マーケット・アイ(概観)(2015年2月)

2015 年 2 月 13 日
マーケット・アイ(概観)(2015年2月)
日 銀 金 融 経 済 月 報(1 月 22 日公表)
日銀金融市場調節方針
●1 月:景況判断 (16 か月連続で据え置き)
(カッコ内は方向性を表示)
わが国の景気は、基調的に緩やかな回復を続けており、消費税率引き上げに伴う駆け込み
需要の反動などの影響も全体として和らいでいる(→)
決定日
・景気の先行きについては、緩やかな回復基調を続け、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動などの
影響も収束していくとみられる。
・物価の先行きについてみると、国内企業物価は、国際商品市況の動きを反映して、当面下落を続けるとみ
られる。消費者物価の前年比は、エネルギー価格の下落を反映して、当面プラス幅を縮小するとみられる。
0.40%
無 担 保 コ ー ル レ ー ト (ON物 )を 、 0 . 3 % 前 後
で推移するよう促す。
0.50%
2008/12/19
無 担 保 コ ー ル レ ー ト (ON物 )を 、 0 . 1 % 前 後
で推移するよう促す。
0.30%
0.10%
2010/10/5
無 担 保 コ ー ル レ ー ト (ON物 )を 、 0 ~ 0 . 1 %
程度で推移するよう促す。
0.30%
0.10%
2013/4/4
マ ネタ リー ベー スが 、年 間約6 0 ~ 7 0 兆
円 に相当するペースで増加させる。
―
0.10%
日付
・生産は、持ち直しの動きがみられる。(↑) ・企業収益は、全体としてはおおむね横ばいとなって
いるが、大企業製造業では改善の動きもみられる。
(→) ・企業の業況判断は、おおむね横ばいとな
っている。
(→) ・倒産件数は、緩やかに減少している。(↑) ・雇用情勢は、有効求人倍率の上昇
には一服感がみられるものの、改善傾向にある。
(→)
国
0.30%
日 10-12月期のGDP1次速報
2月18日
日 金融政策決定会合(2日目)
2月26日
米 1月の米国CPI
実質GDP
(米国は年率換
欧 10-12月期の英国GDP改定値
欧 2月のユーロ圏CPI速報値
算,EUと英国は
米 ベージュブック
前期比,%)
英 MPC(1日目)
・消費者物価は、横ばいとなっている。
(→)
・先行きについては、当面、弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、原油価格
下落の影響や各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、消費者マ
インドの弱さや海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。
2014/1-3
2014/4-6
2014/7-9
2014/10-12
CPI
2014/10
(総合,
2014/11
前年比,%)
2014/12
欧 ECB定例理事会
3月6日
米 1月の米雇用統計
3月6日
欧 10-12月期のユーロ圏GDP改定値
3月9日
日 10-12月期のGDP2次速報
△ 1.9
△8(3月)
2013/4-6
3.0
1.6
△ 0.6
△ 1.3
+4(6月)
2013/7-9
1.6
0.9
△ 0.3
△ 1.1
+12(9月)
△ 1.5
0.7
△ 0.3
△ 1.6 +16(12月)
5.8
5.5
△ 6.7
△ 1.9
0.1
0.4
2.1
△ 3.5
2.0
△ 0.4
△ 2.2
△ 2.8
(ポイント)
EU
英国
0.05%
0.50%
(14/9/4-)
(09/3/5-)
種類
無担保コール
(加重平均)
超 過 準 備へ のマ イナ
0.3
0.1
0.2
0.3
0.4
0.3
△ 0.2
△ 0.6
国内企業
物価
(除く生鮮)
10年基準
景 気動 向 指 数CI
+13(9月)
一致
機械受注
完全失業
率
民需(除船・電)
(季調済)
前月比(%)
前月比(%)
全体(%)
2014年 5月
3.4
4.3
104.5
111.0
0.7
△ 19.5
3.5
2014年 6月
3.3
4.5
105.0
109.3
△ 3.4
8.8
3.7
2014年 7月
3.3
4.4
105.9
109.7
0.4
3.5
3.8
2014年 8月
3.1
3.9
105.2
108.3
△ 1.9
4.7
3.5
2014年 9月
3.0
3.6
106.3
109.3
2.9
2.9
3.6
2014年 10月
2.9
2.9
104.3
109.9
0.4
△ 6.4
3.5
2014年 11月
2.7
2.6
103.7
109.2
△ 0.5
1.3
3.5
2014年 12月
2.5
1.9
105.2
110.7
1.0
+17(3月)
+12(6月)
先行
鉱工業生
産
(季調済)生産
3.4
短期金利の動向
米国
△ 2.1
4.6
5.0
2.6
1.7
1.7
1.3
0.8
全国CP
I
前年同月比(%) 前年同月比(%)
+12(12月)
0~0.25%
2015/1
0.6
0.8
0.7
0.5
1.2
1.3
1.0
0.5
東京
レポ・レート
直近のレート
(O/N)
月初の市場状況
月初の税揚げ要因・国債発行要因、各業態からの試し取り実施、レポGC
0.065 ~ 0.075 % レートの再度の上昇、といった要因から、無担保コールO/Nも若干高めで
の推移が継続している。
(O/N)
0.040 ~ 0.100 %
(S/N)
0.050 ~ 0.100 %
(1W)
0.060 ~ 0.080 %
(3M) ▲ 0.020 ~ 0.020 %
国庫短期証券
(T-Bill)
(3か月物)
上昇した。需給次第の不安定な状態が続いている。
今後の短国買入オペの減少が意識される中、入札が月初に連 続し たこ とも
(6M) ▲ 0.020 ~ 0.020 % あって、アウトライト市場は0%付近での 取引 とな って いる 。前 月の よう
な深いマイナス圏での取引は減少した。
(1Y) ▲ 0.030 ~ 0.030 %
a-1+
C P
月初はGCレートの低下が見られたものの、短国・長国の発行 要因 から 再び
a-1事 法
a-1リース
0.085 ~ 0.095 %
1月末のCP発行残高は17兆5,110億円となり 、昨 年と 比べ て1 兆円 以上 増加
0.090 ~ 0.105 % した。CP等買入オペの 按分 レー トが 高止 まっ てい るこ とも あっ て、 発行
レートは3月内償還物を中心に全体的に上昇傾向となっている。
0.095 ~ 0.110 %
ECB は 2014 年 9 月、政策金利を再度引き下げ。また、日銀は 10 月、量的・質的金融緩和を拡大。
一方、FRB は 10 月、資産買入れ終了を決定。
2014 年 10 月の展望レポート(2015 年 1 月中間評価)
●
(%)
△ 1.0
QE3(2014/10/28・ 29の
2014/9
英 MPC(2日目)
3月5日
(%)
ス金利,TLTRO, ABS・
FOMC で 新 規 購入 の停
(FRB,ECB,BOE)
カ バ ー ド ボ ン ド 買 3,750億ポンドの 資産
主な付随政策 止 、 償 還再 投資 は継
入 , 国 債買 入( 月額 購入枠(ほぼ英国債)
続),インフレ目 標前
600 億 ユ ーロ ,導 入予
年比+2.0%
定2015/3)
米 10-12月期の米国GDP改定値
3月4日
(%)
項目
(%)
(08/12/16-)
日 1月の全国CPI
3月2日
大企業製造業
主要国の金融・経済情勢
金融政策
日 1月の失業率
2月27日
日銀短観
業 況 判 断DI
――
2014/10-12
0.10%
政策金利
英 1月の英国CPI
需給ギャップ
前年同期比(原)
4.7
2014/7-9
日 金融政策決定会合(1日目)
2月17日
GDP
デフレーター
6.0
2014/4-6
項目
2月16日
名 目 GDP
前期比年率(季調)
2013/1-3
2013/10-12
0.10%
0.30%
内容
欧 10-12月期のユーロ圏GDP速報値
実 質 GDP
前期比年率(季調)
2014/1-3
マネタリーベースが、年間約8 0 兆 円 に相
当するペースで増加させる。
2月13日
項目
―
経済カレンダー
・個人消費は、消費者マインドに弱さがみられるなかで、底堅い動きとなっている。
(→) ・設備投
資は、おおむね横ばいとなっている。(→) ・住宅建設は、底堅い動きとなっている。
(↑) ・公共
投資は、底堅く推移している。
(→) ・輸出は、横ばいとなっている。(→) ・輸入は、おおむね
横ばいとなっている。
(→) ・貿易・サービス収支の赤字は、減少傾向にある。(↑)
補完当座預金制
度の適用利率
0.75%
2014/10/31
(カッコ内は方向性を表示)
日本の主要統計指標
無 担 保 コ ー ル レ ー ト (ON物 )を 、 0 . 5 % 前 後
で推移するよう促す。
2008/10/31
景気は、個人消費などに弱さがみられるが、緩やかな回復基調が続いている。(→)
・国内企業物価は、緩やかに下落している。
(→)
基準貸付利率
無 担 保 コ ー ル レ ー ト (ON 物 ) を 、 0 . 2 5 % 前
後で推移するよう促す。
2007/2/21
政 府 月 例 経 済 報 告(1 月 23 日公表)
(据え置き)
金融市場調節方針
2006/7/14
・輸出は、持ち直しの動きがみられている。(→) ・設備投資は、企業収益が改善するなかで、緩やかな
増加基調にある。(→) ・公共投資は、高水準で横ばい圏内の動きとなっている。(→) ・個人消費は、
基調的に底堅く推移しており、駆け込み需要の反動の影響は全体として和らいでいる。(→) ・住宅投資
は、駆け込み需要の反動減が続いてきたが、足もとでは下げ止まりつつある。(→) ・鉱工業生産は、在
庫調整の進捗もあって、下げ止まっている。(↑)
・消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、消費税率引き上げの直接的な影響を除いたベースでみると 0%
台後半となっている。 ・国内企業物価は、国際商品市況の大幅な下落を反映して、3 か月前比で下落して
いる。 ・予想物価上昇率は、やや長い目でみれば、全体として上昇しているとみられる。
●1 月:基調判断
総合企画部 企画調査 G
2014 年 10 月「経済・物価情勢の展望」(展望レポート) (2015 年 1 月中間評価)
政 策 委 員 の 大 勢 見 通 し (下線・太字は中央値)
指 標
実質GDP
2014年度
▲0.6 ~ ▲0.4 +0.2 ~ +0.7
▲0 .5
消費者物価指数
(除く生鮮食品)
10月時点の見通し
+0 .5
2015年度
消費税引き上げの影
響を 除くケース
10月時点の見通し
-
-
10月時点の見通し
+1.8 ~ +2.3 +1.2 ~ +1.7
+2 .1
+1 .5
主要国の中銀政策⾦利と物価動向
2016年度
消費税引き上げの影
響を 除くケース
10月時点の見通し
-
-
10月時点の見通し
+1.5 ~ +1.7 +1.0 ~ +1.4
+1 .6
+1 .2
消費税引き上げの影
響を 除くケース
10月時点の見通し
-
-
+3 .2
+0 .9
+1 .2
+1 .0
+2 .4
+1 .0
+1 .7
+2 .2
+2 .8
*政策⾦利がレンジの場合は上限を記載
出所:各国統計、中央銀⾏
6.0
⽇本(コアCPI)
アメリカ(Core PCE)
5.0
イギリス(CPI)
ユーロ圏(CPI)
BOJ
+2.9 ~ +3.2 +3.1 ~ +3.4 +0.9 ~ +1.2 +1.1 ~ +1.4 +0.4 ~ +1.3 +1.8 ~ +2.6 +0.4 ~ +1.3 +1.1 ~ +1.9 +1.5 ~ +2.3 +1.9 ~ +3.0 +1.5 ~ +2.3 +1.2 ~ +2.3
+2 .9
*2014年4⽉以降の⽇本は⽇銀試算に
基づいて消費税率引上げの影響を除去
+2 .2
+2 .1
●わが国の経済・物価の中心的な見通し
わが国の景気は、基調的に緩やかな回復を続けており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動などの影響も全体として和らいでいる。海外経済は、一部になお
緩慢さを残しつつも、先進国を中心に回復している。そうしたもとで、輸出は持ち直しの動きがみられている。設備投資は、企業収益が改善するなかで、緩やかな増加基調
にある。公共投資は高水準で横ばい圏内の動きとなっている。個人消費は、雇用・所得環境が着実に改善するもとで、基調的に底堅く推移しており、駆け込み需要の反動
の影響は全体として和らいでいる。住宅投資は、駆け込み需要の反動減が続いてきたが、足もとでは下げ止まりつつある。以上の内外需要のもとで、在庫調整の進捗もあ
って、鉱工業生産は下げ止まっている。この間、わが国の金融環境は、緩和した状態にある。物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、消費税率引き上げの
直接的な影響を除いたベースでみて、0%台後半となっている。予想物価上昇率は、やや長い目でみれば、全体として上昇しているとみられる。
先行きのわが国経済については、緩やかな回復基調を続け、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動などの影響も収束していくとみられる。消費者物価の前年比
は、エネルギー価格の下落を反映して、当面プラス幅を縮小するとみられる。
10 月の「展望レポート」で示した見通しと比べると、成長率は、2014 年度について下振れる一方、2015 年度、2016 年度はともに上振れるとみられる。消費者物価は、基調
的な動きに変化はないが、原油価格の大幅下落の影響から、2015 年度にかけて下振れると予想される。2016 年度については概ね不変である。
●リスク要因
4.0
FRB
BOE
ECB
3.0
2.0
1.0
0.0
▲ 1.0
▲ 2.0
リスク要因としては、新興国・資源国経済の動向、欧州における債務問題の展開や低インフレ長期化のリスク、米国経済の回復ペースなどが挙げられる。
●金融政策運営
「量的・質的金融緩和」は所期の効果を発揮しており、日本銀行は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「量的・
質的金融緩和」を継続する。その際、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う。
金融商品のお取引には価格変動によるリスクがあります。金融商品のお取引には手数料等をご負担頂くものがあります。金融商品取引法に基づきお渡しする書面や目論見書をよくお読み下さい。
○米国経済は内需を中心に堅調な回復
を続けている。ユーロ圏経済は緩慢
な回復に止まっている。日本経済
は、消費税率引き上げに伴う駆け込
み需要の反動などの影響は全体と
して和らいでおり、基調的に緩やか
な回復を続けている。
○こうした状況下、FRB は、昨年 9 月
開催の FOMC で、これまで討議され
た出口戦略を取りまとめた「政策正
常化の原則と計画」を公表した。さ
らに、10 月には資産買入を終了し
た。一方、ECB は低成長、低インフ
レ等に対処するため、昨年 9 月に利
下げ措置の強化、10 月に ABS 等の買
入れ、本年 1 月から国債買入による
量的金融緩和の実施と一連の施策
を決定している。また、日銀は、2%
の物価安定目標の達成に向けて、10
月 31 日に量的・質的金融緩和を拡
大した。
セントラル短資株式会社 登録金融機関 関東財務局長(登金)第 526 号
日本証券業協会加入