平成 27 年 2 月 27 日 株式会社ジャパン・ライツ・クリアランス 管理委託契約約款 新旧対照表 ※下線が追加・変更部分 変更後 変更前 (管理委託の範囲) (管理委託の範囲) 第2条 第2条 3(6)コマーシャル送信用録音等 3(6)コマーシャル送信用録音 放送、有線放送、インタラクティブ配信においてコマーシャルに利用することを目的として、 放送、有線放送、インタラクティブ配信においてコマーシャルに利用することを目的として、 著作物を複製し、又はその複製物により譲渡すること。 著作物を固定し、その固定物を増製し、又はそれらの固定物により頒布もしくは譲渡するこ と (8)放送・有線放送 (新設) 著作物を、放送又は有線放送(以下「放送等」という。)し、これを伝達し、又は放送等のた めに複製し、その他放送等に伴って著作物を利用すること。 4 第 1 項の委任には、著作権法第 104 条の 2 に定められる指定管理団体が分配する私的録音 4 前項(1)の委任には、著作権法第 104 条の 2 に定められる指定管理団体が分配する私的 補償金の受領の委任を含むものとする。 録音補償金の受領の委任を含むものとする。 (管理の留保又は制限) (管理の留保又は制限) 第3条 第3条 (1)委託者が、著作物の関係権利者(一著作物に係る作曲者、作詞者、編曲者、訳詞者(これ (1)委託者が、著作物の関係権利者全員の同意を得て、その利用の開発を図るため日 本国内に らの者の著作権の承継者を含む。)又は音楽出版者をいう。この場合において、補作者は、楽 おいて著作物を自ら使用すること。ただし、委託者が著作物の提示につき 対価を得る場合は 曲又は歌詞の共同著作者とみなす。以下同じ。)全員の同意を得て、その利用の開発を図るた この限りでない め日本国内において著作物を自ら使用すること。ただし、委託者が著作物の提示につき対価を 得る場合はこの限りでない。 (4)委託者が、著作物の関係権利者全員の同意を得て、依頼により広告目的のために著作する (新設) 著作物について、当該依頼者である広告主に対し、その依頼目的として掲げられた一定の範囲 の使用を認めること。 (5)委託者が、著作物の関係権利者全員の同意を得て、依頼により著作する放送番組のテーマ (新設) 音楽若しくは背景音楽の著作物について、当該依頼者である番組製作者に対し、その依頼目的 として掲げられた一定の範囲の使用を認めること。 2 委託者は、市販用レコード、市販用ビデオグラムその他の市販用録音物(以下、この項に (新設) おいて「市販用録音物」という。)又は商用のインタラクティブ配信(以下、この項において 「商用配信」という。)において初めて利用されることとなる著作物を、当該市販用録音物の 販売又は商用配信の促進を目的として特定の商品又はサービスの広告における利用に供する 場合、第 2 条の規定により定める管理委託の範囲について、あらかじめ JRC の承諾を得て、 下表に定めるところにより、留保又は制限をすることができる。 *上記文中の「下表」については最終ページ【別表】参照。 (表明保証) (表明保証) 第4条 第4条 (1)自ら、自らの利害関係者又は主な株主若しくは取引先等が暴力団、暴力団員又はこれらに (1)自らの利害関係者又は主な株主及び取引先等が暴力団、暴力団員又はこれらに準ずる者(以 準ずる者(以下「反社会的勢力」という。)でないこと。 下「反社会的勢力」という)でないこと (使用料の分配) (使用料の分配) 第 10 条 第 10 条 JRC は、委託者の指定により、委託者又は委託者の指定した者(以下「分配金受領者」とい JRC は、委託者の指定により、委託者又は委託者の指定した者(以下「分配金受領者」とい う。)に対して、収受した使用料(第 8 条第2項により外国の著作権管理団体等から収受し う。)に対して、収受した使用料(第 8 条第2項により外国の著作権管理団体等から収受し た使用料を含む。)から第 13 条に定める JRC の管理手数料を控除した金額を分配する。 た使用料を含む。)から第 12 条に定める JRC の管理手数料を控除した金額を分配する。 (私的録音補償金の分配) (私的録音補償金の分配) 第 11 条 第 10 条の 2 第 2 条 4 項に定める私的録音補償金を受領したときの分配については、別に定 第 2 条 4 項に定める私的録音補償金を受領したときの分配については、別に定める 分配規程に基づいて分配する。 める分配規程に基づいて分配する。 (収受した使用料の分配留保) (収受した使用料の分配留保) 第 12 条 第 11 条 JRC は、次の各号に掲げるいずれかの事由に該当するときは、第 10 条に定める使 JRC は、次の各号に掲げるいずれかの事由に該当するときは、第 10 条に定める使 用料の分配を留保することができる。 用料の分配を留保することができる。 (管理手数料) (管理手数料) 第 13 条 第 12 条 委託者が JRC に支払う管理手数料は、JRC が収受した使用料に 10%以内で JRC 委託者が JRC に支払う管理手数料は、JRC が収受した使用料に 10%以内で JRC が定めた率を乗じた額とする。 が定めた率を乗じた額とする。 (管理の中止又は停止) (管理の中止又は停止) 第 14 条 第 13 条 JRC は、次の各号のいずれかの事由に該当する場合には、JRC が定める期間、管理 JRC は、次の各号のいずれかの事由に該当する場合には、JRC が定める期間、管 理の全部又は一部を行わないことができる。 の全部又は一部を行わないことができる。 (使用料規程の変更の通知) (使用料規程の変更の通知) 第 15 条 第 14 条 使用料規程を変更したときは、速やかにこれを公示し、JRC は委託者に対して書面 使用料規程を変更したときは、速やかにこれを公示し、JRC は委託者に対して書 (電子メールを含む。以下同じとする。)をもって通知しなければならない。 面(電子メールを含む。以下同じとする。)をもって通知しなければならない。 (本約款及び管理委託契約の変更の方法) (本約款及び管理委託契約の変更の方法) 第 16 条 第 15 条 JRC は、本約款を変更したときは、速やかにこれを公示し、かつ、委託者に対して JRC は、本約款を変更したときは、速やかにこれを公示し、かつ、委託者に対して 書面をもって通知しなければならない。 書面をもって通知しなければならない。 (著作権の譲渡の制限) (著作権の譲渡の制限) 第 17 条 委託者が JRC に対して管理を委託している著作物の著作権者の場合には、JRC の 第 16 条 委託者が JRC に対して管理を委託している著作物の著作権者の場合には、JRC の 承諾を得なければ、当該著作物の著作権の全部又は一部を第三者に譲渡してはならない。 承諾を得なければ、当該著作物の著作権の全部又は一部を第三者に譲渡してはならない。 (管理委託契約の承継) (管理委託契約の承継) 第 18 条 相続、営業譲渡、合併又は分割により委託者の有する著作権の全部を承継した者は、 第 17 条 相続又は営業譲渡、合併若しくは分割により委託者の有する著作権の全部を承継し 管理委託契約に基づく委託者の地位を承継するものとする。 た者は、管理委託契約に基づく委託者の地位を承継するものとする。 (分配請求権の譲渡又は質入の禁止) (分配請求権の譲渡又は質入の禁止) 第 19 条 委託者は、JRC の承諾を得なければ、使用料の分配請求権の譲渡又は質入をするこ 第 18 条 委託者は、JRC の承諾を得なければ、使用料の分配請求権の譲渡又は質入をするこ とができない。第 10 条第 1 項の定めにより委託者から指定された分配金受領者がこれらを行 とができない。第 10 条第 1 項の定めにより委託者から指定された分配金受領者がこれ らを う場合には、JRC の承諾に加えて、委託者の承諾も得なければならない。 行う場合には、JRC の承諾に加えて、委託者の承諾も得なければならない。 (委託者からの管理委託契約の解除) (委託者からの管理委託契約の解除) 第 20 条 第 19 条 委託者は、管理委託契約の期間内においても、JRC に対して書面をもって通知する 委託者は、管理委託契約の期間内においても、JRC に対して書面をもって通知す ことにより管理委託契約の全部又は一部を解除することができる。この場合、管理委託契約は ることにより管理委託契約の全部又は一部を解除することができる。この場合、管理委託契 通知が JRC に到達した日から 3 ヶ月を経過した後、最初に到来する 3 月 31 日をもって終了 約は通知が JRC に到達した日から 3 ヶ月を経過した後、最初に到来する 3 月 31 日をもって する。 終了する。 (受託者からの管理委託契約の解除) (受託者からの管理委託契約の解除) 第 21 条 第 20 条 JRC は、委託者に次の各号に掲げる事由があるときは、何ら催告を要せず、書面を JRC は、委託者に次の各号に掲げる事由があるときは、何ら催告を要せず、書面を もって通知することにより管理委託契約の全部又は一部を即時解除することができる。 もって通知することにより管理委託契約の全部又は一部を即時解除することができる。 (JRC の通知・送金) (JRC の通知・送金) 第 22 条 JRC が本約款及び管理委託契約に基づいて行う送金(以下「送金」という。)及び 第 21 条 JRC が本約款及び管理委託契約に基づいて行う送金(以下「送金」という)及び 書 書面による催告その他の一切の通知(以下「通知」という。)は、委託者の届け出た通知先の 面による催告その他の一切の通知(以下「通知」という)は、委託者の届け出た通知 先の住 住所又は送金先に宛て行うものとする。 所又は送金先に宛て行うものとする。 3(1)第 17 条第 3 項、第 18 条第 2 項に定める届出がなされないとき。 3(1)第 16 条第 3 項、第 17 条第 2 項に定める届出がなされないとき (委託者の通知義務) (委託者の通知義務) 第 23 条 第 22 条 委託者は、次の各号に掲げるいずれかの事由に該当するときには、すみやかに JRC 委託者は、次の各号に掲げるいずれかの事由に該当するときには、すみやかに JRC にその旨を通知し、かつ、所定の手続きを取らなければならない。分配金受領者に第 1 号から にその旨を通知し、かつ、所定の手続きを取らなければならない。分配金受領者に第 1 号か 第 4 号までの事由が生じたときも同様とする。 ら第 4 号までの事由が生じたときも同様とする。 (公示) (公示) 第 24 条 JRC は、本約款及び使用料規程の公示、その他本約款に定める公示をインターネッ 第 23 条 JRC は、本約款及び使用料規程の公示、その他本約款に定める公示をインターネッ ト上に設けたウェブサイトに掲示して行うものとする。 ト上に設けたウェブサイトに掲示して行うものとする。 (財務諸表等の提供) (財務諸表等の提供) 第 25 条 JRC は、毎事業年度経過後3ヶ月以内に、著作権等管理事業法施行規則第 19 条に 第 24 条 JRC は、毎事業年度経過後3ヶ月以内に、著作権等管理事業法施行規則第 19 条 に 定める財務諸表等を作成し、これを JRC の事業所に備え付け、委託者の申し出により営業時 定める財務諸表等を作成し、これを JRC の事業所に備え付け、委託者の申し出により営業時 間内に閲覧・謄写させることとする。 間内に閲覧・謄写させることとする。 (裁判管轄) (裁判管轄) 第 26 条 第 25 条 本約款及びに管理委託契約に関する訴訟は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判 本約款及びに管理委託契約に関する訴訟は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判 所とする。 所とする。 附則 附則 (実施日等) (実施日等) 2 本約款は、平成 27 年 4 月 1 日より施行する。 2 本約款は、平成 21 年 4 月 1 日より施行する。 【別表】 要件 管理の留保又は制限をすることができる当該著作物の利用形態 (1) 関係権利者全員の同意があること。 (1) コマーシャル送信用録音 (2) 当該著作物の作品届に JRC が指定する事項の記載があること。 (2) (1)の録音に係るコマーシャルの放送 (3) 同一の著作物について、広告における利用に供する場合の特定の商品若し (3) (1)の録音に係るインタラクティブ配信 くはサービスの数について、あらかじめ JRC の承諾を得ること。 (4) 管理の留保又は制限をすることができる期間について、あらかじめ JRC の (4) コマーシャル用のビデオグラム等への録音(店頭、街頭、航空機、イベント 会場又は劇場における上映を目的とするものに限る) 承諾を得ること。 以 上
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