福岡県小学校長会時報 第46号 平成27年 12月 福岡県小学校長会事務局 TEL 092-471-5690 FAX 092-409-2292 http//fuku-shokocho.sakura.ne.jp/wp 第293回郡市会長研修会を開催しました 平成 27 年 12 月 2 日,リファレンス大博多 1109 号会議室にて,郡市会長研修会を開催しました。すでに ご存じのこととは思いますが,福岡県小学校長会は「代議員制」をとっていることから,郡市会長会は,総 会に代わるものとして位置づけられています。 今回の時報では,その研修内容と協議結果をダイジェストでお知らせいたします。 1 郡市会長研修会の講演内容要旨 講演テーマ 「学校のチーム化とミドルリーダー」 講師 福岡県教育センター 教育経営部長 芋生 修一 様 福岡県において50歳以上の教職員の教職員の占める割合は,小学校48.2%,中学校51.9%である。こ れは,今後10年で,半数の教職員がいなくなることを意味している。また,5年後には,現在の若手教師 はミドルリーダーに,中堅職員は主任や主幹教諭に,そして現主幹・指導教諭は管理職や指導主事にな ることが求められる。このような状況を背景に,学校では,学校のチーム化とともに,ミドルリーダー の育成が求められている。 これからの学校には,①達成すべき目標を共有する,②協力しあう関係をつくる,③役割を分担して 責任を遂行すること,即ち「チーム化」が求められる。また,学校のチーム化を促進するにあたっては, 校長・教頭だけでなくミドルリーダーの積極的なサポートが必要である。 学校のチーム化に貢献するミドルリーダーは,トップ層(校長・教頭)の情報を実践層(教職員)に 丸投げするのではなく,ミドルならではの課題を見いだし,アイデアを生かし,かかわりを創っていく 機能,換言すれば,①リーダー的な機能,②マネージャー的な機能に加えて,③メンター的な機能をも つことが求められる。この3つの機能は,「問題解決」と「モチベーション」の視座をもつことによって 発揮されるのである。 福岡県教育センターでは,以上,3つの機能を分析し,ミドルリーダーに望まれる20の行動様式にまと めあげた。この調査研究の成果は,平成28年2月5日の研究発表会で公開することにしている。ご来所い ただければ幸いである。 (文責:福岡県小学校長会広報部長 森 宏介) 2 郡市会長会における協議事項と結果 ①平成 27 年度中間会計報告及び中間監査報告 →提案・審議 (杉光会計幹事・井上監事) ②小中学校長会要望に対する県教育委員会の回答について →回答内容の報告 (原口対策部長) ③郡市会長夏期研修会の反省 →反省点の整理 (小森副幹事長) ④平成 27 年度福岡県小学校長会活動の反省について →本年度反省の提出依頼 (入江副幹事長) ⑤平成 28 年度行事予定 →来年度行事の概略提案 ⑥平成 28 年度学校数調査について →状況等の調査依頼 ⑦平成 28 年度負担金について →本年度に準じて負担を *全ての議事は,郡市会長会で審議・承認されました。 (大城幹事長) (小森副幹事長) (長門会計幹事)
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