第256号 - 首都圏不動産公正取引協議会

公取協通 信第256号( 2015年7月1日)
公益社団法人
首都圏不動産公正取引協議会
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-3
(ニッセイ半蔵門ビル3階)
03-3261-3811
第256号
H.27.7.1
平成27年度
URL
FAX03-3261-3933
http://www.sfkoutori.or.jp
植木正威会長挨拶
定時社員総会開催
平成27年6月12日(金)、午後4時から、セ
ルリアンタワー東急ホテル(渋谷区)において、
平成27年度定時社員総会を開催しました。
総会は、植木正威会長の挨拶の後、議長に就任
し、次の議案を諮ったところ、いずれも満場一致
で議決・承認し、滞りなく終了しました。
1
2
報告事項
平成26年度事業報告に関する件
審議事項
第1号 平成26年度決算の承認に関する件
第2号 役員の選任(補充)に関する件
(4頁・表1参照)
議事終了後、植木会長から役員の在任期間が6
年を超えた2名の方に表彰状を、また、今回理事
又は委員を退任された9名の方に感謝状をそれぞ
れ贈呈しました(表2参照)。
総会終了後、午後5時から多数の方々のご来駕
をいただき、「定時社員総会懇親会」を開催しま
した。
懇親会では、初めに、植木会長が挨拶を行った
後、ご来賓を代表して、消費者庁の菅久修一審議
官、公正取引委員会事務総局の田辺治取引企画課
長及び国土交通省の毛利信二土地・建設産業局長
からご挨拶を頂戴しました(後掲)。
そして、公益社団法人全日本不動協協会の林直
清理事長のご発声で乾杯が行われ、皆様にご歓談
いただきました。
ご指名でございますので、懇親会の開会に当た
り、一言ご挨拶を申し上げます。
まずは、先ほど、平成27年度定時社員総会が
滞りなく終了いたしましたことをご報告申し上げ
ます。
また、本日は、公務ご多用にもかかわらず、消
費者庁の菅久審議官、公正取引委員会の田辺取引
企画課長、国土交通省の毛利土地・建設産業局長、
清瀬不動産業課長をはじめとする関係行政機関や
友好関係団体の皆様にご臨席を賜りまして、誠に
ありがとうございます。
また、会員の皆様をはじめ多くの関係者の皆様
にもご出席を戴き、日ごろ当協議会の事業運営に
つきまして、格別のご高配を賜っておりますこと
に、重ねて御礼を申し上げます。
わたしども協議会は、昭和38年に設立以来、
現在まで、不動産広告の適正化を推進する活動を
行っており、これにより不動産業界に対する一般
消費者の信頼を向上させ、ひいては不動産の需要
を喚起し、業界全体の利益を向上させ、それが日
本経済回復の一助になることを願って活動してい
るわけでございます。
これらの事業につきましては本日ご出席の皆様
- 1 -
公取協通 信第256号( 2015年7月1日)
方のより一層のご協力とご理解が必要でございま
す。従来にも増して、ご指導、ご鞭撻を賜ります
ようお願い申し上げます。
本日は、格別な趣向もございませんが、どうぞ
お時間の許す限り、ごゆっくりご歓談くださいま
すようお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただ
きます。ありがとうございました。
〈文責事務局。以下同じ〉
消費者庁
菅久修一 審議官
ご挨拶
ざいます。また、現在、消費者委員会の専門調査
会では、特定商取引法と消費者契約法の見直しに
関する検討というものがそれぞれ進められており
ます。
表示や消費者取引の適正化、これは、引き続き
取り組むべき重要な課題であります。
貴協議会は、先程もお話がありましたけれども、
昭和38年の設立以来、50年以上の長きにわた
って公正競争規約の運用に取り組まれ、その周知
徹底の努力を続けますとともに、公正競争規約に
基づくルールを、その時々の実態に則した妥当な
ものとするため、常に見直しと改正を重ねてこら
れました。特に、規約違反に対する厳正な処理、
広告企画に関する事前相談などを通じまして、業
界の取引適正化に大きく貢献されております。
公正競争規約の着実かつ適正な運用により、業
界として消費者からの高い信頼を得るとともに、
消費者が安心して商品を選ぶことのできる環境を
整備すること、これは、勿論、消費者にとっての
利益となる訳ですが、そればかりでなく、個々の
事業者の創意工夫が正当に評価されるようになる
という意味で、少し長い目で見れば創意あふれる
事業者の方々にとっての大きな利益でもあります。
消費者庁といたしましても、貴協議会の活動を
引き続き積極的に支援してまいります。
最後になりますが、貴協議会のご発展と、本日
ご出席の皆様の一層のご活躍とご健勝を祈念いた
しまして、私からの挨拶といたします。
本日は、平成27年度定時社員総会懇親会にお
招きいただきまして、誠にありがとうございます。
貴協議会の定時社員総会が滞りなく終了されまし
たこと、心よりお慶び申し上げます。
公正取引委員会事務総局
さて、消費者庁は、発足してから6年目を迎え
田辺 治 取引企画課長ご挨拶
たところでございますが、消費者が主役となって、
安心して安全で豊かに暮らすことができる社会の
実現に向けて、引き続き、様々な課題に取り組ん
でいるところでございます。
そうした課題の一つが景品表示法、公正競争規
約ですが、景品表示法を巡りましては、昨年2度
にわたって改正が行われました。
まず、平成26年6月の改正では、事業者が講
ずべき表示等の管理上の措置に関する規定が導入
され、また、国と都道府県による行政の監視指導
体勢が強化されたところです。
これに加えまして、平成26年11月の改正で
は、不当表示を行った事業者に対する課徴金制度
が導入されるなど、違反行為に対する抑止力、執
行力が強化されることとなりました。
本日は、平成27年度定時社員総会懇親会にお
課徴金制度の導入につきましては、11月改正
招きいただき誠にありがとうございます。
の公布の日から1年半以内、すなわち、平成28
また、定時社員総会の議事が滞りなく終了され
年5月までに施行ということでございます。この
ましたことを、心からお慶び申し上げます。
ため、現在、政令、内閣府令、ガイドラインの検
皆様には、日頃から、公正競争規約の運用にご
討など施行に向けた準備を進めているところでご
尽力いただくとともに、不動産の取引の公正化・
- 2 -
公取協通 信第256号( 2015年7月1日)
適正化にご尽力いただき、改めて深く御礼申し上
げます。
貴協議会で運用されている公正競争規約は、不
動産の取引実態を踏まえて、適正な不動産取引を
確保するための広告表示のルールを定めていると
いうものですが、消費者にとって非常に大きな買
い物となる不動産の適切な選択のためには、今日
において規約の存在が必要不可欠であると思われ
ます。これは、貴協議会が、50年以上という長
い年月をかけて、公正競争規約の厳正な運用を通
して、不動産の表示等の適正化を着実に進められ
た成果であると思う次第でございます。
さて、我が国経済は、緩やかな回復基調が続い
ているところですが、中小事業者にとっては、ま
だまだ厳しい事業環境にあるということではない
かと考えられます。
公正取引委員会では、そのような中小事業者が不
当にしわ寄せを受けることがないように、優越的地
位の濫用行為や下請法違反行為といった行為の厳正
かつ積極的に対処しているところでございます。
また、昨年4月からは、消費税率が8%に引き
上げられたところでございますが、公正取引委員
会では、昨年度に引き続きまして、消費税の転嫁
拒否等の行為、これに対して未然防止のための周
知活動を行うとともに、情報収集に努めて、消費
税の転嫁拒否行為等が行われていないかというこ
とで、必要な場合には厳正に対処するということ
で行っております。
不動産関連では、不動産の賃貸料につきまして
26年4月1日以降に消費税の引き上げを行わず
に、従前の料金を支払っていたことが違反とされ
た事例ですとか、不動産管理を行う事業者が自社
管理の物件の清掃業務を他社に委託していて、そ
の業務委託料金の支払いにおいて、消費税率引き
上げ分を4月1日以降上乗せしないで従前の料金
を払っていた、というようなケースが違反事例と
してございます。
皆様方におかれましては、消費税転嫁対策特別
措置法について、ご理解いただきますとともに、
その遵守に努めていただければと考えております。
景品表示法につきましては、公正取引委員会か
ら消費者庁に所管が移されましたが、公正取引委
員会は、引き続き地方事務所におきまして景品表
示法違反事案の調査を担当しており、景品表示法
の的確な運用の一端を担うということで、公正取
引委員会も公正な競争の促進に繋げたいと思って
おります。
最後になりましたが、我々の競争政策に対する日
頃からのご理解・ご支援に対しまして、改めて御礼
申し上げますとともに、貴協議会の一層のご発展と
ご列席の皆様方のご健勝・ご活躍を心より祈念申し
上げまして、私の挨拶とさせていただきます。
国土交通省
毛利信二 土地・建設産業局長
ご挨拶
本日は、首都圏不動産公正取引協議会の平成27
年度定時社員総会後の懇親会が、盛大に開催されま
すことを心よりお祝い申し上げます。
ご列席の皆様には、日頃より、不動産業行政、
国土交通行政全般にわたりまして、大変にご理解
とご協力を賜っておりますことを、この場をお借
りしまして、改めて御礼申し上げます。
一般に高額な取引となるのが不動産取引であり
消費者が最初にコンタクトするのが、まず広告で
ございますが、その表示の在り方は、いつの時代
でも非常に重要です。
貴協議会におかれては、公正競争規約の策定以
来50年以上にわたりまして、不動産広告の適正
化に向けて熱心な取組をいただいており、不動産
取引におきます消費者保護や不動産業への信頼の
向上に大きく貢献してこられました。
また、近年のインターネットによる「おとり広
告」など悪質な表示の増大に対しましては、情報サ
イトの運営会社がメンバーとなっている「ポータル
サイト広告適正化部会」をいち早く設置され、改善
に向けて取り組んでいただいておりまして、このこ
とは誠に時宜にかなったものとして改めて敬意を表
し、ご尽力に感謝申し上げる次第でございます。
さて、ご承知の通り、この4月から宅地建物取
引主任者は「宅地建物取引士」となり、各事業者
団体におかれては、この名称変更を機に倫理規定
の見直しや、宅建士を含めた従業者の知識、能力
の維持向上などに取り組んでいただいております。
こうした取組みも広告の適正化とともに業界全体
の信頼性の向上につながるものと考えております。
また、我が国におきましては、欧米に比べて中
古住宅の流通シェアが極めて小さい状況にありま
すが、国民資産の有効活用や環境にやさしい市場
- 3 -
公取協通 信第256号( 2015年7月1日)
形成など様々な観点から中古住宅流通市場の活性
化が、今、大きな課題となっております。
国土交通省においても、建物評価の改善、不動
産取引に関する総合データベースの整備、インス
ペクションや住宅瑕疵保険の活用促進等に向け取
組みを始めておりますけれども、中古市場にあり
ます情報の非対称性を少しでも解消していく上で、
広告ですとか表示の在り方も大変重要な課題でご
ざいます。
貴協議会ともよく連携を図りながら、今後も進
めて参りたいと考えておりますので、引き続き宜
しくお願い申し上げます。
結びに、貴協議会のさらなるご発展と、ご出席
の皆様のますますのご健勝、ご活躍を心から祈念
申し上げまして、簡単でございますが、お祝いの
挨拶とさせていただきます。
【表1】役員の選任(補充)
役
理
監
※
職
氏
事
事
(敬称略)
名
所属団体
新井
晴夫
全日群馬
稲川
知法
全日栃木
小尾
一
全住協
松本太加男
全日東京
境
全日東京
一也
新井氏は、調査指導委員から理事に、松本
氏は、監事から理事に、また、境氏は、理事
から監事に就任。
【表2】表彰状・感謝状の贈呈
(敬称略)
(表彰状)対象者:在任6年超の役員
氏
名
役
職
所属団体
内山
俊一
理事
栃木宅建
村松
清美
理事
全日山梨
(感謝状)対象者:退任役員
氏
名
在任期間
所属団体
全日群馬
全日栃木
植松
信雄
理事4年
調査指導委員3年
大柿
二郎
理事5年
新井
正行
調査指導委員1年
不動協
内田
之万
調査指導委員2年
全日栃木
小堤
兵吾
調査指導委員4年
全日埼玉
川上
哲司
調査指導委員1年
流通経営協
中村
浩一
調査指導委員2年
全日山梨
長谷川
武
調査指導委員7年
全日新潟
湯浅
潔
調査指導委員1年
群馬宅建
6月の業務概況
■6月3日(水) 公益社団法人日本広告審査機構
(JARO)通常総会及び理事会
帝国ホテル(千代田区)において、標記通常総
会及び理事会が開催され、当協議会から谷専務理
事が出席しました。
午後4時から開催された通常総会では、「平成
26年度事業報告の件」、「平成26年度決算の
件」、「定款の一部変更の件」、「役員報酬等規程の
一部改正の件」及び「役員改選の件」等が審議・
承認された後、「平成27年度事業計画の件」及
び「平成27年度予算の件」が報告されました。
続いて、午後4時30分から開催された理事会
では、「理事長、副理事長、専務理事選任の件」
及び「顧問、参与、審査委員会委員、業務委員会
委員長選任の件」が審議・承認されました。
■6月4日(木) 調査指導委員会・事情聴取会
当協議会会議室において、午後12時45分か
ら、調査指導委員会(第2小委員会主宰)を開催
しました。
会議では、初めに、桃野副会長・調査指導委員
会委員長の挨拶の後、谷専務理事から「平成27
年5月度の処理件数等の状況」など、前回の調査
指導委員会以降の業務概況を報告しました。
引き続き、国土交通省、東京都、千葉県及び一
般財団法人不動産適正取引推進機構の担当者出席
のもとに事情聴取会を開催し、阿部第2小委員会
委員長の司会により、まず事務局職員から、当日、
事情聴取を予定している4社の広告表示等の調査
結果について説明を行い、次いで、4社の代表者
等から表示規約違反の疑いのある広告表示につい
て、その作成経緯、表示内容と事実の相違点、今
後の改善策等について事情聴取を行いました。
その後、当日事情聴取を行った4社に加え、調
査指導委員会の付託を受けて、谷専務理事及び事
務局により5月26日に事情聴取を行った1社を
併せた5事案に対する調査指導委員会としての事
実認定と違反内容を勘案した措置案について審議
・決定し、6月12日開催の理事会に諮ることと
しました。
■6月12日(金) 第3回理事会
セルリアンタワー東急ホテル(渋谷区)におい
て、午後3時から、平成27年度第3回理事会を
開催しました。
会議では、植木会長が議長となり挨拶の後、初
めに、谷専務理事の提案により「平成27年度定
時社員総会に付議すべき議案〔(1)報告事項 平成
26年度事業報告に関する件、(2)審議事項 第1
号 平成26年度決算の承認に関する件、第2号
- 4 -
公取協通 信第256号( 2015年7月1日)
役員の選任(補充)に関する件〕」、「参与の委嘱」
(表3参照)、「専門委員会委員の委嘱」(表4参
照)及び「賛助会員の入会」(次頁参照)につい
て審議し、いずれも承認しました。
続いて、規約違反事業者5社に対する事実及び
措置について審議し、いずれも調査指導委員会の
措置案のとおり決定しました(次頁参照)。
最後に、谷専務理事から報告事項として「普通
会員の交替(全日栃木、全日群馬及び全日埼玉の
本部長の交替)」(表5参照)、「表彰状及び感謝状
の贈呈」、「定時社員総会及び懇親会の進行」及び
前回の理事会以降の業務概況等を報告しました。
■6月12日(金) 平成27年度定時社員総会
(前掲)
■6月15日(月) 一般社団法人全国公正取引協
議会連合会 平成27年度定時総会及び理事会
霞ヶ関ビル東海大学校友会館(千代田区)にお
いて、午後3時から、第2回理事会が開催され、
当協議会から植木会長及び谷専務理事が出席しま
した。
会議では、「第1回理事会(書面)の結果報告」、
「役員候補者の報告」、「役員報酬規程案の報告」
及び「平成27年度第1回業務報告」が行われま
した。
理事会終了後、午後3時30分から、定時総会
が開催され、総会では、「平成26年度事業報
告」、「平成26年度決算」、「平成27年度事業計
画及び収支予算」、「役員選任」、「役員報酬規程の
制定」及び「景品表示適正化功績者表彰」が審議
・承認されました。
その後、総会を中断して開催された第3回理事
会において、「会長、会長代行、副会長及び専務
理事の選定」が行われ、引き続き、植木会長が会
長に選任されました。
続いて、総会終了後、公正競争規約の適正な運
用を通じて景品表示行政に功績があったとして、
「景品表示適正化功績者表彰」が行われ、山口俊
一内閣府特命担当大臣から団体として全国チョコ
レート業公正取引協議会等の3協議会に、個人と
して全国観光土産品公正取引協議会等の4協議会
の役員4名の方に表彰状が授与されました。
■6月19日(金) 公益財団法人東日本不動産流
通機構(REINS)評議員会
京王プラザホテル(新宿区)において、午前
11時から、標記評議員会が開催され、当協議
会から谷専務理事が出席しました。
会議では、「平成26年度事業報告」、「評議
員 の 辞 任 に 伴 う 新 た な 評 議 員 の 選 定 」、「 理 事
会 ・ 評 議 員 会 開 催 ス ケ ジ ュ ー ル 」、「 売 買 契 約
書 標 準 書 式 統 一 化 」、「 国 土 交 通 省 か ら の 要 請
事項への対応」及び「課金制度導入」について
報告が行われ、 続いて、「平成26年度収支決算
に関する件」及び「理事及び監事の選任に関する
件」が審議されました。
■6月19日(金) ポータルサイト広告適正化部会
当協議会会議室において、午後3時から、標記
会議を開催しました。
会議には、同部会のメンバー5社(アットホー
ム株式会社、株式会社CHINTAI、株式会社
ネクスト、株式会社マイナビ及び株式会社リクル
ート住まいカンパニー)の担当者14名が出席し、
「改善要望文書に対する誓約書の提出要請の是
非」及び「副部会長の選任」等について審議した
後、今後進める施策等の報告が行われました。
- 5 -
【表3】参与の委嘱
氏
(敬称略)
名(在任期間)
所属団体
植松
信雄 (理事4年)
全日群馬
大柿
二郎 (理事5年)
全日栃木
【表4】専門委員会委員の委嘱
(広報委員会)
氏
名
所属団体
新井
晴夫
全日群馬
小尾
一
松本太加男
(敬称略)
全住協
全日東京
(渉外委員会)
稲川
知法
全日栃木
(調査指導委員会)
笠井
利彦
全日栃木
苅部
正
全日新潟
塩崎
正貴
全日山梨
薗田
雅樹
不動協
西村
義雄
全日埼玉
平野
公也
流通経営協
星野
憲雄
全日群馬
山田
久夫
群馬宅建
(審理委員会)
小尾
一
松本太加男
全住協
全日東京
【表5】普通会員の交替
普通会員
(敬称略)
新
旧
全日栃木本部長
稲川
知法
大柿
二郎
全日群馬本部長
新井
晴夫
植松
信雄
全日埼玉本部長
長島
友伸
菊田
邦彦
公取協通 信第256号( 2015年7月1日)
賛助会員の入会
6月12日開催の第3回理事会において、次の
3社を賛助会員としての入会を承認しました。
なお、これにより賛助会員数は121社となり
ます。
1 社 名:ハーバーハウス株式会社
代表者:石村 良明 氏
所在地:新潟市中央区明石2-3-30
2 社 名:株式会社サクシード
代表者:秋本 匡俊 氏
所在地:中央区京橋3-14-6
3 社 名:ジューシィ出版株式会社
代表者:飯塚 甲生 氏
所在地:港区港南2-16-1
公正競争規約研修会
当協議会は、会員団体等が主催する公正競争規
約研修会に講師として職員を派遣しています。
6月度は、次のとおり5会場・264名を対象
として実施されました。
◆6月 1日
主催:(一社)不動産流通経営協会
対象:会員事業者60名(千代田区)
◆
4日
主催:(公社)神奈川県宅地建物取引業協会
対象:新入会員事業者30名(横浜市)
◆
15日
主催:積水化学工業(株)
対象:社員69名(港区)
◆
16日
主催:北陸不動産公正取引協議会
対象:役員37名(福井市)*規約指導員養成講座
◆
18日
主催:(一社)不動産流通経営協会
対象:会員事業者68名(千代田区)
公正競争規約違反に対する措置等
A社:千葉市中央区所在 免許更新回数(3)
《措置:厳重警告・違約金、広告事前審査1か月》
対象広告:インターネット広告(ホームズ)
新築住宅4物件
◆広告表示の開始時期の制限等の違反
◎ 3物件は、「新築一戸建て」等と記載すると
ともに建築確認番号を記載し、あたかも建築確
認を受けている新築住宅であるかのように表示
⇒ 表示の建築確認番号は別物件のものであり、
広告時点において、建築確認を受けていないた
め、新築住宅として広告及び取引不可。
◆特定事項の明示義務違反
◎ 敷地の形状が著しい不整形画地である旨不記
載(2件)。
◆取引条件の不当表示
◎「取引態様 売主」⇒ 代理(1件)。
◆取引内容の不当表示
◎「土地 152.21㎡」⇒ 130.09㎡(1件)
。
B社:新宿区所在 免許更新回数(1)
《措置:厳重警告・違約金、広告事前審査1か月》
対象広告:インターネット広告(自社ホームページ)
賃貸住宅10物件
◆おとり広告
◎ 9物件は、新規に情報公開した後に契約済み
となったが、以降広告時点まで長いもので4か
月以上、短いものでも1か月以上継続して広告。
◆取引条件の不当表示
◎「保証金 -」
、
「ペット飼育可」⇒ ペットを飼
育する場合は、月額賃料の2か月分の保証金を必
要とし、退去時に償却する旨不記載(1件)
。
◎「敷金1ケ月」、「ペット飼育可」⇒ ペットを
飼育する場合は、敷金が月額賃料の2か月分と
なる旨不記載(1件)。
◎ 鍵交換費用(5件)、保証委託契約締結に必
要な保証料(3件)及び緊急サポート費用(1
件)を必要とするのに、その費目及びその額不
記載。
◆取引内容の不当表示
◎「設備 防犯カメラ」⇒ 設置なし(1件)。
C社:立川市所在 免許更新回数(8)
《措置:厳重警告・違約金、広告事前審査1か月》
対象広告:インターネット広告(スーモ)
新築住宅4物件及び新築分譲住宅2物件
◆おとり広告
◎ 3物件は、新規に情報公開した後に契約済み
となったが、以降更新を繰り返し、広告時点ま
で長いもので2か月半以上、短いものでも約1
か月間継続して広告。
◆特定事項の明示義務違反
◎ 敷地の形状が著しい不整形画地である旨不記
載(1件)。
◆取引内容の不当表示
◎「南4m、西4m、東4m公道」と記載し、
あたかも三方角地であるかのように表示 ⇒ 実
際に接する道路の向きは、概ね南東(1件)。
- 6 -
公取協通 信第256号( 2015年7月1日)
◆必要な表示事項不記載
◎「私道負担 無」⇒ 12.52㎡の私道負担
有り(1件)。
◎ 私道負担面積不記載(3件)
◆表示基準違反
◎ 建物面積に車庫面積を含む旨及びその面積不
記載(1件)。
過去の措置
C社は、平成14年2月にチラシ広告において、
建築条件付売地を新築住宅として広告を行ったこ
となどにより厳重警告の措置を受けている。
D社:新宿区所在 免許更新回数(1)
《措置:厳重警告・違約金、広告事前審査1か月》
対象広告:インターネット広告(CHINTAI)
賃貸住宅10物件
◆おとり広告
◎ 全10物件は、契約済みとなって取引できな
いのに、新規に情報公開を行い、以降広告時点
まで長いもので約5か月半、短いものでも11
日間継続して広告。
◆取引条件の不当表示
◎「家賃7.3万円」⇒ 8.3万円(1件)。
◎「礼金1ケ月」⇒ 礼金2か月(1件)。
◎「敷金1ケ月」⇒ 退去時に償却される旨不記
載(2件)。
◎「家賃保証会社等 -」⇒ 保証会社と賃貸保
証委託契約の締結を必要とする旨及び保証料不
記載(2件)。
◎「保証金 -」、「ペット相談可」⇒ ペットを
飼育する場合は、月額賃料の1か月分の保証金
を必要とする旨及び退去時に償却される旨不記
載(1件)。
◎ 鍵交換費用(9件)、契約事務手数料(3
件)、ルームクリーニング費用(2件)及び設
備緊急受付システム料(1件)を必要とするの
に、その費目及びその額不記載。
◆取引内容の不当表示
◎「フローリング」⇒ クッションフロア(1件)。
◎「方位 南東」⇒ 南西(1件)。
◎「方位 南」⇒ 北西(1件)。
E社:台東区所在 免許更新回数(1)
《措置:厳重警告・違約金、広告事前審査1か月》
対象広告:インターネット広告(CHINTAI)
賃貸住宅10物件
◆おとり広告
◎ 2物件は、新規に情報公開した後に契約済み
となったが、以降更新を繰り返し、いずれも広
告時点まで1か月以上継続して広告。
◆取引条件の不当表示
◎「家賃1.5万円」
、
「1R/11.00㎡」
、
「4
人入居可」等と記載し、あたかも11.00㎡の
ワンルームを15,000円で専用使用できるか
のように表示 ⇒ 4人で共同使用するものであり、
表示の賃料は1人分の賃料(1件)。
◎「家賃3万円」、「1R/23.42㎡」、「2人
入居可」等と記載し、あたかも23.42㎡の
ワンルームを賃料3万円で専用使用できるかの
ように表示 ⇒ 2人で共同使用するものであり、
表示の賃料は1人分の賃料(1件)。
◎「家賃2.2万円」、「定借契約:1ケ月間」⇒
賃料42,000円、契約期間2年の普通建物
賃貸借契約の物件(1件)。
なお、表示の賃料は、平成27年1月から3
月までに契約した新社会人及び新入学生を対象
とした同年3月末日までに適用される割引賃料。
◎「キャッシュバック4万円対象物件」と記載し、
あたかも特段の条件がなくE社からキャッシュバ
ックが受けられるかのように表示 ⇒ インターネ
ット取扱い事業者とインターネット利用契約を締
結した場合のみ、その事業者からキャッシュバッ
クを受けられるものであるのに、その旨不記載
(7件)
。
◎「礼金3.4万円」⇒ 69,000円(1件)
。
◎「礼金 なし」⇒ 29,000円(1件)。
◎「礼金 なし」⇒ 入館料(20,000円)
及び入居契約料と称する費用(59,400
円)を要する(各1件)。
◎ 鍵交換費用(5件)、ルームクリーニング費
用(5件)、契約事務手数料(4件)、室内除菌
消臭費用(2件)、安心サポートプラン加入料
(1件)、入居サポート費用(1件)、エアコン
洗浄費用(1件)及び消耗品費用(1件)を必
要とするのに、その費目及びその額不記載。
◎「24時間管理」⇒ 24時間管理に必要な利
用料不記載(1件)。
◎「セキュリティー会社加入済」⇒ 加入の事実
なし(1件)。
◆取引内容の不当表示
◎「テレビ」(6件)、「照明器具」(1件)、「バ
ルコニー」(1件)、「駐輪場」(1件)、「脱衣
所」(1件)、「シャワー付洗面化粧台」(1件)
⇒ いずれも設置されていない。
◎「フローリング」⇒ クッションフロア(1件)
。
◎ 浴室の写真を掲載し、あたかも専用使用でき
るかのように表示 ⇒ 浴室は、他の住戸(5
室)の入居者を含む9人で共同使用するもので
あり、また、写真の浴槽は使用不可であって、
シャワーのみ使用可(1件)。
◎ トイレの写真を掲載し、あたかも専用使用で
きるかのように表示 ⇒ 4人で共同使用するも
の(1件)。
◎「西大島駅 徒歩10分」⇒ 徒歩14分(1件)。
- 7 -