エルサル便⑯ 西 野 重 雄 2014 年 8 月中、休暇にて新潟市内の自宅に帰省し、新潟の夏と食事を満喫して、9 月の 始めにエルサルバドルに戻りました。任期も残すところ約8ヶ月間となりました。 さて、エルサル便 No.15 でププサのお話を書き、引き続き食べ物の話で恐縮ですが、今 回は食用花ロロコについて書いてみます。食用花ロロコは、当地エルサルバドルと隣国グ アテマラにて日常的に食されるものです。食用花と書きましたが、正しく言うとロロコの つぼみを食べます。白い花が咲きますが、花になるとえぐみが強く、食用に適さなくなり ます。雨季(5 月~11 月)は値段も安く、スーパーマーケットにも出ています。灌漑施設 のあるところでは年中収穫が出来るそうですが、乾季になると収穫が落ちますので値段が 上がります。我が家では、新鮮なものを市場で買って、毎朝のようにロロコ入りオムレツ を食べております。米国ロスアンゼルスに多くのエルサルバドル人が移住していますが、 当地のスーパーにも売っているとのことです。 ほのかな苦味があり、日本の山野草の味を連想させ、毎日食べても飽きません。また、 我が家では天ぷらやスパゲッティーにも入れて楽しんでいます。当地では、先回書きまし たププサの具として入れるのが一般的な食べ方のようです。 その他、エルサルバドルの国旗にも描かれている国花イソーテ(Izote-糸蘭)の白い花も、 一般的に食されています。 San Rafael Cedro の知人宅にて ロロコがつぼみを付けている。 我が家の朝食 ロロコ入りオムレツ ロロコのつぼみ 我が家にてソーメン ロロコ天ぷら
© Copyright 2024 ExpyDoc