No.04 (2015/06/01発行)

自ら学ぶ力 ・ 共に生きる心 ・ 健やかな体 ・ 品格ある態度
青陵中だより
平成27年度 NO. 4 平成 27年 6月 1日 発行
URL https://pbvtamaedu.securesites.net/seiryo/
ご声援ありがとうございました
校長 笹森 肇
今年の体育祭は、天気に悩まされました。実施日の16日も予備日の19日も雨の予報。予報どおり16日は
朝から雨でした。雨が止むことは分かっていますが、それはいつなのか。その判断が難しく、延期とさせていた
だきました。平日開催になることを申し訳なく思い、決定をしてからも何度も空を見上げていました。そして、
19日も朝から雨でしたから、非常に難しかったです。結果的には、熱中症などの心配がいらず、砂ぼこりも立
たない素晴らしい状況の中で進行できました。平日とはいえ、予想以上に大勢の方々にご参観いただきました。
温かなご声援をいただき誠にありがとうございました。また、PTAの役員をはじめ、係の皆さまには大変お世
話になりました。重ねてお礼申し上げます。
行事は生徒一人一人が、そして、生徒たちが大きく成長する場です。今年も、生徒の一生懸命な姿、楽しんで
いる姿など、輝き、成長した姿を目にすることができ、大変うれしく感じました。
練習時間が少ないですから、動きの細かなところは十分ではないかもしれませんが、全体的な進行や生徒の動
き、競技の達成度は評価していただけるのではないでしょうか。例えば、「みんなでジャンプはこれまでの最高
記録だった。」や「学年種目は今までで一番うまくいった。」ということは、二面的な捉え方ができます。ひと
つは、練習の時にもっと皆で頑張っていれば、よりすごい結果が出せたという捉え方。もうひとつは、練習時間
が少ないから、本番の時はこれまでよりよい結果になりやすい。時間があればもっとうまくなる。とはいえ、本
番には強いと思い込んでいるし集中もする。どちらも、青陵中生の実態です。自分たちの課題と強みを理解し、
次の行事に活かしていってほしいです。
今回は、係生徒がゼッケンを着けて仕事をしていました。選手なのか、係なのか判断するのが分かりやすかっ
たと思います。また、よく仕事をしている様子も分かりました。体育委員をはじめ、各委員たちの働きが、体育
祭を支えてくれました。また、会場準備や片付けでは部活動単位でよくやっていました。
競技者のゼッケンでは、例えば、リレーの時は残り何走者か分かるようにしていましたが、ご覧になっていか
がだったでしょうか。PTA種目では、小学生の参加を意識して種目を用意していただけに、平日のため参加で
きなくなり残念でした。保護者の方々が意外に夢中になってくださったことは予想外でした。ありがとうござい
ました。
応援団の演技はいつも採点する立場で苦しむのですが、今年は特に、四つの団
の優劣を付けることが難しく感じました。どの団も、応援団員を中心に集団でひ
とつのことを作り上げることの難しさや楽しさを感じることができたのではない
でしょうか。どの団も立派でしたが、特に、2つの学年だけで構成された青団は
そのハンデに不満を見せず、よく互角の勝負をしていました。
〔体育祭結果〕
団優勝
赤団 (3-1,2-1,1-1)
学年優勝
3年 3-1(赤団)
2年 2-3(白団)
1年 1-3(黄団)
応援優勝
黄団 (3-2,2-2,1-3)
全校種目
みんなでジャンプ 1位 3-1 <52回>
2位 2-3 <48回>
※個人種目優勝者は、体育祭NEWS第10号(5月20日発行)をご覧ください。
第3号に続き、学校経営方針についてご説明します。
前回は「目標達成に向けて」1~4の説明でしたので、今回は5~9について説明します。
5 その他の教育活動について
① 道徳性の育成は豊かで安定した生活に結び付くという考え方をもち、
道徳の授業を中心に計画的に行う。
特に、私費を活用している副教材は十分に活用する。
② 道徳の授業では、様々な生徒の考えや気持ちを表現させ、価値観を共有できる授業の工夫をする。
③ 特別活動・部活動を充実させ、自治能力、協力する心、他者を尊重する心、愛校心等を育成する。
④ 生徒会委員会活動では活動内容の「見える化」を工夫し、生徒に達成感をもたせ主体性を育てる。
⑤ 部活動の成果が学校生活でも発揮できる生徒を育成する。また、活動の一環として地域や学校に貢献
する機会をもたせる。
⑥ ESD(持続発展教育)においては、地域や人とのつながりに視点をもった目標設定をし、立案
する。また、ESDカレンダーの充実を目指し、課題解決的・目標達成的学習実践を積み重ねる。
⑦ 小中連携を具体化し9年間を見通した育成を心掛ける。
⑧ 防災・安全教育は『3.11を忘れない』を利用するなどして充実に努めるとともに、様々な場面を
想定した実践的訓練を行う。
⑨ 総合的な学習の時間・特別活動の評価は、学年で設定した評価規準に照らして適切に実施する。
③ 週五日制と学習指導要領の改訂により、水曜日以外は6時間授業というスケジュールの中で、特別活動にお
ける学校行事や生徒会活動のために十分な時間をかけての指導が難しくなりました。しかし、生徒たちの社会
性や主体性などを育てるためには大切な活動と捉え、時間確保に努め、生徒の活躍する場を計画していきます。
⑤ 地域への貢献に関しては、ボランティアとして地域行事へ積極的に関わる生徒の育成を図ります。これまで
は、部活動単位の参加が多かったのですが、個人やグループで積極的に参加していく生徒が多く出てくれば素
晴らしいです。ご家庭での働きかけもお願いいたします。
⑥ ESD(持続発展教育)は全ての教科・領域において取り組んでいくところですが、特に、総合的な学習の
時間での取組が中心です。これに関しては、「教育計画」の104ページ・ESDカレンダーから111ページ
・第3学年指導計画までをご覧になり概要をご理解ください。
⑦ 小中連携は次のような具体的実践をしております。○小学生の部活動体験。○中学生のクラブ活動支援。○
生徒会による児童への学校説明会。○中学生の職場体験。○体育祭での小学生参加種目。○教員の合同研修。
○英語科の出前授業。
昨年度は都立永山高等学校との連携で講話や出前授業などが始まりました。今後も中高の連携を進めて参り
ます。
6 学年・学級経営について
行事にとどまらず、日常の活動を通して学年・学級のリーダーを育成する。
(1) 学年経営
① 学年経営方針のもと、年間を見通した計画的な経営を行う。
② 学級の特色を大切にしながらも、学年で決定したことは学級差のないようにする。
③ 担任を学年全体で支え合う体制を心掛ける。
④ 学年会の運営では各担当が責任をもって計画的に提案し、効率よく行う。
(2) 学級経営
① 学級経営方針を生徒に簡潔に示し、生徒とともにその達成を目指す。
② 生徒の実態を把握し、目標と方針・方策を立て計画的学級経営に努める。また、学活を計画的に実施
する。
③ 教師と生徒の信頼関係のもと、一人一人が生きる学級経営を工夫する。
④ 一人一人の生徒を公平に認め、寄り添い、見届ける。
中学校は、学年方針のもとで学級経営が営まれていますので、基本的な部分は同一歩調で進められます。もち
ろん、担任の考え方や個性を押さえてまでのものではありません。お子様に関する連絡や相談は、担任に限らず
学年担当教員でも結構です。
また、教科指導に関してはできるだけ一人の教員で一学年を担当するようにしています。ただし、職員構成に
よっては難しい教科もあります。特に、学級数が少なくなってくるとさらに難しくなります。
7 保護者・地域との連携を図り、地域に開かれた学校づくりを進め、地域の学校としての支援を得る。
① 地域の教育力を生かした教育実践を展開し、生徒の社会性や郷土愛を育ませ、地域に貢献できる生徒を
育てる。
② 地域の活動(特に、豊ヶ丘・貝取青少協)へ可能であれば参加し、生徒へは積極的に参加を促す。
③ 外部評価・学校関係者評価を生かし、保護者・地域の願いを教育課程に反映させる。
④ 各種たよりやホームページ、保護者会、PTA活動などを有効活用し、情報発信を適切かつ積極的に行
い、説明責任を果たし、信頼される学校を築き上げる。
⑤ 家庭・地域との教育活動の連携をより一層深めるため、教育連携コーディネーターを通して教育連携支
援事業の支援を活用する。
① 地域のご支援により実践できている教育活動が多数あります。1年生の校外学習、2年生の職場体験などを
中心に、総合的な学習の時間で取り組んでいる内容はほとんどです。今年度は⑤に示しているように、教育支
援コーディネーターの配置が認められましたので、教育連携支援事業の活用を図りながら、地域の教育力と連
携させていただければと考えています。
② 地域の様々な催しに生徒たちが参加させていただいています。昨年度は、本校で実施した市の総合防災訓練
や、貝取・豊ヶ丘ネットワーク「きずな」で実施した防災訓練への参加の様子を高く評価していただきました。
今年も適宜周知し、働きかけていきますので、ご家庭でも後押ししていただければと思います。子供がひとま
わり成長する体験となっています。
④ 学校へのご理解を深めていただくために、今年度は情報発信を積極的に進めていきます。この学校だよりも
既に4号目です。ホームページの更新も努力していきます。
8 職員の研修・研究
① 教職員が相互に授業を見せ合い、意見を交換できる雰囲気や場をつくる。
② 研修の機会には積極的に参加し、ライフステージに応じ各々の資質・能力の向上を図る。
③ 日々の実践を通して職員相互の研修につなげる。特に若手の育成に組織的に取り組む。そのために、校
内OJTを具体的に組織化して進めていく。
① 校内研修において、年間3回の研究授業をしています。その授業が実践される日は、ひと学年だけを残し、
他学年は給食後下校させています。今年度は、「生徒のコミュニケーション力を向上させる授業の実践」とい
うテーマに取り組んでいます。各教科の授業だけではなく、道徳や総合的な学習の時間などいくつかの取組で
もテーマに沿った実践をしていきます。
9 信頼関係を構築するための適切な事務処理を行う。
① コスト意識を高め、節約できるところは工夫する。
② 予算執行は優先度を判断し、計画的、効率的な運用を図る。
③ 旅行的行事、卒業アルバム、教材費等は保護者の負担を十分考慮して計画的に行う。学年会計等は単年
度会計を原則とする。また、私費による副教材の購入は起案し決済をする。
④ 週案簿は、実施記録と次週の予定だけでなく、生徒の変容、課題などの備忘録として有効活用する。
① 多摩市の緊縮財政は当然学校への配当予算に影響が出ます。できるだけコストカットに努めています。例え
ば、紙の使用に関しては、一度印刷して使用したものの裏紙を使っています。もちろん、ご家庭や生徒に配付
する印刷物はそのようにしません。貴重な資源ですから、配付したものがご家庭に届いていないとか、ポイ捨
てされていたり、紙飛行機になっていたりするのを見ると大変残念です。
② 教材費等の保護者負担削減には努めて参りました。各教科の副教材は最小限にしております。それだけに、
基礎を身に付けるため、復習に十分活用してほしいものが多いです。教材費が高いか安いかは、使い方にもよ
ると言えます。
修学旅行は、2泊目が滋賀県での民泊になったことや、帰りの新幹線の乗車駅は名古屋ですから、その分経
費が安く抑えられています。
青陵中生の活躍
陸上部
第66回東京都中学校地域別陸上競技大会(西部地区)
男子共通走幅跳
○○○○(3年) 1位 6m00
○○○○(3年) 1位 5m87
(東部地区の1位よりよい記録だったことから二人とも1位となりました。)
女子2年100m
○○○○(2年) 3位 13秒21
女子共通200m
○○○○(2年) 3位 27秒31
男子共通200m
○○○○(3年) 4位 23秒74
男子共通800m
○○○○(3年) 8位 2分11秒74
女子共通4×100m ○○○○(2年)、○○○○(2年)、○○○○(3年)、○○○○(3年) 7位 53秒61
ラグビー部
東京都春季大会Ⅱ部ブロック
第4位
三位決定戦 対城北中
10対48
ご注意ください
人に向けてエアガンを撃つという出来事がありました。幸
い、大きなケガにつながらずほっとしています。お子様がエア
ガン等をお持ちでしたら、使用の仕方を十分にご指導くださ
い。小学校ではエアガンを持つこと自体を禁じる指導をしてい
ると聞いています。保護者所有の場合もお気を付けください。
明日から修学旅行
3年生は、明日、6月2日(火)から4日(木)に渡り、2泊3日の修学旅行に出掛けてきます。今回から
目的地が一部変更しています。日本の歴史や伝統文化を学ぶ場として、京都・奈良だけではなく、地方の庶民
生活にも視野を広げます。また、人との関わりをとおして自尊感情を育み、地域の諸課題に触れて、自分の住
む多摩市の課題にも向き合っていければと考えます。
参考に、三日間の行程を紹介します。
6月2日(火) 京王多摩センター駅出発チェック → 8:42 新横浜駅で新幹線乗車 → 10:41 京都駅着
→ 京都市内班別行動 → 宿舎(花園会館)着 → 妙心寺(座禅体験) → 夕食・就寝
6月3日(水) 京都市内クラス別行動(バスにて) → 嵐山にて昼食 → 13:45 滋賀県日野町着
→ 入村式 → 民泊体験(各ご家庭へ)
6月4日(木) 昼食まで各ご家庭で生活 → 離村式 → バスにて → 15:14 名古屋駅で新幹線乗車
→ 16:37 新横浜駅下車 → 京王多摩センター駅解散
ち 青陵中では教育連携支援事業が始まります。家庭・学校・地域等が連携協力して教育活動を実践し
ていくための事業です。現在外部団体等のご支援をいただきながらの取組を継続させるためにも必要です。
それに伴い、教育連携コーディネーターを、以前PTA会長を務め、民生委員でもある加藤明美さんにお願
いできることになりました。加藤さんは既に豊ヶ丘小学校でもご経験されています。小中連携も踏まえて、今
年度は本校でもお手伝いいただけることになりました。
6月の予定
1
月
教育委員訪問
16
火
避難訓練
2
火
修学旅行(京都泊)
17
水
第1回歯科検診
3
水
修学旅行(滋賀県日野町泊)
18
木
第2回歯科検診
4
木
修学旅行
19
金
生徒会クリーンプロジェクト
5
金
1年校外学習
22
月
学年朝礼
1年ブラッシング教室
熱中症対策講座
8
月
9
火
10
水
11
木
12
金
2年校外学習
15
月
生徒会朝礼
全校朝礼
安全指導
一斉委員会
中学校教育研究会
試験2週間前
職員会議
試験1週間前(部活停止)
23
火
24
水
25
木
26
金
3年進路説明会
29
月
定期テスト1日目(国・数・音)
30
火
定期テスト2日目(社・理・美)