EBCについて 2015年 EBCについて-はじめに 在日欧州企業の利益の推進 欧州ビジネス協会(EBC)は欧州 16 ヶ国の在日商工会議所、ビジネス協会等々の組織 にとっての通商政策部門。 1972年に欧州各国在日商工会議所会頭の特別委員会として設立。 経産省には在日欧州(連合)商工会議所として登録。 在日欧州企業にとっての通商・投資環境の改善を目指し、活動を続けている。 現在、EBCの28の委員会には約250社のおよそ400人が登録。 EBC各委員会への加入は、情報交換の機会と、変革に影響力を及ぼすチャンスを提供。 日本の通商政策に関するオピニオンリーダーであるEBCは、会員の声が日欧双方の権 力の中枢で聞き届けられるよう、日本における信頼のおけるエキスパート組織として の名声を活用。 2 EBCについて-関係団体 16 のEBC 関係団体: • • • • • • • • • • • • • • • • オーストリアビジネスカウンシル (ABC) 在日ベルギー・ルクセンブルグ商工会議所 (BLCCJ) 在日英国商業会議所 (BCCJ) 在日デンマーク商工会議所(DCCJ) 在日フィンランド商工会議所(FCCJ) 在日フランス商工会議所(CCIFJ) 在日ドイツ商工会議所(DIHKJ) 在日アイスランド商工会議所(ISCCJ) 在日アイルランド商工会議所(IJCC) 在日イタリア商工会議所(ICCJ) 在日オランダ商業会議所(NCCJ) 在日ノルウェー商工会議所(NWCCJ) 在日ポーランド商工会議所(PCCIJ) スペイン貿易投資庁(ICEX) 在日スウェーデン商工会議所(SCCJ) 在日スイス商工会議所(SCCIJ) 3 EBCについて-委員会 28の委員会: • • • • • • • 航空・宇宙・防衛・安全保障 航空会社 動物用医薬品 資産運用 自動車 自動車部品 銀行業務 • ビジネス・コンティニュイティ・ マネージメント 建設 化粧品・医薬部外品 エネルギー 食品・農業 財務報告 人的資源 • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • 保険 法律サービス 酒類 物流・貨物輸送 産業用材料 臨床検査機器・試薬(体外診断) 医療機器 知的財産権 鉄道 小売・卸売 持続発展 税制 電気通信サービス 電気通信機器 (およびEFPIA(欧州製薬団体連合 会)との連結) 4 EBCについて-コミュニケーション • EBC ホームページ – http:/www.ebc-jp.com • EUROBIZ JAPAN – EBCの主要コミュニケーション手段-月刊誌 • その他 – EBC News Report– 週2回 – What’s New: EBCがお届けする最新情報 5 EBCについて-年次報告書 日本の商環境に関する最新版EBC報告書(白書) 2014年12月発行。日本政府と世界中の関係当局者にEBCの主要メッセージを伝達。日本 語版は日本のあらゆる政治家に送付。本年度版のタイトルは『実行の時』。 EBCの「政府訪問」 最新版EBC報告書を主要政界・政府関係者に 手渡すための「国会・政府訪問」。例年、白書 刊行後数カ月間に実施。 6 EBCの政策提言活動: 欧州の政界・政府との連絡: 会合、ブリーフィング、資料提供、イベントへの参加、ならびに欧州に本部のある下記の組織への訪問を含む。 駐日欧州委員会代表部 欧州委員会ブリュッセル本部 欧州議会 EU加盟各国大使館 ノルウェー、スイス、アイスランド大使館 日本の政界・政府との連絡: 頻繁な会合、電話連絡、メール通信、書簡、ポジションペーパーの提出、公聴会への参加、パブリックコメント募集 への応募、EBCのコメント要請への対応等々。 外務省経済局欧州連合経済室 経産省欧州課 内閣府 以下の各省の国際・技術部門: 経産省、厚労省、総務省、国交省、法務省、財務省、防衛省、農水省 国会専門家グループ 金融庁 自民党(衆参両院) 民主党(衆参両院) 国会各委員会 EBCについて-政策提言 日・EUビジネス・ラウンドテーブル(EJBRT) 日・EUビジネス・ラウンドテーブルは、EUと日本の財界首脳の年次会議。EBC会長は、 Trade Relations, Investment and Regulatory Cooperation(通商関係・投資・規制協力)に 関するワーキングパーティーの共同議長を務める。次回は2015年4月に開催。 実地での政策提言 年間を通じ、EBC事務局、EBC幹部、EBC委員会各委員長は、官僚および政治家、なら びに経団連、経済同友会、東京および大阪商工会議所等々と会合。 優先課題についての政策提言 EBC事務局は、優先課題について広範囲にわたるロビー活動を展開-集中的な訪問 キャンペーン、日本の関係当局への書簡/ポジションペーパーの作成等々。例として は、とりわけ、医療機器や食品添加物の承認プロセスの加速化、食品衛生法における、 器具・容器包装およびおもちゃに関する基準の緩和、アルコール飲料の生産履歴管理 等々。 . 主要な二者間政策提言問題 EU-日本自由貿易協定/経済連携協定(FTA/EPA)-EBCは、FTA/EPA交渉向けに、各ビ ジネス分野における200以上の優先課題に関する100ページに及ぶデジタル版技術大 要を欧州委員会に提出。第9回目の交渉は2015年2月に開催予定で、EBCの提起する 問題の多くが検討に付されている。 8 2014年版 EBC 白書 – 実行の時 作成 (8月~11月の期間に毎年実施) 各委員会が会合を開き、問題の優先順位を付ける 委員会委員および/またはEBCポリシー・ディレクターが各章の草稿を作成 委員会委員間で各章草稿の仕上げ 事務局が各章草稿を編集して内容の整合をとり、訂正を行う その後、事務局および外部編集者が、表現と明確さの観点から草稿を編集 編集された最終版を翻訳 翻訳版を各委員会と事務局が見直し 最終英語版および日本語版が各委員会によって承認され印刷される 配布 EBC 会員 EU代表部および加盟各国大使/大使館 その他のEU機関( BusinessEurope、Eurochambres、EFPIA、欧州の政治家等々) 日本のすべての政治家 日本の主要官僚 日本の各団体(経団連、経済同友会、業界団体等々) 内容 EBCの各委員会による200以上の提案を記した31の章 9 主なテーマ 規格、製品認証、上市承認の相互承認、および国際規格の採用-例えば医療機 器、環境技術、小売、乗用車、食品。 製品が市場に到達するのを妨げるまたは遅らせる、高コストや不必要な事務手 続といった障壁の撤廃-例えば食品に対する関税や、日本独自の製品表示要 件に関するもの。 公正な競争と国内外のすべての企業の公平かつ平等な待遇の確保-例えば軽 自動車優遇税制、政府による救済を通じてのJALの不公平な競争上の強み。 サービス分野における、より公正でオープンな競争の確保-例えば公共調達契 約に関する入札面や、外国電気通信事業者にとってのネットワークアクセス改善。 対日直接投資の条件整備-例えば銀行業務および資産運用分野において、日 本独自の要件を廃止することによって。 研究開発への投資に対するインセンティブのさらなる強化-例えばイノベーション の価値を認め、それに報いるための、医療分野における償還制度。 10
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