20151008-151353 [219KB pdfファイル]

6年学年通信
10月号
Part2
武生東小学校
H27.10.8
算数で、9 月から学習してきた「速さ」も来週テストになります。子どもに「先生に聞いてき
なさい」と言っても、なかなか聞けない子もいます。かといって「算数は難しいから教えられな
いけど、子どものためになんとか・・・」と思っているお家の方も多いと思います。そこで、お
家の方にも「速さ」をわかってもらおう!ということで一言。
たぶん、ほとんどの人は、「速さ」の問題が何か特別の分野であるような先入観があって、
「距離=速さ×時間」「速さ=距離÷時間」「時間=距離÷速さ」の公式をいきなり覚えればいいで
しょ。とか、この 3 つの公式が覚えにくいということで、キ・ハ・ジとかハ・ジ・キとかで暗記
したりしてとけばいいでしょ。と感じると思います。学校の授業や塾などでは、問題を解くスピ
ードも重視したいし、次々学習しなければならない内容がたくさんあって、この公式などを教え
ますし、これを使って解かせることが多くなっているのも事実です。
しかし、「速さ」の考え方の根本は、全然特別な「難しい」ものではなくて、実は「足し算」
「引き算」「かけ算」「割り算」が分かっていれば、それと同じ発想で解けるのです。この部分を
ないがしろにしている子は「速さ」も理解できないのです。
では、「+、-、×、÷」ってどんなときに使いますか?「バカにしないでよ!」と怒ってし
まう方もいるかもしれませんが、一応復習しておきましょう。それぞれ一言で言うと
+(足し算) 合わせて、和
-(引き算) 違い、差
×(かけ算) 何倍か
を求めるためのものですよね。
÷(割り算)
1つあたり、いくつ分あるか
そこで買い物の問題
1 個 40 円のリンゴを 2 個買ったら代金はいくらか?
誰が考えたって、1個が2倍の2個になったのだから、40×2=80 円です。・・・(A)
1 個 40 円のリンゴを何個か買ったら代金が 120 円だった、何個買ったか?
リンゴがいくつあるか考えるので、すぐに 120÷40=3 個だとわかります。・・・(B)
リンゴを 4 個買ったら代金は 160 円だった、リンゴ 1 個の値段はいくらか?
160÷4=40 円、この問題もできない人はいないでしょう。・・・(C)
速さの問題も、まったく同じように解くことができます。
速さの問題
1、距離を求める問題
「時速 40km で進む自動車は 2 時間で何 km 進みますか。」という問題を考えてみましょう。
(A)で 1 個 40 円のリンゴを 2 個買うと
代金が 40×2=80 円になったのと同様に、
時速 40km(1時間に 40km 進むことができる)
の自動車が 2 時間走ると進んだ距離は、1 時間
の2倍あるので、40×2=80km となります。
2、時間を求める問題
「時速 40km で進む自動車が、A 地から 120km 離れた B 地まで行きます。A 地から B 地まで何時間
かかりますか。」という問題を考えます。
(B)で 1 個 40 円のリンゴを 120 円分買ったと
きにリンゴの個数を求めた問題と同じです。
120÷40=3 個
120÷40=3 時間
3、速さを求める問題
「160km の道のりを 4 時間で走る自動車の速さは時速何 km ですか。」
(C)で求めたリンゴ 1 個の値段と同じです。
160÷4=40 円
4 時間で 160km なので、1 時間あたりの
距離を求めればいいのですから、
160÷4=40km
このように、やさしいかけ算や割り算を利用した、買い物の問題と同じように考えて解くこと
ができるわけです。
速さの問題を「算数の問題」というように難しく考えるより
「時速 40km は 1 個 40 円と同じ」「距離は代金にあたる」「時間は個数にあたる」
というように解いてみるのもいいと思います。
昨年の学年通信で書いたように、普段から「算数を難しい」と考えない、「みんなで合わせた
り、分けたりすることで簡単な数に触れさせる」ということをしておくといいと思うのです。