『この本、いかがですか？２０１5 年』【たまごにいちゃん】きやまただし/ 柴田春子作・絵すずき出版たまごにいちゃんは、最初は自分の力で頑張って殻を割ろうとします。が、力が足りなくてどうしても割れません。暫らく卵のままで過ごすことになり、いつの間にか、あたたかいお母さんに守ってもらいながら、ずーっとたまごのままでいたいと思うようになります。成長の過程でやはりたまごを割って、逞しくなっていくたまごにいちゃんです。【やっぱりたまごねえちゃん】きやまただし/ 作・絵すずき出版一度殻を破ったたまごねえちゃんは、お父さんに再び殻をかぶせてもらいます。頑張っているかと思えば、家で甘えたくなるのは、子供だけではないかもしれません。【カラスのたまごにいちゃん】きやまただし/ 作・絵すずき出版にわとりのたまごにいちゃんを追い掛け回していたカラスの幼少の時のお話です。カラスのたまごにいちゃんは、いたずらばかりして、忙しい母親に武勇伝を話そうにもかまってもらえず、ストレスがたまり、いたずらは輪をかけていきます・・・。このシリーズは、どの学年でも、子供たちが食い入るように見てくれます。それぞれの成長過程が楽しくもあり、親としても振り返る機会となったり・・。このシリーズの中から、１冊はご家庭でも楽しんで頂けたらと思います。【日本料理の常識・非常識】村田吉弘/ 柴田書店「自分に合った寸法の箸を使っていますか？」料理の原点」「器を手で持って食べるのが日本「後ろ向きに靴を脱ぐのはマナー違反」等、子供にも日本料理の常識を伝えられるといいですね。世界は「和食」がブーム。もともと村田氏は和食を「無形文化遺産」に登録するように京都府に提言。その後、国が世界遺産登録に向けた運動を本格化。「和食を世界遺産へ導いた男」としても有名。