~体を動かして遊ぶことが大好きな幼児を育てるために~

~体を動かして遊ぶことが大好きな幼児を育てるために~
実践事例
<3歳児>~体を動かすことを楽しむ幼児~
園庭に出て遊び出す前段階として、本年度は保育室に近い玄関に
絨毯を敷き詰めて、思い切り体を動かして遊べるように環境を設定
した。巧技台やトランポリン、マットを提示し、ジャンプやよじ登
る、滑り降りる、後ろ向きで歩く、など様々な動きを引き出せるよ
うに工夫した。
また、なりきり遊びやリズム遊びを意識して取り入れ、教師やみ
んなと一緒に体を動かす楽しさを感じられるようにしてきた。
<4歳児>~できた実感を味わえる幼児・繰り返し楽しむ幼児~
幼児一人ひとりの体力もついてきた4歳児では、1学期に遊戯室
でピアノに合わせてリズム遊びを繰り返し取り入れたり、巧技台を
組み合わせてアスレチックの遊び場を提示したりしてきた。
また、隅田川テラスへ散歩をしたり、広く開放感のある場で思い
切り走ったりするなど、体を動かす心地よさや満足感を味わえるよ
うな活動を取り入れるようにした。園庭では年少から親しんでいた
引っ越し鬼を十分に楽しんだ後にしっぽ取りを取り入れ、逃げたり
しっぽを取ったりなど、一人ひとりが「できた」
「もっとしたい」と
感じられるようにしてきた。
<5歳児>~自分なりに挑戦する幼児・友達と力を合わせることが楽しいと思える幼児~
幼児一人ひとりの取り組みでは、トライチャレンジカードを取り
入れ、小学生の縄跳びコンクールの取り組みの様子に刺激を受けて
挑戦したり、鉄棒やボール遊びを繰り返したりする姿を認めること
で、自信をもてるようにしてきた。
また、チーム対抗の対戦ドンやリレーなど学級や学年の友達との
つながりや力を合わせる喜びを感じられるよう取り入れてきた。ド
ッジボールなどのルールのある遊びを繰り返し楽しむ中で規範意識
を育めるようにしている。