俳句「琉球遺産考」(平成27年3月)

「 琉 球 遺 産 考 」 塚 越 とし を
お
遠 ちの海 一 望 碧 し 城の春
城 壁 に 祭 祀の跡 や 桜 散 る
ひだ
拝 所てふ 春の闇 なす 岩の襞
シーサーを守護神として光る風
し き な え ん
石 橋に 薔 薇 赤 く 映 え 識 名 園
ふふ
泡 盛 を 含 み 祈 りの場 を 浄 む
う た き
椰 子の葉に 月 朧 なす 露 天 風 呂
ら
は
ふ
つが
首 里 城の御 嶽に 春のかづら 草
か
唐 破 風 や 春の夢 見 る 番ひ 龍
やいとばな
平成二十七年三月
◆ 琉 球 遺 産・
・西 暦 二 、
000年 、
「 琉 球 王 国のグスク及び 関 連 遺 産 群 」がユネスコの世 界 遺 産に
登 録された。首 里 城( 国 王の居 城 )を 含む五つのグスク( 城 )とその他 四つの遺 跡からなる 。
グスクは沖 縄 本 島に点 在 、台 地に見 事な石 垣が残っている 。沖 縄 版・天 空の城ということ 。
尚 、琉 球 王 国は一 四 二 九 年から四 五0年 間 、首 里 城 を 核として独 立 、栄 華 を 誇った。
◆ 祭 祀の跡・
・御 嶽(うたき)と 呼ばれる 聖 地が各グスク等に存 在し、
ここは国 をあげて祈りの空 間
で 、神 域である 。国 王 及び 最 高 神 女・聞 得 大 君(きこえおおきみ)の息 吹が残っている 。
◆ 桜 散る・
・沖 縄の桜は緋 寒 桜であり 、一 月から二 月に咲く。
ここの花は遅 咲 きである 。
◆シ ーサー・
・琉 球 伝 承の獅 子の像 。魔 除けとして、建 物の門・屋 根の上などに置かれている 。
◆識名 園・
・王家の別邸であり、迎賓館でもある。
心 字池に琉球石灰岩を使った大小二連の石橋がかかる。
◆玉 陵・
・第二尚氏王統の巨大な陵墓で、宮殿を模した石造りの墓室に歴代の王が眠っている。。
玉 陵に 眠 る 王 たち 灸 花
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