「V-Sido CONNECT RC」を使って GR-001 を動かす 第 0.91 版 2015/02/09 アスラテック株式会社 Asratec Corp,All rights reserved. 1 ■目的 「V-Sido CONNECT RC」を利用し、 HPI Japan 製ロボット「GR-001」 に簡単な動作をさせるための手順を示す V-Sido CONNECT RC を搭載したロボットに対し ・目標角度設定 ・IK 設定 ・歩行設定 などのコマンドを送信し、求める動作を実現する ※コマンドの定義など詳細は『「V-Sido CONNECT RC」データ通信仕様書.pdf』を参照して ください ■GR-001 について サーボ部位名称とサーボ ID と座標系 サーボ IDの設定 Servo ID 部位名 腰ピッチ 1 首ヨー 2 右上腕ピッチ 3 4 右上腕ロール 前腕ピッチ 5 6 左上腕ピッチ 7 左上腕ロール 左前腕ピッチ 8 右大腿ヨー 9 10 右大腿ピッチ 右大腿ロール 11 12 右膝ピッチ 13 右足ピッチ 14 右足ロール 15 左大腿ヨー 16 右大腿ピッチ 左大腿ロール 17 18 左膝ピッチ 19 左足ピッチ 20 左足ロール 2 ④ [5] [3] [6] ⑦ ① [8] 15 9 ⑪ ⑰ [10] [16] [12] [18] Z Y [13] [19] ⑭ ⑳ X Asratec Corp,All rights reserved. ServoID 2 ■目次(GR-001 にこんな動きをさせたい) 【基本編 各種コマンドの作り方】 (1) 関節を動かしたい・・・・・・・p.4 (2) 手先を動かしたい・・・・・・・p.5 (3) 移動させたい・・・・・・・・・p.6 (4) パンチをさせたい・・・・・・・p.7 【応用編 Intel Edison との連携】 (1) カメラ画像がほしい・・・・・・p.8 (2) マーカーを検出したい・・・・・p.9 Asratec Corp,All rights reserved. 3 【基本編 各種コマンドの作り方】 (1) 関節を動かしたい 特定の関節を動かしたい場合は、サーボ ID と角度を指定する 1. 対応する関節のサーボ ID を確認 本書 p.2 の「GR-001 について」を参照し、動かしたい関節のサーボ ID を確認する 2. 関節をどのように動かすかを指定する どのように関節を動かしたいかに応じて、下記項目について任意の値を 決定する - 目標角度 - 実行サイクル数(目標角度に到達するための時間 10msec 単位) 3. サーボの目標角度設定コマンドを作成する 上記 1、2 の情報をもとにコマンドを作成する ※コマンドの定義など詳細は『「V-Sido CONNECT RC」データ通信仕様書.pdf』およ び「vsido.web,js」のサンプルコードを参照してください 4. コマンドを送信する RS-232C シリアル経由でコマンドを送信することで、ロボットの関節が 動く Asratec Corp,All rights reserved. 4 (2) 手先を動かしたい 手先を動かしたい場合、手に関する IK コマンドを作成する 1. 対応する KID を確認 手を動かしたい場合は、右手か左手のいずれかを指定する 2. 手先をどの位置に動かすかを指定する 目標位置に関して、-100~100%で指定する 3. IK コマンドを作成する 上記 1、2 の情報をもとにコマンドを作成する ※コマンドの定義など詳細は『「V-Sido CONNECT RC」データ通信仕様書.pdf』およ び「Vsido.web.js」のサンプルコードを参照してください 4. コマンドを送信する RS-232C シリアル経由でコマンドを送信することで、手先が動く ⑴ ⑵ ⑶ Z Y ⑸ ⑷ X KID Asratec Corp,All rights reserved. 5 (3) 移動させたい ロボットを移動させたい場合、歩行コマンドを作成する 1. ロボットをどのように歩行させるかを指定する どのように歩行するか、下記項目について任意の値を決定する - 前進速度(-100~100%) - 旋回速度(-100~100%) ※旋回は右回りを正とする 2. 歩行コマンドを作成する 1 の情報をもとに、歩行コマンドを作成する ※コマンドの定義など詳細は『「V-Sido CONNECT RC」データ通信仕様書.pdf』およ び「vsido.web.js」のサンプルコードを参照してください 3. コマンドを送信する RS-232C シリアル経由でコマンドを送信することで、ロボットが歩く Asratec Corp,All rights reserved. 6 (4) パンチをさせたい 「通常時の姿勢」「パンチしている途中の姿勢」「パンチ後の姿勢」の IK を作成し(キーフレームを作る)、それを順に呼び出すことで、パンチの 動作を実現する 1. 基本編(2)を参照し、以下の 3 つのコマンドを作る - 通常時の姿勢をとるコマンド - パンチしている途中の姿勢をとるコマンド - パンチ後の姿勢をとるコマンド 2. コマンドを順番に送信する RS-232C シリアル経由で 1 つずつ間隔を空けてコマンドを送信するこ とで、ロボットがパンチをする Asratec Corp,All rights reserved. 7 【応用編 Intel Edison との連携】 Intel Edison と連携することで、ロボットに搭載した USB カメラが利用でき る ※詳細は https://v-sido-developer.com/learning/docs/doc001/を参照してください (1) カメラ画像がほしい 1. 接続する Intel Edison の IP アドレスを確認する 2. IP アドレスを指定して VSidoCamera インスタンスを初期化する 3. viewRaw 関数を呼び出し、画像を取得する motionjpeg 形式で取得可能 ※詳細は「vsido.camera.js」のサンプルコードを参照してください Asratec Corp,All rights reserved. 8 (2) マーカーを検出したい 蛍光色のマーカーを取り付け、それを検出させる場合、以下の手順となる 1. 接続する Intel Edison の IP アドレスを確認する 2. IP アドレスを指定して VSidoCamera インスタンスを初期化する 3. setMarker 関数を呼び出し、マーカーの色を設定する 設定しない場合、ピンク色が設定される 4. listen 関数を呼び出し、コールバックを登録する マーカーを見つけると、マーカーの位置(x,y)、マーカーの大きさの情 報が通知される ※詳細は「vsido.camera.js」のサンプルコードを参照してください GR-001 の詳細については、GR-001 に付属の「G-ROBOTS GR-001 取扱説明書」を参照してください。 GR-001 は、株式会社エイチ.ピー.アイ.ジャパンの商標です。 Intel、Intel Edison はアメリカ合衆国および/またはその他の国における Intel Corporation の商標です。 V-Sido は株式会社 V-Sido の商標です。 V-Sido CONNECT RC は、アスラテック株式会社の商標です。 「V-Sido CONNECT RC」を使って GR-001 を動かす 〒106-0032 Asratec Corp,All rights reserved. アスラテック株式会社 東京都港区六本木 2-4-5 1502090010901 9
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