日英の絆は、その歴史と共に益々強化されています。日本企業による英国への工場や支社の設立数は欧州最大ですし、規 制緩和に伴って日本進出の英国企業が増えています。 「フロンティア」では、日本進出を果たしたばかりの企業や日本での 市場拡大に向け本格的な活動を開始した企業等、正にフロンティア精神で頑張っている英国企業を紹介していきます。 取締役 アーサー・ホーティン 「1876年創業以来、国際市場で活躍する 土木建築コンサルタント会社、PFI事業 コンサルタント専門の日本支社を設立」 カリー&ブラウン 取締役 アーサー・ホーティン −貴社の紹介をお願いします。 ホーティン:当社は1876年にスコットランドで設立されました。 当社が英国国内から海外市場に進出拡大したのは、50年∼60年代 です。現在、英国内外に50ヶ所(英国は18ヶ所)の活動拠点を有 しています。日本支社は、1982年に設立しました。当社の業務は、 建造物や施設の建設期間や耐久期間に対するコスト、プロジェク ト、コンサルタントの各マネージメントを提供することです。例 えば、コストマネージメントでは、建設工事に関する諸経費の最 良効率化を目的に、当社の豊富な経験と最新コンピューター技術 で対応します。また、当社では、石油・ガス、石油化学、鉄道、 公共事業、土地開発事業に対するコンサルタント業務には長年の 実績があります。そのため、日本でも近年注目を集めているPFI (民間資金導入の公共事業)では、 「適正マネージメント」との定 評を参画した多くの事業から得ています。 −事業展開についてお話下さい。 ホーティン:主な日本企業との仕事は、第三国プロジェクトが主 体で、プロジェクトの進捗状況を把握して適正なアド バイスを行います。その他 に、外国企 業の日本支 社・工場等の 開設プロジェ クトに参画し 提案や助言し たり、建築物 等の不動産物 件購入に対する 投資の適正さを 事前審査したり もします。また、 前述したように、 当 社 は PFI分 野 で定評があり、英 国内外で52件の 2 ADVENT PFI事業に参画していま す。そのため、今後の日 本におけるPFI事業の増加 を視野に入れて、当日本 支社の子会社、シー・ビ ー・エックス・ジャパンを2001 年4月に設立しました。事業内容は、ファシリティ・マネージメ ント、プロパティ・マネージメント、アセット・マネージメント の各コンサルティングをはじめ、土木建設、測量、設計、研修会、 講演会、セミナー等の企画及び運営などです。このように広範囲 の分野を網羅し市場動向に迅速に対応できる体制を持っています。 一例では、ファシリティー・マネージメント部門の場合、建設分 野で豊富な実績を持つ日立建設設計のノウハウを導入しています。 −どうもありがとうございました。 カリー&ブラウン 〒150−0012 東京都渋谷区広尾1-9-20TM広尾7F Tel :03-3442-6642 Fax:03-3442-1958
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