塩水で燃料電池をつくってみよう 株式会社トクヤマ 1.どんな実験? 鉛筆の芯と塩水でかんたんな燃料電池を 作り、LEDを光らせます。 2.実験のやり方 塩水 食塩水をつくる (食塩2g、水70ml) 容器にふたをする エンピツのしんをさす 電子 ①容器に塩をとり、水を入れて塩を溶かし、 電子 - - 電子 - 電子 塩水を作ります。 - ②容器にふたをして鉛筆の芯をさします。 - + ③電池をつないで燃料のガスを作ります。 電池 ④LEDをつなぐと光ります。 水素 水素 塩素 電池につなぐ 3.実験の注意 塩素 LEDをつなげる ・塩水に電気を流すと塩素ガスができます。また塩水がアルカリ性になります。におい をかいだり、塩水にさわらないこと。塩水が手についたらすぐに洗うこと。 ・LED は電気の流れる方向があり、長い足にプラス極(塩素の方)、短い足にマイナ ス極(水素の方)をつないだときだけ光ります。 ・LED に直接乾電池をつないではいけません。LED がこわれます。 4.なぜ光るの? ①塩水に電気をながすと塩水が電気分解して,水素ガスと塩素ガスができ、鉛筆の 芯のちいさい穴にたまります。 2NaCl + 2H2O → 2NaOH + 2H+ + 2Cl- 電子 (食塩) (水) ⇒ 2NaOH(水酸化ナトリウム) + H2(水素ガス) + Cl2(塩素ガス) ②LEDをつなぐと水素ガスからできた電子がLEDを通って塩素ガスにうつり(電気が ながれる)、LEDが光ります。 H2 (水素ガス) → 2H+ + 2e-(電子) Cl2 (塩素ガス) + 2e- → 2Cl- LED ⇒ 2HCl (塩酸)
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