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Sixth China-Korea-Japan Joint Conference on Meteorology 参加レポート
気象学研究室 修士 2 年
久野木 梓織
私は 2013 年 10 月 24〜25 日に中国江蘇省南京市で開催された Sixth China-Korea-Japan
Joint Conference on Meteorology に参加し、Session 3 の Atmosphere-Ocean-Land
Interaction で口頭発表をしてきました。今回は、その様子を感想文という形で報告します。
写真 1 は、開会式が行われた南京信息工科大学の気象楼(建物丸々ひとつが、気象に関連
する研究が行われているようでした)のホールです。
写真 1.開会式時の様子
国内の学会やシンポジウムでは何度か発表経験がありましたが、今回は初めての英語で
の口頭発表でした。これまで、英語での発表は聞く経験もなかったため、スライドの作り
方を調べるところからのスタートでした。また、発表は英語ですが、今回の参加者は中国
人、韓国人、日本人で、聴衆にネイティブの人はほとんどいないことが予想されました。
上手く話せなくても、見ただけで伝わるようにというアドバイスをいただき、シンプルか
つ、伝えたい情報が分かりやすいスライドになるように心掛けました。写真 2 は、左が日
本での発表で使用したスライド、右が今回使用したスライドで、どちらも観測の結果、2 本
の前線構造と黒潮を通過したことを示しています。今見直すともっと改善できそうなので、
気象学会にむけて準備を急ぎたいと思います。
観測
2本の前線構造
と黒潮を通過
北
南
We observed two frontal structures and Kuroshio
相当温位、気温、風向風速(ゾンデ)
EPT, Wind (Radio sonde)
①風向変化
Altitude
海水温度(XBT)
Depth
②風向変化
前線構造
①6/15 16~17JST
②6/15 19~20JST
黒潮
6/16 2~7JST
潜熱、顕熱フラックス(船舶)
FRONTAL STRUCTURES
①at 7:00~8:00
Wind direction: SE→SSW
②at 10:00~11:00
Wind direction: WSW→S
SST front
黒潮
KUROSHIO
at 18:00~22:00
SST: ≧25℃
Sea Temperature (XBT)
①気温上昇
SST、気温、風速(船舶)
Time
②気温上昇
Weather
10
写真 2.日本語と英語のスライド
発表は、大会 1 日目の 24 日午後のセッションでした。日本での発表時と同様に、原稿を
書いてすべて覚え、毎回ほぼ同じ時間で終われるようになるまで練習して臨みました。普
段の発表では、始まると緊張がほぐれていくのですが、今回は全くほぐれず、途中で覚え
た原稿を忘れてしまいました。たくさん練習をしたので、単語を覚えていてなんとか終え
ることができましたが、頭から血の気が引いていく感覚はしばらく忘れないと思います。
今回、空港まで運営委員の方がお迎えに来てくださり、会場までも送迎バスがあったた
め、街中を歩くことは全くありませんでした。ホテルは、5 つ星が付く金陵新城飯店(写真
3)というホテルでした。ホテルのロビーには写真 4 のような表示がありました。部屋もと
てもきれいで広くて、3 日間とてもリラックスして過ごすことができました。
写
真
3
.
宿
泊
し
た
ホ
テ
ル
写
真
4
.
ホ
テ
ル
の
ロ
ビ
ー
に
あ
っ
た
表
示
中国の国内線では、フライト時間が1時間でも機内食のサービスがありました。飛行中
に街並みを見たのですが、至るところで工事が行われ新しい高層ビルが数多く建設されて
いました。高層ビルと平屋や畑が隣接している地域があったり、道路が多いなと思ったら、
道路ではなく水路が張り巡らされている地域があったりして、日本とは異なる街並みがと
ても新鮮でした。また宿泊した南京市でも 24 時間、工事が行われていました。
今回、同行させていただいた他大学の先生や、現地で出会った日本の研究者の方々に大
変お世話になりました。英会話がもっとできれば、ホテルでの手続きがスムーズにでき、
他国の学生とももっと交流ができたのにと思います。
今回の経験は、自分の発表を誰が聞いてくれるのかを改めて考えながら準備をする良い
機会となり、また視野を広げる意味でも、英会話力のなさを実感する意味でもとても良い
経験となりました。