対処すべき課題 1 中期経営計画 全世界の コマツグループ社員、販売代理店および協力企業など パートナーの皆さんと力を合わせ、お客様の現場をお客様とともに革新し、 新しい価値を創造するイノベーションを提供することで、コアビジネスである 建設・鉱山機械事業、産業機械事業での成長を目指します。 2 中期経営計画の経営目標 財 務 指 標 2015年度(最終)目標 売上高営業利益率(全体) 18~20% 18~20% 0.3以下 安定配当: 30-50% ROE ネット・デット・エクイティ・レシオ 連結配当性向 前 提 条 件 売上高 23,000(±2,000)億円 2013年4月 発表 90~ 95円 / US$ 為 替 120~125円 / EUR 15.0~15.3円 / 元 3 経営環境の変化 経営環境は、計画策定時の想定から大きく乖離 円安が寄与した一方、建設・鉱山機械の需要は大幅減 (台) 主要7建機の需要推移 (台) 8,000 400,000 中計策定時の想定需要 中計策定時の想定需要 300,000 6,000 200,000 4,000 100,000 2,000 0 0 2009 2010 2011 2012 2013 (コマツ推定) 2014 2015 見通し 鉱山機械の需要推移 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 見通し (コマツ推定) 4 長期的な見通し 世界人口と都市化率 (億人) (%) 世界人口 都市化率(米国) 〃 (日本) 〃 (中国) 〃 (インド) 120 100 100 80 80 60 60 40 40 20 20 0 0 1950 1970 1990 2010 2030 2050 (年) (出典:国連資料) 5 長期的な見通し 世界人口、鉱物生産量と建設・鉱山機械需要 ※世界人口は人数、その他は1982年を100とした指数 (指数) 500 (億人) 120 世界人口 石炭生産量 400 100 建設機械需要 鉱山機械需要 80 300 60 200 40 100 20 0 0 1982 1985 1988 1991 1994 1997 2000 2003 2006 2009 2012 2015 2018(年) (国連資料・コマツ推定) 6 中期経営計画の重点活動項目 ①イノベーションによる成長戦略 ②既存事業の成長戦略 ③土台強化のための構造改革 7 中期経営計画の重点活動項目 ①イノベーションによる成長戦略 ②既存事業の成長戦略 ③土台強化のための構造改革 8 ①イノベーションによる成長戦略 コマツの強み 事業領域の拡大 ICT(情報通信技術) 主要コンポーネントの開発・生産技術 グローバルな販売・サービス網 フレキシブルな調達・生産体制 AHS 情報化施工 (スマートコンストラクション) ダントツソリューション ダントツ商品 ダントツサービス 成 長 戦 略 9 ①イノベーションによる成長戦略 CTO室 *CTO : 最高技術責任者 (Chief Technology Officer) 事業領域の拡大 中長期の技術戦略や研究方針を立案 産学連携・産産連携を推進 AHS 情報化施工 (スマートコンストラクション) ダントツソリューション ダントツ商品 ダントツサービス 成 長 戦 略 10 ICT建機を使ったソリューション事業 「スマートコンストラクション」を開始 ICT油圧ショベル「PC200i」 ICTブルドーザ「D61PXi」 11 今後の活動:ICT建機の商品系列の拡大とシステムの充実 サポート データ蓄積 高精度測量 3次元データ化 ICT施工 施工計画提案 変動要因調査 12 ①イノベーションによる成長戦略 無人ダンプトラック運行システム (AHS)の推進 鉱山機械のビッグデータ活用 においてGE社と提携 鉱山・プラント・貨物運行等の各種データ ビッグデータを 共有・解析 顧客の鉱山事業全体を最適化 鉱山で稼働する 超大型ダンプトラック 930E コマツとGE社が協力する ビッグデータ分析のイメージ *GE社:ゼネラル・エレクトリック・カンパニー社 13 ①イノベーションによる成長戦略 バッテリー式フォークリフト FE25-1 14 ①イノベーションによる成長戦略 革新的なサーボプレスや工作機械の販売拡大 主要コンポーネントの自社開発・生産 小型ACサーボプレス H1F200-2 省エネルギー ▲50% 3次元ファイバーレーザー加工機 TLH408K 加工時間 ▲25% コンパクト化 ▲20% 生産時間 ▲40% 生産性・稼働率を大幅に向上させた 小型ACサーボプレス H1F200-2 世界最高水準の高速・高精度加工を 実現した3次元ファイバーレーザー加工機 TLH408K 15 展示の場「コマツのイノベーション」 にてご覧ください。 中型ICT油圧ショベル PC200i-10 中型ICTブルドーザー D65PXi-18 バッテリー式フォークリフト FE30 16 中期経営計画の重点活動項目 ①イノベーションによる成長戦略 ②既存事業の成長戦略 ③土台強化のための構造改革 17 ②既存事業の成長戦略 バリューチェーンの拡大とKOMTRAXの活用 バリューチェーンの各段階における取り組み 商品開発 調達・ 生産 排出ガス規制 対応商品 ダントツ商品 販売 リテール ファイナンス 代理店網 サービス ・保守 循環事業 オペレーション 改善提案 レンタル 部品・ アタッチメント 中古車 リマン 18 ②既存事業の成長戦略 最新の排出ガス規制に 対応した油圧ショベル・ ダンプトラックなどを開発 新興国向け商品の企画・ 販売拡大 PC490LC-11 戦略部品やアタッチメント の拡充 リマン供給体制の強化 *リマン ⇒ コンポーネントの再生販売 HM300-5 19 ②既存事業の成長戦略 最新の排出ガス規制に 対応した油圧ショベル・ ダンプトラックなどを開発 バケット 新ハイブリッドツース 新興国向け商品の企画・ 販売拡大 戦略部品やアタッチメント の拡充 リマン供給体制の強化 履帯 エキセントリックリッパー *リマン ⇒ コンポーネントの再生販売 戦略部品とアタッチメント 20 ②既存事業の成長戦略 バリューチェーンの拡大とKOMTRAXの活用 バリューチェーンの各段階における取り組み 商品開発 調達・ 生産 排出ガス規制 対応商品 ダントツ商品 販売 リテール ファイナンス 代理店網 サービス ・保守 循環事業 オペレーション 改善提案 レンタル 部品・ アタッチメント 中古車 リマン 21 ②既存事業の成長戦略 バリューチェーンの拡大とKOMTRAXの活用 商品開発 調達・ 生産 排出ガス規制 対応商品 ダントツ商品 リテール ファイナンス 代理店網 オペレーション 改善提案 レンタル 部品・ アタッチメント 中古車 リマン 22 ②既存事業の成長戦略 KOMTRAX/KOMTRAX Plus : 機械稼働情報の見える化とビジネスへの活用を推進 KOMTRAX搭載車両の配車状況 全世界合計 約37.5万台(2015年3月末時点) 欧州 3.9万台 中国 11.1万台 北米 5.4万台 中南米 2.0万台 中近東 0.4万台 日本 10.3万台 アジア3.0万台 オセアニア 0.7万台 23 ②既存事業の成長戦略 バリューチェーンの拡大とKOMTRAXの活用 バリューチェーンの各段階における取り組み 商品開発 調達・ 生産 排出ガス規制 対応商品 ダントツ商品 販売 リテール ファイナンス 代理店網 サービス ・保守 循環事業 オペレーション 改善提案 レンタル 部品・ アタッチメント 中古車 リマン 24 ②既存事業の成長戦略 当社の代理店網 代理店網の強化 全世界需要台数の99%を カバー ‐新代理店の設立 ‐直営代理店の拡大 代理店のある国 代理店のない国 代理店の人材育成 に注力 国内代理店向けモデルトレーニングセンター (石川県小松市、2015年10月 開始予定) ‐トレーニングセンターの 設置 ‐固有技術・技能の伝承 25 中期経営計画の重点活動項目 ①イノベーションによる成長戦略 ②既存事業の成長戦略 ③土台強化のための構造改革 26 ③土台強化のための構造改革 適正な固定費水準を維持 積極的な原価改善を継続 成長とコストの分離 連結売上高・固定費の推移 (億円) 25,000 連結売上高 固定費 20,000 15,000 売上は倍増 10,000 固定費は横ばい 5,000 0 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 (見通し) 27 ③土台強化のための構造改革 電力使用量の削減と生産改革を推進 海外現地法人-国内工場の直結化により、部品在庫を適正化 電力削減目標と達成手段 120 100 100 省エネ 80 50 60 生産改革 40 創エネ 電力使用量と生産コストの削減 を推進(石川県 粟津工場) 20 0 2010 2015 28 ③土台強化のための構造改革 電力使用量の削減と生産改革を推進 海外現地法人-国内工場の直結化により、部品在庫を適正化 電力削減目標と達成手段 120 100 100 省エネ 80 50 60 生産改革 40 創エネ 20 0 関東補給センターの建屋内部 (栃木県 小山工場) 2010 2015 29 ③土台強化のための構造改革 グループ全体で原価改善プロジェクトを推進 2012年度⇒2015年度の原価水準と差異要因 2012年度 原価水準 仕事量減 2015年度 原価水準 原材料 価格変動 (見込み) 商品力向上 原価改善 コストアップ 要因 2012 コスト改善 要因 2015 30 第147期(2015年度)の連結業績見通し 区分 第147期(2015年度) 売上高 1兆8,800億円 5.0%減 営業利益 2,210億円 8.7%減 11.8% 0.4ポイント減 1,380億円 10.4%減 ROE 9.0% 1.6ポイント減 年間配当金 58円 増減なし 売上高営業利益率 当社株主に帰属する 当期純利益 前期比 31
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