Company Guidance ご挨拶 超硬切削工具のリーディングカンパニーとして、 技術革新を通して社会の明日を担っています。 代表取締役社長 小宮 信幸 イスカルジャパンは、 平成6年にイスカル社の日本における 販売拠点として設立されました。 世界第2位の売上高を誇る 超硬切削工具メーカーであるイスカル社は、 世界中に拠点を 置くグローバル企業として “限りない技術革新に挑戦” を スローガンに機械工業の発展に寄与して参りました。 超硬切削工具は、金属加工において無くてはならない 存在です。 スマートフォンや自動車などの身近なものから航空 機や重工業の産業まで、 現代社会を支えるあらゆる金属加工 物を造り出しています。 なかでもイスカル社は、世界初の 自己拘束式突切工具『セルフグリップ』 を開発し、世界の トップメーカーに衝 撃を与えました。以 来 、多 機 能 工 具 『カットグリップ』、 ねじれ刃方式ミーリング工具『ヘリミル/ ヘリクアッド』等の常に 「独創的な商品」、 「 他社を圧倒す る金型技術」、 「高品質の製品を供給する品質保証体制」 を3本の柱として、世界中の企業から信頼のおけるパート ナーとして認められています。 イスカルジャパンは、 発足以来イスカル社の先進的な製品 を最適にご提案出来る人材を育て、製品の普及を通し、 日本の金属加工業界の効率化と発展に尽力して参りました。 これからも、 革新的な製品と飽くなき向上心を持って、 よりよき 社会へと貢献する所存です。 ISCAR JAPAN イスカルジャパン History 創業∼現在まで ■創業からの歩み ■さらに前進を続けるイスカル イスカル社の歴史は、1952年に創業者であるステフ・ベルトハイマー (Stef Wertheimer) が、 イスラエルのナハリヤにある自宅のガレージで、 「ロー付け 工具」 を製造したことから始まります。 1958年には、 海外市場を開拓する為、輸出を開始。 1960年代には、 ロー付け工具に加え、刃先交換式の超硬チップの製造を開始。 1976年には、 世界初自己拘束式の突切工具 「セルフグリップ」 を開発。 生産性を 大幅に向上できる製品として、 瞬く間にトップシェアを確保し、事業拡大への 道を切り開くこととなりました。 創業当初から基本に据えてきたのが、 「ユーザーの生産コスト低減に役立 つ工具の開発」 というユーザーの視点に即した思想です。その実現に向け た努力が実り、今日では、世界各国の自動車、航空機、金型、 IT関連等の 様々な製造現場でイスカル社の製品が使用されております。他社より一歩 先んじた製品開発を継続的に行い、革新的な独自製品の追求を続ける ことで、 売上高世界第2位を誇る超硬切削工具メーカーへと発展致しました。 今後も 「Innovation never stops(限りない技術革新に挑戦)」 をスローガン に世界の機械工業の発展に貢献し続けていきます。 ■IMCについて イスカル社 創業当時の様子 ■イスカルブランドの発展 1982年には、現在本社のあるイスラエル北部のテフェンに拠点を移し、 大規模な製造工場が完成。 最先端の技術を駆使し、生産から物流までをコンピュータで統合管理する CIM (Computer Integrated Manufacturing) 化された工場で、 良質な商品を 安価かつ、安定して供給し、世界市場での競争力向上を実現しました。 また、緑豊かな美しい丘「テフェン」の広大かつ良好な環境のもとで、 日々革新的な開発が進められていくこととなります。 1994年には、 コストダウンに貢献する2コーナー使いのねじれ刃構造突切 工具「ドゥーグリップ」、1996年には、8種類の旋削加工に適用できる 「ヘリ グリップ」 、 1998年には機上にてワンタッチで刃先交換でき、 生産性を大幅に 向上させる 「カムドリル」、2000年には多用途工具「マルチマスター」他、 独創的な商品を次々に発表。揺るぎない「イスカルブランド」 を確立させて いきます。 テフェンにある本社 IMCグループ(International Metalworking Companies B.V.)は、 イスカル 社を中核とする超硬切削工具メーカーグループです。 世界各国の有力工具 メーカー (韓国のテグテック社、 アメリカ/ドイツのインガソル社、 日本のタンガ ロイ社他) を傘下に治め、今日では、15社以上から構成されるグローバルな 企業グループへと成長しました。2006年に、米国の著名な投資家、 ウォーレ ン・バフェット (Warren E. Buffett)氏が率いる投資会社「バークシャー・ハ サウェイ (Berkshire Hathaway Inc.) 」 に認められ、 80%の株式 (約4,400億 円) が取得されました。 また、2013年には残り20% の株式も取得され、 100%の株主となり、 完全子会社 化されております。 この大型投資により、業界の枠 を超え、 将来性のある優良企業としての評価を獲得 し、 安定的な成長が見込める分野であると注目さ れております。 (写真右から) イスカル CEO 兼 IMC 社長 Jacob Harpaz、 イスカル 創業者 Stef Wertheimer、 投資会社 バークシャー・ハサウェイ 会長 兼 CEO Warren Buffett氏、 IMC 会長 Eitan Wertheimer、 投資会社 バークシャー・ハサウェイ 副会長 Charlie Munger氏 本社オフィス IMCグループの一翼として、 日本全国の様々な企業のパートナーを務めています。 イスカルジャパンは、平成6年4月に日本市場に おける技術サービスの向上と、 新製品情報を迅速 にご紹介する為に設立されました。 イスカル社の独創的でユニークな製品開発力は 業界でも屈指であり、特に突切工具は、世界で 40%以上のシェアを持っています。 その他ミー リング工具を始めとしてレパートリーを拡大し、 売上急伸中の企業でもあります。 イスカルジャパンは、 最先端の技術を有する日本 企業の強力なパートナーとして、 イスカル社の持つ 革新的な製品を提供。超硬切削工具を通して 機械工業の発展に貢献しています。 イスカルジャパン 大阪本社オフィス ISCAR company guidance 1-2 「限りない技術革新に挑戦」 革新的な技術をもって、 独創的な製品を市場へ提供しています。 iscar line up 製品 紹 介 ねじ切り工具 穴明工具 (スモウカム) 「 限りない技 術 革 新に挑 戦 」 をスローガンに、世 界の超 硬 切 削 工 具の新 製 品をリードする為 、日々研 究 開 発に取り 組んでおります。売上高全体の60%が開発して5年以内の 製 品 、3 5%が 同 3 年 以 内の製 品で占められており、常に ユーザーに 新しい 製 品を提 供しております 。売 上 の 5 ∼ 6%相 当の費 用を研究開発費に投入、全従業員の10%の スタッフが研究開発に従事し、新製品の開発に力を注いで います。 こうした研究開発に対する姿勢と、人的資産こそが、 独創 的な製品を提供し続ける大きな源 泉となっています。 3コーナー使い、 高品位ねじ切り工具 自己拘束式、 ヘッド交換式、 穴明工具 高経済性3コーナー使いチップは コスト削減を実現。研削仕様チップ と金 型 成 形 のMタイプチップを レパートリー。 クランプスクリュー不要の自己拘束 式は、工具交換時間を短縮し、機械 稼働率が大幅に向上。加工コスト 削減を実現。 Industry 産業 分 野 航空機産業 イスカル社は、 様々な産業での加工において、 高生産性に貢献致します。 主要産業別と加工用途別に開発・マーケティング組織を採っています。 これにより、各グループが専門分野の加工に関する問題解決に集中、 特化できるだけでなく、知識の豊富な各担当者が迅速に対応できるう え、複雑化する加工の問題についてもすばやく解決できる体制を整え ております。 金型産業 旋削工具 (ヘリターンLD) ヘリカル切刃、 高能率旋削工具 line up 突切工具 多機能工具 (タンググリップ) 超高剛性、 チップ縦置き、 自己拘束式突切工具 ヘリカル切刃により切削抵抗を大幅 チップ縦置き構造により切屑排出性 に低減。 安定した高金属除去が可能。 に優れ、ホルダー上顎部の損傷も 優れた仕上面を実現するワイパー 防止。超高剛性クランプシステムは 形状採用。 長い工具寿命を実現。 ミーリング工具 (ヘリIQミル) 3コーナー使い、 高精度ヘリカル切刃 ミーリング工具 端面溝入工具 (ペンタIQグリップ) ミーリング工具 (マルチマスター) ヘッド交換式エンドミル (多種加工対応) (ヘリフェース) 5コーナー使い、 ダブテイルクランプ式、 突切・溝入工具 2コーナー使い、 ヘリカル切刃、 端面溝入工具 革新的なダブテイルクランプ採用に より、 チップを強固に固定し、横引き 加工にも対応。 簡単迅速な切刃位置/ チップ交換が可能。 ヘリカル切刃により切削抵抗低減、 外径/内径端面溝加工対応。多機 能加工が可能で複雑形状ワークに 威力を発揮。 ソリッドエンドミル (チャターフリー) ツーリング (マックスイン) 不等ピッチ切刃、 ビビリ抑制、 高精度加工、 超硬ソリッドエンドミル 高把握力チャックシステム 3コーナー使いヘリカル切刃三角形 ボール/スクエア/スリッター等、多様な 独創的な不等ピッチ切刃は、 ビビリ 小さな締付トルクで高い工具把握力 チップは、 切削抵抗を大幅に低減し、 ヘッドを1本のホルダーで取付可能。を抑制。優れた仕上面と長い工具 を実現。 フェースコンタクト構造で マシン動力を抑制。高精度な90 ° 簡 単 迅 速な機 上でのヘッド交 換は、寿命を実現。 高剛性に優れ、 高精度加工が可能。 機械稼働率が向上し加工コストを削減。 肩削り加工が可能。 自動車産業 重厚長大産業 医療産業 ベアリング産業 小物物品産業 工作機械産業 ISCAR company guidance 3-4 Exhibition 展示会 イスカル社は、世界各地で開催される国際展示会 (ドイツE M Oショー、アメリカI M T Sシカゴショー、 日本JIMTOF 他)に積極的に出展しております。 展示会を通して、企業PR活動、製品のご紹介、情報 交換を行い、更なるビジネスチャンスの拡大に取り 組んでおります。 2012年 JIMTOF Technical Center / Delivery Center 神戸テクニカルセンター / 配送センター 国際都市神戸市のポートアイランドに位置する 『神戸国際ビジネスセンター (KIBC)』内に2001年に開設致しました。 同施設は、製品をより有効にご活用頂く為の技術的サポート拠点としての役割を果たしており、施設内には最新鋭の マシニングセンタ3台、 ターニングセンタ1台、精密測定機器等を備えております。 定期的にお客様をご招待し、毎年開発される新製品を加工実演を通して紹介 するセミナーを開催。 また、 お客様に最適な加工方法や加工条件をご提案する 技術サービスも実施しています。 さらに、同センター内には標準品の在庫機能を持つ配送センターを併設して おります。 イスカル本社のコンピュータと連動した在庫管理システムにより、 アイテム数 約 1 5 , 0 0 0 点の商 品 在 庫を管 理することで、常に適 正 水 準の 在庫量を保ち、 日本全国のお客様にタイムリーに商品をお届けします。 Quality Standard 品質規格 イスカル社は、品質、環境、労働安全衛生マネジメントにおける国際規格の認証を取得し、品質の維持向上、環境保全、労働安全 衛生の改善活動の推進に努めています。 航空宇宙産業向け 品質マネジメントシステム (AS9100 Rev C) 品質 マネジメントシステム (ISO9001:2008) 環境 マネジメントシステム (ISO14001:2004) 労働安全衛生 マネジメントシステム (OHSAS18001:2007) 各 種 研 究 所 、原 料 試 験 、システム化 検 査 手 順 、マシニングセンタ工 具 性 能 検 査 、完 成 品 検 査を始めとした様々な品 質 管 理に 関わる設備や体制の強化を行ない、徹底した品質管理体制のもと、最高品質の製品をご提供しております。 5-6 ISCAR company guidance Global グローバル 生 産の9 9 %を輸 出する国 際 企 業であるイスカル社は、超 硬 切 削 工 具のリーディングカンパニーとして、世 界 中の様々な産 業の ニーズに応える為 、ワールドワイドに事 業を展 開し続けています。 世 界 約 6 0カ国に1 0 0 以 上もの販 売 拠 点を有し、従 業員は約 6 , 0 0 0 人( I M Cグループ 全 体:1 2 , 0 0 0 人 )に上ります。 各 国の販 売ネットワークを強 化し、お客 様のお近くで、ご要 望にお応えできるよう、今 後も拠 点を増やし、真のグローバル企 業と しての地 位を築いていきます。 販売、製造拠点 販売拠点 イスカルジャパン株式会社 本社 〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-5-3 千里朝日阪急ビル15F TEL.06-6835-5471 FAX.06-6835-5472 http://www.iscar.co.jp/
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