エバキュアープラス - 川澄化学工業株式会社

エバキュアープラス
品 番
中空糸
EC - 2A10
EC - 4A10
素 材
エチレン - ビニルアルコール共重合体
内 径
175µm
膜 厚
40µm
有効面積
1.0 ㎡
ハウジング材質
ポリカーボネート
最大 TMP
33.3kPa (250mmHg)
滅菌方法
γ線滅菌
血漿交換用血漿分離器29,100 円
(回路含む)
(平成 26 年厚生労働省告示第62号及び平成 27 年2月27 日付保医発0227第 4号)
J039 血漿交換療法
(1日につき)4,200点
(平成 26 年厚生労働省告示第57号)
※ご使用の前に、必ず添付文書をお読みください。
製造販売元
【本 社】〒108-6109 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB 棟9 階 TEL.03-5769-2600
【札 幌】TEL.011-271-9593 【仙 台】TEL.022-206-1317 【東 京】TEL.03-3763-1157
【北関東】TEL.048-662-7571 【名古屋】TEL.052-771-1011 【大 阪】TEL.06-7659-2154
【岡 山】TEL.086-246-1930 【福 岡】TEL.092-552-5271 【熊 本】TEL.096-370-1820
http://www.kawasumi.jp
「 」「 」は川澄化学工業株式会社の登録商標です。
高度管理医療機器
KJ-ECP-1505-02-FF
医療機器承認番号:22700BZX00010000
エ バ キ ュ ア ー プ ラ スの 除 去
対 象 物 質 と 対 象 疾 患( 推 奨 )
凝固因子を保持したまま血漿交換ができます
FFP の節約、またはアルブミン置換が可能です
エバキュアープラス EC-4A 除去ターゲット
EC-2A
肝性昏睡起因物質、
小 ( 分子量 )
肝性昏睡起因物質
カリウム
19
尿素
60
サイトカイン除去
を目的とした血漿交換に
( 分子量 )
ミオグロビン
17,500
サイトカイン
8,000 ∼ 30,000
クレアチニン
113
アンモニア
17
F ib
340,000
補体
170,000
アルブミン
66,000
IgG
160,000
免疫複合体
EC-4A
大
サイトカインと抗体除去を
LDL-Cho
(35nm)
目的とする疾患、
アルブミンに近い分子量物質の
IgM
900,000
除去を行う疾患に
エバキュアープラス EC-2A 除去ターゲット
適用例(EC-2A)
疾患名
適用例(EC-4A)
除去対象物質
術後肝不全
急性肝不全
肝性昏睡物質
サイトカイン
疾患名
除去対象物質
分子量
IgG除去が有効な自己免疫疾患
例)重症筋無力症 / 天疱瘡(類天疱瘡)など
IgG
サイトカイン
約160,000
約8,000 ∼ 30,000
中毒性表皮壊死症
(スティーブンス・ジョンソン症候群を含む)
可溶性Fas-L
サイトカイン
分子量
約26,000
(三量体)
約8,000 ∼ 30,000
再発性巣状糸球体硬化症
Circulating Factors
約30,000 ∼ 50,000
薬物中毒
中毒原因物質
約66,000 以下
分子量
約 500 ∼ 50,000
約 8,000 ∼ 30,000
劇症肝炎
薬物中毒
中毒原因物質
約66,000以下
フ ロ ー 図
選択的血漿交換+灌流液
選択的血漿交換(Selective PE)
※図は施行方法の一例です。
灌流液
補充液
(電解質輸液)
※図は施行方法の一例です。
置換液
置換液
(FFP、アルブミン)
(FFP、アルブミン)
エバキュアープラス
エバキュアープラス
廃液
高分子量分画
(凝固因子など)を
患者さんの血中に保持
病因物質を含む
血漿中の低分子
量分画を廃棄
廃液
使用の際の留意点 エバキュアープラスは、 一般的な血漿分離器と比べて TMP が上昇しやすいため、 TMP 設定:150mmHg、最大使用 TMP:250mmHg でご使用ください。
膜型血漿分離器エバキュアープラスの特徴
灌流液による物質除去
エバキュアープラスは通常の膜型血漿分離器とダイアライザとの中間の溶質透過性能を有します。一般的な膜型
血漿分離器より膜孔径が小さく、大分子量物質を除去せずに、小・中分子量物質の除去ができる特長を持ちます。
中空糸内面写真(x 20,000)
EC-2A
EC-4A
濾過
灌流液
PLUS
液
灌流
クリアランス
小分子量物質は灌流液の循環によって除去
ビタミン B12(分子量 1,355)
液
IL-8
IL-6
エバキュアープラスは、大分子量物質を保持した
まま濾過の原理により中分子・小分子量物質を中
空糸の外へ押し出し血液中から除去します。
さらに灌流液を膜外側に流し、小分子量物質を
灌流液へ移動させ血液中より除去します。これに
より小分子量物質の除去効率を向上させます。
(mL/min)
IgG
液の影響を受けにくくなっています。
◆試験検体:エバキュアープラス EC-2A10 40
◆牛
35
30
◆灌流液:透析液
25
◆血 液 側 入 口 流 量=150mL/min
20
◆灌流液側入口流量=20mL/min
15
◆灌流液側出口流量= 50mL/min
10
※シングルパス、開始後 30 分で測定
5
0
【灌流液循環なし】
灌流液
なし
灌流液
あり
灌流液
なし
◆血液流量=150mL/min、濾過流量 =30mL/min
灌流液
あり
(承認審査資料より一部加工したデータ)
灌流液流量、濾過流量を大きくすることで、
小分子量物質の除去効率が向上します
1.2
25
EC-2A
【試験条件】
◆血液流量 = 100±2mL/min
0.6
◆濾過流量 = 30±1mL/min
0.4
◆牛 血 液 :TP=6.0±0.5g/dL
Hct=32±2%、
0.2
検出限界
以下
Cre
IL-6
T-Bil
Alb
IgG
Fib
20
(mL/min)
ふるい係数
0.8
クリアランス
EC-4A
1.0
Urea
血:Hct=32±2%、TP=6.0±0.5g/dL
【灌流液循環あり】
ふるい係数
0.0
効率が上がりますが、中分子量物質は灌流
45
クリアランス
血
50
TNFa
Alb
アルブミン(分子量 66,000)
10
◆試験検体:エバキュアープラス EC-2A10 各条件 N=3
◆牛 血:Hct=32±2%、TP=6.0±0.5g/dL
◆条 件 1:血 液 流 量 = 80mL/min
15
灌流液流量= 600mL/hr
置換液流量= 600mL/hr
◆条 件 2:血 液 流 量 = 80mL/min
灌流液流量= 400mL/hr
5
◆測定時間 :60 分
(出典:社内試験データ)
条件 1
条件 2
検出限界
以下
0
Urea
Cre
IL-6
T-Bil
Alb
IgG
Fib
置換液流量 = 400mL/hr
◆灌 流 液:血液ろ過用補充液
(出典:社内試験データ)