Mini Disclosure 201 2015 M i n i D i s c l o s u r e 2 0 1 5 . M a r c h 沖縄銀行ミニディスクロージャー誌 3 2015/ は、 “People’ s Bank”として、 お客さま目線で地域社会に貢献します。 1 損益の状況 2 自己資本比率について (単体) (単体) 平成26年度の業務純益は、役務取引等利益は減少したも のの、一般貸倒引当金の減少や資金利益及び国債等債券損 益の増加などにより、前年比17億円増益の112億円となり ました。なお、本業の収益力を示すコア業務純益につきま しては、前年比4億円増益の 106億円となりました。 経常利益は、株式等関係損益は減少したものの、コア業 務純益の増加や与信費用の減少などにより、前年比13億円 増益の 99 億円となり、最終の当期純利益は前年比 21 億円 増益の67億円となりました。 銀行経営の健全性・安全性を測る上で重要な指標のひと つである自己資本比率は、平成27年3月末において11.13%、 国内基準の4%を大きく上回っています。なお、平成26年3 月末から新基準(自己資本比率告示)に基づき算出してお ります。 【自己資本比率】総資産に占める自己資本の割合で、銀行の健全性を示す重要な指標の 一つであり、比率が高いほど安定した経営といえます。なお、海外に営業拠点を持つ銀 行は8%以上(国際基準)、当行のように海外に営業拠点をもたない銀行は4%以上(国 内基準)であることが求められています。 【TIERⅠ、TIERⅡ】自己資本のうち、資本金や剰余金などで構成される基本的項目 (TIERⅠ)と一般貸倒引当金、劣後債務などで構成される補完的項目(TIERⅡ)に区分 されます。 【業務純益】銀行の本来業務(預金・貸出など)で得た利益を表すもので、一般企業の「営 業利益」に相当します。 【コア資本】普通株式、強制転換条項付優先株式、内部留保等により構成されております。 平成 26 年 3 月末より適用された新基準(自己資本比率告示)により定義されました。 【コア業務純益】業務純益から「一般貸倒引当金繰入額」、「国債等債券関係損益」など 大きな変動要因を除いた純粋な収益を表すものです。 自己資本比率 TIERⅠ TIERⅡ コア資本 (%) 業務純益 120 110 コア業務純益 103 100 94 101 (億円) 2000 15 11.88 (単位:億円) 112 106 11.66 12 11.13 1,198 1,167 9 1500 1000 80 6 60 1,093 500 3 40 40 20 0 0 H25 年 3月期 H26年3月期 経常利益 H27年3 月期 当期純利益 (単位:億円) 120 100 99 93 85 80 54 45 40 20 0 H25 年 3月期 H26年3 月期 H27年3 月期 旧基準 H26年3月末 0 H27年3月末 新基準 3 格付について 格付とは、企業が発行する債券等の 元利金支払いの確実性について、利害 関係のない第三者である格付機関が評 価し、その評価を簡潔な記号で表した も の で す。当 行 は 日 本 格 付 研 究 所 (JCR)より長期優先債務について「A +(シングル A プラス)」の格付評価を 取得しています。「A+」は20ランク中 上位 5 番目に位置し、「債務履行の確実 性が高い」とされており、当行は、財 務内容の健全性について高い評価を得 ています。 (株)日本格付研究所の格付け記号 AAA AA ︻ 安 全 性 ︼低い 高い 60 67 H25年3月末 A BBB BB B CCC CC C D A+ + フラット − 4 預金の状況 5 貸出金の状況 (単体/末残) (単体/末残) 平成26年度末の総預金残高は、年金、給与振込等の獲得 強化や取引先従業員への営業強化により個人預金が順調に 増加したほか、SR(ストロングリレーション)活動による取 引先への反復訪問継続や振込口座の当行ご指定により法人 預金も順調に増加したことから、前年比1,103億円増加の1 兆8,654億円となりました。 また、当行では、多様化する資産運用ニーズにお応えする ために、国債や投資信託、個人年金保険などを取り扱ってお り、お客様の資産形成を積極的にサポートしています。 平成26年度末の総貸出金残高は、生活密着型ローンの営 業強化を図った結果、住宅ローンやアパートローンが好調 に増加したほか、SR(ストロングリレーション)活動により 取引先と関係強化に努め、事業性貸出も増加したことから、 全体では、前年比 624億円増加の1兆 3,138 億円となりまし た。 総貸出金残高 総預金残高 (単位:億円) 20,000 17,898 (単位:億円) 15,000 18,654 17,551 13,138 12,362 12,514 H25 年 3 月末 H26 年 3 月末 12,000 15,000 9,000 6,000 10,000 3,000 5,000 0 0 H25 年 3 月末 H26 年 3 月末 H27 年 3 月末 ※信託勘定を含んでおります。 ※信託勘定を含んでおります。 うち個人預金 (単位:億円) 12,000 うち生活密着型ローン うち住宅ローン (単位:億円) 6,000 11,443 11,219 11,070 H27 年 3 月末 5,298 4,968 5,000 10,000 5,568 4,333 4,910 4,646 4,000 8,000 3,000 6,000 2,000 4,000 1,000 2,000 0 0 H26 年 3 月末 H25 年 3 月末 H25 年 3 月末 H27 年 3 月末 H26 年 3 月末 ※信託勘定を含んでおります。 ※信託勘定を含んでおります。 中小企業等貸出金残高 預かり資産 投資信託 H25 年 3 月末 452 H26 年 3 月末 403 H27 年 3 月末 467 0 国債 244 201 168 500 H27 年 3 月末 (単位:億円) 個人年金保険等 (単位:億円) H25年3月末 10,332 合計値 (1,394) 697 901 合計値 (1,744) 1,108 1,000 H26年3月末 合計値 (1,507) 1,500 2,000 ※個人年金保険等については取扱い額累計 10,729 H27年3月末 0 11.353 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 ※信託勘定を含んでおります。 6 有価証券の状況 (単体/末残) 国債、地方債など公共債を中心に市場動向をにらみなが ら資金の効率的な運用と安定収益の確保に努めた結果、平 成26年度末の有価証券残高は6,055億円となりました。な お、有価証券全体を時価で評価した場合の評価損益は239 億円となっております。また、平成26年度の有価証券運用 に伴う利息・配当金収入は43億円となっております。 H27 年 3 月末 7 開示債権の状況 (単体) 当行は、厳格かつ適正な資産査定に基づき、予防的見地 から引当金を計上し、将来発生する可能性のある貸出金の 貸倒れに対して十分に備えています。 平成26年度末における金融再生法に基づく開示債権のう ち正常債権以外の債権額は、前年比3億円減少の214億円(総 与信に占める割合1.61%)となっております。また、担保・ 保証や貸倒引当金で 88.30%をカバーしており、十分な保 全を行なっております。 その他 株式 691 億円 %) 金融再生法に基づく開示債権および保全状況(単位:億円、 275 億円 H27 / 3 月末 有価証券 6,055億円 国債等債券 5,088 億円 担保・保証等 保全率 引当額 58 (0.43) 58 41 16 100.00 危険債権 103 (0.78) 97 67 29 94.12 要管理債権 52 (0.39) 33 30 2 63.87 開示債権合計 214 (1.61) 189 140 48 88.30 合計(総与信残高) 13,037 貸倒実績率に基づく1年間の予想損失額を引当 (98.38) 13,251 (100.00) 評価損益の状況 250 保全額 破産更生債権及び これらに準ずる債権 正常債権 H27年3 月末 債権額 ※( ) 内の数値は、総与信残高に対する割合 (単位:億円) 239 破産更生債権及び これらに準ずる債権 200 危険債権 103 億円 要管理債権 52 億円 58 億円 150 91 100 104 43 50 0 有価証券全体 うち債券 うち株式 うちその他 開示債権比率 1.61% ※その他には、外国証券、投資信託が含まれています。 H27年3月期 利息・配当金の状況 (単位:億円) 50 43 正常債権 13,037億円 40 30 25 【破産更生債権及びこれらに準ずる債権】破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始 20 12 10 0 4 有価証券全体 うち債券 うち株式 うちその他 ※その他には、外国証券、投資信託が含まれています。 の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる 債権 【危険債権】債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財務状態及び経営成績が悪 化し、契約に従った債権の元本及び利息の受取りができない可能性の高い債権 【要管理債権】3 ヵ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権 【正常債権】債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、破産更生債 権及びこれらに準ずる債権、危険債権、要管理債権以外のものに区分される債権
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