AQUA SHOT RACING CLUB レーシングカートリース契約約款

AQUA SHOT RACING CLUB レーシングカートリース契約約款
第 1 条(リース契約)
貸主(以下甲という)は本契約の定めるところにより、(別表1)記載のリース用レー
シングカート(以下、車両という)を借主(以下乙という)にリース(貸渡)し、乙は
これを借受け、この契約が合意したときを成立日とします。
本契約は、甲乙双方共本契約に定める場合を除き、リース期間の途中での解除又は解約
ができないものとします。
第 2 条(リース期間)
リース期間は納車日より開始し、6ヶ月後もしくは一年後に満了するものとし、以降は
再契約とします。
第 3 条(リース料及び支払方法)
リース料等及びこのリース料等に対する消費税(以下リース料等という)は(別表1)
記載のとおりとし、リース料等に含まれる項目は(別表2)のとおりとします。
リース料等の支払方法はクレジットカード決済及びセディナによるローン返済及び現
金一括払いとし、支払期日は納車日とします。
乙が甲への支払いを怠った場合、甲は乙の合意を得ることなく上記記載の支払方法を変
更することができるものとします。
乙はリース期間中、理由の如何を問わず車両を使用しない期間があっても、甲に対する
リース料等の支払いを免れないものとします。
第 4 条(車両の引渡し)
甲又は甲の指定する者を介して、乙に車両を引渡します。
乙は遅滞なく車両を点検し、瑕疵がないことを確認のうえ、引渡しを受けるものとしま
す。
天災地変、戦争、暴動、内乱、法令の改廃・制定、公権力による命令・処分、ストライ
キその他の争議行為、輸送機関の事故、特約店等供給者の登録及び引渡しの遅延、その
他甲の責に帰し得ない事由による自動車の引渡し遅延又は引渡し不能の場合、甲は責を
負わないものとします。
第 5 条(車両の使用・保管等)
乙は第 4 条による車両の引渡しを受けたときから、善良な管理者の注意をもって、石野
サーキットもしくはアクアショットレーシングクラブ店(以下、店舗とする)内にて使
用・保管するものとします。
甲又は甲の指定する者が車両の保管、使用状況を点検・検査するため、保管場所への立
ち入り又は説明、資料の提出等を求めたときは、乙は異議なくこれに応じます。
第 6 条(定期点検整備及び修理・修繕の義務)
乙は車両が安全にサーキット走行及び競技に参加できる状態を保つよう、日頃の点検整
備を行うほか、リース発生時において装着するアワーメーターによる走行時間10時間
毎に、店舗発行のメンテナンスノートで示す保守点検整備(別表3)を店舗にて行うも
のとします。
車両が損傷を受けたときは、その原因の如何を問わず修繕、修復を行い、その費用負担
についてはすべて乙の負担(リース料等に含まれるものを除きます)とし、その作業は
甲にて行うものとします。
甲から車両に甲の所有を明示する表示、標識等を設置するよう申し入れがあったときは、
乙は異議なくこれに応じます。
第 7 条(車両クレームの取り扱い)
品質クレームに起因する乙へのサービス対応は、メーカーの判定に基づき実施します。
第8条(禁止行為)
乙はこの契約に基づき甲に対して負担する義務と、甲又はその継承人に対して有する債
権とを相殺できないものとします。
乙は車両を第三者に譲渡、転貸、担保に差し入れたり、その他甲の所有権を侵害するよ
うな一切の行為をしないものとします。
乙は甲の事前の書面等による承諾を得なければ、次の行為をできないものとします。 (I)
車両に特別仕様部品・機器類を脱着する等、車両の原状を変更すること。
甲が書面等により乙の所有権を認めた場合を除き、車両に装着又は貼付した他の物品の
所有権は、すべて無償で甲に帰属するものとします。
甲が甲の権利を保全するため必要な措置をとったときは、乙は、甲の支払った公正証書
作成費用、口座振替再振替料催告費用、車両引取費用(仮処分含む)、処分可能までの
保管費用を負担するものとします。
第9条(メンテナンス)
(別表2)においてリース期間中(別表3)記載のメンテナンスの内容を、店舗にて実
施するものとします。
乙はメンテナンスを受けるときは店舗へ事前に連絡し、メンテナンスを受ける場所、及
び日時等を協議のうえ決定するものとします。
乙は止むを得ず他の整備工場等で修理・整備(以下修理等という)を行う場合には、事
前に甲の了承を得てこれを行うものとします。
次に掲げる修理等の費用は乙の負担とします。
(I) 乙の故意若しくは重大な過失に起因する修理等の費用。
(II)
乙が第 3 項の定めに反し、甲又は特約店等の了解を得ず、他の修理工場等で独自
に行った修理等の費用。
(III)(別表3)記載のメンテナンスの内容以外の項目について行った修理等の費用。
(IV)天災地変等不可抗力による損害の修理に要する費用。
第 10 条(車両の瑕疵)
車両の規格、仕様、品質、性能等に隠れた瑕疵があった場合、並びに車両の選択、決定
に際して乙に錯誤があった場合においても、甲は責を負わないものとします。
引渡し後、車両に瑕疵が発見されたときは、甲は瑕疵担保請求権(解除権は含まない。)
を乙に譲渡する手続きをとるものとします。
乙は前項に基づいて供給者に対し権利を行使する場合においても、リース料の支払いそ
の他、この契約に基づく債務の弁済を免れることはできません。
第 11 条(走行時の注意点)
乙は、車両のサーキット走行において、サーキットで定められた決まり等を遵守し、安
全な走行に努めることとします。
乙に貸与している車両に、乙が本人以外の第三者を搭乗させる場合は、必ず乙が立会い
の下、搭乗者もサーキット走行に必要なライセンスを所持していることを確認し、サー
キット所定のサブドライバー登録を行うこととします。
第 12 条(損害賠償及び事故の処理)
乙は車両の走行・保管等により事故を起こし、その車両および第三者に損害を与えた場
合は、その原因の如何を問わず乙又は車両のドライバーは、サーキットの指示に従い、
直ちに事故現場における危険防止措置、並びに負傷者の救護措置を講じるものとします。
前項の場合、甲が第三者から損害賠償の請求を受けたときは、乙はこれを引き受けて賠
償するものとします。万一甲がこれを立替えしたときは、乙はその賠償額、及び問題解
決に要した一切の費用(弁護士費用を含む)を直ちに現金にて甲に支払うものとします。
乙は事故が発生した場合、直ちに甲に報告するとともに、併せて次に掲げる事項を守り、
事故処理が速やかに行われることに協力するものとします。
(I) 事故に関して不利益な協定をしないこと。
(II) 証拠の保全をすること。
乙はが事故処理をした場合は、その結果について一切甲に異議を申立てないものとしま
す。
第 13 条(重要事項通知の義務)
乙に次の事項が発生したときは、乙は直ちに書面等によりこれを甲に通知するものとし
ます。
(I) 詐欺、盗難その他の事由により、車両の占有を失ったとき。
(II) 第 14 条 1 項に該当する場合。
(III) 借受人等が転居、転勤、転職等により、住所、及びその他の重要な事項に変更が
あったとき。
(IV) 代表者、商号等の変更、事業内容、経営組織に重要な変更があったとき。
(V) 第15条 1 項 1 号から5号までの事態が発生したとき。
第 14 条(車両の滅失・毀損)
リース期間内において車両が滅失、盗難、又は毀損、損傷して修理不能となったときは、
乙は甲に対して書面でその旨を通知し、その原因の如何を問わず、リース料を差し引い
た車両の通常売価、及び解約月迄の未払リース料等を直ちに現金にて甲に支払い、本契
約は終了するものとします。
1 項の事態により発生した費用は、乙が負担するものとします。甲が当該費用の支払を
行った場合は、乙は甲の請求があり次第、直ちに甲に支払うものとします。
第 15 条(契約の解除)
甲は乙が次の各号の一つにでも該当するときは、催告を要せず通知により本契約を解除
することができるものとし、乙は期限の利益を喪失するものとします。
(I) 仮差押、仮処分、強制執行、競売などの申立てを受けたとき。
(II) 破産若しくは民事再生、会社更生、特別精算の申し立てを受け、又はこれらの申し
立てをし、あるいは負債整理のための特定調停の申し立て若しくは任意整理に入ったと
き。
(III) 営業の廃止、解散の決議をし、又は官公庁から営業停止、その他業務継続不能の
処分を受けたとき。
(IV)
公租公課を滞納し、若しくは滞納処分、又は保全差押を受け、又は滞納処分を
受くべき事由が生じたとき。
(V) 後見開始若しくは保佐開始の審判を受けたとき、又は逃亡、失踪若しくは刑事上の
訴追を受けたとき。
(VI) 死亡したとき。
(VII) 車両について必要な保管行為をしないとき。
(VIII)
この契約以外の甲に対する金銭債務の支払いを 1 回でも怠ったとき。
(IX) この契約の条項又は甲と交わしたその他の契約条項の一つにでも違反し、甲が 10
日間の期間を定めてその違反の是正を催告したにもかかわらず、前記期間内に乙がこれ
に応じないとき。
(X) 乙の財産状態が悪化し、甲に対する債務の履行、又は自動車の管理等に不安が認め
られる相当の理由があるとき。
本契約が解除されたときは、乙は車両を甲に返還し、併せて解除月迄の未払リース料、
第26条における精算金等を直ちに現金にて甲に支払うものとします。
第 16 条(中途解約)
甲が乙について止むを得ない事由があると認めた場合に限り、解約月迄の未払リース料、
第26条における精算金等を直ちに現金にて甲に支払い、本契約を中途解約することが
できます。この場合には、乙は甲に対してその 1 ヵ月前迄に書面等により解約を申出る
ものとします。
第 17 条(支払の遅延損害金)
乙はこの契約に基づく金銭の支払を怠ったとき、又は甲が乙のための費用を立替払いし
た場合の立替金の償還を怠ったときは、支払うべき金額に対し支払期日又は立替払いの
翌日からその完済にいたるまで、年 14.6%の割合による遅延利息を甲に支払います。
(1
年を 365 日とする日割計算とします。)
第 18 条(期間満了時の処置・再リース・買取り)
乙はリース期間満了 1 ヵ月前迄に甲に書面で申し入れ、甲の承諾により再リース契約も
しくは車両買取りをすることができます。
再リース契約後のリース料等、リース期間、支払方法、その他の条件については甲乙協
議のうえ、これを決定するものとします。
乙はリース期間が満了し、再リース契約を行わない場合は、第 19 条により車両を返還
するものとします。
リース期間満了後、車両の買い取りを行う場合は、第 22 条における評価ののちに、第
26 条における精算ののちに決定される残存価格にて買取りを行うことができるものと
します。
第 19 条(車両の返還)
本契約がリース期間の満了、解除、又は中途解約により終了したとき、又は乙が自動車
の使用権限を失ったとき、乙は車両の通常損耗と第 11 条 3 項によって甲が承諾したも
のを除き、車両を原状に修復したうえ、甲の指定した場所で返還することとします。そ
の費用は乙の負担とします。
車両の返還が遅れた場合に、乙は返還完了までの遅延日数に応じ、リース料相当額の損
害金を甲に支払うほか、この契約の各条項に従うものとします。
乙が車両の返還を遅滞した場合において、甲又は甲の指定する者が車両の所在地からそ
の車両を引き揚げることについて、乙はこれを妨害したり、拒むことはできません。
第 20 条(契約走行時間数)
甲乙双方は第 3 条のリース料等が、(別表4)記載の契約走行時間数を前提に決定され
たものであることを確認するものとします。
乙は、実走行時間数が(別表4)記載の契約期間走行時間数を超過して走行した場合
は、店舗において精算し、決定した追加料金を直ちに甲又は甲の指定するものに支払う
ものとします。
第 21 条(車両損害の求償)
甲は返還された車両又は特別仕様等装着物件に損害が生じていたときは、乙に求償する
ことができるものとします。
第 22 条(返還車両の評価)
(I) 甲が返還を受けた車両は、当店において査定、又はその他公正な方法によって評価
するものとし、査定料等、車両の評価に要する費用が発生した場合は乙が負担するもの
とします。
(II)査定の結果、車体損傷があった場合、乙が当店に精算するものとします。
第 23 条(契約違反による支出費用の負担)
乙は乙が本契約に違反したことにより、甲が支払った一切の費用を負担します。
第 24 条(車両の預かり)
乙が第 15 条 1 項の各号の一つに該当した場合、甲の請求に基づき、乙は直ちに車両を
一時甲または甲の指定する者に引き渡すものとします。
第 25 条(費用の変動)
乙は法令によって公租公課、保険料等の新設、変更が生じた場合、及び車両の仕様変更
に伴う整備、部品取付、交換等の新たな費用が生じた場合はその費用を負担するものと
します。
本契約の期間中に消費税法の税率の変動により、(別表1、2)記載の消費税の額が変
動した場合、乙は変動後の税率に置換えた消費税の額を甲に支払うものとします。
前項の支払方法については、甲の定めによるものとします。
第 26 条(契約満了時・終了時の精算)
乙は契約の満了または中途解約等による終了に伴い、車両の返還を行ったうえ、甲の請
求に基づき各号の精算の責を負います。
(I) 第 22 条(I)により当該車両の評価を受け、解体・処分を前提とした評価がされた場
合(使用済み車両)においては、処分にかかる費用相当額。
(II)第 20 条の超過走行料金の精算。
第 27 条(車両の乗換)
他の車両に乗換を希望する場合、乙は甲の定めた乗換え時期に、甲が店頭において別途
定める車両を条件に、乗換えを選択できるものとします。
乗換え時期は契約から半年もしくは1年とする。(ただし、甲が認めた場合を除きま
す。)その時期以外での特約による乗換えはできません。
新車に乗換える場合、乙は甲に、乗換え時期の 2 ヵ月前に甲に申しでるものとします。
その時期を超えて乗換えの申し出をした場合で、新車の納車が乗換え時期を超えた場合
は、甲に相当の理由がない限りリース契約を継続するものとし、継続にかかる一切の費
用は乙の負担とします。
次の車両に乗換える場合、当店の基準により車両に契約走行時間数で定められた契約走
行時間数の超過が発生した場合は、別に精算するものとします。
第 28 条(通知の効力)
甲において、乙に対する通知をする必要が生じたときには、書面による変更の通知がな
い限り、この契約書の住所欄、氏名欄の記載にしたがって通知します。
乙が、前項の書面による通知を怠ったため、甲からなされたこの契約に関する通知が延
着又は到着しなかった場合は、その通知が通常到着すべきときに、到達したものとしま
す。
乙が不在のため、甲からなされたこの契約に関する通知が、郵便局に留置された場合の
留置期間満了時に、乙にその通知が到達したものとみなします。
第 29 条(権利行使の代行)
甲が指定する特約店等は、甲が乙に対して有する本契約上の権利の行使を代行できるも
のとします。
第 30 条(権利の移転等)
甲はこの契約に基づく権利を第三者に担保に入れ、又は譲渡することができます。
甲は車両の所有権を、この契約に基づく甲の地位とともに第三者に担保に入れ、又は譲
渡することができるものとし、乙はこれについてあらかじめ承諾します。
甲はこの契約による権利を守り、回復するため、又は第三者より異議苦情の申し立てを
受けたため、やむを得ず必要な措置をとったときは、車両の移送費用、弁護士費用等を
乙に請求できます。
第 31 条(業務委託にかかる預託)
甲は、本契約にかかる業務の処理を委託した業者に対し、当該委託業務の処理に必要な
範囲で、借受人等の個人情報を預託するものとします。
第 32 条(公正証書の作成)
乙は甲から請求があったときは、本契約に基づき公正証書とすること、及び公正証書に
強制執行認諾条項を付することを承諾します。
第 33 条(管轄裁判所)
甲、乙等は、本契約に関し何らかの紛争が生じたときは、甲の本店所在地を管轄する裁
判所において解決するものとします。
第 34 条(特約事項等)
別表記載の各特約事項は本契約の一部であり、他の契約条項に抵触する場合はこの特約
事項が優先するものとします。
以上