道徳「左手一本のシュート」

「視野を広く」
第 11号 H27.7.16
視野の狭い人は、我が身を処する道を誤るだけでなく、人に
も迷惑をかける。だから、お互いの繁栄のために、お互いの視
野の角度を、グングン広げなければならない。十度の視野は十
五度に。十五度の人は二十度に。もっとも百八十度まで広げて
みても、それでようやく、ものごとの反面がわかっただけだか
ら、本当はグルリと三百六十度を見渡さなければならない。そ
れが、真の融通無碍、つまり解脱というものではなかろうか。
お互いの繁栄と平和と幸福のためにだれもが広い視野をもつよ
うに心がけたいものである。 「道をひらく」松下幸之助より
1学期を振り返って、課題は「自律」
4月のスタートでは、クラスメイトや
授業の先生が替わり、やや緊張していま
した。しかし、修学旅行を期に、クラス
メイトとの仲が深まり、とても充実した
1学期を過ごしていると思います。
良い点は「これまで以上に学習に力を
入れて取り組んだ」「委員会活動や部活
動で先輩としてリードした」「思いやり
の心をもって友人と関わった」などが上
げられます。
課題は「場に応じた適切な行動をとる
こと」「隅々まで清掃すること」が上げ
られると思います。具体的には、ちょっ
と時間に遅れたり、不適切な言葉を遣っ
たり、下足で通ってはいけないところを
歩いたり、いい加減に床を拭いたりなど
「これぐらい良いだろう」と自分の中で
あまい判断をしていたことが原因だと思
います。キーワードは「自律」です。常
に自分の行動を見つめ、自分の心に甘え
ることなく行動することが必要です。2
学期には大きな行事や進路選択を迎えま
す。さらに充実した生活を送ることがで
きようにしてほしいと思います。
道徳「左手一本のシュート」
6月20日(金)の標記の題材で道徳
をしました。話のあらすじは次のとおり
です。
中学校時代に輝かしい戦績を残した正幸君
が、インターハイ常連校に入学を決め、入学
する前に練習に参加していた。ところが正幸
君は脳出血で突然倒れ、目が覚めたときには
右半身に麻痺を残した。その中で再びコート
に立つことを目標にリハビリや一人コートに
残り動く左手でのシュートを練習した。そし
て3年生になりインターハイ出場をかけた県
大会で、監督から「正幸君を試合に出場させ
ようと思うけどどうする」と言われたチーム
メイトは、その申し出を受け入れ、試合に勝
ちながらも出場させる作戦を考える。出場の
チャンスをもらった正幸君はワンチャンスを
ものにし、見事にシュートを決める。
この話は、実話です。涙ながらに映像
を観た人も多くいたと思います。正幸君
はなぜ奇跡とも言えるシュートを決める
ことができたのでしょうか。
その要因は数多くあると思いますが、
一番は本人の努力だと思います。麻痺し
た身体の機能を回復させるために、必死
にリハビリをしたことや比較的麻痺が少
なかった左手でシュートを練習したこと
です。
他の要因としては、チームのみんなが
試合に出場できる場面を与えてくれたこ
とです。なぜ、チームのみんなが試合の
出場を認めたのかは、主人公が練習に参
加できなくても、チームのためにサポー
ト役として働いたことや必死にリハビリ
をしていた様子を見ていたからではない
でしょうか。
みんなもこのような集団であってほし
いと思います。
<生徒の感想>
○急に自分の身体が動かなくなって、好
きなことができなくなる怖さや仲間の
大切さ、何があっても諦めてはいけな
い気持ちをもつことを学ぶことができ
た。もし近くにそのような人がいるの
なら、自分もあのチームメイトのよう
に支えてあげたい。
○突然病気になって、好きなスポーツが
満足にできなかったのに、それでも諦
めずに頑張って努力して、とてもすご
いと思った。正幸君も十分すごいけど、
仲間の人も正幸君のためにすごく頑張
って「左手一本のシュート」ができた
のだから正幸君は良い友達に恵まれた
んだなと思った。
○努力することは大切だと思いました。
正幸君は病気になってから3年間シュ
ートの練習やリハビリ、チームメイト
のサポートをしていたから最後にシュ
ート一本を決められたのだと思います。
チームのみんなも一人のために30点
差をつけ、チャンスをくれたことはす
ごいし、仲間を大切にすることは大事
だと思いました。私もこれからいろい
ろあると思うけど、努力していこうと
思います。
盛り上がったクラスマッチ
10日(金)梅雨の中、快晴に恵まれ
クラスマッチを行いました。
1種目目は男女混合リレーでした。5
クラスが抜きつ抜かれつのデットヒート
の中、30走者で先頭に立った4組が逃
げ切り優勝しました。
2種目目は男子バレーボール、女子サ
ッカーでした。男子は、スパイクやダイ
ビングをしてのレシーブなどさすがと思
わせるプレーが随所に見られ、とても白
熱した戦いでした。女子は、ボールを上
手く扱うことができず走り回り、炎天下
で暑さとの戦いとなりました。その中で
も、なでしこジャパンを彷彿させるよう
なプレーも見られ、とても盛り上がりま
した。
結果は、次のとおりです。
1位
2位
総合の部
1組
3組
リレー
4組
3組
男子バレー
1組
3組
女子サッカー
5組
1組
応援賞 4組
このクラスマッチのために保体委員は
昼休みや放課後を利用し企画をしました。
自分の時間を犠牲にして、準備をしてく
れたお陰で、みんなが楽しむことができ
ました。ありがとうございました。
進路コーナー
夏休みに体験入学やオープンスクー
ルがたくさんありますが、きちんとし
た服装や態度が大切です。面接の一つ
として緊張感をもって参加してほしい
と思います。
進路決定に向けて
夏休みは自分を見つめ直す時間が十
分ありますし、保護者の方と話す時間
も十分あると思います。2学期はいよ
いよ進路決定の時期になりますので、
この夏休み中には保護者の方と相談し、
学校や学科を決めておくことも必要で
す。将来設計を考えた進路選択をして
ほしいと思います。
夏季休業中の連絡
◇川下塾
8月3日・4日・6日・7日
20日・25日・26日・27日
1校時 9時00分~ 9時50分
2校時10時00分~10時50分
集合場所:3年1組~3組教室
服 装:制服
持参物:関係教科のセミナー、
筆記用具、上履き
◇世界スカウトジャンボリー
8月5日8時30分~
集合場所:3年各教室
服 装:制服及び各講座に応じた服装
持参物:上履き
◇登校日
8月28日(金)31日(月)
体育祭練習 給食あり
平常どおり登校
朝読書
1~3校時 体育祭練習
服 装:登下校は制服
持参物:体操服、ハチマキ、お茶、
タオル、筆記用具、
生活ノート、給食着