2014 年度 CSRトピックス 世界各地での東レグループの2014年度のCSRの取り組みのうち主なトピックスを振り返ります。 本誌特集記事には取り上げていない 「社会的課題の解決に資する取り組み」 を中心にご紹介します。 2014 年 4月 2015 年 5月 6月 インドネシア 7月 8月 5月 9月 10月 アメリカ P.T. Toray International Indonesiaが 水処理実務者を対象に 「水処理膜技術セミナー」 を開催 11月 12 月 8月 Toray Fluorofibers (America), Inc. が、 2004年8月の創業以来、10年以上にわたってゼロ災害を継続 アメリカ 10年以上 ゼロ災害 バングラデシュ 1月 11月 TM Textiles & Garments Limited. が工場敷地内に 託児所を開設し、従業員をサポート 9月 145,000 25,000 香港 5月 水不足に苦しむ人々のための チャリティーウォークに参加 7月 マレーシア東レグループが 「日馬親善盆踊り大会」 に協力 韓国 日本 11月 ユネスコ世界会議で スクールウエアに関する取り組みを紹介 7月 岡山市と名古屋市で開催された、 ユネスコ (国際連合教育科学文化機関) と日本政 府による 「ESD (持続発展教育) に関するユネスコ世界会議」 併催イベントに、菅公 学生服 (株) と協働参画。交流セミナーで 「東レの取り組み事例とスクールウエアで のESD活動提案」 を発表したほか、東レ (株) の 「エコディア®PET」 を使用したスクー ルウエアを展示し、PRしました。 日本 12月 東レバッテリーセパレータフィルム (株) の 那須本社工場で太陽光発電を開始 東レ建設 (株) が“あたらしい農業のカタチ” 高床式砂栽培農業施設 「トレファーム®」 の全国展開をスタート 「トレファーム®」 は建設現場で使用する足場材を利用することにより、 高低差のある土地にもそのまま敷設できます。 「高齢者の方々がいつまでも働ける」 「障がい者の方々が健常の方々と 一緒に雇用される」 「作物を育てることでいきいきとした生活の場を創 出する」 そんな機会の実現を目指し、 「新たな農業」 の提案を展開してい ます。 「日本の農業を高齢者、障がい者の方々が変える!」 をテーマに 「ト レファーム®」 の事業拡大を進め社会に貢献していきます。 東レ建設 (株) 関東建設事業部長 寺園 啓史 29 東レグループ CSRレポート 2015 東レ (株) は、 「防災産業展 in 仙台」 に、 東レ・デュポン (株) 、 東レACE (株) 、東レ建設 (株) 、水道機工 (株) と共同で出展。先端素材・技術を 使った防災・減災に関する製品を国内外の防災関係者に広くPRしま した。 この展示会は、 国連主催で開催された 「第3回国連防災世界会 議」 の関連事業として位置付けられたものです。 3月 「2015年ミラノ国際博覧会 日本館」 への協賛を決定 東レ (株) は、5月1日∼10月31日にイタリア・ミ ラノで開催される 「2015年ミラノ国際博覧会」 にて、日本館のアテンダントが着用するユニ フォーム一式を提供します。ほかにも、 スエード ® 調人工皮革 「Ultrasuede(ウル トラスエード®) 」 を館内貴賓室と日本食レストランの椅子の張り 地向けに提供するなど、 運営を支援します。 河川の清掃活動で 地域社会の安全・環境を守る Toray Advanced Materials Korea Inc. では、 「1社1川、 愛 の浄化活動」 を実施しました。 これは、同社が地元の亀尾市と 連携し、地域社会への貢献活動の一環として取り組んでいる 活動です。 「防災産業展 in 仙台」 に東レグループで出展 イタリア 10月 「日馬親善盆踊り大会」 は、 ペナン州観光局のカレン ダーに記載されるほど認知度の高い恒例行事で す。マレーシア東レグループはペナン日本人会を通 じて毎年盆踊り大会に協力しており、2014年も金 魚すくい、 水ヨーヨー釣りの屋台を担当しました。 日本 TM Textiles & Garments Limited. Sewing Section, Garments Department Nurun Nahar 東レ (株) がJICA研修生へ 膜利用の水処理技術を講義 香港では母の日に、チャリティーイベント 「Walk for Water 2014」 が開催され、香港にある東レグループ各社の社員とそ の家族が参加しました。集まったお金は中国本土の乾燥地域の 農村部にきれいな水を提供する 「Water Cellar Campaign (水瓶プロジェクト) 」 に使われています。 マレーシア 託児所に子どもを預ける前は、 勤務中の世話をどうするかが悩み でしたが、 今では不安もなく、 ストレスからも解放されました。子ど もも託児所の明るい環境に満足していますし、 とても幸せです。 9月 東レ (株) の水処理システム事業部は、 (公財) 地球 環境センターの要請を受け、 アルゼンチン、 ボリビ アなど南米からの国際協力機構 (JICA) 研修生23 人に膜利用の水処理技術について講義を行いまし た。中空糸膜を使ったろ過実験も取り入れ、 「興味 深くためになる」 と研修生から好評を博しました。 3月 託児所では、専門の育 児 介 助 者を雇 用し、常 駐医師による子どもた ちの身体チェックを行っ ているほか、飲料水には 東レ (株) の逆浸透膜で ろ過した水を使うなど、 万全の安全・衛生管理 体制で運営しています。 このプロジェクトの一部は、 ロードアイランド州の 電力供給量 協力で設置された電力会社のエネルギー効率化 MWh/年 プログラムによる奨励金でまかなわれました。すで に稼働しているコジェネレーションシステム1号機 CO2削減量 と合わせた電力供給量は年間145,000MWh、 トン/年 CO2削減量は年間25,000トンに達します。 日本 3月 日本 Toray Plastics (America), Inc. がロードアイランド工場で コジェネレーションシステム2号機を開業 ジャカルタに次ぐインドネシア第2の都市スラバヤは、 経済発展と ともに、清浄な水を得る技術、排水処理技術、排水を再利用する ための技術が必要となってきています。スラバヤでは、排水処理 用の膜技術 (膜分離活性汚泥法) はあまり普及していないため、 セミナーでは実演を通してその仕組みを見ていただきました。 2月 工場の新規製造設備建屋の屋上に約1,000枚のソーラーパネルを設 置し、発電を開始しました。発電能力は最大230kWで東京電力に売電 します。 この太陽光発電で年間約60トンのCO2削減に貢献します。 日本 3月 東レ (株) が「誠実な企業」賞 2015-Integrity Award-優秀賞を受賞 東レ (株) は、企業の社会的責任、企 業倫理、コンプライアンス、内部統 制などに優れた取り組みを行って いる企業を表彰する「誠実な企業」 賞 2015-Integrity Award- の「優 秀賞」 を受賞しました。 「企業倫理・法令遵守」 「安全・防災・ 環境保全」 を最優先の経営課題と 位置付け、自社の強みを生かした 「グリーンイノベーション事業」 の 拡大により、地球環境問題や資源・ エネルギー問題解決へのソリュー ションの提供に努めていることや、 新たに必要となる素材の開発・提 供に取り組み、当社の素材が多く のビジネスを支えているなどと いった点が高く評価されました。 東レグループ CSRレポート 2015 30
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