就職活動体験記 − 後輩へのメッセージ

今年から、就職活動開始時期が後ろ倒しになり、来年度に卒業を予定する学生は、3 月から
いよいよ本格的に就職活動を行うことになります。そこで今回は、昨年に就職活動を行い来
月から社会人として働く 4 年生の学生 2 人に、就職活動の体験談を寄稿してもらいました。
就職活動体験記
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後輩へのメッセージ
現代政策学部
4年
谷口
就職活動と聞くと、一見辛く厳しいイメージを連想しがちですが、自分のことを知る良い機会だと思います。私が就活を
初めたのは 1 月下旬の合同企業説明会のときです。説明会には地方出身の方や留学生の方も多く参加されていて、まず膨大
な数に圧倒されました。
「多くのライバルがいる中で、内定を勝ち取ることができるのか」と不安になりました。いざ面接が
進むと、上手く話すことが出来ず、失敗ばかりしました。しかし、何度も面接するうちに徐々に慣れ、企業から内々定を頂
けるようになりました。そんな中で迎えた第一志望の企業の面接では、上手く話せたつもりでしたが、人事の方から熱意が
伝わらないと言われ、ショックを受けました。あまりにも悔しい思いをしたので、
一から自分のことを知り、本当にやりたいことは何だろうかと考えました。私は
好奇心旺盛で多趣味でしたので、それを活かして情報分野が集まる IT 企業を中心
に就活を再開し、今の企業に内定を頂くことが出来ました。就活をしてみてどん
なに辛くてもめげずに行動することが大切だと実感しました。一度断念すると、
せっかくのチャンスを逃すことになります。就職活動は自分と向き合う貴重な時
間ですので、是非大切して下さい。
現代政策学部
4年
嶋崎
私の就職活動は、笑顔と明るさのみで乗り越えたと言っても過言ではないくら
いで、楽しみました。私の場合、夏のインターンシップ参加によって就活に対す
る意欲が高まったことがよかったと思います。内定に直結する例は少ないと思い
ますが、同じ就活生との交流や会社の人たちと話すことで得ることが大きいと思
います。ただ、時間とお金の使い方では失敗もしました。1 日に何社も回る(試
験を受ける)人もいますが、決して他人とは比べず自分のペースで行うことが大
事だと思います。私は朝一で試験を受けて、同じ日に別の会社の試験を受けまし
たが、最初の試験で疲れてしまい、夕方まで時間が空いてしまうと、次の試験に集
中できなくなるというケースがありました。
入社決断の決め手は、社員の目が輝いているかどうか、社員の方がしっかり目
を見て挨拶してくれるかどうか、まずは会社のステータスより人間的な部分で尊
敬できると思える人が所属しているかどうかなどでした。こちらからは、遊びや
趣味のことでも学生時代に頑張ったことを本気で伝えられれば大丈夫です。面接
官の目を見て、言いたいことをはっきり伝えられるかが重要です。質問や答えを
暗記しない方がうまくいき、質問されたらその時に思った事をハキハキ話せれば
OK でした。姿勢を正しく、清潔感のある髪型で、明るくハキハキとが大切だと
思いました。
採用試験のときには他大学の学生ともコミュニケーションを取って情報交換したりすると、お互い緊張も解けてリラック
スできるので、良い方向に向かうと思います。私も春から新入社員として、明るく元気に、素直に、自信を持って「いっぱ
い稼ぐぞ」くらいの意欲を持って頑張りたいと思っています。