面精度・形状精度を重視する加工に効果を発揮するZn (亜鉛)を被覆処理した電極線です。 HIH Wire:タカ(Hawk)の意。 狙った獲物(面・形状精度)をすばやくキレイに加工。 特 長 優れた放電加工特性 高速加工で狙った面精度・形状精度が実現出来ます。 放電ギャップを小さく出来るため、より高精度な金型製作が可能となります。 加工による熱変質層を軽減出来るため、プレス等の金型の長寿命化が図れます。 使い勝手の向上 酸化皮膜がないため、接触感知精度が向上します。 加工面の黄銅付着を防止出来るため、後工程の追加工が不要となります。 加工機メ−カ−・機種を問わず自動結線に対応出来ます。 仕 様 サイズ(㎜φ) 引張強度(N/㎜2) 伸び率(%) 導電率(%) 0.10 0.15 0.20 0.25 0.30 色 調 980< 0.4< 932< 20< シルバー *特殊サイズについても、 ご要望ございましたら 弊社営業までお問い合 わせ願います。 断面構造 ●HIHワイヤ使用による効果 (1)仕上回数の削減 高い金型寿命 (当社比) (2) (当社比) 摩耗限界 黄銅線 20 研削加工 HIH HIH 摩耗量 面精度(μmRa) 25 15 仕上回数削減 黄銅線 ダイバーカットパンチ 0.60ピッチ 超微粒子超硬材使用 10 5 0 0 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 10 7th 仕上加工回数(回) 20 30 40 抜き打ち数(万回) ICリードフレーム金型寿命テスト 今まで多回数仕上げで面精度を出していた金型において、HIHワイヤを使用することによ り、仕上回数を減らし、同一面精度を得ることが可能です。これにより、加工時間の短縮も 大幅に減らすことが出来ます。 表面に被覆処理したZn(亜鉛)の働きにより、加工による放電熱を飛 散することで、加工面の熱変質層を軽減出来るため、ICリ−ドフレ−ム を始めとするプレス金型の長寿命化が図れます。 ※プラスチック金型を始めとする高精度金型の加工に威力を発揮します。 ※特に超硬加工においては、 そのバインダであるCo(コバルト)の溶出に よって、加工面硬度が低下し、 プレス寿命が短くなってしまいます。 超硬材加工面 黄銅線使用 HIH使用 コバルト溶出 マイクロクラック発生 ●ボビン記号と寸法 ボビン記号 鍔 径 D 外 幅 L 胴 径 d 軸穴径 h 巻 量 kg 箱詰個数 P-3RT P-5RT P-10T P-15L K-125 K-160 K-200 130 160 200 250 125 160 200 110 114 134 140 125 160 200 80 90 90 110 80 100 125 20 20 30 34 16 22 20 3.0 5.0 10.0 20.0 3.0 6.0 15.0 6 4 1 1 4 2 1 ボビン形状 個 h d D L 日立電線株式会社 ●製品発注方法 ボビン記号 ワイヤ品名 ワイヤサイズ (線径×100表示) (例) HIH 2 5 P 5 R T ※本カタログに掲載した製品は、改良などのため予告なしに内容を変更することがあります。 CAT.NO.B-309 Prited in Japan '01-5(K)
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