車両挙動解析による 路面プロファイルのリアルタイム計測

社会環境工学科
教授 川村 彰
車両挙動解析による
路面プロファイルのリアルタイム計測
北見工業大学は、私たちの
生活の質、QOLの向上に向け、
社会基盤の研究にも力を入れて
います。
これからの道路には、
効率的な路面モニタリング
による維持管理が必要とさ
れています。
2つの小さな加速度計を車両左前
輪のバネ上、バネ下に取り付けるこ
とで、路面の平坦性を精度と利便性
を両立させながら測定する技術を開
発しました。
路面平坦性指標であるIRI(国際ラ
フネス指数)をリアルタイムで算出
することができます。
従来システムによる
IRI算出結果と同様の値
開発した技術
大型路面性状測定車
Dipstickプロファイラ
従来システム
従来システムと開発した技術とのIRI算出比較
輸送産業
IT産業
荷傷み回避
運転者疲労軽減
カーナビへの
路面情報提供
環境対策
エコ・ロード政策
振動・騒音対策
車両燃費診断
利用者に密接した
道路資本整備
高効率・高頻度
路面モニタリングの実現
道路維持管理
道路点検パトロール
維持補修決定
防災・除雪対策
道路利用者費用改善
測定結果に車種依存
自動車
路面情報入力
走行抵抗
振動
耐久性
乗り心地
性はありません。車速
20〜120km/h で 連
続走行しながら測定す
ることができます。
また、冬期路面など
悪路・結氷路面での測
定も可能です。
安全で安心な
社会基盤の維持管理
低価格・コンパクトな装備により、高い精度・効率で、
路面状態をリアルタイムに把握することができます。
本研究に関連し、「路面平坦性測定装置」(特許第5226437号、株式会社ワーカム北海道と株式会社共和電業との共同出願)
他数件の特許を出願している。