フレキシブルコンテナに関する安全作業基準

フ レキシ ブル コンテナ に関す る
安全作業基準
(改
平 成
訂
版)
21年 10月
口0
日本 フ レキ シブル コ ン テナエ 業 会
陸上 貨物運送事業労働災害防止協会
え
ヽ
ま
が
き
フレキシブル コンテナは、物流 の近代化 に伴 って飛躍的な普及 をとげ、ユニ ッ
トロー ドシス テムの重要な一翼 を担 う存在 となってお ります。
またそ の一 方 で フレキシブル コ ンテナは、粉粒体輸送 のため広範囲に使用 さ
れるようにな りま したが、その形状 。性質 が特異 なため、荷役運搬等 の作業 を
行 う際 は、 この形状 ・性質 に適 した作業方法、作業手順 によらなければ労働災
害発 生のおそれが あ ることを十分認識 してお く必要があ ります。
そ こで、当協会 にお きましては、荷役運搬作業等 の実態や労働災害 の発 生状
況 を踏 まえて「 フレキシブル コンテナに関す る安 全作業基準」 を平成 2年 に作
成 して関係 業界 に普及 を図って まい りました。その後、平成 13年 には内容図版
の更新や字句 の修 正 を中心 に改 訂版 を発 行 しましたが、今 回、用語 の変更や コ
ンテナの点検基準 の見直 しに伴 い、改訂版 を発 行す る ことといた しました。
本書が旧版 に も増 して広 く関係者 の皆様 に活用 されて、 フレキシブル コ ンテ
ナの取扱 い作業 における労働災害 の防止 に役 立つ こ とを願 ってお ります。
平成21年 10月
陸上貨物運送事業労働災害防止協会
会
長
岡
部
正
彦
目
I総
則
Ⅱ コンテナの規格
Ⅲ
次
コンテナの点検基準
5
5
ラ ンニ ング I形 、 J形
6
クロスス タ ンダー ド形
16
Ⅳ
コンテナの作業基準
20
V
コンテナの保管貯蔵に関する留意事項
25
Ⅵ
コンテナの修理 に関す る留意事項
27
Ⅶ 異常時 の処置
Ⅷ
コンテナの廃棄
28
29
I総
則
1.趣
旨
この基準 は、 粉粒体 の荷役、輸送及 び保管 に使用す るフ レキ シブル コ ンテナ (以 下 コ ン
テナ とい う)に つ い て作業 中 の 破損等 に よる労働 災害 を防止 す るための安全基準 と して、
規格、判定基準、作業基準、保管貯 蔵 に関す る留意事項、修理 に 関す る留意事項及 び異常
時 の措 置 を規定 した もので あ る。
2.事 業責任
事業者 は、コ ンテナ に よる荷 役、輸送及 び保管 をす るに 当 た って は、この安 全基 準 に従 っ
て作業計画 を定め、作業者 に作 業 を行 わせ なけれ ばな らな い。
3.適 正 な荷役機械等 の 選定
事 業者 は、 コ ンテナ に よる荷役、輸送及 び保管 の作業 を行 うに当たっては適正 な フ ォー
ク リフ ト、 ク レー ン等 の荷役機械 及 びア タ ッチ メ ン ト等 を選定 しなけれ ばな らな い。
4.適 正配置
事業者 は、 コ ンテナ に よる荷役、輸送及 び保管 の作業 を行 うに 当 た っては、作業 を指揮
す る者 の 選任 あ るい は玉 掛者等 に必 要 な有 資格者 の適正配置 を行 わなければな らな い。
5.用 語及 び 各部 の 名称
この基 準 で用 い る用語及 び各部 の 名称 は次 に よる。
(1)フ レキ シブ ル コ ンテナ
折 り畳 みが で きる ゴム引布、樹 脂加 工 布 、織布 柔軟性 の
い
材料 を用 て 袋状 に造 られ、 つ り上 げ るための つ り部 と、 注 入 。排 出が で きる開 口
部 な どを備 えた コ ンテナ。
(a)ラ ンニ ング
I形
繰返 し充 てん 。排 出が行 える よ うに設計 し、修理可能 な フ レキ シブル コ ンテナで修理
す る場合、そ の 時点 の母材 強度 と同等 の 引張 り強度 を満足す る コ ンテナ。
(b)ラ ンニ ング 」形 (1種 、 2種 )
繰返 し充てん 。排 出が行 える よ うに設計 し、修理可能 な コ ンテナ。 修理す る場合 、そ
の 時点 の母材強度 と同等 の 引張 り強度 を満足 す る コ ンテナであ るが、 材料設計 の違 い に
よって、 耐候性 、防水性 に も優 れ、 修理 した場合、 それ らの性 能 を保持 す る よ うに設計
した コ ンテナ。
(C)ク ロスス タ ン ダー ド形
充 てん ・排 出回数 を数 回又 は 1年 を限度 と して 使用 す る よ うに設計 された コ ンテナ。
なお、 この 分類 に該 当す る コ ンテナは、 破損 した もの を使用 した り、修理 してはな らな
い。 ただ し、 取 り外 し可能 な内装袋 (内 袋 )の 交換 及 び結東部 品 な どの荷重 を負担 しな
いベ ル トな どの 部 品 を交 換 して使用す る場合、修理 とみ な さな い。
(d)ク ロス シ ング ル形
充 てんは、1回 しか行 わな い こ とを前提 に設 計 した コ ンテナ。
-1-
(2)コ ンテナの 各部 の 名称 は、 図
ラ ンニ ング I形 、 」形
1、
図 2、 図 3、 図 4、 図 5に よる。
円筒形
絆出ロスカー ト
"り
図
1
備考 :形 状 は一例 を示 す。
-2-
ひも
ランニング I形 、 J形
方形
図2
備考 :形 状 は一例 を示 す。
ク ロスス タンダー ド形、 クロスシングル形
図3
備考 :形 状 は一例 を示 す。
-3-
ラ ンニ ング I形 、 」形
加工部
図4
備考 :形 状 は一例 を示 す。
ク ロスス タ ンダー ド形 、 ク ロス シ ング ル形
加工 部
つ り都 (当 布)整 合郷
図5
備考 :形 状 は一例 を示 す。
-4-
Ⅱコ ンテナ の規格
1.コ
ンテナ の種類 、形状 、 寸法 、容 積 及 び最大充 て ん 質量 は、 日本 工 業規格 Z1651に 適
合 す る もの とす る。
2.外 観 につ い て は 日本工業規格 Z1651に 定 め る規格 に適合す る もの とす る。
3.材 料 につ い て は 日本 工 業規格 Z1651に 定 め る規 格 に適合 す る もの、又 は、 これ と同等
以上 の 強度 を有す る もので なければな らな い。
4.繰 返 し頂部 つ り上 げ性 能、積 重 ね性 能及 び落下衝 撃性 能 は、 日本 工 業規格 Z1651に 定
め る規格 に適合す る もの、 また は これ と同等以 上 の性 能 を有す る もので なけれ ばな ら
な い。
5。 構造 は 日本 工 業規格 Z1651に 定 め る規 格 に適合す る もの とす る。
6.危 険物及 び毒物 、劇物 を輸送す る コ ンテナ は、 国内関連法規 に適合す る もの とす る。
Ⅲ コ ンテナ の 点検基準
“
コ ンテナ を再 使用す る場合 の点検基準 は次 に よる。
(a)目 視判定 ラ ンニ ン グ I形 、 」形 は表 1、 ク ロス ス タ ン ダ ー ド形 は 表 2に よ り使 用前
に各部位 の異常 の有無 を点検 し、使用上安全 で あ る こ とを確 認す る。
(b)抜 取判 定 ラ ンニ ン グ I形 、 」形 の 経 時劣化 の 状 態 をみ るため に、 同一 ロ ッ トの コ ン
テ ナ に つ い て「 フ レキ シブ ル コ ンテ ナ定期 点検 」 (JFC007-2009)の 実 施
規程 に基 づ き、検査 を行 い安全性 を確 認す る。そ の判定基準 は 同規定 の表 2、
表 3、 表 4に よる。
-5-
表
1
ラ ンニ ング I形 、 」形
点 検 項 目
点 検 内 容
つ リロー プ (下 面 つ リロー プ も含 む)
(1)外観
(1)け ばだち、 硬化 、軟化 、変色等
(2)ス トラ ン ドの 損傷
(2)ス トラ ン ドの 点検
(3)ロ ー プ径
(3)ロ ー プ径 の 減少
(4)さ つ ま部
(4)差 し込 み
(5)変 質
(5)経 年脆弱化
-6-
判 定 基 準
措
(1)著 しいけばだち、硬化、軟化、変色等 の あ る もの
(2)3本 のス トラ ン ドの うち 1本 の直径 の 1/3以 上の傷
がある もの (図 6)
置
(1)ロ ー プの取替
(2)ロ ー プの取替
図6
ロー プの径 が 10%以 上 減少 した もの (図 7)
(3)
ロー プの取替
/
ス トラ ン ドの損 傷 ´
図
ロー プ径 の 減少
7
一
a
4
b c
差 し込みが 3回 未満 の もの
差 し込みが抜 け、又 はゆるんでい るもの
撚 りもど りがあるもの
(4)a.修 理
b.修 理
c。
ロー プの取替
撚 りもど り
差 し込みが 3回 未満
図
8
(5)常 態 として 3年 以上使用 した もの
-7-
(5)原 則 として取替
点 検 項 目
2
点 検 内 容
つ リベル ト縫製部
(1)縫 製糸 の切 れ
-8-
判 定 基 準
措
ラ ンニ ング J形 1種
(1)縫 製糸 の切 れ
ao W型 (図 9)の Aで 縫 製 糸 の 切 れ の合 計 が ベ ル ト幅
の 2倍 以上 あ る もの
bo W型 (図 9)の Bで 縫 製 糸 の 切 れ の 合 計 が ベ ル ト幅
の 2倍 以上 あ る もの
c.B型 (図 10)の C及 びDで 縫 製 糸 の切 れ の合 計 が ベ ル
ト幅 の 2倍 以上 あ る もの
d.B型 (図 10)の E、 Fお よびGで 縫 製 糸 の 切 れ の 合 計
が ベ ル ト幅 の 2倍 以上 あ る もの
(W型 )
図9
(1)縫 製糸 の切 れ
a.修 理又 は廃 棄
b.廃 棄
c.修 理又 は廃 棄
d.廃 棄
(B型 )
図 10
ラ ンニ ング J形 2種
縫製糸 に切 れが ある もの
廃棄
-9-
置
点 検 項 目
3
点 検 内 容
つ リベ ル ト取付布
つ リベ ル ト取付布 の傷
(1)横 方 向 の 繊維
(2)縦 方 向 の繊維
4
つ リベル ト
(下 面まで巻き込まれている部分を含む)
(1)つ リベ ル トの切れ
(2)ほ ぐれ、けばだち、摩耗
(3)変 化、変色、腐食
5
つ り金具
(シ ャックル、三角環)
シャ ックル
a。
変形
b.摩 耗
c.き 裂
d.ピ ンの変形
e.ネ ジ部 の異常
f.割 ピンの異常
g.接 合 部 (溶 接 )の 状 態
さび、腐食
(2) 三 角環
a.変 形
b.摩 耗
c。
き裂
d.接 合 部 (溶 接 )の 状態
e.さ び、腐 食
h。
-10-
判 定 基 準
置
措
(1)横 方 向 に繊 維が切 れて い る もの
(2)縦 方 向 に繊 維 が 30mm以 上 切 れて い る もの
(1)廃 棄
(2)廃 棄
(1)つ リベ ル ト横方向に 5mm又 は幅 の 1/10以 上の切 れが
(1)廃 棄
あ るもの (図 10)
(2)ほ ほ ぐれ、けばだち、摩耗 の著 しい もの
(3)著 しい変化 (変 形、硬化、 のび等 )変 色 して い るもの
(2)廃 棄
(1)シ ャ ックル
(1)シ ャ ック ル
a.著 しい変形 が あ る もの
b.元 の径 の 10%以 上 の摩耗 が あ る もの
c.き 裂があ る もの
d.支 点 の 間隔が元 の 間隔 の 10%以 上 ひろが った もの
e-1.ネ ジ部 にゆ るみが あ る もの
e-2.ピ ン又 は、 ナ ッ トの ビ ンネ ジ 山 の 摩耗 が大 きい
(3)廃 棄
a.取 替
b.取 替
c.取 替
d.取 替
e-1.締
e-2.取
付け
替
もの
f.割 ピンが不完全 な もの割 ピンが脱 落 して い る もの
g.接 合部 に き裂が あ る もの
h.著 しい さび、腐食 の あ る もの
(2)三 角環
a.著 しい変形が あ る もの
b.元 の径 の 10%以 上 の摩耗が あ る もの
c.き 裂 が あ る もの
d.接 合 部 に き裂が あ る もの
e.著 しい さび、 腐食 の あ る もの
-11-
f.割 ピンの取替
取替
h.取 替
(2)三 角環
a.取 替
b.取 替
c.取 替
d.取 替
e.取 替
g。
点 検 項 目
6
点 検 内 容
本体布
(1)傷 、擦 り傷、破 れ
(2)老 化 、 き裂
7
隔壁 (方 形 バ ック)
(1)接 合 部
(2)傷 、擦 り傷、破 れ
(3)老 化、 き裂
8
接合 部
(1)つ り部
(2)中 間部
(3)本体胴部
(4)本体 と上 。下面
(5)注 入 口 ・ 排 出口付 け根
(6)傷 、擦 れ傷、破 れ
9
ホ ッパー止め (注 入 ロフツク)
(1)切 れ、端 部 のほ ぐれ
(2)縫 製糸 の切れ
-12-
判 定 基 準
措
置
ラ ンニ ング 」形 1種
(1)a。 401mm以 上の破 れがあるもの
(1)a.廃 棄
ベ
ル
b.つ リ
b.修 理
ト取付布下方 に破れのあるもの
c.内 容物が こぼれ出る恐れがある繊維 の切れ、又 は傷
c.修 理
の ある もの
ニ
ラ ン ング 」形 2種
a.薬 品、油、 タール、 カビ、錆 び等 による汚損の激 し
a.廃 棄
い もの
b.301mm以 上の破れがあ る もの
b.廃 棄
ニ
ン
ン
グ 」形 1種
ラ
(2)著 しい老化、又 は き裂 のあ る もの
(2)廃 棄
ラ ンニ ング 」形 2種
廃棄
著 しい老化、 ラ ミネー ト剥離又 は き裂 の ある もの
廃棄
b
c
a
(2)
b
a
つ0
b
る もの
b。
同界面 で フ イルム 間が は く離 して い る もの
c.接 合部 で繊 維 が切 れて い る もの
(2)a.傷 、擦 り傷 で生 地 (繊 維 )が 露 出 して い る もの
b.破 れて い る もの
(3)a.フ イルムの剥 が れ、又 は き裂 の あ る もの
b.熱 に よ り溶 けて い る もの
a
(1)a.接 着及 び溶着 での界面 の繊維 が露 出 しは く離 して い
修理
廃棄
廃棄
廃棄
廃棄
廃棄
(1)a.接 着及 び 溶着 での界面 の繊維 が露 出 しは く離 して い (1)a.廃 棄
る もの
b.同 界面 で フイルム 間が は く離 して い る もの
c.接 合部 で繊維 が切 れて い る もの
(2)本 体 中間部 (足 らず )の 接合が剥 がれて い る もの
(3)本 体胴部 の 縦溶着が剥がれて い る もの
(4)本 体 と上 。下面 の 溶着が剥が れて い る もの
(5)注 入 口 。排 出回 の付 け根 の接 合が景Jが れて い る もの
(6)生 織 (き ばた )の 露 出、又 は切 れが あ り内容物 が こぼ れ
b.修 理
c.廃 棄
(2)廃 棄
(3)廃 棄
(4)廃 棄
(5)修 理 または廃棄
(6)廃 棄
る恐 れが あ る もの
(1)幅 方 向 に 1/3以 上 の切 れ、又 は摩耗 して い る もの
(2)縫 製部 の 1/3以 上 切 れて い る もの
-13-
(1)修 理又 は取替
(2)修 理又 は取替
点 検 項 目
10
点 検 内 容
注入 口 。排 出口縛 りひ も
(1)接 合 部 の状態
(2)切 れ、端 部 のほ ぐれ
1■
蓋
│
(1)接 合部 の状態
(2)傷 、擦 れ 傷、破 れ
9“
蓋押 え
(1)傷 、擦 れ傷 、破 れ
13
蓋 押 え ロー プ通 し部
(1)傷 、擦 れ傷、摩耗
(2)縫 製糸 の切 れ
14
蓋押 え ロー プ
(1)切 れ、 摩耗
15
ロー プス ライダー
(1)切 れ、摩耗
16
ポケ ッ ト
(1)傷
-14-
│
判 定 基 準
(1)は がれが
(2)幅 方向 に
措
1/3以 上 あるもの
1/3以 上の切れがあるもの
置
(1)修 理又 は取替
(2)修 理又 は取替
│
(1)は がれがあるもの
(2)繊 維 が30mm以 上切れ てい るもの
│
(1)修 理又 は取替
(2)修 理又 は取替
a.内 容物 が こぼれで る恐 れ の傷 が あ る もの
b.繊 維 が20mm以 上 切 れて い る もの
(1)幅 方 向 に 1/3以 上 の切 れ、又 は著 しい摩耗 の あ る もの
ラ ンニ ング 」形 1種
(2)縫 製部 の 1/3以 上 切 れて い る もの
ラ ンニ ング 」形 2種
繊維 が20mm以 上 切 れて い る もの
│
サ
(1)a.修 理又 は取替
b.修 理又 は取替
(1)修 理又 は取替
(2)修 理又 は取替
修理
(1)1/3以 上 の切 れ、又 は著 しい摩耗 の ある もの
(1)ロ ー プの取替
(1)1/3以 上 の切 れ、又 は著 しい摩耗 の あ る もの
(1)取 替
ラ ンニ ング 」形 2種
(1)ポ ケ ッ トに使用 上の支障をきたす傷 のあ るもの
紛失 してい るもの
(1)新 規取付
―-15-―
(吊 り下 げ方式 )
表2
ク ロスス タンダー ド形
点 検 項 目
2
点 検 内 容
つ リロー プ (下 面 つ リロー プ も含 む)
(1)外 観
(2)ス トラ ン ドの損傷
(2)ス トラ ン ドの点検
(3)ロ ー プ径
(3)ロ ー プ径 の減少
(4)さ つ ま部
(4)差 し込 み
つ リベル ト
(下 面まで巻き込まれている部分を含む)
―-16-―
(1)け ばだち、硬化、軟化、変色等
(1)つ リベ ル トの切 れ
(2)ほ ぐれ、けばだち、摩耗
(3)変 化、変色
判 定 基 準
措
(1)著 しい けばだち、硬化、軟化、変色等 の あ る もの
(2)3本 のス トラ ン ドの うち 1本 の 直径 の 1/3以 上 の傷 が
あ る もの (図 11)
(1)廃 棄
(2)廃 棄
a/3
図 11
(3)
ロー プの径 が 10%以 上 減少 した もの (図 12)
(3)廃 棄
ス トラ ン ドの 損傷
図 12
(4)
a.結 び部 が抜 け又 はゆるんでい る もの
b.結 び余尺 が不足 の もの
c.差 し込みが 3回 未満 の もの
d.差 し込み 部 が抜 け又 はゆるんで い る もの
e.撚 りも ど りの あ る もの
(1)つ リベ ル トに一 部 で も切れがある もの
(2)ほ ぐれ、けばだ ち、摩耗 の著 しい もの
(3)著 しい変化 (変 形、硬化、 のび等 )変 色 してい る もの
-17-
(4)a.廃 棄
b.廃 棄
c.廃 棄
d.廃 棄
e.廃 棄
(1)廃 棄
(2)廃 棄
(3)廃 棄
置
点 検 項 目
点 検 内 容
つ0
本体布
(1)擦 傷、破 れ
(2)け ばだち
(3)目 ずれ
(4)老 化
4 1接 合部
つ り部 (当 布 )、 胴、下、中間、上、及 び、
そ の他 の接合部 の状態
-18-
判 定 基 準
措
(1)繊 維が切 れてい る もの または内容物が こぼれでる恐 れの
(1)廃 棄
あ る もの
(2)著 しい けばだちのある もの
(3)著 しい 目ずれのある もの
は)老化 の認め られる もの
(2)廃 棄
(3)廃 棄
に)廃棄
a
O c
・
・
d
繊維 が切 れて い る もの
著 しい 目ず れの あ る もの
縫製糸 の切 れのあ る もの
接合 部 のはが れ、 切 れのあ る もの
…… 19-―
a.廃 棄
b.廃 棄
c.廃 棄
d.廃 棄
置
Ⅳ
コ ンテナの作業基 準
1.コ ンテ ナの充 てん作 業
(1)荷 の種類 、形状 、充 てん 質量 に応 じた適 切 な コ ンテナ を選 定す る。
(2)点 検基準 に基 づ い て 各部 を点 検す る。異常 の 認 め られた コンテナは使用 しな い。
(3)排 出口縛 りひ も、下 ふ た押 え ロー プが セ ッ トされ て い る こ とを確 認 し、片 づ りにな
らな い よ うに確 実 に注入 口 を充 てん 口 に セ ッ トす る。 この とき、 つ り部 を外側 に引
か な い よ う留意す る。
(4)注 入 口に必 要以 上 の 力 をか けな い よ う十分注意す る。
2.重 量等 の表示
コ ンテナの外部 の見やす い場所 に、 容易 に消滅 しな い方法 で重量等 を明示す る。
3.コ ンテ ナ か らの排 出作 業
(1)コ ンテナ を点 検 し、 コ ンテナ 下部 に付着 して い る異物等 を取 り除 く。
(2)コ ンテナの 中心 が荷 受 回の 中心 に くる よ う確 実 にセ ッ トす る。 この と き、 つ り部 を
外側 に引 い た り、片 つ りにな らな い よ う十分留意す る。
(3)排 出が進 むにつ れて、 本体が垂 れ下が るので 少 しず つつ り上 げ なが ら作 業 をす る。
(4)排 出が遅 い場合 は、 本体周辺 を軽 く叩 き荷 を出 しや す くす る。
(5)内 部 に荷 が残留 して い な い こ とを確認 して排 出 を終了す る。
(6)以 上 の作業 をす る場合、 コンテナの 下へ 頭、体 を入れない よ うに安全作 業 に留意す る。
4.フ
ォー ク リフ トによ る荷役 作 業
(1)計 画 の作 成
フ オー ク リフ ト等 の車両系荷役運搬機械 を用 い る作 業 につ い ては、作 業 を行 う場所 の
広 さ及 び地 形 、 車両系荷 役運搬機械 の種類及 び能力、荷 の種類及 び形状 等 に適 合 した作
業 計 画 を定 め、 この 計 画 に従 って作 業 を行 わ なけれ ば な らな い (労 働 安全衛 生 規則 第
151条 の 3)と 定 め られて い る。
したが って、 フ ォー ク リフ トを用 い て コ ンテナ入 りの荷 を荷役又 は運 搬 す る場合 は、
(a)コ ンテナの形 状 及 び寸法
(b)荷 の 質量
(C)荷 重 中心 (荷 重 の 重心位置 とフ ォー クの垂 直前面 の 距離 )
等 に適合 し、能力 に余裕 の あ るフ ォー ク リフ トを選 定す るこ とが 大切 で あ る。
また、 コ ンテナ をフ ォー ク等 で 吊 って運搬す る作業 は、 運転 に伴 って コ ンテナが 前 後
左右 に振 れ、乱暴 な運転 を した場合 や旋 回 の とき、 傾斜地 に進入 した とき等 に横転 す る
おそれが あ るので、 運搬作業 は原則 としてパ レ ッ ト荷 として行 う よ う計画す る必 要が あ
る。 また、 フ ォー ク リフ ト運転技 能講習修 了者 の なかか ら当該作 業 につ い ての経験 、知
識、技 能 を有す る者 を配 置す る。
(2)フ ォー ク リフ トの準備
(a)フ ォー ク リフ トの作業 開始前点検 をす る。
―-20-―
(b)パ レッ ト荷 として運搬す る場合 は、 フォー クの 幅 を図 13の よ う に調整す る。
ヾレ ッ ト
図 13
(C)コ ンテナ を 吊 って 荷役 をす る場合 であ って、 つ り用 ア タッチ メ ン ト又 は専用 つ り
具 を用 い る ときは、 コ ンテナが フ ォー ク リフ 卜のマス ト等 に接触す るおそれが な
く、 か つ 、 許容荷 重 範 囲 の位 置 につ り部が くるよ うにア タッチ メ ン ト又 はつ り具
を装 着す る こ とが必 要 で あ る。
図 14
図 15
(d)つ り用 ア タ ッチ メ ン 卜又 は専 用 つ り具 を用 い る こ とが で きな い と きは、 フ ォー ク
を中央 に寄 せ、 つ りロー プ等 を掛 け る位置 に 当 て物す る。
フ ォー ク断面
図 16
-21-
(3)コ ンテナのつ り上げ
コ ンテナのつ リロー プ又 はつ リベ ル ト (以 下「 つ リロー プ等」 とい う。)を 直接 フォー
クに掛 けてはな らない。
また、 コンテナのつ り具 に直接、専用 つ り金具やアタッチメ ン トのフックを掛 け る場
合 は、つ り金具 とフ ックの 間につ リロー プ等 を挟 まない よ う注意す ること。
図 17
(a)フ ォー ク リフ トを、 コ ンテナの 直面 まで接 近 させ て一 時停止 す る。
(b)コ ンテナ を点 検す る。
(C)フ ォー クを コ ンテナの 最 上 端 よ り高 く上 げる。
(d)フ ォー ク リフ トを前進 させ、 つ り用 ア タ ッチ メ ン ト又 は専 用 つ り具 の つ り位 置が
コ ンテナの 中心真上 になる よ うに停車す る。
(e)玉 掛 者が つ リロー プ等 を掛 ける。 この とき、 す べ ての ロー プ等 を掛 ける こ と。
(f)玉 掛 者 が 手 を挟 まぬ よ う注 意 しなが ら除 々 につ り上 げ コ ンテナの 底 部 が地上又 は
荷 台 上 か ら15∼ 20セ ンチ メー トルの 高 さで停止す る。
(4)コ ンテナの運 搬
(a)コ ンテナ を 吊 って 運搬 す る ときは、 コ ンテナ 下面 の 高 さを地上 15∼ 20セ ンチ メー
トル に保 ち、 マ ス トをやや 後傾 す る。 この と き コ ンテナ下 部 が走 行 中に マ ス ト等
に接触 す るおそれの な い こ とを確 認す る。
(b)凹 凸 の あ る場所 で は、 コ ンテナ を 吊 って運搬 してはな らな い。
(C)急 発進 を しな い 。
(d)低 速領域 で走行す る。
(e)視 界 が悪 い ときは、 誘導者 の誘導 に従 って前進す るか、 後進 をす る。
(f)平 坦 地 か ら傾 斜 地 に進入 す る ときは、正 面 に対 してか ら進 入す る。 斜 め に進入 し
て はな らな い。 (図 18)
正 常 な経 路
図 18
(g)下 り坂 は後進す る。
(h)急 旋 回 を行 って は な らな い 。 コ ンテナ を 吊 って 走行 す る ときは、 横振 れが しな い
よ うに慎重 に運 転 す る。
(i)急 停車 は しな い。
一-22-―
(5)ト ラ ックヘ の 積込 み
(a)つ り用 ア タ ッチ メ ン トを装 着 した フ ォー ク リフ ト又 はハ イ マ ス ト・ フ ォー ク リフ
トを用 い る。
(b)荷 台 に 2列 積 む場 合 は、 両側 か ら積 込 む こ とが で きる場 合 を除 い て、 前 方 の 列 は
荷 の荷重 中心 が 1.8メ ー トル程 度 となるので、 荷 の 質量 及 び荷 重 中心 に適応 した能
力 の フ ォー ク リフ トを使用 す る。
(C)フ ォー クが 短 い場合 は、必 要 に応 じ“さや フ ォー ク"を 用 い る。 “さや フ ォー ク"を 用
い る ときは、 “さや フ ォー ク"が 抜 けな い よ う に 固定 して フ ォー ク 2本 を中央 に寄
せ、 ロー プ等 をつ る位置 に 当 て物 をす る。
(d)フ ォ ー ク リフ トの 走 行 す る 範 囲 の 地 面 に傾 斜 及 び凹 凸 の 無 い こ とを確 認 して ト
ラ ックを停車す る。
(e)ト ラ ックの あお りを閉 じた まま積 込 み ので きる と き (フ ォー ク リフ トの 揚 高 に よ
り)は 、 あお りを閉 じた まま作 業 を行 う。
(f)積 み 終 わ った荷 は、 つ リロー プ等 が あお りか ら外 に垂 れ な い よ う、 つ リロー プ等
をつ な ぎ合 わせ る。
(6)ト ラ ックか らの 取卸 し
(a)あ お りを開 き、荷 に異常 が な い か を確認す る。
(b)(5)の (a)か ら(e)に 準ず る。
(C)前 方 の 列 の 荷 を取 り卸す と きに、 コ ンテナ を フ ォー ク リフ トで引 っ張 った り、斜
めづ りを行 って はな らな い。
(7)低 床 ホ ー ム か らの無蓋貨車 へ の積 込み及 び取卸 し
トラ ックヘ の積 込み及 び取卸 しに準ず る。
ン
レー落 等 によ る荷役運搬作 業
(1)ク レー ン等 の準備
(a)天 丼 ク レー ン、橋 型 ク レー ン等
(i)荷 の 質量 が定格荷重 を超 えな い こと を確 認す る。
(五 )作 業 開始前 点検 を実 施 し異常 の な い こ とを確 認す る。
(b)移 動式 ク レー ン
(i)荷 の 質量、作 業半径 を検 討 し、 定格荷 重 を超 えず に作 業 が実施 で きる こ とを確
認 し設置す る。
(五 )で きるだけ平坦 な地 を選 び周辺 に 障害物 の な い こと を確 認す る。
伍D架 空電線 に近 接 して設置 しな い こ と。や む を得ず作業 を行 う場合 は、充電電路 に、
絶縁用 防具 を装 着す るな ど感電 防止措置 を行 う。
mア ウ トリガ ー は完全 に張 り出す。軟弱地盤 や 不整地 の場合 は もちろんであ るが、
通常 の 地盤 で あ って も敷板 を敷 い て フ ロー トを固定す る。
(V)作 業 開始前点検 を実施 し異常 の な い こ とを確 認す る。
(C)運 転業務従事 者
使用す る ク レー ン等 の運転士免 許 を有す る者 に運 転業務 を行 わせ る。
(d)玉 掛 業務従事者
玉推卜
技 能講習修 了者 に行 わせ る。
5.ク
―-23-―
(2)玉 掛 け作業
(a)つ リロー プ等 を点検 し異常 の ない ことを確認す る。
(Dす べ てのつ リロー プ等 をフックに掛 け る。
(C)2袋 以上 の場合 は、玉掛用具 を用意 し、極端 な斜 め
づ りにな らない よ うにす るこ と。 また、 図19の よ う
なつ り方 を してはな らない。
図 19
(3)巻 上 げ作 業
(a)玉 推卜
者等 の合 図者 の合 図 に よ り巻上 げ を行 う。
(b)地 切 り数 セ ンチ メ ー トル で 一 旦 停止 し、荷 の 安定等 を確認 して巻 き上 げ る。
(C)走 行、横行、旋 回 の ときに障害物 に接 触 す る恐 れの な い高 さまで巻 き上 げる。
経)走 行 、横行、旋 回
(a)始 動及 び停 止 を急激 に行 って はな らな い。
(b)急 速 な旋 回は行 っては な らな い 。
(C)荷 の運動範 囲 に作 業者 を入 れて はな らな い 。
(5)巻 下 げ作業
(a)巻 下 げ の 速度 は、 巻 上 げ の 速度 よ り遅 くす る。
(b)床 面 か ら30セ ンチ メ ー トル位 の ところで 一 旦 停止 し、 荷 の振 れ を止 め、玉 掛 者等
の合 図者 の合 図 に よ りゆ っ くり所 定 の位置 に卸す。
―-24-―
V
コ ンテナの保管貯蔵 に関す る留意事項
1.保 管貯蔵場所
(1)コ ンテナ の 保 管場所 は 原則 として 、屋 内 で 床 面 に 台木、 パ レ ッ ト等 を敷 き、 コ ンテ
ナが直接 地面 に接 す るこ との な い よ うにす る。
(2)や む を得 ず屋外 に保 管す る場合 はで きる限 り短期 間 とし、 平 坦 な場所 を選 び、 (1)と
同様 に直接 地面 に接 す る こ との な い よ う に留 意 す る とと もに、直 射 日光、蓄熱、雨
露等 に よる劣化 及 び浸水 な どを防止す る こ と。
(3)火 器、 ボイ ラ、蒸気 パ イプ等 の熱源 の 近 くは保管 しな い こ と。
(4)床 面が、水、油、酸、 ア ル カ リ等 で 汚 れて い る場所 や突起物 の上 に保 管 しない こ と。
(5)空 コンテナ を保 管す る場合 は、(1)∼ (4)に よる とと もに異物 の混入等 を防 ぐこ と。
2.は い作 業
(倉 庫 、上屋 、又 は土 場 にお ける作 業 )
(1)高 さ 2メ ー トル 以上 の は い作 業 は、 は い作 業 主 任 者 の 直接 の 指導 の もとに作 業 を行
う。
(2)原 則 として、 はい積 みは 2段 積 み以下 とし、 日落 とし積 み とす る。
(3)2段 を越 えては い積 みす る必 要 の あ る場合 は、 ポ ー タブル ラ ック
を用 い るな どはい崩れ の防止 に留意す る こと。
―-25-―
(ネ
ス テナ ー等 )
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Ⅵ
1.ラ ンニ ング
コ ンテナ の修 理 に関す る留意事項
」形 の修理
(1)つ リロー プ
(a)同 材 質、 同寸法 の もの に取替 える こ と。
(b)取 替 え加工 は、 さつ ま加工 を行 い 、差 し込 み は 3回 以上す る こ と。
(C)長 期 に使用 したつ リロー プの 場合 は、損傷 した つ リロー プだ け で な く、全体 の ロー
プの取替 も検討す る。
(2)つ リベ ル ト
(a)同 材 質、 同寸 法 の もの に取 替 える こ と。 た だ し、 や む を得 ず異 な った 寸 法 の もの
に取替 える ときは、 同等以上 の 強度 を有す る もので あ るこ と。
(b)つ リベ ル トを取替 える場合 は、 つ リベ ル ト取付布 も同時 に取替 える こ と。
(C)前 項 にお い て、 取 替 えるつ リベ ル ト取付 布 は、 そ の取付 布 の 製作 時 の 強度 と同等
以上 の 強度 の もので あ るこ と。
(3)つ り金具
原則 として (古 いつ り金具 の場 合 は、 同 じものが な い ことが あ る)同 材質、 同寸法 の
もの に取替 える こ と。
(4)本 体布及 び接合部 の修理
(a)補 修布 は 同材 質 の もの を使用 す るこ と。
(b)樹 脂加 工 布 は、 高周波融着加 工 方法 に よ り修理す るこ と。
(C)ゴ ム引 き布 は、 接着剤塗布 に よる接 着修 理、又 は ミシ ン縫製 に よ り修理す る。
(d)2種 の織 布 は、 熱風 溶着加 工 方法 も し くは、 ハ イブ リ ッ ド溶着加 工 方 法 に よ り修
理す るこ と。
尚修 理 詳細 に 関 して は、」FC901-2008ラ ンニ ン グJ形 1種 修 理 基 準JFC801-2004ラ
ンニ ング」形 2種 修理基準参考 の こ と
2.ク ロスス タンダ ー ド形 の修理
(1)取 替修理 の 禁止
次 の 部分 につ い て はは取替修理 を行 ってはな らな い。
(a)つ リロー プ
(b)つ リベ ル ト
(C)下 面 つ リロー プ
(d)本 体布
(e)つ り部、胴 、下、 中間、 上 の接合部
(2)取 替修理
取替修 理 は 同材 質、 同寸法 の もの を用 い る こ と。
3.洗 浄及 び 乾燥
(1)洗 浄機、洗浄液 は、 コ ンテナの 品質 に影響 しな い もの を使用 す る こ と。
(2)洗 浄液 の温 度 は40℃ 以下 とす る こ と。
(3)乾 燥温 度 は65℃ 以下 とす るこ と。
―-27-―
Ⅶ
異常 時 の処 置
1.異 常時 の処置
事業者 はあ らか じめ処 置基準 を定 めてお き、 そ の 処置基 準 に基 づ い て処置す る こ とを
原則 とす る。 処置基準 が 定 め られて い な い場合 は次 の 方法 に よって処置す る。
(1)作 業 をただちに 中止す る。
(2)関 係 者以外 の立 ち入 りを禁止す る。
(3)つ り上 げた状 態 で 異 常 を発 見 した 場合 は、 台木、 パ レ ッ ト、 シ ー ト等 の上 に静 か に
卸す。 や む を得 ず卸す場合 は水、油、酸、ア ル カ リ等 で汚 れて い る場所 は避 け、 シー
ト等 を広 げ て、 そ の上 に卸す。
(4)作 業指揮 者、 上 司等 に連 絡 し、 指示 をあお ぐ。
(5)指 示 に したが って処置す る。
(注 )異 常 時 と考 え られ る事態
(a)荷 の 落下
(b)本 体 の破損、荷 の漏 出
(C)コ ンテナの 倒 れ
(d)つ リロー プの切 れ、又 は ロー プ結節部 (さ つ ま)の はず れ
(e)つ リベ ル トの はずれ、 つ リベ ル トの切 れ
(f)つ り金具 の破損
2.災 害発生時 の措置
(1)作 業 をただちに 中止す る。
(2)関 係者以外 の立 ち入 りを禁止す る。
(3)作 業 指揮 者 の 指揮 に したが って 、切 れ、 は ず れ、破 損 、又 は、 は く離 して い な い 部
分が さ らに切 れ、はず れ、破 損、又 はは く離 を起 こ さな い よ う静 か に台木、パ レッ ト、
シー ト等 の上 に卸す。
(4)作 業 指揮 者 の 指揮 に したが って、 露 出す る荷 を一 時停 止 させ る処 置、 つ リロー プの
取替 え、 荷 の完全排 出等 を行 い、可 能 で あれば作業 を続 行す る。
(5)コ ンテナが 倒 れ た と きは、作 業指揮 者 の 指揮 に したが って フ ォー ク リフ ト、 ク レー
ン等 に よ り引 き起 こす。 人力 に よる引 き起 し作 業 を行 っては な らな い。
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平成21年 10月
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平成 2年
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東 京都 港 区芝
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制作協 力
5丁
目35番 地
東京 03-3455-3857(代
1号
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日本 フ レ キ シ ブ ル コ ンテ ナ エ 業 会
東 京 都 台 東 区柳 橋
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