計 施工 13 年間の取組 園浄水場への導水機能を確保するため、 2 今後 ❸ 第二 三園導水管(仮称) 2 今後 年間の取組 10 ❺ 上流部浄水場(仮称)関連導水管 (1)整備による効果 小作浄水場更新の代替浄水施設として 整備する上流部浄水場(仮称)への導水機 朝霞 上流部(仮称) 能を確保するため、「上流部浄水場(仮称) 小作 関連導水管」を整備します。 東村山 約50万人 これにより、小作浄水場の給水区域に おける約 50 万人の給水安定性が向上し 境 ます。 (2)スケジュール 上流部浄水場(仮称) 関連導水管※ 【凡 例】 ・・・浄水場 ・・・代替浄水施設 ・・・導水施設 ・・・給水安定性が向上する区域 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 調査・設計 ※上流部浄水場(仮称)の整備スケジュールと整合を図ります。 14 施工 2 今後 年間の取組 10 15
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