第28号 長性院寺報 平成27年1月 長 性 院 だ よ り 第28 号 - 1 - 平成27年1月 長性院寺報 第28号 「五重相伝会」への結縁入行を! 昨年11月、皆さまにご案内しました五重相伝が今年5月に開莚いたしま す。詳しいことは、寺報第27号・ご案内の五重のおすすめにも述べております が、前回行われたお写真の様子と共に大事なことをお伝えいたします。是非 ともこの機縁に遇われますようにお勧めいたします。 日下部 く さ か べ か ん か い し 当 山 第 二 十 一世 住 職 きょうしん 匡信 師 上人 で ん と う し 孝英 五重の初日 受者控室の様子 松永 五重相伝の五日目に伝燈師の住職より要偈道場(ようげどう じょう) と申して往生の要、つまり私どもが浄土に往生するた めの大切な心構えについて、本堂内に特別の舞台を作って 具体的に視聴覚体験していただく儀式であります。 続いて 密室道場(みっしつどうじょう)と申してお釈迦さまより 法然上人へ、法然上人から現在に至るまで絶えることなく連 綿と相伝されたお念仏の真髄を、阿弥陀如来さまのお姿を 拝して住職が口伝(くでん)により授者の皆様にお伝えし、最 後に授与された譽号戒名を記す五重伝巻を受者にお渡し する最も感激する儀式法要でございます、この二つの道場 を正伝法と申します。 ちょっと緊張気味、さぁ始まりますよ 勧 誡 中 だんだんと皆さまのお顔が和やかに! 三日目お剃度式、身も心も仏弟子に! ◆ 五重相伝は、受けるほどに人生観が深まります。前回お受けされたお方には是非 再伝いただきますようおすすめお願い申しあげます。 - 2 - 第28号 長性院寺報 平成27年1月 平 成13年5月 五重相 伝4日目の 記念写真 今振り返ると、お淨土に往生されました懐かしい方々のお顔が共にあります。 五 重 の お巻 物 「贈五重回向」は、生前にこの五重相伝に縁なくし て亡くなられた父や母・兄弟姉妹・愛しい夫や妻・ 子達の忘れ難く想いの深い亡き人を、この世に在 りしお姿そのままに五重の会座にお迎えして共に 法悦を戴きましょうと、個々の亡き人一霊一霊に、塔婆大供養と御本山より亡き人の戒 名を書いた「贈五重伝巻」を贈らせていただく特別なご回向でございます。 ●ご案内のご先祖のご回向は、五重期間中、回向師の特別な声明(節回し)により、 お手伝い頂く寺院住職方と五重受者全員が、あなた様のご先祖にお念仏の礼拝を捧 げて回向することにより、この功徳をあなたのご家族、あなたご自身が受けていただ く、誠に平生は出会い難く有りがたいお勤めです。 回向師さまご回向 ご先祖さまと受者の皆さまと僧侶方と共に一つとなって回向します。 ◆ご病気でどうしてもお寺にお参りできない方は、住職がご自宅に赴いて五重相伝の お作法と血脈を授与いたします。 ◆五重結縁されますご遠方のお方には、ご宿泊等の便宜をお計らい致しますので、 事前に御相談くださいませ。 ◆ 入行冥加料は分納でのお支払いも結構でございますので、お申込み用紙にその 旨を書いてください。 - 3 - 平成27年1月 長性院寺報 第28号 こ れ か ら の行 事 ぎ ょ き え ■ 法然上人御忌会・写経会 日時 1月25日(日)午後1時より 御忌会とは、浄土宗を開かれた法然上人の忌日(祥 月命日)の法会です。建暦2年正月25日、御年80歳、 京都の東山・現在の総本山知恩院の地で往生なされ ました。法然上人の遺徳を偲び、その慈恩に報謝い たし、お念仏をお称えいたしましょう 。(ご回向料 はご志納です)当日は、写経会をいたします。 一文字一文字に思いをこめて さ ん き だ い ご ん げ ん たいさい た ■三鬼大権現大祭・稲荷大明神大祭・お焚きあげ 日時 2月11日(水)午前11時より 古いお札・お守り・守護矢や正月のお飾り等を、卒塔婆と共に浄焚供養 (おたきあげ)をし、百万遍の数珠くり奉納でもって、貴家ご家族の今年 のご安泰と家運隆盛・商売繁盛を祈願します。(お供えはご志納です) 場内を清めています 浄焚供養中 皆さまと共に数珠繰り 昨年は強風にあおられて大変でした。着物とか焼けないように注意してね! ■編集後記 「あ りの まま ( ある が まま ) 」と い う 言葉 が流行 語 に な りまし た。諸説ありますが、実際にあるとおり、偽りのない姿を意 味し、何も飾らず偽らず、本来の姿をさらけ出すと言うこと で、例えば、自分らしく生きるとかという言葉で表現されま す。ところが私たちは通常、モノを認識するとき、主観的と 客観的の立場がありますが、どうしても主観的に捉えてしま います。これを「ワガママ」と申します。これは苦しみとなる。 仏教で「さとり」の境地は、人間の 倫理や思惟 を超えた世 界であり、理解しようと理念を体得することを無上等正覚で あるといいます。この状態を諸法実相(実在の真実の姿、縁 起で あ り あ りの ま ま の 姿 )と 呼び ま す 。 この 度の 五重 相 伝 は、己を見つめ直し、あるがままに受け止める良いご縁とな りますことを心より祈念申し上げます。 願譽隆康 - 4 - 発行所 浄土宗 りょううんざん 良 雲 山 ちょうしょういん 長 性 院 〒 732-0817 広島市南区比治山町7− 4 0 TEL 082-263-4419 FAX 082-263-4438 E-MAIL [email protected] ( 住 職 ) [email protected] ( 副 住 職 )
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