仕様書 - 独立行政法人 国立高等専門学校機構

事務用シンクライアントシステム
一式
(Thin Client System for Office)
仕 様 書
平成27年 2 月
独立行政法人 国立高等専門学校機構
目次
Ⅰ.仕様概要説明 .......................................................................................................... - 3 1.調達の背景及び目的............................................................................................ - 3 2.契約期間 ............................................................................................................. - 3 3.調達物品名及び構成内訳..................................................................................... - 3 4.技術的要件の概要 ............................................................................................... - 3 Ⅱ.調達物品に備えるべき技術的要件 .......................................................................... - 4 1.性能,機能に関する要件..................................................................................... - 4 1.1 端末装置 ..................................................................................................... - 4 1.2 仮想デスクトップ環境 1式 ..................................................................... - 4 1.2.1 仮想基盤サーバ 4式 ........................................................................ - 4 1.2.1.1 ハードウェア .............................................................................. - 4 1.2.1.2 機能 ............................................................................................ - 4 1.2.2 仮想デスクトップ環境基盤管理用サーバ 1式 ................................. - 5 1.2.2.1 ハードウェア .............................................................................. - 5 1.2.2.2 機能 ............................................................................................ - 5 1.2.3 仮想デスクトップ用認証サーバ 2式 ............................................... - 6 1.2.3.1 ハードウェア .............................................................................. - 6 1.2.3.2 機能 ............................................................................................ - 6 1.2.4 仮想デスクトップ接続管理用サーバ 1式 ........................................ - 6 1.2.4.1 ハードウェア .............................................................................. - 6 1.2.4.2 機能 ............................................................................................ - 6 1.2.5 Windows 用更新プログラム適用制御サーバ 1式 ............................ - 6 1.2.5.1 ハードウェア .............................................................................. - 6 1.2.5.2 機能 ............................................................................................ - 6 1.2.6 ウイルス対策ソフトウェア管理サーバ 1式..................................... - 7 1.2.6.1 機能 ............................................................................................ - 7 1.3 仮想デスクトップ 50式 ......................................................................... - 7 1.3.1 ハードウェア................................................................................... - 7 1.3.2 機能 ................................................................................................. - 7 1.4 その他装置.................................................................................................. - 7 1.4.1無停電電源装置(UPS) 1式 ............................................................. - 7 1.4.1.1 ハードウェア .............................................................................. - 7 1.4.1.2 機能 ............................................................................................ - 7 1.4.2 L2スイッチ 2式............................................................................ - 8 1.4.2.1 ハードウェア .............................................................................. - 8 1.4.2.2 機能 ............................................................................................ - 8 1.5 ソフトウェア .............................................................................................. - 9 1.5.1 パソコン(デスクトップ・ノート)用ソフトウェア 50式 ............ - 9 1.5.2 サーバ用ソフトウェア ........................................................................ - 9 2.性能,機能以外に関する要件 ............................................................................. - 9 2.1 受注要件 ..................................................................................................... - 9 2.2 設定作業要件 ............................................................................................ - 10 2.2.1 システム共通事項 ............................................................................. - 10 2.2.2 設計 .................................................................................................. - 10 2.2.3 設定作業が必要な端末装置 ............................................................... - 10 2.2.3.1デスクトップ型パソコン .............................................................. - 10 -1-
2.2.3.2 ノート型パソコン 10式 ....................................................... - 10 2.2.4 仮想デスクトップ ............................................................................. - 11 2.3 保守要件 ................................................................................................... - 11 2.4 納入・撤去等要件 ..................................................................................... - 12 2.5 機密保持 ................................................................................................... - 12 2.6 検査及び検収 ............................................................................................ - 13 2.7 損害賠償 ................................................................................................... - 13 2.8 その他 ....................................................................................................... - 13 -
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Ⅰ.仕様概要説明
1.調達の背景及び目的
独立行政法人国立高等専門学校機構本部事務局(以下「機構本部」という。)にお
いて利用している事務用パソコンの更新に伴い,必要な事務用サーバの導入を目的と
する。
2.契約期間
本調達物品について,下記の契約期間とすること。
契約期間:契約締結日~平成31年6月30日
(リース期間:平成27年7月 1日~平成31年6月30日[4 年]
)
3.調達物品名及び構成内訳
(1) サーバ(仮想デスクトップ環境基盤)1式
(2) 無停電電源装置
1式
(3) L2スイッチ
2式
(4) ソフトウェア
① パソコン用仮想デスクトップライセンス
50式
② サーバ用 OS
12式
③ サーバ用ミドルウェア
2式
④ サーバ用セキュリティソフト
5式
(5) 設定作業
1式
(6) 保守
1式
設定作業,搬入,保守,搬出,撤去を含む
(詳細については,
「II.調達物品に備えるべき技術的要件」に示す)
4.技術的要件の概要
(1)本調達物品に係る性能,機能及び技術等(以下「性能等」という。
)の要求要件
(以下 「技術的要件」という。
)は,
「Ⅱ 調達物品に備えるべき技術的要件」
に示すとおりである。
(2)技術的要件はすべて必須の要求要件である。
(3)必須の要求要件は機構本部が必要とする最低要件を示しており,入札物品の性能
等がこれらを満たしていないとの判定がなされた場合には不合格となり,落札決
定の対象から除外する。
(4)入札物品の性能等が技術的要件を満たしているか否かの判定は,技術審査委員会
において,入札物品にかかる技術仕様書その他の入札説明書で求める提案資料の
内容を審査して行う。
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Ⅱ.調達物品に備えるべき技術的要件
1.性能,機能に関する要件
1.1 端末装置
既存のノート型パソコン10式(全て同型)
(以下、全パソコン。という)について,認
証情報を1度入力することで仮想デスクトップへ接続する環境を構築すること。また,機
構職員が既存デスクトップパソコンに対し仮想デスクトップへ接続する環境設定を行える
よう技術支援を行うこと。
対象となるパソコンの仕様・作業等については「2.2 設定作業要件」に示す。
1.2 仮想デスクトップ環境 1式
1.2.1 仮想基盤サーバ 4式
1.2.1.1 ハードウェア
① 筐体 1 台のラックユニットサイズは 2U 以下であること。
② 筐体 1 台につき 4 台以上の仮想基盤サーバを搭載すること。
③ 仮想基盤サーバ 1 台における CPU の合計コア数は 12 以上とすること。
④ 仮想基盤サーバの CPU は x86 インテル製とすること。
⑤ 仮想基盤サーバ 1 台におけるメモリの最大容量は 128GB 以上とすること。
⑥ 仮想基盤サーバ 1 台におけるハードディスクの搭載数は 5 本以上とすること。ただ
し,1 本以上は必ず SSD を採用すること。
⑦ 仮想基盤サーバ 1 台につき 1 本のハードディスクを追加可能とすること。
⑧ 仮想基盤サーバ上で動作する仮想 OS を無停止でハードディスクの追加を可能とす
ること。
⑨ 仮想基盤サーバ 1 台につき,10GbE×2,1GbE×2,10/100BASE-T RJ45×1 のネ
ットワークインターフェースを標準で搭載すること。
⑩ 仮想基盤サーバに搭載するハードディスクを仮想基盤サーバ用ストレージとして使
用し,外部ストレージを使用しないこと。
⑪ 筐体内でのネットワーク及びストレージ接続にインフィニバンドを採用していない
こと。
⑫ 筐体電源は冗長化されていること。
⑬ 筐体電源は AC100V 及び AC200V に対応していること。
1.2.1.2 機能
① 以下のハイパーバイザーをサポートすること。
VMware vSphere,MicroSoft Hyper-V,Red Hat KVM
② 導入する OS は,VMware 社製 vSphere 5 相当以上の性能,機能を有するハイパーバ
イザーとすること。
③ VMware 社の以下の機能をサポートすること。
vMotion,VMware DRS,VMware HA,VMware FT
④ VMware 社の VAAI に対応していること。
⑤ 仮想基盤サーバ用ストレージは,各サーバに搭載するハードディスクを単一のスト
レージプールとして導入すること。
⑥ 仮想基盤サーバ用ストレージは,ディスク障害時に自動で修復する機能を有する分
散ファイルシステムとすること。
⑦ 仮想基盤サーバ用ストレージはデータ圧縮機能を有すること。
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⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
⑮
⑯
⑰
⑱
⑲
⑳
21
22
23
24
25
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30
仮想基盤サーバ用ストレージはデータ重複排除機能を有すること。
仮想基盤サーバ用ストレージはシンプロビジョニング機能を有すること。
仮想基盤サーバ用ストレージは NFS を用いて各サーバと共有すること。
データへのアクセス頻度に応じて,自動的にハードディスク上のデータ配置を変更
する機能を有すること。
データの自動配置変更はブロックレベルで行うこと。
筐体はディザスタリカバリ機能を有すること。
筐体の機能で仮想基盤サーバ用ストレージをクラスタ化し,障害時の可用性を保持
すること。
項番 14 のクラスタ内におけるサーバの台数に上限がないこと。
項番 14 のクラスタについて,1 つのクラスタに仮想基盤サーバを 16 台以上含める
ことができること。
項番 14 のクラスタの拡張は仮想基盤サーバ 1 台単位にて可能であること。
複数のクラスタを一元的に管理可能とすること。
筐体の機能でデータストア単位でのレプリケーションファクタ設定を可能とするこ
と。
仮想デスクトップのクローンには Point-In-Time 方式を用いること。
仮想デスクトップ単位でのスナップショット及びレプリケーションを取得可能とす
ること。
スナップショットはスケジュールを組んでの実行を可能とすること。
パフォーマンスのスケールアップにおける指標を掲示可能とすること。
仮想基盤サーバ,仮想基盤サーバ用ストレージ,仮想デスクトップの状態監視を一
元的に確認可能とすること。
項番 24 における状態監視は専用 OS を使用すること。
専用 OS は管理 GUI でのアップデートを可能とすること。
専用 OS のアップデートは仮想基盤サーバ用ストレージを無停止で実施すること。
専用 OS のアップデートは項番 14 におけるクラスタを無停止で実施すること。
障害発生時,メーカーのサポートセンターから直接当該機器をリモートメンテナン
スする機能を有すること。
メーカーのリモートメンテナンス接続の制御を可能とすること。
1.2.2 仮想デスクトップ環境基盤管理用サーバ 1式
1.2.2.1 ハードウェア
① 仮想デスクトップ環境基盤管理用サーバの CPU は 4CPU 以上とすること。
② 仮想デスクトップ環境基盤管理用サーバのメモリは 12GB 以上とすること。
③ 仮想デスクトップ環境基盤管理用サーバのハードディスクは 100GB 以上とするこ
と。
1.2.2.2 機能
① 仮想基盤サーバ上で動作すること。
② 導入する OS は Windows Server 2012 R2 相当以上とすること。
③ 仮想デスクトップ環境基盤管理は VMware 社製 vCenter Server 5 相当以上の機能
を有するソフトウェアを使用すること。
④ ウイルス対策ソフトウェアを導入し,ウイルス定義ファイル等を自動更新する設定
を行うこと。また,導入時に必ずシステムに影響のないテストウイルスファイルを用
いて,ウイルス検知機能の動作を確認すること。
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1.2.3 仮想デスクトップ用認証サーバ 2式
1.2.3.1 ハードウェア
① 仮想デスクトップ認証用サーバの CPU は 4CPU 以上とすること。
② 仮想デスクトップ認証用サーバのメモリは 12GB 以上とすること。
③ 仮想デスクトップ認証用サーバのハードディスクは 100GB 以上とすること。
1.2.3.2 機能
① 仮想基盤サーバ上で動作すること。
② 導入する OS は Windows Server 2012 R2 相当以上とすること。
③ Active Directory ドメインサービス機能が支障なく使用できるよう設定作業を行う
こと。なお,設定内容については,当機構担当者と協議の上決定すること。
④ 2 台の仮想デスクトップ用認証サーバを構築し,Active Directory ドメインサービス
機能と DNS サーバの機能を実行すること。
⑤ 1 台の仮想認証サーバが停止した状態であっても,Active Directory ドメインサービ
ス機能と DNS サーバの機能を継続して提供できること。
⑥ 2 台の仮想デスクトップ用認証サーバ上に,DHCP サーバ機能を実装すること。
⑦ 1 台の仮想デスクトップ用認証サーバが停止した状態であっても,DHCP サーバの
機能を継続して提供できること。
⑧ ウイルス対策ソフトウェアを導入し,ウイルス定義ファイル等を自動更新する設定
を行うこと。また,導入時に必ずシステムに影響のないテストウイルスファイルを用
いて,ウイルス検知機能の動作を確認すること。
1.2.4 仮想デスクトップ接続管理用サーバ 1式
1.2.4.1 ハードウェア
① 仮想デスクトップ接続管理用サーバの CPU は 4CPU 以上とすること。
② 仮想デスクトップ接続管理用サーバのメモリは 12GB 以上とすること。
③ 仮想デスクトップ接続管理用サーバのハードディスクは 100GB 以上とすること。
1.2.4.2 機能
① 仮想基盤サーバ上で動作すること。
② 導入する OS は Windows Server 2012 R2 相当以上とすること。
③ ウイルス対策ソフトウェアを導入し,ウイルス定義ファイル等を自動更新する設定
を行うこと。また,導入時に必ずシステムに影響のないテストウイルスファイルを用
いて,ウイルス検知機能の動作を確認すること。
1.2.5 Windows 用更新プログラム適用制御サーバ 1式
1.2.5.1 ハードウェア
① Windows 用更新プログラム適用制御サーバの CPU は 4CPU 以上とすること。
② Windows 用更新プログラム適用制御サーバのメモリは 12GB 以上とすること。
③ Windows 用更新プログラム適用制御サーバのハードディスクは 100GB 以上とする
こと。
1.2.5.2 機能
① 仮想基盤サーバ上で動作すること。
② 導入する OS は Windows Server 2012 R2 相当以上とすること。
③ 仮想デスクトップ上で実行している Windows の更新プログラム適用を制御する機
能を設定すること。
④ Active Directory と連携し,Windows の更新プログラム適用時間等を制御できるこ
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と。
⑤ ウイルス対策ソフトウェアを導入し,ウイルス定義ファイル等を自動更新する設定
を行うこと。また,導入時に必ずシステムに影響のないテストウイルスファイルを用
いて,ウイルス検知機能の動作を確認すること。
1.2.6 ウイルス対策ソフトウェア管理サーバ 1式
1.2.6.1 機能
① 仮想基盤サーバ上で動作する任意のサーバを使用すること。
② その他サーバのウイルス対策ソフトウェアのステータスや機能(ソフトウェア配布,
設定やポリシー管理,イベントやタスク管理等)を一元管理する機能を有すること。
1.3 仮想デスクトップ 50式
1.3.1 ハードウェア
① 仮想デスクトップの CPU は 1CPU 以上とすること。
② 仮想デスクトップのメモリは 4GB 以上とすること。
③ 仮想デスクトップのハードディスクは 40GB 以上とすること。
1.3.2 機能
① 仮想基盤サーバ上で動作すること。
② 導入する OS は Windows 7 Professional 64bit 相当以上とすること。
1.4 その他装置
1.4.1無停電電源装置(UPS) 1式
1.4.1.1 ハードウェア
① 常時インバータ運転方式であること。
② 25℃環境・初期導入時,バッテリーの寿命は 4 年以上であること。
③ 筐体は,4U 以下のラックマウント型であること。
④ 電源は 100V とすること。
⑤ 重量は,59kg 以下であること。
⑥ 項番 1.2.1 の仮想基盤サーバ,項番 1.4.2 の L2 スイッチと接続して電源の供給を行
うこと。
⑦ 項番 1.2.1 の仮想基盤サーバと連動して仮想基盤サーバ,及び仮想基盤サーバ上で
動作する仮想 OS を自動的且つ安全に起動及び停止すること。
⑧ 電源の停電時には項番 1.2.1 の仮想基盤サーバ及び仮想基盤サーバ上で動作する仮
想 OS を自動的且つ安全に停止すること。従って,本装置のバッテリー容量は仮想
基盤サーバ及び仮想 OS が自動的且つ安全に停止するまでに必要な容量を備える
こと。
1.4.1.2 機能
① Telnet 通信,SSH 通信の機能を有すること。
② VMware 社製 vSphere の HA 構成に対応し,停電によるシャットダウン時にメン
テナンスモードへ移行してシャットダウンを行い,UPS 復旧時はサーバ起動に伴い,
メンテナンスモードを解除する機能を有すること。
③ サーバに対して設定時間を経過しても電源が復旧しない場合,ソフトウェアをイン
ストールする必要が無く,Telnet 通信,SSH 通信,SOAP プロトコルの機能を有し,い
ずれかを使用して自動的にサーバをシャットダウンする機能を有するシステムで
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あること。
④ 仮想 OS に対し,任意の順序でシャットダウンが可能なこと。また起動時にも順序
付けが可能であること。
⑤ シャットダウンの機能は,別途物理サーバ,仮想サーバなどを構築することなく,無
停電電源装置に付随したアプライアンス製品がシャットダウンの機能を有するこ
と。
⑥ 項番 1.2.1 の仮想基盤サーバ,項番 1.4.2 の L2 スイッチと接続して電源の供給を行
うこと。
⑦ 項番 1.2.1 の仮想基盤サーバと連動して仮想基盤サーバ,及び仮想基盤サーバ上で
動作する仮想 OS を自動的且つ安全に起動及び停止すること。
⑧ 電源の停電時には項番 1.2.1 の仮想基盤サーバ及び仮想基盤サーバ上で動作する仮
想 OS を自動的且つ安全に停止すること。従って,本装置のバッテリー容量は仮想
基盤サーバ及び仮想 OS が自動的且つ安全に停止するまでに必要な容量を備える
こと。
1.4.2 L2スイッチ 2式
1.4.2.1 ハードウェア
① 24 ポート以上のオートセンシング 10/100/1000 Mbps 対応 RJ45 ポート
(IEEE802.3 Type 10Base-T,IEEE802.3u Type 100Base-TX,IEEE802.3ab Type
1000Base-T)を有すること。
② 4 ポート以上の SFP ポートを有すること。
③ モジュールを追加することで,SFP+および 10G Base-T インタフェースを最大 4
ポート増設可能なこと。
④ 機器の稼働状態を判別できる LED が前面に搭載されていること。
⑤ 10GbE ポートを最大 4 ポートまで拡張できること。
⑥ 10GbE ポートは CX4,SFP+,10GBASE-T を選択できること。
⑦ スタックモジュールとして CX4 と SFP+が選択できること。
⑧ 筐体は,1U 以下のラックマウント型であること。
⑨ 電源は 100V とすること。
⑩ 重量は,4.5kg 以下であること。
⑪ 消費電力は,106W 以下であること。
1.4.2.2 機能
① 総スイッチング容量は,144Gbps 以上であること。
② スループットは,107.2Mpps 以上であること。
③ パケットバッファとして 2MByte 以上有すること。
④ メモリを 128MByte 以上搭載すること。
⑤ ComwareOS v5 を搭載した製品であること。
⑥ ライセンスを追加することなく,標準ですべての L2 機能が使用できる製品である
こと。
⑦ 32VLAN までのローカルルーティングが可能かつ StaticRoute の記述が可能であ
ること。
⑧ DHCP-Server の機能を有すること。
⑨ 光ケーブルによるスタック構成が可能なこと。
⑩ スタック構成時のトラフィック処理が分散処理であること。
⑪ スタックリンクを経由することなく最短経路でトラフィックが流れる
Local-First-LoadSharing 機能に対応していること。
⑫ スタック帯域が最大 96Gbps であること。
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⑬ Q-in-Q に対応しており,VLAN の拡張が可能であること。
⑭ VLANInterface を 1024 個作成できること。
⑮ Flash 内部に複数のコンフィグが保存でき,コマンドラインにて選択起動すること
が可能なこと。
⑯ 簡易ケーブルテスト機能が標準搭載されていること。
⑰ Cisco コマンドのエイリアス機能を有すること。
1.5 ソフトウェア
本調達物品のアプリケーションソフトにおける技術的要件は,下記のとおりとするこ
と。サーバに関してはライセンス,バージョンアップ等の更新権及び技術サポート等
サービスについては,本契約満了日まで有効なこと。
1.5.1 パソコン(デスクトップ・ノート)用ソフトウェア 50式
仮想デスクトップライセンス:
全パソコン用仮想デスクトップライセンスとして,
「Horizon View Standerd アカ
デミックライセンス」を vSphere Desktop,View Manager, View Composer,
ThinApp(Packager,Client,Workstation), vCenter Desktop 同時接続数50ライセ
ンス分用意し本調達に含めること。
また,
インストールメディア1個も含めること。
なお,Microsoft CAL 及び Microsoft Windows Desktop OS に対する SA(Software
Assurance)については当機構所有ライセンスを利用すること。
1.5.2 サーバ用ソフトウェア
① サーバ用OSおよびミドルウェアライセンスとして以下を調達に含めること。
○Windows Server Standard 2012 R2 Japanese Academic Open license 12 式
○SQL Svr Standard Core 2014 Japanese Academic OLP 2licenses NoLevel
CoreLic Qualifie
2式
【参考】上記ミドルウェアを使用するサーバ
1. Windows Server Standard 2012 R2 Japanese Academic Open license
→ 以下サーバで使用
仮想デスクトップ環境基盤管理用サーバ(1 式)
仮想デスクトップ用認証サーバ(2 式)
仮想デスクトップ接続管理用サーバ(1 式)
Windows 用更新プログラム適用制御サーバ(1 式)
2. SQL Svr Standard Core 2014 Japanese Academic OLP 2licenses NoLevel
CoreLic Qualifie
→ 仮想デスクトップ環境基盤管理用サーバ(1 式)で使用
② セキュリティ対策ソフトウェアとして以下を調達に含めること。
○F-Secure Windows サーバ セキュリティ
5式
2.性能,機能以外に関する要件
2.1 受注要件
一般財団法人日本情報経済社会推進協会からプライバシーマーク制度によるプライ
バシーマーク使用許諾,又は,一般財団法人日本情報経済社会推進協会又は海外の
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認定機関により認定された審査登録機関による ISMS(ISO/IEC27001)の認証を
受けていること。
2.2 設定作業要件
2.2.1 システム共通事項
① 本調達物品において,当機構担当者と連携し綿密な調整を行い,支障なく稼働でき
るよう設定作業を行うこと。また,契約期間中は,必要に応じて当機構担当者と他
システム等納入業者・保守業者との打ち合わせ等に参画すること。
② 導入構築にあたり,作業日程と体制に基づき,当機構との調整を密にしながら,各
種管理(進捗,課題,品質,セキュリティ,障害)を実施すること。
③ 試験設計に基づき検証を行い,動作,品質,パフォーマンス,セキュリティ等を確
認し,当機構担当者の承諾を得ること。
④ 導入構築に関して,本仕様書に明示されていない詳細設定については,当機構担当
者と協議の上決定すること。
2.2.2 設計
① 当機構担当者と連携し綿密な調整を行い,支障なく稼働できるよう各種設計を行う
こと。
② 設計に必要な各種情報等について,当機構にヒアリングするためのヒアリングシー
トを作成し当機構担当者の承諾を得ること。
③ 当機構から収集したヒアリングシートを精査し,詳細設計,運用設計,試験設計等
を行い,当機構担当者の承諾を得ること。
2.2.3 端末装置
2.2.3.1デスクトップ型パソコン
2.2.3.1.1 ハードウェア
機構本部が設定を行うデスクトップ型パソコンの仕様は以下のとおり。
① CPU は,Intel(R) Core(TM) i 3 プロセッサー相当以上
② ハードディスクは,HDD 300GB 以上または SSD 120GB 以上を内蔵
③ メモリは,4GB 以上を内蔵
④ 有線 LAN ポートを有する
⑤ OS は,Microsoft Windows(R) 7 Professional または Windows7 Enterprize
2.2.3.1.2 機能等
以下の機能を実装させるにあたり機構職員が設定作業を行える様に準備すること。
① 仮想デスクトップへの接続は VMware 社 Horizon Client 相当以上の機能を有する
アプリケーションを使用すること。
② 受注者は,後日既存パソコンに対し,仮想デスクトップへ接続するための設定を機
構本部が実施する際,技術支援を行うこと。またそのためのマニュアルを作成する
こと。接続方法は以下とおりとする。
・OS 起動後,認証情報を1度入力することで接続
・1つのパソコンから同時に複数の仮想デスクトップに接続
③ パソコンの設定作業は,機構本部が行う。
2.2.3.2 ノート型パソコン 10式
2.2.3.2.1 ハードウェア
設定を行うノート型パソコンの仕様は以下のとおり。
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①
②
③
④
⑤
⑥
Sony VAIO Fit 14E(法人向けモデル SVF1432A1J)
CPU Intel(R) Core(TM) i5-4200U
Windows 7 pro 64bit
HDD 500GB, メモリー 4GB
有線 LAN,無線 LAN
DVD スーパーマルチドライブ
2.2.3.2.2 機能等
以下の機能を実装させること。
① 仮想デスクトップへの接続は VMware 社 Horizon Client 相当以上の機能を有する
アプリケーションを使用すること。
② 受注者は,後日既存パソコンに対し,仮想デスクトップへ接続するための設定を機
構本部が実施する際,技術支援を行うこと。接続方法は以下とおりとする。
・OS 起動後,認証情報を1度入力することで接続
③ パソコンの設定作業について,
機構本部にてマスターイメージを作成することとし,
残り全台数については受注者側でこのマスターイメージをもとにイメージ展開を行
い,機構本部が指定するコンピュータ名に変更を行うこと。なお,ノート型パソコ
ンについては既存のものとなるため,機構にて正常に動作することを確認し,機密
情報等がクリアされた状態で引き渡すものとする。
④ イメージ展開後に「1.2.3 仮想デスクトップ用認証サーバ」及び「1.2.5
Windows 用更新プログラム適用制御サーバ」と連携可能な設定を行うこと。
また,マスターイメージの作業に関して,受注者は必要に応じて機構本部に技術支
援を行うこと。
⑤ イメージ展開の作業場所は受注者側で確保し,送料は全て受注者負担とすること。
2.2.4 仮想デスクトップ
① 仮想デスクトップの設定作業について,機構本部にてマスターイメージを作成する
こととし,残り全台数については受注者側でこのマスターイメージをもとに展開を
行うこと。イメージ展開後に「1.2.3 仮想デスクトップ用認証サーバ」及び「1.
2.5 Windows 用更新プログラム適用制御サーバ」と連携可能な設定を行うこと。
また,マスターイメージの作業に関して,受注者は必要に応じて機構本部に技術支
援を行うこと。
② 仮想デスクトップの展開方式はフルクローン方式とすること。
2.3 保守要件
① 契約期間中におけるハードウェア製品保守について,サーバ,UPS,L2 スイッチ
については下記とすること。
「月曜日~金曜日(祝祭日と年末年始 12/29~1/3 を除く)9時~17時」対応
(問い合わせ窓口含む)で応答時間が翌営業日以内のオンサイト保守
② サーバのハードディスクが故障し交換となった場合,その故障したハードディスク
は機構本部で所有できること。なお,そのハードディスク内のデータ完全消去また
は物理破壊は機構本部で行う。
③ パソコンのハードディスクが故障し交換となった場合,納品時のマスターイメージ
をもとに,ハードディスクのデータをその交換対象となったハードディスクにコピ
ーができるようにすること。なお,ハードディスクコピー作業は機構本部担当者が
行うこととし,その手法は限定しないものとする。
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④ 保守にかかる問い合わせ先を機構本部へ明示すること。また,その保守開始時にメ
ーカー等へのユーザ登録等が必要な場合は,受注者側で登録作業を行うこと。
⑤ 保守は,メーカー若しくは純正部品の供給を受けて作業を実施することが可能な代
理店又は取扱店等が行うこと。
2.4 納入・撤去等要件
① 設定作業,納入,撤去等の際は作業日程と体制を前もって提示し,受注者及び機構
本部の作業を明確にし,機構本部担当者の承諾を得ること。また,機構本部と関わ
る作業の実施時間帯については,原則「月曜日~金曜日(祝祭日を除く)9時~1
7時」とし,具体的な作業日時については,機構本部担当者と協議の上決定するこ
と。
② サーバに関する設計,搬入,設置,据付,配線,調整,接続,保守,搬出,撤去に
要する全ての費用は本調達に含むこと。
③ 機器間及びネットワーク等の構成に必要とする消耗品等,及び 19 インチラック内
に収容するためのラックマウントキットやネジ・金具類も全て本調達に含めること。
④ 全パソコンの納入作業は2.2で指定する作業及び搬入までとし,現地の設置作業
は含めない。
⑤ 本調達物品全ての搬入場所は,下記のとおりとすること。
国立高等専門学校機構 本部事務局八王子オフィス
〒193-0834 東京都八王子市東浅川町 701-2
納入場所(部屋)については機構本部担当者の指示を受けること。
⑥ 本調達物品全てについて,
「平成27年7月1日」までに搬入場所へ納入すること。
⑦ 搬入の際は,本調達物品を梱包材等から全て取り出し,機構本部が指定する箇所へ
納入すること。また,その搬入時に生じる梱包材等は,受注者が責任を持って引き
取ること。
⑧ 搬入の際は,施設等に損害を与えないように注意するとともに,機構本部担当者立
会いの上で行うこと。万一施設等に損害を与えた場合は,受注者の負担により現状
復帰すること。
⑨ 本調達物品の保証書及びアプリケーションソフトの証書等は,機構本部へ取りまと
めて納入すること。
⑩ 導入したサーバ機器のホスト名,IP アドレス,ハードウェア固有情報等を機器に
シール等はり付けること。
⑪ 契約満了時に本調達物品を撤去する場合,サーバのハードディスクのデータを完全
消去または物理破壊を行い,データ完全消去又は物理破壊した証明書等を発行する
こと。
2.5 機密保持
① 受注により知り得た全ての情報について守秘義務を負うものとし,これを第三者に
漏らし,又は他の目的に使用しないこと。
② 受注により知り得た情報については,契約期間はもとより,契約終了後においても
第三者に漏らしてはならない。
③ 正当な理由があってやむを得ず第三者に開示する場合,書面によって事前に承諾を
得ること。また,情報の厳重な管理を実施すること。
④ 機構本部が提供した資料は, 原則として全て複製禁止とすること。但し,業務上や
むを得ず複製する場合であって,事前に書面にて機構本部の許可を得た場合はこの
限りではない。なお,この場合にあっても使用終了後はその複製を機構本部に返納
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又は焼却・消去する等適切な措置をとり,機密を保持すること。
2.6 検査及び検収
機構本部担当者の立ち会いのもと行われる納入をもって検収とする。
2.7 損害賠償
受注者が本契約に違反して,機構本部が損害を被った場合には,機構本部は受注者に
対して損害賠償を請求し,かつ,機構本部が適当と考える必要な措置をとることを請求
できる権利を有するものとする。
2.8 その他
① 納入する物品は,中古品であってはならない。
② 納入する物品について,メーカー側のモデルチェンジ等でやむを得ない事由により,
入札参加資格書類提出時に提示した物品の納入が困難になった場合は,その旨を機
構本部担当職員に文書(様式自由)で申告し,機構本部の承諾をもって同一メーカ
ーの後継機種若しくは同等性能を有する機器を納入することができる。
③ 納入するアプリケーションソフトについて,バーションアップ,製造中止が発生し
た場合,技術的要件及び価格が同等である場合は,最新版を導入すること。
④ 本調達の履行について疑義が生じたとき,又は本調達に伴い機構本部と交わす契約
書に定めない事項については,
機構本部及び受注者の双方で協議の上決定すること。
⑤ 受注者の故意又は過失により損害が発生した場合は,受注者の責により現状復帰す
ること。
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