P2 2 保育関連の法令 - キャリア・ステーションストア

皆様
平成 27 年 10 月
平成 27年度『直前対策ポイントブック』の訂正及びプラスレクチャーのご案内
この度は、直前対策講座を受講していただきまして、誠にありがとうございます。教材の記述に以下の訂正事項がござい
ました。訂正させて頂きますとともに、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
尚★のついた部分は「プラスレクチャー」として保育士試験と関わりのある内容の追加情報となりますのでご参照下さい。
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≪直前対策ポイントブック訂正・補足≫
以下の内容の訂正及び補足をお願いいたします。
【保育原理】
重要ポイント編
P2
2 保育関連の法令
1)児童福祉法 第 39 条
(旧)保育所は、日日保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設とする。
→(新)保育所は、保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設(利用定
員が20人以上であるものに限り、幼保連携型認定こども園を除く。
)とする。
(平成 27 年4月施行)
※注意
上記改正については、他科目を受験の方も、合わせてご確認、ご理解下さい。
※上記改正に伴い、同ページにあります児童福祉法施行令第 27 条
が削除されることとなりました。
以下の内容です。
2)児童福祉法施行令 第 27 条
保育の実施は、児童の保護者のいずれもが次の各号のいずれかに該当することにより当該児童を保育することができないと
認められる場合であって、かつ、同居の親族その他の者が当該児童を保育することができないと認められる 場合に行うも
のとする。
一 昼間労働することを常態としていること。
二 妊娠中であるか又は出産後間がないこと。
三 疾病にかかり、若しくは負傷し、又は精神若しくは身体に障害を有し ていること。
四 同居の親族を常時介護していること。
五 震災、風水害、火災その他の災害の復旧に当たっていること。
六 前各号に類する状態にあること。
尚、保育所保育指針は改訂されておりませんので、指針については「保育に欠ける」というキーワードは生きております。
上記27条は削除されても、保育所保育指針からの出題であれば、
「保育に欠ける」ということについての出題の可能性もあ
りますので、ご注意ください。
-1-
【社会的養護】
重要ポイント編
・P2
1)児童福祉法における各施設の定義(平成 24(2012)年 4 月以降)
表中
保育所の「対象」
(旧)
「保育に欠ける」→(新)
「保育を必要とする」
(平成 27 年4月1日より)
【児童家庭福祉】
重要ポイント編
P13
1)児童福祉法における各施設の定義(平成 24(2012)年 4 月以降)
表中 保育所の「対象」
(旧)
「保育に欠ける」→(新)
「保育を必要とする」
(平成 27 年4月1日より)
【子どもの保健】
重要ポイント編
・P10
2)医療援護対策
(誤)自立支援医療費の給付(障害者自立支援法) → (正)自立支援医療費の給付(障害者総合支援法)
「病児・病後児保育事業」 → 平成 27(2015)年4月より、児童福祉法第6条の3にて、
「病児保育事業」となりました。
・P12~P13
*多動性障害(AD/HD)
P12 の文部科学省による「多動性発達障害」の定義では、その年齢ついて「7歳以前に現れ」となっております。それに対
し、P13 では、その特徴として「12 歳までに発症し」とありますが、こちらは、DSMの基準における年齢となります。
両者の違いに関し、DSMの基準が平成 25(2013)年に改訂されたにもかかわらず、文部科学省の定義が変更されていな
いため、このような表記の差が生じているということで、ご認識ください。
P29、P30
ページ表の見出し
(誤)◆定期接種(一類) → (正)◆定期接種(A類)
(誤)◆定期接種(二類) → (正)◆定期接種(B類)
P30
表中
水痘
(誤)生後 12 月から生後 15 月に達するまでの期間を 1 回目の接種の標準的期間として3か月以上(標準的には6か月から
12 か月まで)の間隔をおいて2回行う。
→(正)生後 12 月から生後 36 月に達するまでの期間を 1 回目の接種の標準的期間として3か月以上(標準的には6か月か
ら 12 か月まで)の間隔をおいて2回行う。
-2-
【子どもの食と栄養】
重要ポイント編
・P7
表中
ビタミンB (誤)感覚性ニューロパシー → (正)感覚性ニューロパチー
「過剰症」
・P8
主な脂溶性ビタミンの働き
ビタミン A 9 行目
(誤)
・妊婦を希望する女性 → (正)
・妊娠を希望する女性
ビタミン D 4 行目
(誤)紫外線により体内で → (正)紫外線により食品中で
・P10
■参考表 推定エネルギー必要量
(誤)妊婦(付加量)末期 → (正)後期
・P11
■たんぱく質の食事摂取基準
(誤)妊婦(付加量)末期 →(正)後期
・P19
妊娠期の栄養と食生活 1)妊娠期の食事摂取基準 4 行目
(誤)末期で+450kcal →(正)後期で+450kcal
・P36
<平成 24 年 国民健康・栄養調査結果の概要>
4つめ
(誤)
・朝食を欠食する者の割合は、前年に比べて男女とも減少している。
また、男女とも 20 歳代が最も多く、男性で 29.7%、女性で 28.6%である。
→(正)
・朝食を欠食する者の割合は、前年に比べて男女とも減少している。
また、男女とも 20 歳代が最も多く、男性で 29.5%、女性で 22.1%である。
・P39
4)
「食育基本法」
(平成 17 年)の概要 下から 6 行目
食育推進基本計画等
(誤)第 17、18 条 都道府県食育推進会議及び市町村食育推進会議を置くことができる。
→ (正)都道府県食育推進計画及び市町村食育推進計画の作成努力義務
・P21
「児童福祉施設における「食事摂取基準」を活用した食事計画について」
(平成 22 年厚生労働省通知)
上記通知については、平成 27 年 3 月 31 日に廃止され、新たなものとして、同じ通知名の「児童福祉施設における「食事
摂取基準」を活用した食事計画について」
(平成 27 年厚生労働省通知)が出されました。
しかし、全面的な内容の改訂ではなく、従来の通知に基づき、一部の内容が改訂されています。
したがって、
すでにご覧いただいている平成 22 年通知から、
新たに平成 27 年 4 月 1 日以降に変更となった部分に注目して、
再度ご確認をしていただきますよう、お願いいたします。
※以下、従来の通知(平成 22 年分)からの主な変更点となります。
(番号は直対ポイントブック「子どもの食と栄養」P21「児童福祉施設における「食事摂取基準」を活用した食事計画について」
-3-
の番号)※、新たな改訂部分は、太文字+下線となっております。
①(旧・平成 22 年通知)
「食事摂取基準」は、健康な個人及び集団を対象とし、性・年齢区分における平均的な身長、体重を基準として、エネルギ
ー及び各栄養素の接種の基準を示すものである。
→(新・平成 27 年通知)
「食事摂取基準」は、健康な個人及び集団を対象とし、国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防を目的とし、エネルギ
ー及び各栄養素の摂取量の基準を示すものである。
-4-
⑤たんぱく質、脂質、炭水化物の総エネルギーに占める割合(エネルギー 産生栄養素バランス)については、三大栄養素が
適正な割合によって構成されることが求められることから、以下の範囲内を目安とすること。
(旧)
たんぱく質 10%以上 20%未満
脂質
20%以上 30%未満
炭水化物
50%以上 70%未満
→
(新)
たんぱく質
13%~20%、
脂質
20%~30%、
炭水化物
50%~65%
⑥【生活状況などに特段配慮すべき問題がない場合】
昼食:1 日全体の概ね1/3を目安とする。
おやつ:発育・発達状況や生活状況に応じて 1 日全体の 10%~20%程度の量を目安とする
→新通知では、記載がありませんので、ご注意ください。
-5-
≪プラスレクチャー≫
プラスαの内容として、是非ご確認をください。
★多くの科目で関わりがある「合計特殊出生率」について
平成 26 年の合計特殊出生率が、6月4日に厚生労働省より発表されました。統計数は「1.42」で、9 年ぶりに低下しま
した。
(前年比 0.01 ポイント)※平成 27 年度試験には反映されませんが、最新の情報としてご確認ください。
★子ども・子育て支援法関連
○子ども・子育て支援法の施行に伴い、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第 13 条第2項が新たに追加されました。
【児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第 13 条第2項】
保育所は、次の各号に掲げる施設の運営についての重要事項に関する規程を定めておかなければならない。
一 施設の目的及び運営の方針
二 提供する保育の内容
三 職員の職種、員数及び職務の内容
四 保育の提供を行う日及び時間並びに提供を行わない日
五 保護者から受領する費用の種類、支払を求める理由及びその額
六 乳児、満三歳に満たない幼児及び満三歳以上の幼児の区分ごとの利用定員
七 保育所の利用の開始、終了に関する事項及び利用に当たっての留意事項
八 緊急時等における対応方法
九 非常災害対策
十 虐待の防止のための措置に関する事項
十一 保育所の運営に関する重要事項
○幼保連携認定こども園教育・保育要領について(法令集I(アイ版)を参照)
就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(認定こども園法)第 10 条
第 10 条 幼保連携型認定こども園の教育課程その他の教育及び保育の内容に関する事項※は、第2条第7項に規定する目的
及び前条に規定する目標に従い、主務大臣が定める。→具現化したものが「幼保連携認定こども園教育・保育要領」
2 主務大臣が前項の規定により幼保連携型認定こども園の教育課程その他の教育及び保育の内容に関する事項を定めるに
当たっては、幼稚園教育要領及び児童福祉法第 45 条第 2 項の規定に基づき児童福祉施設に関して厚生労働省令で定める基準
(同項第三号に規定する保育所における保育の内容に係る部分に限る。
)との整合性の確保並びに小学校における教育との円
滑な接続に配慮しなければならない。
3 幼保連携型認定こども園の設置者は、第1項の教育及び保育の内容に関する事項を遵守しなければならない。
・幼保連携認定こども園教育・保育要領の策定の考え方
●幼稚園教育要領及び保育所保育指針との整合性の確保
●小学校教育との円滑な接続に配慮
●幼保連携型認定こども園として特に配慮すべき事項の明示
★法令集関連追加事項
法令集には記載がありませんが、以下の内容について、ご留意ください。
○社会福祉法第 2 条関連
※新たな事業が追記
・児童福祉法に規定する「小規模住居型児童養育事業」
「小規模保育事業」
「病児保育事業」
、
「子育て援助活動支援事業」
→第 2 種社会福祉事業
・母子及び父子並びに寡婦福祉法に規定する「母子家庭日常生活支援事業」
「父子家庭日常生活支援事業」
「寡婦日常生活支
援事業」
「母子・父子福祉施設」
→第 2 種社会福祉事業
・生活困窮者自立支援法に規定する「認定生活困窮者就労訓練事業」
→第 2 種社会福祉事業
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○生活保護法関連
・
「就労自立給付金」の支給について
生活保護法第 55 条の4
都道府県知事、市長及び福祉事務所を管理する町村長は、被保護者の自立の助長を図るため、その管理に属する福祉事務
所の所管区域内に居住地を有する(居住地がないか、又は明らかでないときは、当該所管区域内にある)被保護者であって、
厚生労働省令で定める安定した職業に就いたことその他厚生労働省令で定める事由により保護を必要としなくなつたと認め
たものに対して、厚生労働省令で定めるところにより、就労自立給付金を支給する。
・
「被保護者就労支援事業」の創設について
生活保護法第 55 条の6
保護の実施機関は、就労の支援に関する問題につき、被保護者からの相談に応じ、必要な情報の提供及び助言を行う事業
(以下「被保護者就労支援事業」という。
)を実施するものとする。
2 保護の実施機関は、被保護者就労支援事業の事務の全部又は一部を当該保護の実施機関以外の厚生労働省令で定める者
に委託することができる。
以上
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キャリア・ステーション 教務部
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