保健師 教養考査 次の問いに答えなさい。 外国の患者が

保健師
教養考査
次の問いに答えなさい。
外国の患者が日本に来て診断や治療などを受ける、医療観光(メディカルツーリズ
ム)について、日本にとってのメリット、デメリットをそれぞれ指摘した上で、あな
たの考えを述べなさい。
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保健師 専門考査
【問題1】 メンタルヘルス対応における産業看護職の役割と職務に関して、誤っているものを
1つ選びなさい。
① 労働衛生の5分野(総括管理、健康管理、作業管理、作業環境管理、労働衛生教育)すべ
てに関わらなければならない。
② 業務に起因する健康障害を予防するだけでなく、更に快適な状態で労働ができるように、
組織に働きかけることが必要である。
③ 本人の了解がない場合は、どのような場面であっても個人情報を管理者に告げてはならな
い。
④ メンタルヘルス不調者に対するケアにおいては、本人の了解を得て、労働生活に関する情
報をなるべく多く主治医に提供し、治療に協力するべきである。
【問題2】 食事指導に関して、誤っているものを1つ選びなさい。
① 「日本人の食事摂取基準(2010年版)
」では、男性の食塩摂取目標量は1日9gとさ
れている。
② 「健康日本21」では、野菜の摂取目標量は 1 日350gであり、そのうち緑黄色野菜は
120gとされている。
③ 「食生活指針」では、栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につける必要があ
るとされている。
④ 「食品交換表」では、糖尿病患者は炭水化物の摂取を極力控えなければならないとされて
いる。
【問題3】 喫煙に関して、誤っているものを1つ選びなさい。
① 「平成21年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は38.9%で
ある。
② バレニクリンは保険適用されない。
③ 受動喫煙の防止は健康増進法第25条に明記されている。
④ たばこに含まれる有害物質には、トルエンやホルムアルデヒドなどがある。
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【問題4】 アルコールに関して、正しいものを1つ選びなさい。
① 女性と男性の適量は同じである。
② アルコール依存症者においては、適切な支援のもと、節酒が必要である。
③ わが国における性別・世代別の飲酒の状況では、20∼30代男性の飲酒量が最も多い。
④ 節度ある適度な飲酒量は、純アルコールで一日約20g程度である。
【問題5】 睡眠に関して、正しいものを1つ選びなさい。
① 自分にあった睡眠時間があるため、8時間にこだわる必要はない。
② 昼寝をするならば、午後3時前の1時間の睡眠がリフレッシュに最適である。
③ 寝床で長く過ごすことで熟睡感が増す。
④ 睡眠薬代わりの「寝酒」は睡眠の質を良くする。
【問題6】 結核に関して、正しいものを2つ選びなさい。
① 感染性の結核患者と接触した場合は、早急に接触者健診を受けなければならない。
② 結核罹患率は、全国で大阪府が一番高い。
③ 喀痰の塗抹検査が陰性であっても、培養検査で結核菌陽性と判明すれば感染性は高い。
④ QFT 検査は、BCG 接種の有無に関わらず結核菌の感染が診断できる。
【問題7】 次の(1)∼(2)に入る適切な用語を記入しなさい。
予防的介入アプローチには(
1
)アプローチと(
2
)アプローチの2つがあり、
これらを組み合わせると効果的に疾病予防ができる。
【問題8】 次の(1)∼(2)に入る適切な用語を記入しなさい。
(
1
)は身体活動の強さを表す単位で、
(
2
)は身体活動の量を表す単位である。
【問題9】 次の(1)∼(4)に入る適切な用語を記入しなさい。
メンタルヘルスケアは、
「
(
1
等によるケア」及び「事業場外(
)ケア」
、
「
(
4
2
)によるケア」
、
「事業場内(
3
)
)によるケア」が継続的かつ計画的に行われること
が重要である。
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【問題10】 下記の事例を見て、設問に答えなさい。
〔事例〕
<年齢> 51歳
<検査データ>
<性別> 男性
<治療中疾病> 高血圧症
身体計測
<自覚症状> なし
<喫煙> 20本/日×31年
<禁煙関心> あり
血
圧
<飲酒量> 日本酒1合/日
<飲酒頻度> 3日/週
肝 機 能
<1日平均歩数> 5800歩程度
糖 代 謝
脂
尿
質
身長(cm)
178
体重(kg)
85
腹囲(cm)
87
最高血圧
131
最低血圧
81
AST
15
ALT
23
γ−GTP
26
空腹時血糖
105
HbA1c
5.5
総コレステロール
214
中性脂肪
142
HDL−コレステロール
34
LDL−コレステロール
156
酸
6.7
〔設問1〕 問題点を列記しなさい。
〔設問2〕 設問1を踏まえ、どのような点に留意して保健指導をするか、具体的に答えなさ
い。
【問題11】 定期健康診断の結果、血圧で治療が必要と指示された職員に対して、受診後の保
健指導を行った際、一度受診して以降は受診が中断されていることが判明した。
あなたは産業保健師としてどのように対応するか答えなさい。
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