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組織変革
プロジェクトの ITホールディングス
voice of WAKE UP
内幕
次世代リーダーを通じて変化を促し
真の「統合」に向けた一歩を踏み出す
システムインテグレータであるTISとインテックを中心に複数の企業を統合して誕生した IT ホールディングスグループ。だが、
組織の壁を乗り越えるのは容易ではなく、十分なシナジーを発揮しているとは言い難かった。そこで、同グループは、将来の幹
部候補の意識改革を通じて、グループに一体感をもたらすプログラムを創設。グループ横断プロジェクトが急激に増加するなど、
すでに高い成果をあげつつあるという。
外科手術ではなく漢方薬
自ら変わるための力を引き出す
株式会社ウエイクアップ 代表取締役
島村 剛氏
組織がチームとして機能せず、思ったような成果が出ない──。システム・コーチング ® は、このような問題を
解決するプログラムです。メンバーが感じている問題を明らかにすると同時に、チームの存在理由、目的などに
立ち戻り、焦点を当てることで、エネルギーをよみがえらせます。
しかも、身体感覚や感情に意識を向けるなど、五感を使ったツールで、左脳のみならず右脳も駆使します。そ
れが変化のきっかけを生むと同時に、単なる会議では得られない、
「腹落ち」につながる。自分たちで考え、たど
り着いた結論だからこそ、メンバーは目的に向かって、それぞれ最適な行動を選択することができます。
数時間のセッションで劇的な変化が生まれるわけではありません。しかし、心の内側からの変化を促すことで、
漢方薬のように自ら治癒する力を引き出し、効果を持続させることができる。すでに組織の規模や業種を問わ
ず、多くのお客様に採用いただき、高い成果を上げています。
株式会社ウエイクアップ URL:http://wakeup-group.com/ E-mail:[email protected] TEL:03-5436-1068
ITホールディングス株式会社
執行役員 企画本部 本部長 柳井 城作氏
携を実現するのは容易ではなく、十分に
化を起こしていくためのもの。単なる
ループの置かれている状況を考えるき
ーダーたちから「グループはこうある
シナジーを発揮できなかったとITホー
座学によるマネジメント講座のような
っかけになり、次第に『皆で力を合わ
べき」という思いを突きつけられたこ
ルディングスの柳井 城作氏は打ち明
ものではなく、ファシリテーターの助
せて戦わねば──』ということを全員
とで、経営陣の雰囲気も変わったとい
ける。
「グループ各社は、それぞれ歴史
けを借りながら、様々な手法を駆使し
が自覚するようになったのです」と同
う。
を背負っており、文化も異なります。
て、各参加者が「問題」や「思い」を発
じく一期のカレッジに参加したTISの
中期経営計画で『as One Company』
信し、
「どうなりたいのか」
「何のため
河北 昌俊氏は話す。
という基本方針を掲げ、グループに
にそうなりたいか」を共有する。それ
一体感をもたらすための様々な施策
を通じて、真の目的に対する気付きと
を展開してきましたが、
『内面から湧
合意形成を促し、変化に向けて自走す
きあがるような一体感』は、どうすれ
る組織に導いていくのである。
ば生まれるのか、日々、苦心していま
した」。
共有と合意を経て
組織の目的に近づく
「競合ではなく仲間」
改めて当たり前のことに気付く
さらに影響は、
現場にも及んでいる。
「これまでは、困ったときにグループ
企業を頼ろうという発想は、正直、ほ
株式会社インテック
コンサルティング事業部 事業部長
黛 文彦氏
カレッジ参加者を中心に
連携の輪が拡大
とんどありませんでした。しかし、現
半年間のカレッジを終えた黛氏、河
とを考えるようになりました」と河北
北氏をはじめとする一期生たちは、社
氏。また、黛氏も「グループ横断的な
長会において、いかに自分たちがバラ
プロジェクトの件数が、以前と比べて
バラだったのか、そして、そこからの
格段に増えています。各担当者レベル
在は『この分野なら、あの会社と組も
う』と真っ先にグループで『勝つ』こ
カレッジは、半年を1クールとして、
意識に変化が生まれる。ウエイクアッ
意識の変遷を包み隠さず発表。同時
でも連絡を取り合う機会が増え、カレ
その都度メンバーを入れ替えて実施し
プ社のファシリテーターは、チームの
に、社長たちにも意識の改革と具体的
ッジを通じてつながった連携の輪が、
そこで、同社が取り組んだのが、事
ている。定められたゴールも、アウト
思考やコミュニケーションが行き詰
な行動を起こすことを求めた。中堅リ
徐々にグループに拡大しているのを感
業部長や営業部長など、各社のリーダ
プットに関する要求もなく、与えられ
まるたびに、豊富なノウハウを駆使し
じます」と続ける。
ーバル化へのニーズが高まってきてお
ー層の中から将来の幹部候補を選抜
るのは、
「半年後、
『as One Company』
て、
「エッジ」を超えるためのきっか
真のグループ企業に向け、新たなス
り、一定の規模や資本力を備えたベン
し、彼らの意識から変革していくこと
をテーマに各社の社長が集まる社長会
けを提供する。しかも、話をするとい
タートを切ろうとしているITホール
ダーやシステムインテグレータでなけ
である。
「未来のリーダーたちが横のつ
で発表をせよ」という課題のみ。つま
うような単純なものではなく、身体の
ディングス。IT業界における、同社の
れば、顧客のニーズに対応するのが難
ながりを持ち、互いを信頼し、助け合
り、カレッジの成果そのものを参加者
動き、ロールプレイなどによって『五
存在感は、今後さらに大きくなるだろ
しくなりつつある。そこで企業統合に
う関係を構築できれば、自ずとグルー
たちが決めるのである。
感』を刺激しながら、参加者の深層心
う。
よって、事業のカバーエリアを拡大。
プにも一体感が生まれるのでは──。
「もちろん、戸惑いました。ゴールも
理に隠れた思いや本音を引き出して
新たな競争力を獲得する動きが活発化
そう考えて『 I T H o l d i n g s G r o u p
見えない上、頭では同じグループに所
いくのである。
している。
College』を企画しました」と柳井氏
属するメンバーだとは分かっていて
「特に覚えているのがロールプレイ
ITホールディングスグループもその
は話す。
も、競合だった時代の先入観やイメー
です。参加者が、ランダムにグループ
一社である。システムインテグレータ
カレッジのベースには、ウエイクア
ジがまだ残っている。最初から会話が
各社の社長や顧客、
株主になりきって、
であるTISとインテックを中心に持ち
ップ社の「システム・コーチング」と
弾むというわけにはいかない」と第一
忌憚のない意見をぶつけ合ったのです
株会社を設立し、50社超を傘下に収
いうプログラムを採用した。これは、
期のカレッジに参加したインテックの
が、
『自分の会社って、グループ内でそ
める一大企業グループを発足させた。
2名以上からなるチームを「一つの有
黛 文彦氏は言う。
んなふうに思われているんだ…』とい
しかし、統合しても、すぐに密接な連
機体」
「システム」と捉え、意図的に変
しかし、回数を経るごとに参加者の
う現実を見せつけられた上、改めてグ
「as One Company」を掲げ
グループの一体感を追求
近年、IT業界ではサービス化やグロ
A
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TIS 株式会社
産業事業本部 東日本産業事業部
東日本産業システム第 1 営業部長
河北 昌俊氏
IT ホールディングス株式会社
URL:www.itholdings.co.jp