- 所 信 – -義 理 人 情 ~誇りある JAYCEE の背中~ 人 は一 人 では生 きていけない社 会 的 な生 き物 である。 人 は困 った時 にこそ、初 めて本 当 の節 義 が見 られるものだ。 ならば我 々は、利 己 主 義 から地 域 主 義 へ脱 皮 する。 無 事 に や り 過 ご し て い る時 は お 互 い 譲 り合 い 、太 陽 を 指 し涙 を 流 し て 誓 い を た て 、 生 き る も 死 ぬ も 背 か な い と い う 。一 旦 、 髪 の 毛 一 筋 ほ ど の 利 害 関 係 が 生 じれ ば 、今 度 は 目 を 背 け て 知 り合 い で も 無 い よ うな 顔 をし て い る 。 落 と し 穴 に 落 ち込 ん で も 手 を引 い て 救 っ て や ろ うと し な い ば か り か 、 か えっ て 相 手 を 突 き 落 と し て 、 上 から 石 を投 げ る よ う な 真 似 を す る ・ ・ 云 々 。 (柳 子 厚 墓 誌 名 よ り ) 肝 胆 相 照 らすごとき間 柄 は稀 有 であるが、義 理 と人 情 を持 ち誇 りある JAYCEE の魂 は背 中 に表 われる。 君 の背 中 は誰 を呼 び、誰 に応 えるのか。 君 の手 は何 をつかみ、何 を渡 すのか。 【はじめに】 1 9 7 6 年 8 月 。休 み な く 懸 命 に 働 く 父 と実 家 の文 具 店 で 明 る く 働 く 母 の 間 に 、 3 人 の 姉 を も つ末 子 長 男 と し て 武 雄 で生 を 受 け た 。 ご想 像 通 り 待 望 の男 子 として甘 やかされ、期 待 もされた。厳 しくもあり、豪 快 な昔 ながら の肝 っ玉 母 さんがいる家 庭 に育 てられ甘 男 は大 きくなった。時 には仲 間 とケンカをし、周 囲 には迷 惑 をかけ、小 中 高 と大 好 きな野 球 の日 々。そ して、野 球 を通 じ多 くの人 と出 会 い、交 流 する中 で今 の甘 男 の基 盤 が 作 られていった。故 郷 で開 業 しようと武 雄 に帰 ってきた時 、青 年 会 議 所 の存 在 を知 る。そこには、真 っ直 ぐな気 持 で武 雄 の将 来 を慮 り、多 くの 同 世 代 が同 じ魂 (こころ)を持 って活 動 に取 り組 んでいた。人 と人 の繋 が り と は 何 た る か と 、 厳 し く 暖 か い 言 葉 を 投 げ 掛 け て く れ る 多 く の J A YC E E は、時 として思 い上 がった言 動 をする甘 男 をたしなめながら、「未 だ見 え ぬ自 分 の心 」を探 っているようだった。この集 団 の背 中 に圧 倒 され、自 分 を振 り返 った時 、仲 間 入 りを決 めた。甘 男 は「生 まれ育 った愛 すべき武 雄 」と「未 来 を担 う愛 すべき子 ども」「武 雄 を残 してくれた人 生 の諸 先 輩 」 に、この仲 間 「一 般 社 団 法 人 武 雄 青 年 会 議 所 」という宝 刀 で恩 返 しを 誓 う。 青 年 会 議 所 の 普 遍 的 な 理 念 で あ る 「明 る い豊 か な 社 会 」 の 実 現 。 「明 るい豊 かな社 会 」とは何 か。私 は、「恒 久 的 な平 和 な社 会 」であり 「物 質 的 ・経 済 的 に豊 かな社 会 」であり、何 より「安 心 して産 み育 てやす い武 雄 (ちいき)」であると考 えています。その志 を実 現 するため我 々 J A Y C E E は傍 観 者 や机 上 論 者 で あっ て は な り ま せ ん 。 ま た 、 何 か の 主 催 者 でもない。時 代 の流 れを感 じ取 り、常 に地 域 社 会 を意 識 する変 革 の 能 動 的 なリーダーでいたいのです。新 日 本 の再 建 を夢 に描 き立 ち上 が った先 達 の「創 始 の気 概 」を胸 に、英 知 と勇 気 と情 熱 を結 集 した J A Y C E E と し て受 け 継 い だ 刀 を 振 り か ざ し た いと 思 う の で す 。 【まちづくり】 多 くの先 人 達 がこの地 域 で様 々な活 動 を起 こし、今 の武 雄 を残 してくれました。 その恩 恵 を受 けながら、我 々は今 の生 活 ができています。しかし、人 口 減 少 と少 子 高 齢 化 の波 は社 会 の構 図 に大 きな変 化 を起 こしており、シルバー民 主 主 義 が到 来 しています。2005 年 を機 に死 亡 数 は出 生 数 を上 回 り、このまま人 口 が減 少 して いけば消 費 が減 少 し市 場 が縮 小 、それによって地 域 産 業 が衰 退 し、人 は仕 事 のあ る都 会 へ流 れ、地 方 は疲 弊 し過 疎 化 がさらに進 みます。若 者 の負 担 が増 すのは見 えていますが、今 まで頑 張 ってきた高 齢 者 の方 々の負 担 も今 よりさらに増 すと推 測 で き ま す 。 こ の ま ち 武 雄 も 人 口 の 2 4 %を 高 齢 者 が 占 め て お り 2 0 40 年 に は 3 5 % 程 度 に な る と 予 測 さ れ て い ます 。 ま た 出 生 は 合 計 特 殊 出 生 率 1 . 7 と 一 生 の 間 に 子 ど も を 生 む 数 は 2 を下 回 っ てい ま す 。 こ の こ と か ら 地 域 の 人 口 を増 や す 為 の ま ち づ く り は最 も大 切 で急 務 な問 題 です。この武 雄 (ちいき)を『子 どもを生 み育 てやすいまち』とす るには何 を提 案 し何 を具 現 化 するか。武 雄 (ちいき)という市 場 で仕 事 をしている 我 々 が 今 の 倍 の 1 0 万 人 に す る 町 づ く り を考 え 提 案 し な け れ ば な らな い の で はな い で しょうか。高 齢 者 の生 活 を守 る傍 らで若 者 の定 着 を図 ること。 子 育 てに優 しい行 政 や教 育 機 関 も必 要 です。特 に柔 軟 な発 想 や 智 慧 を出 し合 う「場 」が必 要 だと思 い ます。旧 弊 に固 執 せず、殻 を打 ち破 って因 習 から脱 皮 し、改 めるべきものは改 め、 画 期 的 な理 念 や意 識 ・価 値 観 ・行 動 態 様 などに見 直 しと変 革 が求 められていると 思 います。独 断 専 行 もある時 は構 いませんが、一 過 性 のまちづくりは大 きなリスクを 伴 うことは歴 史 が語 っています。多 くの市 民 が恩 恵 を受 けるようなまちづくりを次 世 代 へ繋 げなければなりません。希 望 のある明 るいまちづくりを進 めるために我 々若 者 が 行 動 し 実 践 し 、 明 るい 豊 かな 社 会 を 死 語 に さ せ て は 成 り ま せ ん 。 【ひとづくり】 「 人 間 」 と いう 文 字 は 人 の 間 と 書 く 。 人 と人 の間 ということは3人 以 上 いないと人 間 ではいられないということを示 している。 一 人 で は生 き て い けな い の で 極 め て社 会 的 な 生 き 物 と 言 え る 。 言 い換 え れ ば 社 会 が な けれ ば 存 在 で きな い こ と に な る 。 つ ま り生 か さ れ て い る の で あ る。 人 が 3 人 いれ ば コ ミ ュ ニテ ィ ーが 生 まれ る 。 最 初 の コ ミ ュニ テ ィー は 家 族 で あ り仲 間 であ る 。 そ こ か ら よ り 拡 く 深 く 人 と人 と が繋 が っ て 更 な るコ ミ ュ ニティ ー が 形 成 さ れ 、 そ の間 で 活 き て いく た め に は 何 が一 番 大 切 に な っ て く る の だろ うか 。 こ れ は 私 が 一 番 に取 り 組 ん でお き た い テ ー マで す 。 「 義 理 と人 情 と や せ 我 慢 」 と い う言 葉 が あ る 。 これ は 、義 理 と 人 情 を 果 た す た め に は や せ 我 慢 が と て も 大 切 と い う こと な の だ が、 仲 間 とい う言 葉 に 対 す る 意 味 深 い答 え だ と思 う 。 も ち ろ ん 、 や せ 我 慢 をし な さ い と 進 め て い る わけ で はな い 。 自 分 の た め を考 え る 前 に 、 ま ず は 他 人 へ の 義 理 と か 人 情 を 優 先 的 に考 え る こ と 。 他 人 を 立 て た り 、 他 人 を助 け た り 、 或 い は許 し たり 、 合 わ せ た り す る こ と は活 き る 自 分 に 不 可 欠 だ と思 う 。 そ のた め に や せ 我 慢 を す るこ と は 智 慧 と捉 え た い 。義 理 と は 人 の 心 に 応 え る 行 動 で あ り、 人 情 と は損 得 勘 定 をこ え た 関 係 に 存 在 す るが 、 W i nW i n を 求 め る 関 係 で はな い 。こ こ に 美 学 が あ る と感 じま す 。 他 人 を 優 先 す る事 で 自 分 は 苦 し い け れ ど も苦 い 顔 をせ ず 、 い い 結 果 へ の成 り 行 き を 見 守 る と い う日 本 人 の 文 化 と でも云 うべき犠 牲 の精 神 と行 動 に、どれだけ多 くの人 が扶 けられたでしょうか。元 来 、 日 本 人 が大 好 きな 義 理 人 情 の 話 、我 々 の周 り に は そ ん な シ ーン が少 な く な っ て き た よ う に 思 い ま す 。 傷 害 や殺 人 事 件 の 発 端 は 希 薄 な 人 間 関 係 が 浮 彫 に な る 事 が多 く 、 会 話 は 機 械 を 通 して 交 わ さ れ 、 目 を 見 て表 情 を 掴 んで 会 話 をす る 機 会 が 少 な く な り ま し た 。 会 社 の 懇 親 会 に 「 残 業 代 が 付 き ます か ? 」 と 聞 く 新 入 社 員 が い た と 聞 き ま す 。 人 の 行 動 に 関 心 が な い 。関 心 がな いから 意 見 がな い。 意 見 がな い から 会 話 が い らな い 。 し か し 、青 年 会 議 所 には 報 酬 で動 く 人 間 は い ま せ ん 。 です か ら 義 理 人 情 が 生 まれ る 世 界 で す。 自 分 と 関 わ り のあ る 全 て に 義 理 と 人 情 を 大 切 に し て 、 人 と 人 と の 繋 が り を 大 きな 力 に す る 。 こ こ は そ ん な 事 が 出 来 る 場 で す 。 そし て そ の 力 は 、 ど ん な 困 難 な こ とで も 具 現 化 さ せ る 源 にな りま す 。 最 終 的 な W i n W in の 関 係 に す る た め に 、 義 理 人 情 は これ から の 活 動 にお い ての キ ー ワー ド にな る と 確 信 し て い ま す 。 【 む す び に ~ 我 々は未 来 を 創 る~ 】 最 後 に 伝 え た い こと があ る 。 未 来 を 夢 見 る に は 、 明 る い 社 会 が 不 可 欠 だろう 。 明 る い 社 会 に な る に は、 夢 を 語 る 人 が 必 要 だろ う 。 夢 を 語 る に は 、人 を 語 れ る 人 が必 要 だろ う 。 人 を 語 る に は悲 し み も 苦 し み も 、 大 き な 笑 い声 も 必 要 だ ろう 。 大 き な 笑 い 声 は感 染 し 明 る い 希 望 の 声 を 生 み出 す だ ろ う 。 希 望 の 声 は 遥 か 遠 く の 未 来 を 見 据 え それ を 描 く 力 を持 つ だ ろう 。 同 士 よ 、 夢 は叶 え る も の 。 そ の 背 中 に 示 す 強 い信 念 で 多 く の 人 々 へ 訴 え 続 け よ う 。 その行 動 力 と、精 神 力 を仲 間 という人 財 で育 み、義 理 と人 情 で人 の和 を諮 り、や せ我 慢 の犠 牲 心 を持 って地 域 社 会 へ貢 献 する。 身 を 削 り 社 会 的 な 生 き物 よ 、 利 己 主 義 か ら 脱 皮 せ よ 。 共 に 造 る 明 る い 未 来 に向 か っ て ま た一 歩 、 歩 き 出 そ う 。 次 を背 負 う者 に笑 顔 でつなぎたい。 【基 本 方 針 】 ○義 理 人 情 ○ 我 と 向 き合 う 会 員 拡 大 ○産 み育 てやすい武 雄 (ちいき)を目 指 して ○ 誇 れ る武 雄 人 の創 出 ○ 地 域 を担 う 君 た ちへ ○ 誇 れ る ビジ ョ ン を 描 く 創 立 5 0 周 年 にむ け て 【義 理 人 情 】 私 はJC活 動 そのものが交 流 だと考 えます。 青 年 会 議 所 は 、 別 々の 環 境 の 人 間 が集 ま り、 意 見 を交 わ し 、 無 償 で ア クシ ョ ン を 起 こ す 場 所 で す 。 そ の活 動 を 行 う 為 に は 、 メン バー 一 人 ひと り が 歩 み 寄 り 、 心 を 通 わ せ る こ と で す 。 こ こ に は 「 義 理 人 情 」が 不 可 欠 で あ り 、 これ をな く し ては真 の 交 流 は 図 れ ま せ ん 。 私 達 一 人 ひと り は 同 じ では あ り ま せん 。 意 見 の 違 い や考 え方 の 違 い が あ り ま す 。 己 を 知 り 、相 手 を知 る こ と で そ の 違 い を理 解 し 、 そ れ を 前 提 に共 に 歩 む 事 で 大 き な 糧 に な ると 確 信 し ま す 。 【 我 と 向 き合 う 会 員 拡 大 】 ひとりでも地 域 活 動 は出 来 ます。当 然 、多 くの同 士 が集 まれば、ひとりでは不 可 能 だ っ た多 く の 事 が 実 現 で き る よ う に な る 。 今 一 度 、 我 に 問 い か け てみ て く だ さ い。 「 地 域 に 本 当 に J C (我 ) が 必 要 とさ れ て い る のか 」 会 員 拡 大 に は これ を すれ ば 必 ず 増 員 す る と いう 手 段 や 手 法 は あ り ませ ん 。 様 々 な 場 所 に自 ら出 向 き、人 と出 会 い、情 報 を集 め、地 道 に取 り組 むことが必 要 です。交 流 による人 財 の獲 得 や、異 業 多 種 の方 々との貴 重 な意 見 交 換 、自 分 自 身 が頼 れる 親 になることも含 めた人 間 形 成 の場 であり、全 員 が何 れかに参 加 して「必 要 とされ ているのか」を確 認 し、その答 えが次 の一 歩 になり会 員 拡 大 に繋 がります。また、会 員 拡 大 の 一 助 とな る た め に も W E B や メデ ィ アと 連 携 し て 各 事 業 の 報 告 を 発 信 し 、 広 く 市 民 へ 広 め る 事 で 青 年 会 議 所 の 魅 力 や認 知 度 向 上 を 図 り ま す。 【 産 み 育 て や す い 武 雄 (ち い き ) を 目 指 し て 】 あなたは自 分 の将 来 を描 くように、地 域 の将 来 を考 えていますか。貴 方 の周 りでの 地 域 の問 題 は良 い方 向 へと解 決 していますか。解 決 していないとしたらそれは誰 の 責 任 でしょう。首 長 や議 員 の責 任 でしょうか。いいえ、地 域 の将 来 を自 分 ごととして 考 え行 動 しない自 分 にも責 任 があるのではないでしょうか。そこで、我 々は地 域 の問 題 や 自 分 の 将 来 を 考 え る こ と が で き る 機 会 を創 り 、 自 分 事 と し て 描 い た 将 来 に 対 す る 希 望 や 、 地 域 の 声 を行 政 に 響 か せ ま す 。 また、「この武 雄 で夢 をかなえたい!」と思 えるまちづくりには歴 史 や文 化 とともに利 便 性 と産 業 が必 要 です。こうしたことは短 兵 急 に結 論 を出 すものではありませんが、 人 は何 かPRしようとする時 に目 印 となる旗 を持 ったりします。貴 方 は何 か旗 を 持 っ ていますか。その旗 は振 れますか。我 々は 「産 み育 てやすい環 境 、地 域 づくり」につ いて皆 さんの意 見 を繋 げた旗 を作 り、思 いきり大 きく振 って まちづくり事 業 を積 極 的 に行 います。 【 誇 れ る武 雄 人 の 創 出 】 青 年 会 議 所 とは、「大 いに個 人 の能 力 を磨 く場 」である。社 会 人 として、次 代 を 牽 引 す る 企 業 人 と し て 、 我 々 が 成 長 す る た めの 機 会 を 数 多 く 与 え てく れ る の が 素 晴 ら し い と こ ろで す 。 こ こ で は 、 L D ( リ ー ダ ーシ ッ プ・ デ ィ ベ ロッ プ メ ン ト ) や M D ( マ ネジ メ ン ト・ディベロップメント)、HD(ヒューマン・ディベロップメント)といったあらゆる運 動 を通 じ て 、 各 自 が 隠 さ れ た能 力 を 開 発 す る 「 ひ とづ く り」 を 行 っ て い ま す 。 「個 」の成 長 は企 業 においても組 織 においても欠 かせない重 要 な要 素 です。我 々は、 これまで日 々の運 動 を通 じて、間 接 的 に能 力 の向 上 を図 って参 りましたが、本 年 は メ ン バ ー が 一 年 を 通 じて 、 知 識 か ら 智 慧 に 発 想 に 、 個 々 の 人 間 力 のス キ ル ア ッ プ へ と 高 めら れ る よ う、 対 内 研 修 事 業 を 積 極 的 に行 い ま す 。 【 地 域 を担 う 君 た ちへ 】 2 人 に 1 人 が 「 自 分 は 人 並 み の 能 力 はな い 」 と言 い 、 3 人 に 1 人 が「 孤 独 を 感 じ る 」 と 言 う 。 5 人 に 3 人 が「 自 分 はダメ な 人 間 だ」 と 思 っ て いて 、 5 人 に 4 人 が 何 だ か疲 れ て い る 。 そ し て 、 5 人 に 3 人 が「自 分 が 参 加 し て も 社 会 は 変 わ らな い 」 と言 う 。 こ れ が 、 世 界 第 2 位 を誇 る 経 済 大 国 日 本 の、 明 日 を 担 う 高 校 生 た ちの 現 状 で す 。 高 校 生 だ けで はあ り ませ ん 。 100万 人 が心 の病 と診 断 され、 1 日 9 0 人 が 希 望 を 失 い、 自 殺 を し ま す 。 子 ど も た ち は 、 い ま 、 未 来 に 希 望 が持 て な い と、 絶 望 し か かっ て い ま す。 絶 望 と す ら 気 づ けな い時 代 か も しれ ま せ ん 。 そ れ は ま さ に我 々 大 人 の 責 任 であ り、 傍 観 し て い る こ と は あ っ て はな り ま せん 。 未 来 を 担 う 子 ど も たち に 我 々 の 背 中 を 示 し、 明 る い 希 望 で 満 た す 。 そ ん な 一 条 の 光 と な る の が我 々 責 任 世 代 の 大 人 で す 。我 々 の 愛 す る 地 域 と 人 を 、 そ し て 1 0 年 後 の 未 来 を担 う 次 世 代 が 、 よ り 素 晴 ら し い 社 会 で 生 活 で き る よ う 積 極 的 に 青 少 年 育 成 事 業 を行 い ま す 。 【 誇 れ る背 中 を描 く 創 立 5 0 周 年 にむ け て 】 本 年 度 は創 立 4 9 年 目 に あ た り ま す 。 来 る 創 立 50 周 年 に向 け 動 き出 す に は 我 々 の 目 指 す べ き 姿 を 皆 の目 標 と し て 確 実 な も のに す る 必 要 が あ り ま す 。何 の た め に 所 属 し て い る の か 原 点 に立 ち 還 り 、 何 を す べ きな の か 確 認 し 、 創 立 50 周 年 で 個 の 集 ま り が 何 を発 表 で き るか 真 剣 に 考 え ねば な りま せ ん 。 時 代 は 目 まぐ るし く 変 化 し 1 0 年 ひ と 昔 と 括 れ ば 、 ひ と昔 前 と 今 は どう 違 う の で しょ う 。 物 質 的 な 変 化 はあ っ て も 人 間 の 精 神 的 な 向 上 心 が同 じ な ら 、 明 日 寄 せ る 波 も 1 0 年 先 の 波 も 本 質 は 同 じ だ ろう と 思 います。私 たちは説 得 力 のある組 織 を構 築 するという気 概 を常 に持 ち続 け、傲 慢 に な る こ とな く 日 々 の活 動 が 社 会 的 に 必 要 と さ れ て い る の か 否 か とい う 検 証 と 実 行 を 繰 り 返 し 、 未 来 に向 け て 地 域 に仲 間 に次 世 代 に 誇 れ る 背 中 を 描 く 準 備 を 始 め ま す 。 次 の 5 0 年 も 必 要 と さ れ る た め に。
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