別紙のディスカッションテーマ - JFAEL 一般財団法人 会計教育研修機構

・収益認識が監査上の重要論点となる中で、一般的に想定される不正として押し込み販売が挙げられます。
押し込み販売が行われる理由(機会、動機、正当化)を考えたうえで、クライアントにおける押し込み販売の有無
1班
を発見するための監査手続と、もし発見した場合の対処方法を考えてください。
・海外を中心に監査法人のローテーションが進む中で、日本においても監査法人のローテーションの議論が始まって
います。監査法人のローテーションに関する是非と実効性について、どのように考えますか。
【テーマ】公認会計士制度について、以下の内容について論じなさい。
(設問1)
公認会計士の全体数を今後増やすべきか、減らすべきか。
A案:増やすべき
B案:減らすべき
2班
(設問2)
公認会計士試験について、より実務に直結する科目を導入するとの観点から、PC 操作や英語等の実務科目の追加を
行うべきか。
A案:追加すべき
B案:現状を維持すべき
【テーマ1】四半期レビュー制度
(設問)
四半期レビュー制度は必要か。必要でないとしたら、財務諸表の適正性の保証はどの頻度で、またどの程度の
保証
水準で行われることが適切か。投資家の立場・クライアントの立場・監査人の立場で考えなさい。
3班
【テーマ2】公認会計士の知名度
(設問)
公認会計士の知名度が低いのはなぜか。また、公認会計士の知名度を向上させるためにどのような対策をすべきか、
考えなさい。
【テーマ1】
財務諸表監査においては不正の摘発を一義的な目的とはしていないことから、監査が行われている会社においても経営
者や従業員による不正が発覚することがあります。
監査という語感からか、一般の財務諸表利用者においては監査により不正の摘発も行われているとの期待もあると考え
られますが、現状では財務諸表監査において警察のような強制捜査権はないことから、仮に不正の兆候が認識されたと
しても、不正の摘発に十分な手続きができず、結果として不正を見逃し財務諸表の利用者に損害を与えてしまうとの指
4班
摘もあります。
このような不正に対して利用者のニーズが高まる中で、監査人に強制捜査権を認めるべきかどうかについて論じなさい。
【テーマ2】
従来から、親会社の意のままになる子会社は粉飾などの不正に利用されることが多く、監査基準委員会報告等において
も、そのような子会社を使った粉飾などを発見するために、さまざまな監査手続が要求されています。
子会社を使った粉飾事例としてはどのようなものがあるか、また、それを防ぐ内部統制、監査手続について述べなさい。
第3回ディスカッションテーマ(P.1)
【テーマ1(独立性)】監査人のローテーション制度について
(設問)
A案:法人自体を交代すべき
B案:法人内でのローテーションとすべき
【テーマ2(独立性)】監査報酬をクライアントから受領するのではなく、全体でプールして各監査人に配分すべき。
5班
(設問)
A案:すべき
B案:すべきでない
【テーマ3(独立性)】上場準備中の A 社(監査クライアント)についての内部統制に関するアドバイスについて
(設問)
A案:業界の標準レベルでよい
B案:他社監査中に知り得た情報を利用して A 社にとって最適な内部統制のアドバイスを行うべき。
【テーマ1】公認会計士試験の難易度について
(設問)
A:高くするべき
B:そのままにすべき
6班
C:低くするべき
【テーマ2】ワークライフバランスについて
(設問)
A:会計士同士で結婚するべき
B:会計士同士で結婚すべきでない
【テーマ】日本は IFRS を完全適用すべきか
(設問)
7班
A:IFRS を完全適用すべき
B:IFRS を一部適用すべき
C:IFRS を適用しない
【テーマ】
報酬を非監査会社から直接受け取る現状の制度においては、公認会計士の独立性を完全には確保できない、という意見
8班
がある。そこで、監査人の報酬形態について考えなさい。
(設問)
A:公認会計士を公務員化すべきである
B:公認会計士を公務員化すべきでない
第3回ディスカッションテーマ(P.2)
【テーマ1】
あなたは株式会社 TOKIO の監査を担当する監査法人 AZ のチームメンバーの一員である。あなたは、会社担当者からとあ
る経理処理についての質問を受けた。会社担当者からは、口にはしないものの具体的な数値を示して欲しいという暗黙
のプレッシャーを感じている。
(設問)
あなたは、監査チームのメンバーとして適正な監査を行うにあたり、どのような対応をとることが望ましいのか議論し
なさい。
9班
【テーマ2】
過去、公認会計士法において 1 時間の最低報酬金額が定められていた。現在においては、当該規定は改正され、最低報
酬金額の定めはなく、一般的には、監査法人と会社の交渉によって報酬金額が決定される状況にある。監査報酬の金額
の如何によっては、監査にかけられる時間に大きな差が生じ、適正な監査の実行可能性にも影響を及ぼす可能性がある。
(設問)
監査報酬の最低金額保証についてAとBに分かれ、議論しなさい。
A:監査報酬として最低金額が保証されるべきである
B:監査報酬として最低金額が保証されるべきではない
【テーマ1】
インサイダー取引の防止のため、自己が監査に従事している会社の株式については、通常、監査法人等においてその保
有・売買を禁止されています。また、直接当該会社の監査に従事していなくとも、監査法人等の関与先である会社の株
式については、一定の所有制限が課せられていることがあります。一方、監査法人等の関与先の会社以外の株式所有・
売買については、特に制限されていないのが普通です。
上場会社の株式保有・売買について、A案・B案に分かれて論じなさい。
(設問)
A案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式についても、原則として保有・売買すべき
ではない
B案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式であれば、原則として保有・売買してもよい
【テーマ2】
残業代はどのような状況でも請求していいのか?なお、どの法人でも 36 協定が締結されており、労務関係の必要な法令
は遵守している。
(設問)
10 班
1.管理者から指示されない、自主的な調書整理行為、翌日の往査の予習は、残業請求するべきでしょうか?
2.管理者から指示された作業に関して、新人のあなたは経験者と比較して 2 倍以上の時間を要しました。当該時間に
ついては、全額残業代請求をするべきでしょうか?
3.ホワイトカラーエグゼンプションが国会で議論されています。監査法人の職員は残業代の対象とならないホワイト
カラーエグゼンプションの対象とするべきか、監査法人の職員としてのワークライフバランスの観点から述べなさい。
4.監査報酬が伸び悩む中、職員へ利益を還元することにも一定の制約がある。そのような中で、職員への待遇が、監
査事務所の品質管理に及ぼす影響を述べなさい。あなたが監査法人の経営者ならどのような報酬体系や福利厚生を
構築するべきか、考察して述べなさい。
【テーマ3】
守秘義務の解除はどこまで許されるのか。監査の過程で従業員や経営者の違法行為等が発見された場合、警察や監督官
庁に通知することは無条件に認められるか。
(設問)
1.守秘義務が求められる理由を論じよ
2.会社がその業務を行う上で、明らかに法令違反と認めらえる行為が発見された。当該行為は、マスコミに知られれ
ば、新聞報道などによりイメージダウンがされられない、製品の安全性の偽造、製品の性能評価の偽造であると認
められる。会社には独立した監査役、内部監査が設置されている。この場合の取りうる会計監査人の対応を守秘義
務解除の観点から論じよ。
第3回ディスカッションテーマ(P.3)
【テーマ1】監査人の交代について、A案・B案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A案:法人(監査法人)も定期的に交代するべきである
B案:業務執行社員・関与社員の交代で充分である
【テーマ2】
インサイダー取引の防止のため、自己が監査に従事している会社の株式については、通常、監査法人等においてその保
11 班
有・売買を禁止されています。また、直接当該会社の監査に従事していなくとも、監査法人等の関与先である会社の株
式については、一定の所有制限が課せられていることがあります。一方、監査法人等の関与先の会社以外の株式所有・
売買については、特に制限されていないのが普通です。
上場会社の株式保有・売買について、A案・B案に分かれて論じなさい。
(設問)
A案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式についても、原則として保有・売買すべき
ではない
B案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式であれば、原則として保有・売買してもよい
【テーマ1】公認会計士の身分について以下の案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A:公認会計士を公務員とすべきである
B:公認会計士を公務員とする必要はない
【テーマ2】会計監査における強制捜査権について
公認会計士監査においては、税務調査の反面調査や国税の査察と異なり、強制調査することが認められていません。こ
12 班
のことが、重要な虚偽記載や不正を見逃してしまう理由の一つとなっているといわれています。公認会計士監査におけ
る「経営者の作成した財務諸表が、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、企業の財政状態、経営成
績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているかどうかについて、監査人自らが入
手した監査証拠に基づいて判断した結果を意見として表明することである」という目的を達成するために、強制調査権
を認めるべきかどうかを考えなさい。
(設問)
A案:公認会計士監査においても強制調査権を認めるべきである
B案:公認会計士監査においては強制調査権を認める必要はない
【テーマ1】会計士受験科目に英語を入れることの是非について
グローバル化が進んでいる時代において、監査業務においても英語を使用する機会が増してきています。そこで、会計
士受験科目に英語を入れることの是非について、A 案と B 案の 2 つに分かれ、それぞれの立場から主張しなさい。
(設問)
A案:英語を受験科目に追加すべきである
B案:英語を受験科目に追加すべきでない
【テーマ2】公認会計士監査における強制調査権の付与について
13 班
公認会計士監査においては、税務調査の反面調査や国税の査察と異なり、強制調査することが認められていません。こ
のことが、重要な虚偽記載や不正を見逃してしまう理由の一つとなっているといわれています。公認会計士監査におけ
る「経営者の作成した財務諸表が、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、企業の財政状態、経営成
績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているかどうかについて、監査人自らが入
手した監査証拠に基づいて判断した結果を意見として表明することである」という目的を達成するために、強制調査権
を認めるべきかどうかを考えなさい。
(設問)
A案:公認会計士監査においても強制調査権を認めるべきである
B案:公認会計士監査においては強制調査権を認める必要はない
第3回ディスカッションテーマ(P.4)
【テーマ3】監査人のローテーションについて
監査人の独立性を担保するために、業務執行社員を一定年数でローテーションさせる仕組みがありますが、より独立性
を強化するために、監査法人ごと定期的に交代すべきという議論もされています。
そこで、A 案と B 案の 2 つに分かれ、それぞれの立場から主張しなさい。
(設問)
A案:法人(監査法人)も定期的に交代するべきである
B案:業務執行社員・関与社員の交代で充分である
【テーマ】
望ましいクライアントとのコミュニケーションの取り方、クライアントとの望ましい関係についてディスカッションす
14 班
ること。
(設問)
監査現場、メール、電話、SNS、飲み会等様々な場面を想定してディスカッションすること
【テーマ1】監査人の監査報酬
(設問)
A案:被監査会社から直接もらうべきである
B案:監査報酬は国からもらうべきである
【テーマ2】
監査人は、企業の実情を熟知している。そのような監査人が行うマネジメント・コンサルティング・サービス(MCS)
業務により、指導や助言を受けることについては、利害関係者にとっても好ましいとする見解がある一方、MCS業務
を行うことにより、監査人としての独立性や批判機能が弱くなり、監査の信頼性を損なうという見解があります。そこ
で、監査人の行うMCS業務について考えなさい。
(設問)
15 班
A案:会社を熟知した、会計の専門家である監査人から指導や助言を積極的に受けるべきである
B案:MCS業務は、監査人の独立性や批判機能を弱くし、監査の信頼関係を損ねるおそれがあるため監査人
からは受けるべきではない
【テーマ3】
インサイダー取引の防止のため、自己が監査に従事している会社の株式については、通常、監査法人等においてその保
有・売買を禁止されています。また、直接当該会社の監査に従事していなくとも、監査法人等の関与先である会社の株
式については、一定の所有制限が課せられていることがあります。一方、監査法人等の関与先の会社以外の株式所有・
売買については、特に制限されていないのが普通です。
上場会社の株式保有・売買について、A案・B案に分かれて論じなさい。
(設問)
A案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式についても、原則として保有・売買すべきではない
B案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式であれば、原則として保有・売買してもよい
第3回ディスカッションテーマ(P.5)
【テーマ1】IFRS の適用について
(設問)
A案:IFRS を全面適用し、一本化すべきである
B案:IFRS は任意適用とし、コンバージェンスを図ることで十分である
【テーマ2】
16 班
会計の専門家として企業や企業環境を熟知した監査人に対し MCS 業務により指導や助言を行うことを認めることについ
ては、利害関係者にとっても好ましいとする意見がある一方で、MCS 業務を行うことにより監査人としての独立性や指導
機能が弱くなり、監査の信頼性が損なわれるという意見があります。そこで監査人が行う MCS 業務について以下の問い
に答えなさい。
(設問)
A案:会社を熟知した監査人がアドバイスを行うことで企業の発展に寄与することができるため、認めるべきである
B案:MCS 業務は、監査人の独立性や批判機能を弱め、監査に対する信頼性を弱めるおそれがあるため、認めるべき
ではない
【テーマ1】アドバイザリー業務の提供
監査クライアントにおいて、アドバイザリー業務を提供することについて、A 案、B 案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A案:アドバイザリー業務の提供は独立性を害する可能性が高いので行うべきではない
B案:クライアントを良く知っている会計士がアドバイザリー業務を提供することは、投資家のニーズにもマッチ
するため積極的に実施すべきである
【テーマ2】複数の会計基準の認容
現在、日本の上場企業において、日本基準、米国基準、国際財務報告基準(IFRS)が認められている。さらに、日本版
IFRS(JMES)導入の検討も進んでおり、複数の会計基準に基づき、有価証券報告書の作成が認められていることについ
17 班
て、A 案及び B 案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A案:複数の会計基準の適用を認めるべき
B案:複数の会計基準の適用を認めるべきではない
【テーマ 3】監査報酬の負担について
現在、監査報酬は監査対象会社から直接支払われているため、不適正意見や意見不表明といった対応を取り辛いという
意見がある。そのため、政府機関や証券取引所のような監督機関を設けて監査報酬を一括管理して各監査法人に振り分
けるべきという考えがある。上記のような考えについて A 案及び B 案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A案:監査報酬は監査クライアントから受け取るべき
B案:監査報酬は監督機関から受け取るべき
【テーマ1】
国際会計基準の適用について、現在任意適用を実施又は表明している企業が増えている。そこでわが国で国際会計基準
を適用する場合の適用方法について考えなさい。
(設問)
18 班
A:国際会計基準をそのまま適用する
B:必要に応じてカーブアウトした物を適用する
【テーマ2】
監査業務以外での公認会計士の社会的必要性について考えなさい
第3回ディスカッションテーマ(P.6)
【テーマ1】
インサイダー取引の防止のため、自己が監査に従事している会社の株式・リート・社債(以下、株式等)については、
通常、その保有・売買が禁止されています。また、直接当該会社の監査に従事していなくとも、監査法人等の関与先で
ある会社の株式等については、一定の保有・売買制限が課せられていることがあります。一方、全ての上場株式等の売
買を禁止している監査法人もあります。
そこで、上場株式等の保有・売買について、A案・B案に分かれて論じなさい。
(設問)
19 班
A案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場株式等であれば、原則として保有・売買してもよい
B案:全ての上場株式等についても、原則として保有・売買すべきではない。ただし、やむを得ない事由(相続等)
がある場合は、株式保有の届出によって保有を許容する
【テーマ2】
過去、大きな粉飾事件が発生するたびに粉飾を見抜けなかった監査法人・公認会計士への批判が多くなされています。
社会や市場の監査に対する過剰な期待と実際の監査人の実際の役割に差があること、すなわち監査法人・公認会計士の
役割が適切に認識されていないことが、いわゆる“期待ギャップ”を生じさせているとの意見があります。
そこで、監査法人・公認会計士の役割・知名度の向上のためにすべき施策を論じなさい。
【テーマ1】
監査人の交代について、A案・B案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A案:法人(監査法人)も定期的に交代するべきである
B案:業務執行社員・関与社員の交代で充分である
【テーマ2】
20 班
インサイダー取引の防止のため、自己が監査に従事している会社の株式については、通常、監査法人等においてその保
有・売買を禁止されています。また、直接当該会社の監査に従事していなくとも、監査法人等の関与先である会社の株
式については、一定の所有制限が課せられていることがあります。一方、監査法人等の関与先の会社以外の株式所有・
売買については、特に制限されていないのが普通です。
上場会社の株式保有・売買について、A案・B案に分かれて論じなさい。
(設問)
A案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式についても、原則として保有・売買すべきではない
B案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式であれば、原則として保有・売買してもよい
21 班
【テーマ】専門家業務の領域
J1でチャージ可能な残業として認められる業務の範囲はどこまでか。
【テーマ】
・人と仲良くなる方法についてディスカッションする(友達、法人内、クライアント)
22 班
・各法人の特徴分析
・業界分析(各人の担当した会社の業界における特徴やリスクに関してのディスカッション)
・IFRS のメリット・デメリット
第3回ディスカッションテーマ(P.7)
【テーマ1(監査・会計)】公認会計士としてのキャリア形成について
通常、監査法人等に勤務すると、クライアントを軸としたジョブ・アサインメントによりキャリアを積むこととなるが、
アサインメントのパターンは大局的に、以下の2つのケースに大別できると言われている。
<ケース1>
大規模のクライアントを軸としたアサインメントとなり、結果的に少数のクライアントに対する業務に従事するこ
ととなる。
<ケース2>
中小規模のクライアントを軸として多数の企業の監査等に従事し、結果的に多数のクライアントに対する業務に
従事することとなる。
そこで、A 案・
B 案に分かれて、いずれが会計士のキャリア形成に望ましいものなのかを論じなさい。
(設問)
23 班
A案:(ケース1)の方が会計士のキャリア形成に望ましい
B案:(ケース2)の方が会計士のキャリア形成に望ましい
【テーマ2(監査)】監査調書の品質管理について
近年、往査先でのブロードバンド環境の変化や、監査作業の効率化に向けて、監査調書の電子化が進んできている。一
方、監査調書の電子化が進んだとはいえ、いまだに監査現場にはいまだ紙の資料があふれていて、上位者のレビューも
紙で実施されているケースもある。
そこで調書の電子化について A 案・B 案に分かれて論じなさい。
(設問)
A案:出来るだけ多くの調書を電子化することが望ましい
B案:調書の電子化を強制しないことが望ましい
【テーマ1】上場会社の株式保有について
インサイダー取引の防止のため、自己が監査に従事している会社の株式については、通常、監査法人等においてその保
有・売買を禁止されています。また、直接当該会社の監査に従事していなくとも、監査法人等の関与先である会社の株
式については、一定の所有制限が課せられていることがあります。一方、監査法人等の関与先の会社以外の株式所有・
売買については、特に制限されていないのが普通です。
上場会社の株式保有・売買について、A案・B案に分かれて論じなさい。
(設問)
A案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式についても、原則として保有・売買すべきではない
B案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式であれば、原則として保有・売買してもよい
24 班
【テーマ2】監査人の行う MCS 業務について
監査人は、企業の実情を熟知している。そのような監査人が行うマネジメント・コンサルティング・サービス(MCS)
業務により、指導や助言を受けることについては、利害関係者にとっても好ましいとする見解がある一方、MCS業務
を行うことにより、監査人としての独立性や批判機能が弱くなり、監査の信頼性を損なうという見解があります。そこ
で、監査人の行うMCS業務について考えなさい。
(設問)
A案:会社を熟知した、会計の専門家である監査人から指導や助言を積極的に受けるべきである
B案:MCS業務は、監査人の独立性や批判機能を弱くし、監査の信頼関係を損ねるおそれがあるため監査人からは
受けるべきではない。
第3回ディスカッションテーマ(P.8)
【テーマ1】監査人の行う MCS 業務について
監査人は、企業の実情を熟知している。そのような監査人が行うマネジメント・コンサルティング・サービス(MCS)
業務により、指導や助言を受けることについては、利害関係者にとっても好ましいとする見解がある一方、MCS業務
を行うことにより、監査人としての独立性や批判機能が弱くなり、監査の信頼性を損なうという見解があります。そこ
で、監査人の行うMCS業務について考えなさい。
(設問)
A案:会社を熟知した、会計の専門家である監査人から指導や助言を積極的に受けるべきである
B案:MCS業務は、監査人の独立性や批判機能を弱くし、監査の信頼関係を損ねるおそれがあるため監査人からは
受けるべきではない。
25 班
【テーマ2】
公認会計士監査においては、税務調査の反面調査や国税の査察と異なり、強制調査することが認められていません。こ
のことが、重要な虚偽記載や不正を見逃してしまう理由の一つとなっているといわれています。公認会計士監査におけ
る「経営者の作成した財務諸表が、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、企業の財政状態、経営成
績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているかどうかについて、監査人自らが入
手した監査証拠に基づいて判断した結果を意見として表明することである」という目的を達成するために、強制調査権
を認めるべきかどうかを考えなさい。
(設問)
A案:公認会計士監査においても強制調査権を認めるべきである
B案:公認会計士監査においては強制調査権を認める必要はない。
【テーマ1】
監査報酬の受取りについて、A 案・B 案・C 案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A:クライアント先から受け取る
B:日本公認会計士協会が管理し配分する
26 班
C:監査法人を公務員化する
【テーマ2】
IFRS を日本で強制適用すべきか、A 案・B 案・C 案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A:強制適用すべきである。
B:強制適用すべきでない。
27 班
28 班
【テーマ】期末監査手続
実査・立会・確認の目的と手続実施上の留意点を述べてください。
【テーマ】監査人の独立性について
監査法人(個人の会計士)の事業範囲はどこまで許されるか。
【テーマ1】大手監査法人と中小監査法人の違いについて
法人の規模だけでなく、クライアントの規模、担当業務の内容、仕事の幅、人間関係等、様々な違いがある。そこで、
大手監査法人と中小監査法人のメリット・デメリットについて考えたい。
29 班
【テーマ2】会計基準の一本化について
・のれんは償却すべきか
・会計方針・処理の選択の必要性(減価償却方法・有価証券の評価方法)
第3回ディスカッションテーマ(P.9)
【テーマ1】監査人の交代について
監査法人のローテーションは導入すべきか
(設問)
A:導入すべき
B:導入すべきでない(具体的な独立性の担保はどう考えるか)
30 班
【テーマ2】IFRS の適用について
IFRS は日本に強制適用すべきか
(設問)
A:強制適用すべき
B:強制適用すべきでない
【テーマ1】
監査人の独立性の確保のための規則として、会計士または監査法人の社員のローテーションが求められている。
監査人のローテーションルールについて以下の議論をしなさい。
(設問)
公認会計士または監査法人のローテーションのみならず、監査法人(事務所)にもローテーションルールを適用するこ
とに賛成か反対か。各班で「賛成」「反対」を選んだうえで、なぜそのような答えになったか、監査法人(事務所)の
ローテーションルールを適用することによる影響を踏まえて述べなさい。
【テーマ2】
31 班
投資家のための開示情報としての観点で、以下を論じなさい。
(設問1)
「IFRS アドプション」、「コンバージェンス一本化」、「日本基準」と「J-IFRS(JMIS)」について、投資家にとって
有用な情報はどれか論じなさい。
(設問2)
会社法監査と金商法監査に関して、以下を議論しなさい。
・両者の違いについて
・両者を一本化することの是非
・両者を一本化することによるメリット、デメリット
第3回ディスカッションテーマ(P.10)
【テーマ1】魅力ある仕事づくり
公認会計士は、アカウンティングやファイナンスといった専門領域の知識を活かすことによって、会計コンサルティン
グ、税務コンサルティング、M&A、財務 DD、バリュエーションといった企業経営を外から支援する業務、さらには、企業
側でその専門性を活かし CEO,CFO として活躍する人材も多数出てきています。
その一方で、最も多くの会計士が関与する会計監査業務においては、求められる品質レベルの高まりや監査報酬の逓減
化傾向を背景に、監査業務に対する魅力が低下しているのではないかと議論されるようになっています。
(設問
そこで最も多くの会計士が関与する会計監査業務をいかに魅力ある仕事とするかについて議論してください。その際、
魅力ある仕事という観点から以下の点について議論してください。
①現状の会計監査業務になにか課題はあるのか、あるとすればどのような課題があるのか、
②その課題をどのようにすれば解決すればよいか
【テーマ2】
財務諸表監査は監査対象である財務諸表が適正に作成されているかどうかについて、その作成者であるクライアントか
ら独立した監査人が、会計・監査の専門家として意見表明することを目的として行われます。意見を表明するにあたっ
て独立した監査人により判断が行われることが、監査意見に対する利用者の信頼の基礎となっています。したがって、
32 班
監査人の独立性に疑問がもたれるようなことがあれば、監査に対する信頼は失われることになります。
(設問)
1)独立性を阻害する要因とはどのようなものが考えられますか?また、独立性を維持するために必要な行動、
指針とはどのようなものだと考えますか?
2)公認会計士は監査において、公正不偏の態度を保持することが求められ、独立の立場を保持すべきですが、
ときにはクライアントから以下のようなことを言われることがあります。
①「報酬を払っているのはこちらだから、こちらに有利になるように判断してください。そうでないと、今後は
報酬アップに応じませんよ。」(報酬がダウンするとあなたの給料が下がります。)
②「不適正意見を出されてしまうと、会社が倒産して何千人もの社員とその家族が路頭に迷ってしまいます。
勘弁してください。」
③「個人的なミスが露見すると、ミスをとがめられて減給か降格になってしまいます。次回に修正しますから
上司に黙っていてもらえませんか?」
④「期末監査のお礼に今度飲みに行きませんか?今後のお世話になる意味を込めて、費用はこちらで持ちます
ので、いかがですか?」
⑤「あなたの指摘した問題点は、前年度にあなたの先輩に認めてもらった処理ですよ。あなたは、それを否定
するのですか。」
それぞれの場合において、あなたならどのような対応をとりますか?
そのようなことを言われても困らないように制度の改正等をどうすればいいでしょうか?
【テーマ1】公認会計士試験の受験者数について
近年の公認会計士試験受験者数の減少に関連して、受験者数が減少した要因や監査業界に与える影響等を議論したうえ
で、受験者数の増加施策とその効果について議論しなさい。
33 班
【テーマ2】会計基準等に明示されていない事象や状況への対応について
監査業務を実施していく上で、会計基準等に明確な取り扱いが明示されていない事象や状況に直面し、監査チーム内に
おける結論の形成やクライアントとの協議において、困難な状況となる場合が考えられます。
このような状況において、監査人はどのように対応すべきかについて議論しなさい。
なお、議論に先立って具体的な事例を各自事前に考えてくること(所属会計事務所の事例集等を参考にすることも認め
るが、守秘義務に抵触しないよう、参照方法に留意すること)。
第3回ディスカッションテーマ(P.11)
【テーマ】
会計監査人の交代については、現状様々な議論(欧州の監査法人ローテーション等)がなされている。他方で会計監査
人の交代についてはメリット、デメリットも存在すると考えられている。
(設問1)
34 班
会計監査人の交代についてメリット、デメリットを述べなさい。
(設問2)
各班で、以下の A 案、B 案どちらかを支持するか理由とともに述べなさい。
A案:法人(監査法人)も定期的に交代するべきである
B案:業務執行社員・関与社員の交代で充分である。
【テーマ1】守秘義務の解除
循環取引のおそれが高い場合において、取引の対象となった仕入先や販売先の監査を担当する会計監査人についても監
査人同士の情報共有の観点から、守秘義務解除の対象とするべきか。
35 班
【テーマ2】わが国での IFRS 導入について
IFRS、USGAAP など、適用範囲の広い会計基準を適用した財務諸表監査を作成している場合、J-GAAP 準拠の財務諸表の作
成を不要とするか否か。
【テーマ1】
企業の相次ぐ粉飾事例等により監査法人・公認会計士の社会的責任は高まる一方であるとともに、利害関係者からの監
査人に対する期待も拡充の一途を辿っています。私たちを取り巻く環境が劇的に変化する中、監査を受ける会社と監査
法人・公認会計士との関係については、常に注目を集め、論議がなされています。
(設問)
A案:利害関係者は、企業の不正や粉飾がないことを証明して貰えることを期待していると考え、監査において不正
や粉飾がないことを証明すべきである
B案:監査はあくまで重要な虚偽表示がないことを証明することにあるので、企業の重要な虚偽表示に繋がらない
不正や粉飾まで深く検証する必要がないことを利害関係者に周知すべきである
【テーマ2】
あなたが監査で関与している企業(3月決算)の経理部長から、以下のような相談を受けました。
36 班
「先生、昨年まで計算書類等を作成した担当者が3月末で退職してしまい、経理部に計算書類を作成できる者がいませ
ん。前任から組替表などの引継もうけていないので、私ももう何十年も計算書類は作成していないので、急に作れとい
われても・・・今年だけでいいので、先生、計算書類一式作成してもらえませんか。」
(設問)
A案:作成できる者がいないと、監査報告書も出せないので作成してあげる
※この場合、問題となる事項は何か併せて考えなさい。
B案:作成責任は会社にあるので作成依頼は断る
※この場合、実際にはどういった対応をとるべきか併せて考えなさい。
【テーマ3】公認会計士受験生の減少について
公認会計士は、監査業界のみならず経済社会の幅広い分野で活躍することが期待されています。しかしながら、近年は
公認会計士試験合格者の就職難が報じられ、公認会計士試験受験者が減少傾向にあると言われます。
公認会計士受験生をもっと増やすためには、どういったことを行えばよいのか考えなさい。
第3回ディスカッションテーマ(P.12)
【テーマ1】
監査人とクライアントの間での贈答、接待に関しては「倫理規則」第 26 条、「独立性に関する指針(平成 26 年 4 月 16
日改正)」230 項などで規定されている通り、一定の範囲内で認められています。一方、接待等は、監査人の外観的独立
性を害するとの考えから一切禁止すべきであるという意見もあります。
あなたは、接待等に関して一定程度認めるべきと考えますか?もしくは一切禁止すべきと考えますか?
【テーマ2】
現在の公認会計士試験は、受験資格に関して制限はありません。そのため多様な受験者が集まることが期待されていま
す。現在の公認会計士試験制度以前においては一定の学歴(大卒等など)を必要とする受験制限がありました。
37 班
あなたは公認会計士試験の受験資格に関し、一定の制限を設けるべきだと考えますか?もしくは受験資格に制限は不要
だと考えますか?
【テーマ3】
現在、日本の上場企業には、日本の会計基準、米国基準、IFRS と 3 つの会計基準の適用が認められています。IFRS に関
しては任意適用とされており、日本証券取引所では 38 社が適用済みであり、37 社が適用予定です(平成 27 年 4 月)。
共通の会計基準を適用することは、比較可能性を高め、企業においても管理の効率性が言われます。そのため一部にお
いては全ての企業に IFRS を適用した方がよいという意見もあります。一方、IFRS を適用することは企業にコスト増をも
めることとなり反対する意見もあります。
あなたは、全ての企業に IFRS を適用することに賛成ですか?それとも反対ですか?
【テーマ1】公認会計士試験について
公認会計士試験は、受験者・合格者ともに減少傾向が続いている。この状況を改善する案として、合格者を増やす一方
で、相当な経験を積まないと上場企業の監査など専門性の高い分野の業務を実施できないとする二段階の仕組みを検討
する声も聞かれる。この点をふまえ、次のそれぞれの立場からディスカッションしなさい。また、それぞれの立場から、
公認会計士の魅力を向上させるための方法についても言及すること。
(設問)
A:試験の合格率はこれまで通りとするべきである
38 班
B:試験の合格率を上げるべきである
【テーマ2】監査報告書について
法定の監査報告書は定型文が定められており、無限定適正意見の会社に対しては、すべてほぼ同じ文言の報告書が提出
される。この点について、次のそれぞれの立場からディスカッションしなさい
(設問)
A:法定監査における監査報告書は定形であるべきである
B:同じ無限定適正意見であっても企業の内情は様々であり、定形の監査報告書では投資家にとって有用な情報とは
ならない。
第3回ディスカッションテーマ(P.13)
【テーマ1】公認会計士を公務員とすべきか、監査法人を公的機関とすべきか。
公認会計士が企業の監査に従事する場合、独立性の確保が必須であり、企業に対して常に公正不偏の態度で向き合う必
要があります。一方で公認会計士が提供する業務に対して、その報酬を支払うのは監査される立場である企業自身であ
るという状況もあります。ここで、報酬を企業からもらうという状況で、企業の依頼や要請を常に公正な態度で判断し
ていくことができるのかどうかという問題があります。そこで、A案・B案に分かれて議論しなさい。
議論に際しては、「公認会計士の仕事の公共性」・「公認会計士の業務範囲(監査以外の業務等)」・「財源」等につ
いても、議論しなさい。
(設問)
A案:公認会計士を公務員とするべきである
B案:公認会計士を公務員とすることには、問題がある
【テーマ2】国(日本)の監査を、監査法人が請け負うことに、どのような長所及び短所があると考えられるか。
会計検査院は、国の収入支出の決算、政府関係機関・独立行政法人等の会計、国が補助金等の財政援助を与えているも
のの会計などの検査を行う憲法上の独立した機関です。会計検査院は、国会及び裁判所に属さず、内閣からも独立した
39 班
憲法上の機関として、国や法律で定められた機関の会計を検査し、会計経理が正しく行われるように監督する職責を果
たしています。検査の対象は、国のほか、国が出資している団体や国が補助金などの財政援助を与えている都道府県、
市町村、各種団体も対象となります。
会計検査院は、検査の結果を報告書等として明らかにします。この報告書等には、1 年間の検査結果をまとめた決算検査
報告(単に「検査報告」という場合もあります。) のほかに、特に必要がある場合に国会及び内閣に対して随時に行う報
告 (「随時報告」といいます。) や、国会からの検査要請事項について検査した結果の報告があります。これらのほか、
検査の進行に伴い、会計経理に関し法令に違反し又は不当であると認める事項がある場合には、直ちに、本属長官又は
関係者に対し当該会計経理について意見を表示し又は適宜の処置を要求し及びその後の経理について是正改善の処置を
させることができることになっています。また、検査の結果、法令、制度又は行政に関し改善を必要とする事項がある
と認めるときは、主務官庁その他の責任者に意見を表示し又は改善の処置を要求することができることになっています。
これらの事項についても、このホームページで公表しています。
以上、以下の会計検査院のウェブサイト(http://www.jbaudit.go.jp/)より。
本件について、A案・B案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A案:日本に対する検査(又は監査)は、現在の方式で最善であり、問題ない[肯定的、支持的意見]
B案:日本の検査(又は監査)に従事する者を、広げるべきである[批判的、改善的意見]
【テーマ1】金商法監査を受けている会社が、会社法監査を受ける必要があるか。
(設問)
A:会社法監査を受ける必要がある
B:会社法監査を受ける必要はない
40 班
【テーマ2】監査報酬を法定で固定すべきかどうか。
(設問)
A:法定で固定すべき
B:法定で固定すべきでない
【テーマ1】粉飾決算について
各自、実際の粉飾事例を挙げて、問題点と会計士としてどう対応すべきであったか述べよ。
41 班
【テーマ2】監査の国際化への対応
監査法人のローテーション制度導入はわが国監査制度の充実、国際化に資するか。あなたの意見を理由とともに述べなさい。
第3回ディスカッションテーマ(P.14)
【テーマ1】財務諸表監査での強制調査権について
※「強制調査権」は、被監査会社への強制調査権のみを意味し、被監査会社への取引先への強制調査権は含まない。
(設問)
A案:財務諸表監査には、現行制度同様に、強制調査権は不要である
B案:財務諸表監査には、強制調査権が必要である
【テーマ2】
42 班
あなた達チームは、ソフトバンク株式会社(以下、SB)の買収を検討している会社から、SB の事業価値算定の依頼を受
けました。そこで、SB の事業価値を算定すると共に、どのような手法(複数)を用いて算定したのか、その算定方法を
説明しなさい。
※ディスカッション当日は、ソフトバンク株式会社の直近本決算の有報記載の連結貸借対照表と連結損益計算書しか配
布しません。そのため、それ以外に必要なものがあれば、各自用意して講義に望んでください。
【テーマ3】
公認会計士として保持すべき独立性に関連して、企業内会計士(経理担当)はどのような独立性を保持すべきか、説明
しなさい。
【テーマ1】
監査報酬は被監査会社から直接支払われています。これに対して、監査報酬を一括管理する機関を設け、当該機関から
各監査人に振り分けるべきという考え方があります。これについて、A案・B案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A案:監査報酬は、被監査会社から直接受け取るべきである
札幌
支所
B案:監査報酬は、一括管理する機関を設け、当該機関から受け取るべきである
【テーマ2】
監査人は、被監査会社から指導・助言を求められることがあります。これについて、A案・B案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A案:監査人は、被監査会社からの指導・助言に積極的に関与すべきである
B案:監査人は、被監査会社からの指導・助言に積極的に関与すべきではない
【テーマ1】
あなたが監査で関与している企業(3月決算)の経理部長から、以下のような相談を受けました。「先生、昨年まで計
算書類等を作成した担当者が3月末で退職してしまい、経理部に計算書類を作成できる者がいません。前任から組替表
などの引継もうけていないので、私ももう何十年も計算書類は作成していないので、急に作れといわれても・・・今年
だけでいいので、先生、計算書類一式作成してもらえませんか。」
(設問)
仙台
支所
A案:作成できる者がいないと、監査報告書も出せないので作成してあげる
※この場合、問題となる事項は何か併せて考えなさい。
B案:作成責任は会社にあるので作成依頼は断る
※この場合、実際にはどういった対応をとるべきか併せて考えなさい。
【テーマ2】
公認会計士は、監査業界のみならず経済社会の幅広い分野で活躍することが期待されています。しかしながら、近年は
公認会計士試験合格者の就職難が報じられ、公認会計士試験受験者が減少傾向にあると言われます。公認会計士受験生
をもっと増やすためには、どういったことを行えばよいのか考えなさい。
第3回ディスカッションテーマ(P.15)
<東京 42 班と合同で実施>
【テーマ1】財務諸表監査での強制調査権について
※「強制調査権」は、被監査会社への強制調査権のみを意味し、被監査会社への取引先への強制調査権は含まない。
(設問)
A案:財務諸表監査には、現行制度同様に、強制調査権は不要である
B案:財務諸表監査には、強制調査権が必要である
長野
支所
【テーマ2】
あなた達チームは、ソフトバンク株式会社(以下、SB)の買収を検討している会社から、SB の事業価値算定の依頼を受
けました。そこで、SB の事業価値を算定すると共に、どのような手法(複数)を用いて算定したのか、その算定方法を
説明しなさい。
※ディスカッション当日は、ソフトバンク株式会社の直近本決算の有報記載の連結貸借対照表と連結損益計算書しか配
布しません。そのため、それ以外に必要なものがあれば、各自用意して講義に望んでください。
【テーマ3】
公認会計士として保持すべき独立性に関連して、企業内会計士(経理担当)はどのような独立性を保持すべきか、説明
しなさい。
【テーマ1】
インサイダー取引の防止のため、自己が監査に従事している会社の株式については、通常、監査法人等においてその保
有・売買を禁止されています。また、直接当該会社の監査に従事していなくとも、監査法人等の関与先である会社の株
式については、一定の所有制限が課せられていることがあります。一方、監査法人等の関与先の会社以外の株式所有・
売買については、特に制限されていないのが普通です。
上場会社の株式保有・売買について、A案・B案に分かれて論じなさい。
新潟
支所
(設問)
A案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式についても、原則として保有・売買すべきではない
B案:自己が所属している監査法人等の関与先以外の上場会社の株式であれば、原則として保有・売買してもよい
【テーマ2】
監査人の交代について、A案・B案に分かれて議論しなさい。
(設問)
A案:法人(監査法人)も定期的に交代するべきである
B案:業務執行社員・関与社員の交代で充分である
静岡
支所
【テーマ】補習所をより良くするためにはどうすればいいか
先輩に指導を受けた体験を共有する。また、その体験に関して原因や解決策をディスカッションする。
【テーマ1】
<フリーディスカッション>
あなたが監査で関与している企業(3 月決算)の経理部長から、以下のような相談を受けました。
金沢
支所
「先生、昨年まで計算書類等を作成した担当者が 3 月末で退職してしまい、経理部に計算書類を作成できる者がいませ
ん。前任から組替表などの引継もうけていないので、私ももう何十年も計算書類は作成していないので、急に作れとい
われても・・・今年だけでいいので、先生、計算書類一式作成してもらえませんか。」
【テーマ2】
企業内会計士として生きるか、監査法人に所属する会計士として生きるか。それぞれの立場に分かれて議論しなさい。
第3回ディスカッションテーマ(P.16)
<東京 42 班と合同で実施>
【テーマ1】
財務諸表監査での監査報酬について、A 案・B 案に分かれて議論しなさい。
A案:監査報酬は、現行制度同様に、被監査会社が支払うべきである。
B案:監査報酬は、被監査会社以外(国や取引所を想定)が支払うべきである。
【テーマ2】
広島
支所
夏期宿泊研修の「会計 201 連結財務諸表作成演習」で想定する企業(山田㈱)について、A 案・B 案に分かれて議論し
なさい。
A案:IFRS 導入すべきである。
B案:IFRS 導入すべきでない。
※「会計 201 連結財務諸表作成演習」のテキストを持参すること。
【テーマ3】
会計士のビジネス領域について、現行明らかなになっている業務以外に考えられる業務を列挙するとともに、その業務
を事業化するにあたって留意すべき事項を説明しなさい。
【テーマ1】財務諸表監査での強制調査権について
※「強制調査権」は、被監査会社への強制調査権のみを意味し、被監査会社への取引先への強制調査権は含まない。
(設問)
A案:財務諸表監査には、現行制度同様に、強制調査権は不要である
B案:財務諸表監査には、強制調査権が必要である
【テーマ2】
高松
支所
あなた達チームは、ソフトバンク株式会社(以下、SB)の買収を検討している会社から、SB の事業価値算定の依頼を受
けました。そこで、SB の事業価値を算定すると共に、どのような手法(複数)を用いて算定したのか、その算定方法を
説明しなさい。
※ディスカッション当日は、ソフトバンク株式会社の直近本決算の有報記載の連結貸借対照表と連結損益計算書しか配
布しません。そのため、それ以外に必要なものがあれば、各自用意して講義に望んでください。
【テーマ3】
公認会計士として保持すべき独立性に関連して、企業内会計士(経理担当)はどのような独立性を保持すべきか、説明
しなさい。
第3回ディスカッションテーマ(P.17)