NC-Z658 500440 ひと目でわかる セントラル空調制御のしくみ ひと目でわかる セントラル空調制御のしくみ 2015- 9 改1 1刷発行 AHU(エアハンドリングユニット) 還気 外気 給気 AHU は、取込んだ外気と還気をエアフィルタを通過させて 清浄化し、さらに熱交換器(冷却、加熱コイル)を通過させて、 2 還気湿度制御(加湿) AHU の吹出し口に設置した温度センサで給気温度を測定し、 その値と設定値を比較して、冷水・温水弁開度の比例制御を 行います。 加湿装置 また、加湿装置も備えており、給気の湿度調整も行えます。 ただし制御プログラムはお客様ご用意 AHU 用 DDC の主な制御内容は以下の 5 項目です。 なお、各項目の説明で記載したセンサやダンパ、弁等は、前ページ下図をご参照ください。 1 給気温度制御 給気ファン 冷・温風を作り室内に給気する仕組みを持つ設備です。 AHU(エアハンドリングユニット)用 DDC の制御内容 AHU に取り込む還気湿度を還気湿度センサで測定し、設定 値と比較して加湿装置用電磁弁の制御を行います。 加熱コイル 冷却コイル DDC(ハードウェア構成図) 暖房時 弁開度(%) エアフィルタ 100 ブロック図 冷房時 温水弁 冷水弁 Y2 電磁弁 ステータス ON:電磁弁 開 Y1 OFF:電磁弁 閉 Modbus、L ON W ORKS 他 電 源カード Di カード Di ・微差圧発信器 ・給気ファン (状態・警報) ・還気ファン (状態・警報) 電源カード コネクタ Do ・給気ファン ・還気ファン ・外気/排気ファン ・電磁弁 (加湿器用) 通信回路 Ai ・外気温度 ・外気湿度 ・給気温度 ・還気温度 ・還気湿度 ・CO2濃度 T1 設定温度(℃) Doカード 電源 回路 Modbus、L ON W ORKS 他 形式:BA3-CL3 室内温度、室内設定温度・風量 Ao Do、Di Do Ai Ai 還気 CO2 センサ 還気ファン M 還気ダンパ 冷水 還気 還気 湿度 温度 センサ センサ 給気 温度 センサ (還) (往) 温水 給気 (還) Ao M Ao M 冷水弁 Do 排気 M Di ダンパ 温水弁 排気ダンパ 3 ウォーミングアップ制御 全熱交換器 給気 ファン 外気・排気ダンパ 還気ダンパ 有効 全開 比例制御 無効 全閉 最小開度 室内の CO2 濃度は 1,000ppm 以下に保つようビル管理法で 定められています。 そこで、CO2 濃度が一定の範囲を超えないように外気を取 り込む制御を行います。 還気ダクト内の CO2 センサで、CO2 濃度(室内 CO2 濃度 に対応)を測定し、設定値と比較して外気ダンパの比例制御 を行います。 還気 ダンパ 温水弁 冷水弁 外気ダンパ開度(%) Y2 100 Y3 設計外気量 Y1 Y1 Y4 外気ファン ダンパ VAVへ 詳しくは 6 ページ を ご覧ください 100 ファン 外気温度 外気湿度 ● 還気ダンパ:開 5 外気CO2 濃度制御 外気が冷房熱源として有効な場合に採用する制御です。 外気取入れ有効時には、外気・排気ダンパを開とし、外気の 取入れを行います。 また、AHU の吹出し口の給気温度測定値と設定値を比較し、 温水弁、冷水弁、及び還気ダンパ開度の比例制御を行います。 冷・温水弁開度(%) 還気ダンパ開度(%) 電磁弁 M 排気ファン 外気 ● 排気ダンパ:閉 ● 給気・還気ファン:運転 Do、Di 微差圧スイッチ Do 還気湿度 (%RH) 還気湿度が R1 で加湿器を ON(制御スタート時)、R2 になると OFF。 設定湿度に等しくなると、再び ON となる。 4 外気冷房制御 ファン (往) R2 天井内 BA コントローラ Do 給気温度(℃) 設定湿度 (%RH) システムの立上がり時に、外気からの余分な負荷を取入れないことによって、運転開始時間までにダクトの予冷・予熱を行います。 ウォーミングアップ制御では、以下のように各ダンパ、ファンの状態を設定します。 DDC Ai R1 Aoカード ● 外気ダンパ:閉 ● 外気・排気ファン:停止 機械室 (ダイレクトデジタルコントローラ) T2 Y1:給気温度が T1 の時の温水弁開度(冷水弁開度 =0) Y2:給気温度が T2 の時の冷水弁開度(温水弁開度 =0) 制御回路 Ao コネクタ (発停、温度設定、 冷暖設定、各種設定) 通信回路 BAコントローラ Diカード Doカード Aiカード Aoカード Modbus、 L ON W ORKS 他 Ai カード ・冷水弁 ・温水弁 ・ダンパ (外気/排気/還気) 0 0 ファン 0 T1 M 給気ファン 外気ダンパ エアフィルタ 熱交換器 加湿装置 Y1:給気温度が T1 の時の温水弁開度 Y2:給気温度が T2 の時の還気ダンパ開度 Y3:給気温度が T3 の時の冷水弁開度 Y4:給気温度が T3 の時の還気ダンパ開度 T2 設定温度 (℃) T3 給気温度(℃) 最小換気量 0 X1 設定濃度(ppm) CO2 濃度 Y1:CO2 濃度が X1 の時の外気ダンパ開度 (冷却コイル・加熱コイル) AHU(エアハンドリングユニット) 4 5 FCU コイル (熱交換器) FCUコントローラ ファン FCUコントローラ制御内容 FCU コントローラの主な制御内容は以下の 2 項目です。 1 風量制御 FCU は、室内から取り込んだ空気をエアフィルタ FCU の運転モードには、強・中・弱・自動があります。強・中・弱モードは風量を手動で設定します。 自動モードでは、FCU コントローラが室内温度の測定値*1 と設定値の偏差に応じて風量を自動的に変更します。 また、自動モード時には偏差が不感帯範囲内のときに風量をゼロとする「ファン停止」モードも選択できます。 下図は、自動モードの場合の動作です。 を通過させて、さらに熱交換器(冷却・加熱コイル) を通過させることで冷・温風を作りだし再び室内 天井 に給気します。 比較的小形で簡易的な設備であり、窓際など空調 負荷の大きなところに設置されます。 給気 給気 ●冷房モード ●暖房モード 風量 温度センサA (往) 冷水 (還) 温度センサB (往) 温水 (還) 他の FCUへ→ Do×2点 RS-485 熱交換器 給気 FCUコントローラ 4℃ T1 設定値との 偏差(℃) 6℃ 6℃ 4℃ T1 2℃ 設定値との 偏差(℃) 設定値 「ファン停止」を選択した 場合の動作です。 不感帯を 2℃、ステップ温度を 2℃に設定した場合の風量遷移図 Y1:設定値との温度差が T1 の時の風量 冷水 温水 (往) (還) (往) (還) 開 Do COM 閉 Do 開 Do M 冷水弁 COM 閉 出力回路 制御回路 電源 回路 ●暖房モード(比例制御) 冷水弁の開度は下図のように5段階で制御されます*2。 温水弁の開度は下図のように5段階で制御されます*2。 冷水弁開度 (%) ステップ 温度 M Do 温水弁 温水弁開度 (%) 100 100 80 80 40 40 20 20 0 設定値 ステップ 温度 不感帯 60(Y1) 60(Y1) 1.0 1.5 2.0 T1 2.5 外部電源 不感帯を 1.0℃、ステップ温度を 0.5℃とした場合の冷水弁開度 Y1:設定値との温度差が T1 の時の冷水弁開度 FCU 通信 回路 ●冷房モード(比例制御) 不感帯 通信 回路 入力回路 供給電源 2℃ 室内温度の測定値と設定温度の偏差に対応して冷水弁・温水弁の開度制御を行います。 比例制御と ON/OFF 制御が選択できます。 ブロック図 解説12ページ ゼロ 2 弁開度制御 天井板 (冷却コイル・加熱コイル) 還気 (運転/停止、温度設定、 風量設定、 室内温度設定値、 室内温度計測値) ゼロ ファン 解説12ページ 室内設定器 弱 不感帯を 2℃、ステップ温度を 2℃に設定した場合の風量遷移図 Y1:設定値との温度差が T1 の時の風量 室内設定器 形式:BA-RC2 内蔵 温度センサC 弱 不感帯 *1. 室内設定器に内蔵された温度センサで計測します。 Modbus対応 開発中 形 式:BA9M-FCU 温度センサB(測温抵抗体入力) 中 Y1 ステップ 温度 「ファン停止」を選択した場合の動作です。 FCU LONWORKS対応 形 式:BA9-FCU 基本価格:50,000円 取 付 板:+2,000円 温度センサA(測温抵抗体入力) 中 Y1 M FCUコントローラ (発停、温度設定、風量設定、各種設定) 強 設定値 Do×3点 Modbus、L ON W ORKS 他 強 M Do×2点 内蔵 温度センサC 還気 他の FCUへ→ 風量 ステップ 温度 不感帯 3.0 3.5 設定値との 偏差(℃) 0 3.5 設定値との 偏差(℃) 3.0 2.5 T1 2.0 1.5 1.0 設定値 不感帯を 1.0℃、ステップ温度を 0.5℃とした場合の冷水弁開度 Y1:設定値との温度差が T1 の時の温水弁開度 ヒューズ *2. 冷・温水弁の開度と動作時間について 弁開度は、FCU コントローラからの開、閉2方向の制御接点のメーク時間に比例して変化します。 FCU コントローラは、電源投入後、一度弁を全閉にする動作を行います。 その後、弁開度は弁開閉時間(任意設定可能)により単位時間当たりの弁開度変化量をする算出することで全閉を基点として制御接点をメークし、弁の開度を設定す ることができます。 COM L Do M Do H Do ファン 熱交換器 (冷却コイル・加熱コイル) 8 9 熱源装置 DDCの制御内容 (複式ポンプシステムにおける熱源機の制御内容例) ただし制御プログラムはお客様ご用意 熱源装置用 DDC の主な制御内容は以下の3項目です。 (なお、各項目の説明で記載したセンサや弁などは、前ページ下図をご参照ください) 熱源装置は、各部屋に供給する空気の温度を調整をするための熱媒体(冷・温水など) を造り出す設備です。 冷凍機を用いて冷水を作り出し、冷水ポンプで各 AHU や FCU に冷水を循環させます。 冷凍機には、ターボ式やスクリュー式などの冷媒を圧縮する圧縮式と水分吸収力の高い液体を冷媒に使う吸収式があります。 圧縮式は、冷媒を圧縮機で圧縮し、凝縮器内で冷却され液体にもどります。その液体は減圧機構を経て、蒸発器内で蒸 発する際に冷水を作り出します。蒸発した冷媒は再度圧縮機で凝縮され、凝縮器にもどります。 冷熱源装置 加熱するための装置を温熱源装置といい、ボイラや温水ヒータを用いて温水を作りだし、AHU や FCU へ供給します。 ボイラ(ヒータ)の種類としては、真空式や炉筒煙管式などがあります。 真空式温水ヒータは、燃焼室、減圧蒸気室、給水管、熱媒水等から構成されます。減圧蒸気室内の熱媒水をバーナで加熱し、 室内は大気圧より低く減圧することで、低い温度で沸騰・蒸発させることができます。 その蒸気と給水管の水を熱交換させることで温水を作り出します。その際の熱交換は、熱交換効率が高い蒸気を利用します。 温熱源装置 DDC(ハードウェア構成図) ブロック図 電源カード 2次 ポンプ 2次 ポンプ P P ボイラ 入口温度 2次還ヘッダ 1次往ヘッダ 圧力センサ 還温度センサ バイパス弁 ↑ 冷水︵往︶ ↑ 温水︵往︶ P ボイラ ご覧ください 負荷熱量 Y1:負荷熱量が X1 の時の熱源機運転台数 3 2次ポンプの送水圧力制御 2次ポンプ吐出側の圧力を測定し、往ヘッダ間に設置されて いるバイパス弁の開度を比例制御します。 バイパス弁の開 度 制 御を行うことで 、2次 側( A H U 、F C U 側)の圧力を一定にします。 運転台数 弁開度 (%) 100 2 台 Y1 Y1 X1 2 台合計 定格能力 0 負荷熱量 設定値 P1 圧力 (Pa) Y1:圧力が P1 の時のバイパス弁開度 4 熱源機台数制御に付属する制御機能 ● 運転順序切り替え制御(ローテーション制御) 熱源機起動/停止直後は配管内の温度分布や流量が安定しないため一定の時間は台数制御を行いません。 Ai ● 代替機運転制御 故障機が発生した場合、 自動的に代替機を運転します。 ヘッダとは? Ao 流量センサ M 還温度センサ バイパス弁 Do、Di 2次還ヘッダ 冷凍機 入口温度 冷熱源装置 (ターボ冷凍機) Ai 冷媒ガス(吐出) 冷媒ガス(吸込) 冷却水 ターボ 圧縮機 温水(往) バーナ P 冷凍機 冷水ポンプ 減圧蒸気室 温水(還) 冷水 冷凍機 真空ポンプ 冷却塔 排気筒 Do、Di P ヘッダとは、水などの液 体や空 気など の気体、 あるいは蒸気などの配管を系 統 別に分 配するため、多 数の取出口 のついた円筒状の容器のこと。 温熱源装置 (真空式 温水ヒータ) P P 2 台合計 定格能力 ● 効果待ち制御 1次還ヘッダ P X1 異なる能力の熱源機が混在している場合の機器の選択や、運転時間の平準化のために運転順序の切替えを行います。 詳しくは 4 ページ を 冷凍機 10 Doカード 形式:BA3-CL3 ボイラ P 1台 定格能力 1台 AHU 1次往ヘッダ ボイラ F1:流量 [m3/min] c :定数(比熱〔J/m3・℃〕) T1:往温度 [℃] T2:還温度 [℃] 3台 DDC BAコントローラ 2次往ヘッダ 流量センサ M P Aoカード 往ヘッダ P 1台 Y1:負荷流量が X1 の時の熱源機運転台数 往温度 センサ 往ヘッダ圧力センサ 往温度センサ P 3台 熱量(J)=(T1 ー T2)× F1 × c 1台 定格能力 (往) 温水 (還) (往) 冷水 (還) 1次還ヘッダ 熱量演算式 電源 回路 (往) 温水 (還) (往) 冷水 (還) 2次往ヘッダ コネクタ 冷水側 ・冷凍機 (×3台) /状態・警報 ・2次ポンプ(×3台)/状態・警報 温水側 ・ボイラ (×3台) /状態・警報 ・2次ポンプ(×3台)/状態・警報 通信回路 冷水側 ・冷凍機 (×3台) ・2次ポンプ (×3台) 温水側 ・ボイラ (×3台) ・2次ポンプ (×3台) Di カード Di 制御回路 冷水側・温水側 ・往温度センサ ・還温度センサ ・往ヘッダ圧力センサ ・流量センサ ・ボイラ入口温度 ・冷凍機入口温度 Do 通信回路 (発停、温度設定、 冷暖設定、各種設定) コネクタ 冷水側 ・バイパス弁 温水側 ・バイパス弁 Ai 運転台数 2 台 Y1 負荷側(AHU、FCU側)の運転状況により負荷流量が変動し ます。 その負荷流量に対応して2次ポンプの台数制御を行います。 Modbus、 L ON W ORKS 他 電 源カード BAコントローラ Diカード Doカード Aiカード Aoカード Ao 往温度センサと還温度センサの測定値の温度差と流量計の測定値 から2次側(AHU、FCU側)の、負荷熱量を算出します。 その負荷熱量に合わせて熱源機の台数制御を行います。 2 2次ポンプ台数制御 Modbus、L ON W ORKS 他 Ai カード 1 熱源機台数制御 蒸発器 膨張弁 凝縮器 冷却水ポンプ ファン 熱媒水 熱焼室 ここでは、冷熱源としてターボ冷凍機、温熱源として温水ヒータの説明をしていますが、 1 台で冷水と温水を作り出す冷温水発生機も熱源として利用されています。 また、都心などの大型ビルが密集する地域では、熱供給施設から冷水、蒸気の供給を 受ける地域冷暖房も多くなっています。 11 室内設定器 形式:BA-RC2 新製品 BA用コントローラのご紹介 基本価格:18,000円 室内設定器(形式:BA-RC2)は、FCU コントローラ(形式:BA9-FCU)、VAV コントローラ(形式:BA9-VAV)と組合せて 使用します。 温度センサ(サーミスタ)を内蔵しており、室内温度計測と室内温度設定の両機能をもっています。 LONWORKS対応のDDCです。 また、ファンコイルユニットや VAV ユニットの発停や運転表示・室内温度表示などの情報を表示します。 BAコントローラ BA3-CL3 電源カード 入出力カード R3シリーズ 液晶表示部はバックライト付き LCD も選択できます。 スイッチパターン1(FCUコントローラ用) スイッチパターン2(VAVコントローラ用) Modbus/TCP版 液晶表示部 液晶表示部 新製品 新製品 室温表示スイッチ 設定操作↑スイッチ 風量切換スイッチ 設定操作↓スイッチ 状態表示ランプ 設定操作↑スイッチ 室温表示スイッチ 設定操作↓スイッチ 状態表示ランプ 運転/停止スイッチ 運転/停止スイッチ 温度センサ 温度センサ BAコントローラ用 プログラミングツール BAコントローラ用 プログラミングツール 形 式:BA-CDS35 HPよりダウンロード L ON W ORKSプロトコルに対応したコントローラです。LON変数(NVO、NVI、NCI) が変更できます。 リモートI/O R3シリーズの入出力カードが利用できます。R3シリーズの豊富な入出力カードからアプリケーションに応じて選択できます。 ・空調の運転/停止を制御します。 ・運転時、状態表示ランプが赤く点灯します。 ■ 設定操作↑スイッチ 温度設定値、室温表示: 7セグメント3桁+単位 ・設定温度を0.5℃単位で増加させます。 ・設定温度の最大値は35.0℃です。 ・設定操作↓スイッチと同時に押すことでメンテナンスモードに移行します。 風量表示: 自動/弱/中/強 *2 ■ 設定操作↓スイッチ ・設定温度を0.5℃単位で減少させます。 ・設定温度の最小値は10.0℃です。 ・設定操作↑スイッチと同時に押すことでメンテナンスモードに移行します。 鍵マーク表示: 操作禁止時表示 ■ 室温表示スイッチ 温度計マーク表示: 室温表示時表示 言 語:Function Block Diagram(FBD) ・内部通信バス:ベース(形式:R3-BS□)に接続 ファンクション:デジタル入出力、アナログ入出力、演算 ・電 源 部:ベース(形式:R3-BS□)より供給 制 御 周 期:500 ms、1秒、5秒、20秒 ハウジング材質:難燃性樹脂 使用可能入出力点数 ・LONWORKS:NVO、NVI、NCI 合計で最大254点 LONWORKS仕様 バーコード(peel-off Code39フォーマット)で記載、 ■ 状態表示ランプ DWORD、REAL、STRING、Time、 Arrays、Structures より対線使用 フリートポロジ*4:500 m 最大ノード数 64個/チャネル(同一バス内) サービススイッチ:LONWORKSのネットワーク構成時のノード認識に使用します。 スター形、 ループ形、 バス形とそれらの混在形の配線が 可能で、 システムの拡張・変更の自由度が高いシステム が構築できます。 VAVコントローラ システム構成図 B A 電源カード トポロジ:ネットワークの接続形態 実行時(プログラム)256kB 不揮発性データ領域:4 kB コントローラ FCUコントローラ プログラム容量: 転送時(プログラム+ソース)512kB 入出力カード コネクタ 電源 電源 回路 *4. フリートポロジ 1本の主幹線にノードを配線します。 RS-485 コネクタ 入力回路 制御回路 設定操作↓スイッチ (ダウン) *3. バストポロジ タスクウォッチドッグ監視:20∼5000 ms(10 ms単位) 入出力カード 通信 回路 デジタル入力最大1024点/出力最大1024点 使用可能IECデータ型: SINT、USINT、INT、UINT、DINT、 UDINT、BOOL、BYTE、WORD、 伝送距離 バストポロジ*3:900 m ・運転中は赤色点灯、停止中は消灯します。 液晶 表示部 ・R3 I/O: アナログ入力最大256点/出力最大256点 伝送速度 78 kbps ブロック図 設定操作↑スイッチ (アップ) IEC規 格:IEC 61131-3 シール2枚添付) *1. スイッチパターン2では、暖房/冷房のみの表示です。 *2. スイッチパターン2では、風量表示は表示されません。 運転/停止スイッチ 接続方式 トランシーバ:FT-X1(FTT-10A相当品) ・風量を自動/弱/中/強に切換えます。 ・運転を停止中は風量切換できません。 傘マーク表示: 未使用 ソフトロジック仕様 ・通信部:コネクタ形ユーロ端子台 ■ 風量切換スイッチ ファンマーク表示: 運転中表示 機器仕様 ニューロンチップ:FT3150(NeuronIDはスペックラベルの下に数字と ・スイッチを押すと2秒間室温を表示します。 時計マーク表示: 未使用 温度センサ (サーミスタ) 形 式:BA3-CE10 基本価格:120,000円 形 式:BA3CL1KW(Rev.05以降) 基本価格:140,000円 ■ 運転/停止スイッチ 運転状態表示: 自動/暖房/冷房/送風 *1 風量切換スイッチ BAコントローラ 形 式:BA3-CL3 基本価格:120,000円 BA3-CE10の仕様については ホームページでご確認ください。 ●液晶表示部 室温表示スイッチ BAコントローラ LONWORKS動作環境 ・インテグレートツール(LonMaker Turbo Edition Ver.3.2以降+ LonMaker Turbo Service Pack1以降) 空調用制御盤など ・リソースファイル(LonMark Resource File Ver.13以降) 12 13 インテリジェント コントローラのご紹介 BAマルチコントローラ インテリジェント コントローラ マルチベンダー環境で空調自動制御と 省エネルギー管理を実現する、 BA の中核コントローラです。 BAマルチコントローラ 形 式:BA3-CA1 基本価格:420,000円 BACnet をはじめとする、BA・省エネ システムのオープン化に貢献します。 インテリジェント コントローラ BA マルチコントローラは、分散設置されたコントローラ等の端 末から収集された各種設備機器の運転状態、故障状態、各種計測 計量などのポイントを一元管理します。 主な機能 形 式:BA3-CB3 基本価格:298,000円 主な機能 監視機能 ■ ポイント監視 制御機能 ■ イベント連動制御 アナログ・デジタル・パルスの各ポイントの状態を監視します。 ■ 計測値上下限監視 計測ポイントに対して、あらかじめ設定された上下限設定値を 超えた場合に警報処理を出力します。 ■ 積算変化量上下限監視 計量ポイントの変化量に対して、上下限警報監視を行います。監 視周期毎に前回値と現在値の偏差で判定します。 ■ 発停監視 発停出力後、一定時間経過しても機器の状態が出力と一致しな い場合、発停失敗として警報処理を行います。 ■ 機器生存確認 ネットワークに接続されている機器(DDC、I/O ユニットなど) の運転状態を監視し、機器の運転状態を知ることができます。 ■ 火災連動制御 火災発生警報により、あらかじめ設定した区画の空調機や給 / 排気ファンを自動的に一斉停止を行う制御です。 ■ 自家発連動制御 自家発給電で負荷の投入、自家発給電停止で負荷の遮断を行う 制御です。 ■ 電力デマンド制御 電力使用量を常時監視し、最大使用電力が、目標電力を超過しな いようあらかじめ登録した設備の起動 / 停止操作を行う制御で す。 ■ スケジュール制御 年間カレンダー、週間カレンダーを組合せてスケジュールに あった設備の起動 / 停止を行える制御です。 ■ 停復電連動制御 停電発生から、商用電源に復帰したときにスケジュール制御の 状態に復帰する制御です。 操作 ■ 個別発停操作 ポイント毎に発停操作を行うことができます。 ■ 札掛け操作 定期点検などの保守作業の間、ポイントを保守登録することに より、点検作業による警報を抑止することができます。 インタフェース機能 ■ データ入出力機能 ● LONWORKS、Modbus、FL-net などメーカあるいはネットワークの種 Analog / Binary / Multi-State オブジェクトなどを使用して、実 I/O 値を上位監視システムから読み書きします。 類が異なる BA システム間をインタフェースしてシステム全体を一 括でコントロールできます。 ● 上位は、BACnet/IP に対応した HIM および SCADA での監視がで ■ データ変化通知機能 Analog / Binary / Multi-State オブジェクトの Present_Value 値(現在値)などの値変化時に、データ変化通知を上位監視シス テムなどに送信します。 きます。 BACnet対応SCADA/HIMソフト ■ アラーム / イベント監視機能 Analog 入出力オブジェクトの上限、 下限での入力値比較、 Binary / Multi-State 出力の発停失敗、状態不一致などのアラーム / イベ ント状態を上位監視システムなどに送信します。 Ethernet BACnet/IP BACnet/IP ■ スケジュール発停機能 Calendar オブジェクトと Schedule オブジェクトとを組合せて、 指定日、指定時刻になると BACnet オブジェクトに結びつけられ た外部機器へ発停を行うスケジュール機能を搭載しています。 運用スケジュールの 設定・変更ができます。 インテリジェント コントローラ BA3-CB3 ■ トレンドログ機能 BACnet オブジェクトの Property 値のログを採取し、記憶します。 ■ 自動時刻補正 他社 ICONT 他社 ICONT 照明 サブシステム 登録されたポイントの運転時間と動作回数を積算し、上限設定 値を超えた場合、警報処理を行います。 任意に登録された連動対象機器を、イベント信号により自動的 に起動 / 停止を行う制御です。 コントローラの機能 防災 サブシステム ■ 運転時間 / 動作回数積算監視 他 LNS不要 BACnet プロトコルあるいは NTP(Network Time Protocol)を 使用した時刻補正を行います。 主な仕様 ■ 適用規格 ■ サポート BIBBs ANSI/ASHRAE Standard 135-2004 IEIEJ-P-0003:2000 IEIEJ-P-0003:2000 Addendum-a IEIEJ-G-0006:2006 ・ Data Sharing ■ サポートオブジェクトタイプ Analog Input、Analog Output、 Analog Value、Binary Input、 Binary Output、Binary Value、Device、 Multi-state Input、Multi-state Output、 Multi-state Value、 Notification Class、 Calendar、Schedule、Trend Log、 Accumulator ■ サポートオブジェクト点数 最大 2000 / オブジェクト 14 発停スケジュール機能を持つコントローラとゲートウェイ機能を持 つマスタカードそして経済的な入出力カードを必要に応じて選択し 組立てます。メーカーあるいはネットワークの種類が異なる BA シス テム間をインタフェースしてシステム全体を一括してコントロール できます。 Read Property-A (DS-RP-A) Read Property-B (DS-RP-B) Read Property Multiple-A (DS-RPM-A) Read Property Multiple-B (DS-RPM-B) Write Property-A (DS-WP-A) Write Property-B (DS-WP-B) Write Property Multiple-B (DS-WPM-B) COV-A (DS-COV-A) COV-B (DS-COV-B) COV-Unsolicited-A (DS-COVU-A) COV-Unsolicited-B (DS-COVU-B) ・Alarm And Event Managemet Notification-B (AE-N-B) ACK-B (AE-ACK-B) Summary-B (AE-ASUM-B) Event Summary-B (AE-ESUM-B) Information-B (AE-N-I-B) ・Scheduling Scheduling-B ・Device Management Dynamic Device Binding-B (DM-DDB-B) Dynamic Object Binding-B (DM-DOB-B) Time Synchronization-B (DM-TS-B) ・Trending Viewing And Modifying Trends-B (T-VMT-B) Automated Trend Retrieval-A (T-ATR-A) 15
© Copyright 2024 ExpyDoc