糖鎖研究支援ツール・サービス

BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
Ⓡ
糖鎖研究支援ツール・
サービスカタログ
Ver.2
 糖鎖精製ラベル化キット
 O型糖鎖サンプル調製キット
 糖鎖受託解析サービス
 糖鎖精製のハイスループット化
 2ABラベル化標準糖鎖
 糖鎖固定化アレイ
糖鎖を視ると見えてくる
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
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“Bringing Glycomics to Life”
◆ 糖鎖解析、糖鎖相互作用解析の意義
糖鎖は私たちの体を構成する重要な生体高分子の一つで
あり、各種の糖(例えばグルコースなど)がグリコシド結
O 型糖鎖
N 型糖鎖
糖脂質糖鎖
合によってつながった一群の生体物質です。糖鎖はタンパ
ク質やDNAに続く第3の鎖状高分子と言われており、その構
(細胞外)
造は多様性に富んでいます。たとえば細胞表面には様々な
脂質二重層
種類の糖鎖が存在し、細胞の性質を表す“細胞の顔”とも
呼ばれています(図 1)。近年では糖鎖と疾患との関係が
(細胞内)
積極的に研究されています。例えばウイルスや菌の感染、
タンパク質
がんの転移などが糖鎖と深く関わっていることが明らかに
なってきており、糖鎖の構造や機能の研究が進むことで新
図 1. 細胞表面の模式図
しい薬の開発につながることが期待されています。
また、抗体医薬品(図 2)に代表されるバイオ医薬品に
H鎖
おいては、糖鎖の組成・結合量が薬効や安定性をコント
L鎖
Fab
ロールする重要なファクターであることが知られています。
特に有名な例として、抗体医薬品のFc領域に存在するN型
糖鎖のコアフコース残基を除去することによって、抗体依
存性細胞傷害(ADCC)活性を大幅に向上させるPOTELLIGENT®
Fc
技術が挙げられます。
N 型糖鎖
これらのことから、糖鎖解析、および、糖鎖とその他の
生体物質との相互作用解析は学術的研究にとどまらず、創
薬研究、バイオ医薬品製造におけるプロセスモニタリング、
図 2. 抗体医薬品の模式図
品質管理等で非常に重要な技術となっています。
◆ 住友ベークライトがご提供するソリューション
お客様の糖鎖研究をサポートするため、弊社は下記の製品・サービスをご提供致します。また、製品のカス
タム化、特注対応、ラインアップにない特殊な受託解析サービス、その他ご要望について、ご相談に応じます。
• N型糖鎖解析: 糖鎖精製ラベル化キットBlotGlyco®
• O型糖鎖解析: O型糖鎖サンプル調製キットBlotGlyco®
• 糖鎖解析のアウトソーシングサービス: 種々の測定・解析サービス、GlycanMap®受託測定サービス(米国で実施)
• 糖鎖調製の自動化ソリューション: 糖鎖自動精製装置 SweetBlot®, BIOFELLOW®
• 糖鎖分析の標準品: 2AB ラベル化糖鎖標準品
• 糖鎖相互作用解析: 糖鎖固定化アレイ、糖脂質糖鎖固定化アレイ、カスタム糖鎖アレイ、アレイスキャンサービス
☆製品・サービスに関するお問合せ、ご要望、ご相談は、下記までご連絡をお願い致します。
住友ベークライト㈱ S-バイオ事業部 マーケティング・営業部
Tel: 03-5462-4831
Fax: 03-5462-4835
E-mail: [email protected]
-2-
URL: http://www.sumibe.co.jp
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糖鎖精製ラベル化キット BlotGlyco®
HPLC, LC-MS, MALDI-TOF MS などで正確な糖鎖解析を行うためには、サンプル調製がキーテクノロジーです。糖
鎖精製ラベル化キットBlotGlyco® は、バイオ医薬品の糖鎖修飾解析、糖鎖バイオマーカー探索、ステムセルグ
ライコミクスなどに利用できます。
製品構成
• 糖鎖捕捉用ポリマービーズ
• MALDI-TOF MS 用高感度ラベル化試薬 (BS-45403~45406)
• 反応用チューブ、クリーンアップカラム、溶液回収用チューブ
• 操作プロトコル
≪ 糖鎖捕捉用ポリマービーズ ≫
≪ MALDI-TOF MS用高感度ラベル化試薬 ≫
糖鎖精製・ラベル化の原理
脂質
1. ビーズによる
糖鎖捕捉
ペプチド
2. 糖鎖再遊離
3. 未反応試薬
の除去
MS
タンパク質
糖鎖
HPLC
核酸
生体由来サンプル
糖鎖捕捉用ポリマービーズ
★:ラベル化試薬
製品の特長
• 様々な生体由来サンプルから、簡単な操作で糖鎖精製およびラベル化が可能です。
• 2AB, 2AP(PA)蛍光ラベル化*および独自設計のMALDI-TOF MS高感度ラベル化に対応しています。
• 約5時間で精製・ラベル化糖鎖の調製が可能です。(所要時間はプロトコルにより異なります)
• 糖鎖捕捉に化学結合を利用しているため莢雑物の除去効率が高く、精製度の高い糖鎖サンプルが得られます。
• 各種の分析法に対応した詳細な操作プロトコルをご提供します。
• 必要な機器は卓上遠心機とヒートブロックだけです。特別な装置は必要ありません。
• 1サンプルから96サンプルまで、幅広いサンプル数に対応します。
• 初回お買い上げのお客様には、ご要望により標準糖タンパク質を使った操作再現性確認を無料で行います。
* 2AB: 2-aminobenzamide, 2AP(PA): 2-aminopyridine
使用例
• 抗体医薬品の糖鎖修飾解析
• 血清中糖タンパク質糖鎖の解析 (糖鎖バイオマーカー探索研究)
• SDS-PAGEゲルバンド中の糖鎖解析 (タンパク情報と糖鎖情報のリンク)
• 幹細胞の糖鎖解析
• 植物組織の糖鎖解析
-3-
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糖鎖精製ラベル化キット BlotGlyco®
Ⓡ
BlotGlyco® 基礎データ
1. 再現性: ピークパターンの再現性: 3.7% (C.V.)
2. 回収率の直線性: 糖鎖濃度 0.1 μM ~ 5 mM
BlotGlyco®を用いたN型糖鎖精製・ラベル化を3回実施し、HPLCの各糖
鎖ピーク面積の相対値の再現性を確認した。
種々の濃度の糖鎖溶液を調製し、BlotGlyco®による糖鎖精製・ラベル化
を実施。糖鎖濃度とHPLCピーク面積値 (~糖鎖回収量)をプロットした。
(サンプル:IgG, N=3, 2ABラベル化, HPLC測定)
(サンプル:Maltoheptaose, N=3, 2ABラベル化, HPLC測定)
2.0E+09
40
1st
35
2nd
R² = 0.9978
1.6E+09
3rd
30
Peak area
Peak ratio [%]
45
25
20
15
10
1.2E+09
8.0E+08
4.0E+08
5
0.0E+00
0
1
2
3
4
5
6
7
8
0
9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22
1
2
3
4
5
6
Conc. [mM]
Peak #
3. 糖鎖のサイズの影響: 糖鎖のサイズ(単糖ユニット数)の影響を受けず、一定の割合で回収可能
重合度の異なるマルトオリゴ糖 (1糖~7糖) をそれぞれ同一濃度で溶解し、BlotGlyco®を用いて精製・ラベル化後、HPLC測定を実施。
(サンプル:マルトオリゴ糖, N=1, 2ABラベル化, HPLC測定)
1糖は過剰ラベル除去工程で若干失われるが、2糖以上は回収量一定
1.00E+05
1糖
2糖
3糖
4糖
5糖
6糖
7糖
ピーク面積
ピーク面積
8.00E+04
6.00E+04
4.00E+04
2.00E+04
10.00
20.00
30.00
40.00
50.00
60.00
70.00
80.00
0.00E+00
分
1糖
4. 還元末端フコースの有無: 回収率に影響なし
2糖
3糖
4糖 5糖
6糖
7糖
5. 既存法との整合性: 同等のデータを取得可能
フコース含有/非含有糖鎖 (NA2, NA2F) の同一濃度の溶液を調製
し、1:1で混合後、BlotGlyco®を用いて精製・ラベル化、HPLC測定を
実施した。
ピーク面積よりそれぞれの糖鎖回収率を比較した。
同ロットのヒトIgGのN型糖鎖を、①BlotGlyco®を用いて精製・ラベル
化、②従来のカラムを用いた方法で精製後、ラベル化し、それぞれ
HPLC測定を行い各糖鎖ピーク面積値(~糖鎖回収量) を比較した。
(サンプル:ヒトIgG, N=1, PAラベル化, HPLC測定)
(サンプル:NA2, NA2F, N=1, 2ABラベル化, HPLC測定)
2.5E+07
2.5E+07
単位タンパク量あたりのピーク面積
NA2
単位タンパク量あたりのピーク面積
フコースなし
フコースあり
NA2F
1:1 混合物を
BlotGlyco® 処理
BlotGlyco
BlotGlyco
既存法
既存法
2.0E+07
2.0E+07
1.5E+07
1.5E+07
1.0E+07
1.0E+07
5.0E+06
5.0E+06
0.0E+00
80.00
90.00
100.00
110.00
分
0.0E+00
G0
G1
G0 ※徳島大学大学院(当時)
G1
-4-
G2
G2
大政健史先生ご提供データ
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糖鎖精製ラベル化キット BlotGlyco®
BlotGlyco®による高度な糖鎖精製
一般的に糖鎖精製に用いられるカラム法は、糖鎖とその他の物質(夾雑物)の固相担体への吸着性の違いを
利用して糖鎖を分離精製します。したがって、糖鎖と物性が類似している物質(ペプチド、界面活性剤など)
と糖鎖を分離することは一般的に困難です。
一方でBlotGlyco®は、糖鎖と固相ビーズとの化学結合(Schiff塩基の形成)を利用して精製を行うため、ペプ
チドや界面活性剤が含まれるサンプルからも効率よく精製度の高い糖鎖サンプルを調製することができます。
したがって、BlotGlyco®は、夾雑物を大量に含む生体サンプルの糖鎖解析を行う際の前処理として特に優れた
性能を発揮します。
バイオ医薬品のように精製度の高いサンプルを解析する場合においても、 BlotGlyco®の網羅的糖鎖回収に
よって、例えば、安定剤として混在するアルブミンに非特異吸着した糖タンパク質糖鎖を見逃すことがありま
せん。従って、BlotGlyco®を糖鎖解析のプラットフォームとして活用頂くことで、サンプルの性状によって精
製法を検討する手間を省略し、様々な種類のサンプルを一様に取り扱うことが可能となります。
≪ BlotGlyco®と他社糖鎖精製キット(カラム法)の精製度比較 ≫
糖鎖由来ピーク
BlotGlyco®
夾雑物由来ピーク
Competitor A
Competitor B
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
35.0
40.0
45.0
50.0
RT / min
ヒトIgGトリプシン消化物のN型糖鎖をBlotGlyco®および他社製糖鎖精製キット (competitor A, B) を用いて精
製、2ABラベル化後、LC-MS測定を行い、トータルイオンクロマトグラム (TIC) を比較した。
他社製品では夾雑物(ペプチドと推測)由来のピークが優位に観測された。BlotGlyco®では夾雑物由来
ピークは非常に低く抑えられ、糖鎖由来ピークを明瞭に観測可能であった。
-5-
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
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糖鎖精製ラベル化キット BlotGlyco®
BlotGlyco® アプリケーションデータ
糖タンパク質医薬品の糖鎖修飾解析
糖鎖バイオマーカー探索
IgG (bovine) のN型糖鎖をBlotGlyco®で精製・ラベル化後、LC-MS測定。各LCピーク
ヒト血清のN型糖鎖をBlotGlyco®で精製・ラベル化後、MALDI-TOF MS測定を実施。
に含まれる糖鎖構造は質量数電荷比から推定。(2ABラベル化, IgG 10 µg 使用)
糖鎖構造は質量数電荷比から推定。(aoWRラベル化, 血清 5μL 使用)
GlcNAc
Man
Fuc
Gal
NeuGc
75.00
80.00
85.00
90.00
95.00
100.00
105.00
110.00
115.00
1250
120.00 [min]
1500
1750
2000
2250
2500
2750
3000
3250
3500
3750 m/z
細胞の糖鎖プロファイリング
HeLa細胞に含まれるN型糖鎖をBlotGlyco®で精製・ラベル化後、MALDI-TOF MS測定。糖鎖構造は質量数電荷比から推定。(aoWRラベル化, HeLa細胞 1 x 106 個使用)
拡大
*
1500
2000
2500
3000
3500
4000
4500
3000
5000m/z
3250
3500
3750
4000
4250
4500
4750
5000
m/z
ヒト幹細胞糖鎖分析への応用
プロテオミクスとの融合
1. ヒト幹細胞の網羅的な糖鎖分析
泳動後のゲル、メンブレン上の糖タンパク質バンドから糖鎖解析が可能
(LCクロマトグラム)
M8
M9
(イメージ図)
未分化
KhES1細胞
注目するバンドを切り出し
↓
In-gel トリプシン消化
↓
In-gel グリコシダーゼ処理
↓
BlotGlyco® による糖鎖精製
↓
糖鎖解析 (MS, HPLC)
M9
M6
分化した
KhES1細胞
M7
M8
M5
M6
M7
M5
未分化ES細胞と分化ES細胞の高マンノース型糖鎖のパターンに差が認められた
2. ヒト幹細胞の微量糖鎖にフォーカスした糖鎖分析
☆レクチンカラムにより高マンノー
ス型糖鎖(主要糖鎖)を除去後、
糖鎖解析
(LCクロマトグラム)
未分化な
KhES1細胞
標的糖鎖
の選別
注目するバンドに含まれる糖タンパク質の糖鎖解析が可能です。
ConAカラム
主要糖鎖の除去
32.0
34.0
分化した
KhES1細胞
32.0
38.0
min
矢印は分化/未分化それ
ぞれで特徴的に増加した
糖鎖を示す。
未分化および分化ES細胞において
糖鎖パターンに差が認められた
-6-
36.0
34.0
36.0
38.0
min
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
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糖鎖精製ラベル化キット BlotGlyco®
創薬研究への応用
2300
2400
2887.400
2902.318
2827.276
2799.191
2740.239
2668.171
2681.175
2697.160
2713.193
2637.106
2578.150
2522.131
2537.081
2500
2600
2700
2800
2887.312
2827.321
2740.201
2681.185
2578.139
2522.131
2475.043
2376.036
2416.078
c) α1-C-Butyl-LAB
2334.988
2299.047
2254.009
2200
2887.286
2902.334
2827.263
2740.223
2681.183
2697.163
2578.151
2522.110
2475.044
2416.096
2376.046
2354.996
2335.010
2299.023
b) Miglitol
2312.982
2253.980
2271.905
2212.979
Intens. [a.u.]
Intens. [a.u.]
2475.045
2335.017
2376.067
2416.092
a) Control
2312.983
2299.048
2254.005
2211.943
Intens. [a.u.]
2313.010
医薬品候補物質(低分子化合物)が細胞の糖鎖発現に与える影響について調べるため、BlotGlyco®とMALDI-TOF MSを用いた糖鎖解析
を実施。
2900
m/z
糖尿病治療薬の一種であるグルコシダーゼ阻害剤の HepG2 細胞アッセイによる評価例。HepG2 細胞に既存薬 (b) を作用させた場合、未成熟な糖
鎖構造: Glc3Man9GlcNAc2 (m/z 2799), Glc2Man9GlcNAc2 (m/z 2637), Glc1Man9GlcNAc2 (m/z 2475) の有意な増大が見られた。これは、既存薬 (b) に
より細胞内のα-グルコシダーゼ活性が阻害され糖鎖異常が発生していることを示唆する。一方、薬剤候補物質 (c) では糖鎖異常はみられなかった。
※東北薬科大学 高畑廣紀先生、富山大学附属病院 加藤敦先生ご提供データ; A. Kato et al. Journal of Medicinal Chemistry, 55, p. 10348 (2012)
糖鎖精製ラベル化キットBlotGlyco®
コードNo.
メーカー
コード
636-29901
BS-45403
BlotGlyco® 10
633-29911
BS-45404
630-29921
品
名
ご注文情報
用途
(※)
内容物
希望納入価格
(円)
糖鎖精製
ビーズ
MALDI用
ラベル化試薬
反応用
チューブ
クリーンアップ
カラム
MALDI
10回分
10回分
10本
10本
50,000
BlotGlyco® 50
MALDI
50回分
50回分
50本
50本
225,000
BS-45405
BlotGlyco® 100
MALDI
100回分
100回分
100本
100本
400,000
637-29931
BS-45406
BlotGlyco® 100A
特殊
100回分
100回分
-
-
376,000
634-29941
BS-45407
BlotGlyco® 100B
HPLC
100回分
-
100本
100本
384,000
631-29951
BS-45408
BlotGlyco® 100C
特殊
100回分
-
-
-
360,000
638-29961
BS-45409
BlotGlyco® 100D
特殊
100回分
-
-
100本
376,000
635-29971
BS-45410
BlotGlyco® 200C
特殊
200回分
-
-
-
720,000
632-29981
BS-45411
BlotGlyco® 100E
特殊
100回分
-
100本
-
368,000
639-29991
BS-45412
BlotGlyco® 200E
特殊
200回分
-
100本
-
720,000
639-30001
BS-45413
BlotGlyco® 96プレートB
HPLC
96ウェル分
―
専用プレート
1枚
専用プレート
1枚
384,000
636-30011
BS-45414
BlotGlyco® 10B
HPLC
10回分
-
10本
10本
45,000
633-30021
BS-45415
BlotGlyco® 50B
HPLC
50回分
-
50本
50本
202,500
632-30851
BS-45450
O型糖鎖サンプル調製キット
HPLC
10回分
-
10本
10本
85,000
※MALDI:MALDI-TOF MS測定に対応
HPLC:HPLC, UPLC, LC-MS測定に対応
特殊:内容物の組み合わせが特殊な品番です。用途に応じてお選び下さい。
-7-
O型糖鎖サンプル調製キット BlotGlyco®
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
Ⓡ
O型糖鎖の研究は特にバイオ医薬品用途で進んでいるものの、糖鎖の切り離しには危険で複雑な作業が欠かせ
ず、分析のボトルネックになっていました。本製品を活用することで、O型糖鎖分析をより簡単に行うことが可
能となります。本製品を用いて調製したO型糖鎖サンプルは、還元末端ラベル化ののち、高速液体クロマトグラ
フィーや質量分析器といった一般的な装置で分析可能です。MALDI-TOF MS, LC-MSによる受託測定も承ります。
特徴
用途例
・安全な試薬で糖タンパク質のO型糖鎖を遊離後、
BlotGlyco®ビーズで糖鎖を精製、2ABラベル化
・ピーリング (糖鎖の分解) を抑制
・低分子量のO型糖鎖も回収可能
・特別な作業や装置は不要、2日間で作業完了
・バイオ医薬品のスクリーニング、品質管理
・糖鎖バイオマーカー探索研究
・細胞の品質評価(再生医療等)
製品構成
• O型糖鎖遊離試薬
•
•
•
•
•
BlotGlyco®ビーズ(糖鎖精製用担体)
反応用チューブ(BlotGlyco®操作用)
クリーンアップカラム(未反応試薬除去)
サンプルチューブ(溶液回収用)
操作プロトコル
※操作には遠心乾燥機 (SpeedVac®等) が必要です。
◆ 本製品を用いたO型糖鎖サンプル調製の流れ
Step1 : O型糖鎖遊離
O型糖鎖
分解
(ピーリング)
N型糖鎖
O型糖鎖
切り離し後のピーリングを低減
O型糖鎖
遊離試薬
セリン・
スレオニン
N型糖鎖は遊離
されにくい
アスパラギン
糖タンパク質
セリン・
スレオニン
アスパラギン
Step 2 : O型糖鎖精製・ラベル化
夾雑物
1. ビーズによる
糖鎖捕捉
2. 糖鎖再遊離
3. 未反応試薬
の除去
MS
HPLC
O型糖鎖
★:ラベル化試薬
糖鎖捕捉用ポリマービーズ
-8-
O型糖鎖サンプル調製キット BlotGlyco®
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
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実験例: フェツインのO型糖鎖分析
糖タンパク質の一種であるフェツイン(ウシ由来)をモデル試料とし、本製品を用いてO型糖鎖サンプルを調
製した。比較のため、ヒドラジン分解法を用いてO型糖鎖を遊離させ、BlotGlyco®キットを用いて精製・2ABラ
ベル化を行った。調製した両サンプルをHPLCで測定し、クロマトグラムの比較を行った。
O型糖鎖サンプル
調製キットBlotGlyco®
Fluorescent (A.U.)
蛍光LCクロマトグラムの比較
-2AB
-2AB
-2AB
-2AB
ヒドラジン分解法
Fluorescent (A.U.)
2AB
N-acetylgalactosamine (GalNAc)
N-acetylglucosamine (GlcNAc)
Galactose (Gal)
Fucose (Fuc)
N-acetylneuraminic acid (NeuAc)
2-aminobenzamide
各ピークの相対面積値の比較 (ピーク総面積で規格化)
O型糖鎖パターン(ピーク面積比)の比較
O型糖鎖サンプル調製キット
BlotGlyco®
ピーク相対面積値 (%)
ヒドラジン分解法
ピーリング産物
1.
2.
既存法であるヒドラジン分解法と同種のO型糖鎖を回収可能です。
従来のO型糖鎖の調製では、ピーリングとよばれる切り出された糖鎖の分解(副反応)が起こることで
本来の糖鎖プロファイルが影響を受けますが、本製品では穏和な切り出し条件を採用し、かつ反応時
間、温度等を最適化しているためピーリングが抑制され、より正確な糖鎖パターン分析を行うことが
可能です。
O型糖鎖サンプル調製キットBlotGlyco®
ご注文情報
内容物
コードNo.
品 番
品 名
632-30851
BS-45450
O型糖鎖サンプル調製キットBlotGlyco®
-9-
糖鎖精製
ビーズ
O型糖鎖
遊離試薬
反応用
チューブ
クリーン
アップカラム
10回分
10回分
10本
10本
希望納入価格
(円)
85,000
糖鎖受託解析サービス
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
Ⓡ
糖鎖精製ラベル化キットBlotGlyco®を用いた糖鎖測定・解析を受託します。糖タンパク質、血液、細胞、生体
組織、電気泳動バンドなど様々な生体由来試料の糖鎖解析に対応します。
各サービスの特長
LC-MS
・LCによる定量情報とESI-MSによる構造推定情報が同時に得られます。
・BlotGlyco®を用いて莢雑物を除去することで糖鎖由来のピークが検出されやすくなります。
≪ データレポートの一例 ≫
peak
obsd m/z
calcd m/z
ion species
5
790.29
790.30
[M-2H]2-
(HexNAc)2 (Deoxyhexose)1 + (Man)3(GlcNAc)2
LCクロマトグラム
ESI-MSクロマトグラム
Estimated glycan composition ('GlycoMod' database)
7
891.82
891.84
[M-2H]2-
(HexNAc)3 (Deoxyhexose)1 + (Man)3(GlcNAc)2
10
871.31
871.33
[M-2H]2-
(Hex)1 (HexNAc)2 (Deoxyhexose)1 + (Man)3(GlcNAc)2
11
871.31
871.33
[M-2H]2-
(Hex)1 (HexNAc)2 (Deoxyhexose)1 + (Man)3(GlcNAc)2
12
972.85
972.86
[M-2H]2-
(Hex)1 (HexNAc)3 (Deoxyhexose)1 + (Man)3(GlcNAc)2
16
952.33
952.35
[M-2H]2-
(Hex)2 (HexNAc)2 (Deoxyhexose)1 + (Man)3(GlcNAc)2
17
1053.37
1053.38
[M-2H]2-
(Hex)1 (HexNAc)3 (NeuGc)1 + (Man)3(GlcNAc)2
23
1016.85
1016.87
[M-2H]2-
(HexNAc)2 (Deoxyhexose)2 (NeuGc)1 + (Man)3(GlcNAc)2
1016.87
[M-2H]2-
(Hex)1 (HexNAc)2 (Deoxyhexose)1 (NeuAc)1 + (Man)3(GlcNAc)2
1097.90
[M-2H]2-
(Hex)1 (HexNAc)2 (Deoxyhexose)2 (NeuGc)1 + (Man)3(GlcNAc)2
1097.90
[M-2H]2-
(Hex)2 (HexNAc)2 (Deoxyhexose)1 (NeuAc)1 + (Man)3(GlcNAc)2
1199.44
[M-2H]2-
(Hex)1 (HexNAc)3 (Deoxyhexose)2 (NeuGc)1 + (Man)3(GlcNAc)2
1199.44
[M-2H]2-
(Hex)2 (HexNAc)3 (Deoxyhexose)1 (NeuAc)1 + (Man)3(GlcNAc)2
27
28
1097.88
1199.42
10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5 35.0 37.5 40.0 42.5 45.0 47.5
MALDI-TOF MS
・糖鎖の構造情報(定性)を比較的低コストで迅速に解析可能です。
・多数のサンプルを用いた糖鎖パターン変化の解析に適しています。
2000
2500
2828.779
4000
4962.053
4901.685
4535.072
4500
4596.069
4170.071
4229.691
4290.673
3926.368
3864.959
3500
3985.953
3500.432
3619.846
3254.353
3315.456
3353.499
3560.344
3193.943
3000
3048.156
2888.544
2949.696
2742.494
2842.841
2727.329
2682.817
2579.533
2335.749
2476.516
2417.584
2276.155
2071.714
1893.960
1624.430
1665.332
2377.430
2218.269
1989.641
1827.474
2523.367
2152.174
2314.398
≪ データレポートの一例 ≫
実測値(ラベル化糖鎖)
m/z
S/N ratio Intensity
1487.259
8.4
3292.63
1665.332
4.9
1195.41
1827.474
19.5
5171.55
1893.96
1.9
480.16
1989.641
16
3871.99
2071.714
2.2
450.08
Area
8454
3902
16732
1832
15430
3196
GlycoModで糖鎖組成を推定
Estimated glycan compositions (by GlycoMod)
(Hex)3 (HexNAc)2 (Deoxyhexose)1
(Hex)2 + (Man)3(GlcNAc)2
(Hex)3 + (Man)3(GlcNAc)2
(HexNAc)2 (Deoxyhexose)1 + (Man)3(GlcNAc)2
(Hex)4 + (Man)3(GlcNAc)2
(Hex)2 (HexNAc)2 + (Man)3(GlcNAc)2
2152.174
2218.269
2276.155
2314.398
2335.749
33.8
10.6
1.5
35.6
2.6
8002.21
2227.31
292.88
7383.21
449.04
38915
13929
4243
52381
3459
(Hex)5 + (Man)3(GlcNAc)2
(Hex)2 (HexNAc)2 (Deoxyhexose)1 + (Man)3(GlcNAc)2
(Hex)2 (HexNAc)3 + (Man)3(GlcNAc)2
(Hex)6 + (Man)3(GlcNAc)2
(Hex)3 (HexNAc)1 (NeuAc)1 + (Man)3(GlcNAc)2
2377.43
2417.584
2476.516
6.2
1.9
1.6
1085.91
290.02
329.1
8831
3220
3752
(Hex)2 (HexNAc)2 (NeuAc)1 + (Man)3(GlcNAc)2
(Hex)1 (HexNAc)3 (NeuAc)1 + (Man)3(GlcNAc)2
(Hex)7 + (Man)3(GlcNAc)2
2523.367
17.4
6034.37
36231
(Hex)2 (HexNAc)2 (Deoxyhexose)1 (NeuAc)1 + (Man)3(GlcNAc)2
m/z
O型糖鎖解析
一般のラボでは実施困難な「ヒドラジン分解法」もしくはO型糖鎖サンプル調製キットBlotGlyco®を用いてO型
糖鎖を遊離し解析を行います。
測定・解析サービスご利用の流れ
お客様にて
「測定サービス」ご利用の場合:
BlotGlyco®を用いた糖鎖精製を行って下さい
*BlotGlyco®キットを別途ご購入頂く必要があります
「解析サービス」ご利用の場合:
未処理のサンプルをご提供下さい
住友ベークライト㈱にて
結果のご報告
・LC-MSまたはMALDI-TOF MS測定
・データ解析(糖鎖組成推定)
・速報(2 - 4週間)
・報告書納品(1ヶ月)
- 10 -
糖鎖受託解析サービス
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
Ⓡ
GlycanMap® Xpress, GlycanMap® 糖鎖解析サービス
MALDI-TOF MSによる完全自動糖鎖解析プラットフォームGlycanMap®を用いて、迅速かつ高い再現性で糖鎖
の定量と構造推定を行います。米国 Ezose Sciences, Inc.が提供していたサービスを住友ベークライト㈱が継承し
ました。解析作業は住友ベークライト㈱のグループ会社である S-BIO, Vaupell Holdings Inc.(米国ニューハンプ
シャー州)にて実施します。
GlycanMap® Xpress サービス
多数のサンプルについて短期間にN型糖鎖解析を行いたい場合に最適なサービスです。
用途例: バイオ医薬品候補のスクリーニング、糖鎖プロファイル比較
≪特長≫
定量性 : 既知量の内部標準に基づいた定量値としてプロファイリング結果を報告します。
迅速性 : 自動化された糖鎖調製工程と分析システムにより、多検体試料のデータ取得がわずか1日で可
能です。
再現性 : 高い精度で糖鎖の構造推定と定量が可能であり、良好な再現性を確保しています。
汎用性 : 分子量 1,020 ~4,100 の糖鎖が測定可能*です。中性糖に加えシアル酸、リン酸エステルを含む
酸性糖鎖の同時測定が可能です。また、硫酸化糖鎖の測定も可能です。
レポート:含有量が総量比 0.5% 以上の糖鎖について分子量、組成式、推定構造、濃度を提示します(英語)。
* [M+Na]+ 1,020 ~ 4,100 の範囲で測定可能です。
≪測定・解析データの一例 ≫
N -linked Glycans Detected in Etanercept
N-glycan profile of cetuximab
ISTD
m/z
1300
1500
1700
1900
2100
2300
2500
2700
2900
3100
3300
Composition
(Hex HexNAc Fuc
Neu5Ac Neu5Gc)
Proposed
Structure
Conc.
(pmol/mg)
1362.53
52000
881
1444.59
34000
313
1590.65
34100
7131
1606.65
44000
243
1752.72
44100
5561
1768.72
54000
1230
1914.77
54100
2545
2057.82
44110
1158
2073.83
54010
6017
2219.90
54110
7967
2378.92
54020
1336
2524.98
54120
3044
GlycanMap® サービス
GlycanMap® Xpress よりも豊富なデータをご提供します(含有量0.1%以上の糖鎖をレポート)
用途例:バイオ医薬品候補の糖鎖の詳細解析、糖鎖バイオマーカー探索研究
≪特長≫
分子量4,100以上の高分子量糖鎖の測定・解析が可能です。
O型糖鎖の測定にも対応します。O型糖鎖の切り出しには独自の方法を利用します。
サンプルの輸送に関して
GlycanMap® Xpress, GlycanMap® 糖鎖解析サービスは、米国 Vaupell 社(Hudson, NH)にて実施します。サンプルは住友ベークラ
イト㈱神戸研究所にお送り頂き、住友ベークライト㈱がVaupell社に送付します。お客様から住友ベークライト㈱、および住友
ベークライト㈱からVaupell社までの輸送費はお客様のご負担とさせて頂きます。サンプルの輸送には万全を期しますが、万一サ
ンプルが変性、破損、紛失等で解析に適さない状態になっても住友ベークライト㈱は責任を負いかねます。再現できないサンプ
ルや貴重なサンプルは、お客様自身でVaupell社に送付頂くようお願い致します。
- 11 -
糖鎖受託解析サービス
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
Ⓡ
糖鎖受託解析サービス
ご注文情報
糖鎖受託測定・解析サービス(住友ベークライト㈱が日本国内で実施)
メーカー
コード
サービス名
BS-X4901
糖鎖 MALDI-TOF MS 測定サービス
BS-X4905
糖鎖 MALDI-TOF MS/MS 測定
サービス
BS-X4907
糖鎖MALDI-TOF MS解析サービス
BS-X4913
内
容
希望納入
価格(円)
BlotGlyco®を使用して精製・ラベル化された糖鎖の状態で引き受けMS
測定。
50,000
MALDI-TOF MS測定に引き続き、1ピークのMS/MS測定。
30,000
未処理のサンプルの前処理、糖鎖精製・ラベル化、MALDI-TOF MS測
定を実施。
250,000
糖鎖 LC-MS測定サービス
BlotGlyco®を使用して精製・ラベル化された糖鎖の状態で引き受け
LC-MS測定を実施。LCの主要10ピークについてMS解析データをご報告。
2ABもしくはPAラベル化されたN型糖鎖、O型糖鎖解析に対応。
80,000
BS-X4914
糖鎖LC-MS解析サービス
N型糖鎖解析に対応。未処理サンプルの前処理、糖鎖精製・ラベル化
(2ABまたはPAラベル化)、LC-MS測定を実施。LCの主要10ピークについ
てMS解析データをご報告。
298,000
BS-X4925
O型糖鎖LC-MS解析サービス
O型糖鎖サンプル調製キットBlotGlycoを使用してO型糖鎖サンプルを
調製し、LC-MS測定を実施。LCの主要10ピークについてMS解析データ
をご報告。
298,000
BS-X4920
糖鎖LC-MS追加データ処理
サービス
LC-MSデータにつき、追加10ピークのMS解析を実施。
50,000
BS-X4910
糖鎖前処理サービス
サンプルのヒドラジン分解を受託
200,000
※サンプルの輸送費(お客様~住友ベークライト㈱・神戸研究所)はお客様にご負担いただきます。
GlycanMap® Xpress, GlycanMap® 糖鎖解析サービス(住友ベークライト㈱のグループ会社Vaupell社が米国で実施)
希望納入
価格(円)
メーカー
コード
サービス名
BS-49201
GlycanMap Xpress (single assay)
含有量0.5%以上の主要成分についてMS解析を実施。
短納期(Vaupell社にサンプル到着後2週間以内)にデータを提供。
最低受注数量:2サンプル
60,000
BS-49202
GlycanMap Xpress (duplicate assay)
含有量0.5%以上の主要成分について、N=2でMS解析を実施。
短納期(Vaupell社にサンプル到着後2週間以内)にデータを提供。
110,000
BS-49203
GlycanMap (N-glycan)
含有量0.1%以上の成分についてMS解析を実施。
高分子量(4,100Da~)の糖鎖解析にも対応。
290,000
BS-49204
GlycanMap (O-glycan)
弊社独自の前処理法によるO型糖鎖の切り出し、糖鎖解析を実施
含有量0.1%以上の成分についてMS解析を実施。
330,000
住友ベークライト㈱・神戸研究所から米国Vaupell社までのサンプル
国際輸送および通関等の諸手続きを実施。サンプル数に関わらず1回
送付あたり本サービス1回分の費用を申し受けます。
日本国内の輸送費(お客様~住友ベークライト㈱・神戸研究所)は
別途お客様のご負担となります。
140,000
BS-49200
サンプル輸送サービス
内
- 12 -
容
糖鎖精製のハイスループット化
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
Ⓡ
BlotGlyco® 96ウェルキット (639-30001)
 「BlotGlyco® 糖鎖精製ラベル化キット」の全ての操作を96ウェルプレートフォーマットで実施可能です
 操作は分注・加熱・吸引のみであり、特別な装置は不要です。ヒートブロックとバキュームマニフォール
ドが必要です。
 2ABラベル化プロトコルに対応しています
 プレートシールを使うことで任意のウェル数づつの使用が可能です
フィルタープレート
回収用ディープウェルプレート
糖鎖捕捉、ビーズ洗浄、ラベル化操
作時の反応容器として使用します。
ラベル化糖鎖溶液をフィルタープレートか
ら回収する際に使用します。
クリーンアッププレート
ラベル化反応後の溶液から未反応の過
剰ラベルを除去するために使用します。
糖鎖自動精製装置
糖鎖精製ラベル化キット BlotGlyco® を用いた糖鎖精製・ラベル化の自動化を支援します。
自動化により、作業の効率化とヒューマンエラーの低減に貢献します。
®
糖鎖自動前処理装置 SweetBlot®
BlotGlyco® を用いた糖鎖精製・ラベル化操
作を自動で行います。
生体サンプルの前処理(タンパク質変性、糖鎖遊
離)からBlotGlyco® を用いた糖鎖精製・ラベル化
までの全操作を全自動で行います。
製造元: システム・インスツルメンツ株式会社
・最大96サンプルを同時処理可能(部分使用も可能)
・技術詳細、価格、納期等については、お問い合せ下さい
- 13 -
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
2ABラベル化糖鎖標準品
Ⓡ
HPLC, LC-MS, MALDI-TOF MS分析などで用いられる高純度2ABラベル化糖鎖標準品です。抗体医薬品
の糖鎖修飾解析など、糖鎖分析を行う際の標品として利用可能です。
≪特長≫ ・日本国内に在庫を保有しているため、短納期で納品可能です
・純度: 85%以上 (Ludger社評価法による)
・下記リストにない糖鎖についてもお問い合せ下さい
2ABラベル化標準品
ご注文情報
製造元:Ludger Ltd.
コードNo.
メーカー
コード
品名
概略構造
内容量
希望納入価格(円)
637-29291
BS-47101
Gal alpha 1-3 Gal beta 1-4 GlcNAc,
2AB Labeled
―
100 pmol
50,000
630-29301
BS-47102
NA4 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
637-29311
BS-47103
NGA4 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
634-29321
BS-47104
A3 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
631-29331
BS-47105
NA3 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
638-29341
BS-47106
NGA3 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
635-29351
BS-47107
NA2F Glycan (G2F), 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
632-29361
BS-47108
A2F Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
639-29371
BS-47109
A1F Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
636-29381
BS-47110
NGA2F Glycan (G0F), 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
633-29391
BS-47111
G1F Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
30,000
636-29401
BS-47112
FA2B, 2AB Labeled
100 pmol
38,000
633-29411
BS-47113
FA2BG1, 2AB Labeled
100 pmol
38,000
630-29421
BS-47114
A2 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
637-29431
BS-47115
A1 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
634-29441
BS-47116
NA2 Glycan (G2), 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
631-29451
BS-47117
NGA2 Glycan (G0), 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
638-29461
BS-47118
M3N2 (Man-3) Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
635-29471
BS-47119
A2G1 Glycan (G1), 2AB Labeled
100 pmol
30,000
632-29481
BS-47120
Man-9 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
639-29491
BS-47121
Man-8 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
632-29501
BS-47122
Man-7 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
639-29511
BS-47123
Man-6 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
636-29521
BS-47124
Man-5 Glycan, 2-AB Labeled
100 pmol
27,500
633-29531
BS-47126
2-AB Glucose Homopolymer Ladder
100 pmol
30,000
●: mannose
●: galactose
■: N-acetylglucosamine
- 14-
―
◆: N-acetylneuraminic acid
▼: fucose
糖鎖固定化アレイ
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
Ⓡ
非特異的吸着を抑えたプラスチック製基板表面に多種類の糖鎖を固定化したマイクロアレイです。
糖鎖と生体物質の相互作用解析のハイスループット化を実現します。
糖鎖との相互作用解析のハイスループット化を実
現
製品構成
使用イメージ
レクチン、抗体、
毒素等のタンパク質
ウイルス、細菌など
糖鎖
糖鎖固定化アレイ
基板
ハイブリカバー
非特異的吸着を抑えた基板表面により、糖鎖と
生体分子との微弱な相互作用を高感度に検出可能
プロトコル
蛍光検出
利用例
◆感染症の病原性発現メカニズムの研究
◆糖鎖を認識する自己抗体の探索
◆糖鎖結合タンパク質の特異性解析
◆ウイルスの糖鎖認識性アッセイ、ワクチン研究
製品ラインアップ
■糖鎖固定化アレイ
■糖脂質糖鎖固定化アレイ
28種類の糖タンパク質糖鎖を固定化
24種類の糖脂質糖鎖を固定化
・N-glycan・・・ M9, NA2, A2, NA2F, NA3, A3, NA4
・O-glycan・・・ STn, T
・GAG
・・・ Heparin, Desulfated heparin (4種類)
・Lewis型 ・・・ Lea, Lex, Slea, SLex
・ガングリオ系
GM3, GD3, GT3, GM2, GD2, GT2, GM1a, GM1b, GD1a, GD1b, GT1a,
GT1c, GA1 (asialo GM1), Fucosyl GM1, GA2 (asialo GM2)
・Lacシリーズ・・・Lac、a2-3Sialyl Lac, a2-6Sialyl Lac
a2-3Sialyl LacNAc, a2-6Sialyl LacNAc
Lacto-N-tetraose, Lacto-N-neo-tetraose
・ABO型 ・・・ A trisaccharide, B trisaccharide, O disaccharide
・グロボ系
Gb3 (Pk antigen), Gb4 (P antigen), Gb5 (SSEA-3), Globo-H (SSEA-3),
Globo-A, Globo-B, SSEA-4 tetraose, SSEA-4 hexaose, Forssman
antigen
各糖鎖について濃度2水準で3スポットずつ糖鎖を固定化
各糖鎖について、濃度2水準で3スポットずつ糖鎖を固定化
※製造の都合上、仕様は事前の連絡無しに一部変更になる場合があります。
カスタム糖鎖アレイ/プレート作製サービス
スライド、96ウェルプレートなどの基板上に各種糖鎖を固定化可能です。ご要望に応じてカスタム対応致します。
◆作製例:シアル酸固定化プレート
96ウェルプレートに各種シアル酸含有糖鎖を固定化
1.5
用途例: インフルエンザウイルスのシアル酸指向性解析
α-2-3-シアロ糖
α-2-6-シアロ糖
アシアロ糖
α-2,3 シアル酸 α-2,6 シアル酸
アシアロ
SNA レクチンを作用
*α-2,6 シアル酸を認識
吸光度 (450 nm)
1.25
1
0.75
α-2,3/2,6シアル酸の特異性解析が可能
0.5
0.25
0
0
0.2
0.4
0.6
0.8
1
固定化糖鎖濃度(ug/mL)
糖鎖アレイ測定サービス
マイクロアレイスキャナをお持ちでないお客様には、住友ベークライト㈱保有のスキャナを用いたスキャン
サービスをご提供します。
- 15 -
糖鎖固定化アレイ
BRINGING GLYCOMICS TO LIFE
Ⓡ
実験例
GM1a
α-toxinの糖鎖認識性解析
糖脂質糖鎖固定化アレイを用いて、ウェルシュ
菌が産生するα毒素の糖脂質糖鎖との結合性を
調べた。その結果、α毒素がアレイ上のGM1aと
特異的に結合する事が確認され、細胞膜上に発
現しているGM1aがα毒素のレセプターの1つと
して機能している可能性が示唆された。
徳島文理大学薬学部微生物学教室 小田真隆先生ご提供データ
J Biol Chem 287, 33070 (2012)
糖鎖固定化アレイ
ご注文情報
希望納入価格
(円)
コードNo.
メーカー
コード
633-29771
BS-X1731
糖鎖固定化アレイ
アレイ、プロトコル同梱。冷蔵(4˚C)保管
1枚/ケース
80,000
639-29773
BS-X1732
糖鎖固定化アレイ
アレイ、プロトコル同梱。冷蔵(4˚C)保管
4枚/ケース
300,000
637-29774
BS-X1733
糖鎖固定化アレイ
アレイ、プロトコル同梱。冷蔵(4˚C)保管
8枚/ケース
560,000
636-29761
BS-X1714
糖脂質糖鎖固定化アレイ
アレイ、プロトコル同梱。冷凍(-20˚C)保管
1枚/ケース
80,000
632-29763
BS-X1715
糖脂質糖鎖固定化アレイ
アレイ、プロトコル同梱。冷凍(-20˚C)保管
4枚/ケース
300,000
630-29764
BS-X1716
糖脂質糖鎖固定化アレイ
アレイ、プロトコル同梱。冷凍(-20˚C)保管
8枚/ケース
560,000
--
BS-X1717
糖鎖固定化アレイ測定サービス
(1枚のみご依頼の場合)
サンプルを反応させたアレイを蛍光スキャナで測定、
データをご提供
1式
15,000
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BS-X1720
糖鎖固定化アレイ測定サービス
(2枚以上同時にご依頼の場合)
サンプルを反応させたアレイを蛍光スキャナで測定、
データをご提供
1式
10,000
サービス名
内容
数量
糖鎖固定化アレイ、糖脂質糖鎖固定化アレイを初めて使用されるお客様を対象に、実験系立ち上げサポートのための「スター
ターキット」をご提供しています。スターターキットのレクチンをポジティブコントロールとして使用することができます。ア
レイ実験操作の練習用としてお使い頂くことも可能です。
◆スターターキットの内容物(概要):
・アレイ1枚(種類は選択可能)
・蛍光標識化ストレプトアビジン(蛍光発色用)
・必要バッファー類一式
・アレイの糖鎖と反応するレクチン(ビオチン化)
アレイ測定装置のご紹介
小型・高感度な蛍光スキャナ「Bio-REX Scan 200」をご提供致します。
技術詳細、仕様、価格等の詳細についてはお問い合せ下さい。
< 特長 >
エバネッセント蛍光を利用しているため、洗浄操作で外れてしまうような弱
い相互作用を高感度に検出可能
可搬型の小型筐体とバイオハザード対応カートリッジの組み合わせにより、
オンサイトでのウィルス・細菌の解析が可能
対応蛍光色素: Cy3(推奨), Cy3代替色素, Tetramethyl Rhodamine
エバネッセント蛍光スキャナBio-REX Scan 200
製造元: 株式会社レクザム
※本カタログに掲載している製品、サービスは全て試験研究を目的としており、その他の目的(診断等)にはご利用できません。
※記載されている希望納入価格には別途消費税がかかります。
※掲載されている内容は2015年7月現在のものです。予告なく変更する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
製造元
S-バイオ事業部 マーケティング・営業部
Tel: 03(5462)4831 Fax: 03(5462)4835
E-mail: [email protected] URL: http://www.sumibe.co.jp
販売元