平成27年度 科 目 岐阜工業高等専門学校専攻科 電子システム工 学専攻専門科目 M 群 学力検査による入学者選抜(後期) 熱力学 1枚目 受検 小 合 2枚中 番号 計 計 ※解答には単位を明記すること。 1.質量 M[kg],比熱 0.2kJ/(kg•K)の物体を 4K 昇温するのに要する熱量と等価な仕事を考える。昇温 に要した熱量と等価な仕事を使って,この質量 M[kg]の物体を運動させるとき,以下の問いに答え なさい。 (1)物体を加速させた時に到達する速度を求めなさい。(10) 40 m/s (2) 物体を持ち上げた時に到達する高さを求めなさい。なお,重力加速度は 10m/s2 とすること。(10) 80m 2.質量 6kg,圧力 0.1MPa, 体積 1m3 の理想気体が加熱され,圧力 0.2MPa, 体積 1.5m3 となった。内部 エネルギーの増加が 40kJ であったとき,エンタルピーの増加量ならびに比エンタルピーの増加量 はいくらか。 (15) ∆H=240kJ, ∆h=40kJ 3.温度 T1[K],質量 M1[kg]の水と,温度 T2[K],質量 M2[kg]の水とを混合した。水の比熱を c[J/(kg•K)] として,この時のエントロピーの増加量を求めなさい。(15) [K] 4.圧力 P1[Pa], 体積 v1[m3], 温度 T1[K]の理想気体(比熱比κ,ガス定数 R[J/(kg•K)])を温度 T2[K] まで加熱した。この加熱が等圧加熱のときに生ずるエントロピー変化∆Sp[J/(kg•K)]と,等容加熱の ときに生ずるエントロピー変化量∆Sv との比∆Sp/∆Sv を求めなさい。(10) [-] 平成27年度 科 目 岐阜工業高等専門学校専攻科 電子システム工 学専攻専門科目 M 群 学力検査による入学者選抜(後期) 熱力学 2枚目 受検 小 合 2枚中 番号 計 計 ※解答には単位を明記すること。 5.上下方向に滑らかに滑るピストン付きのシリンダ・ピストン装置 に,理想気体が封入されている。 ピストンの質量 50kg, 断面積 0.02m2,大気圧 100kPa,重力加速度 10m/s2 として以下の問いに答え なさい。 (1)シリンダ内の理想気体の圧力はいくらか。(10) 125kPa (2)理想気体を加熱したところ体積が2倍になった。このときの理想気体の圧力はいくらか。(10) 125kPa 6.温度 T1[K],比熱比κ,気体定数 R[J/(kg•K)]の質量 1kg の理想気体を加熱して温度 T2[K]まで昇温 した。この加熱がポリトロープ指数 n で表されるポリトロープ変化であるとき,以下の問いに答え なさい。 (1)理想気体が為す仕事を求めなさい。(10) [J/kg] (2)加熱量を求めなさい。(10) [J/kg]
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